先日、キッシュを作りました。 
イギリスで初めてキッシュを食べたのはかれこれ20年も前のこと。 
この頃は日本でもデパ地下などで 
簡単に手に入るようになりました。 
 
自分で作るのは難しそう、と思って 
もっぱら買うばかりでしたが、 
何かのきっかけでネットでレシピを調べて見たら、 
なんだ、意外に簡単にできそうじゃない、 
ということで、挑戦してみました。 
 
それから何度か作っているのですが、 
うまくいかない… 
 
形にはなっているのですが、 
キッシュを食べたときのふわふわな幸福感に欠けるのです。 
 
最初、卵1個に生クリーム100gでやってみたのですが、 
生地が足りないみたい。 
それなら、と卵を2個に増やしたのがこれ。 
 
生地の量は適当になりましたが、 
濃厚すぎて、なんだか硬い。 
 
あと気にくわないのが、敷いてあるパイ生地。 
市販の冷凍パイシートを使っているのですが、 
食感がよくないのです。 
 
まだまだ試行錯誤は続きそうです。

イギリス旅行の話は終わりましたが、 
今回の旅行でいろいろ思ったことなどをまとめたいと思います。 
 
・料理 
イギリスは食べ物がまずい、という印象だったのですが、 
今回はかなり改善されているように感じました。 
学生の時に限られた予算で食べられた料理と 
今回、外食したものを単純に比較することはできないとは思いますが。 
 
今回はなるべくイギリスならではのものを選んだつもりですが、 
3日で飽きてしまったのも事実です。(油が重いように感じました。) 
テスコなどでサラダやパン、チーズやハムなどを仕入れて 
夕食にしたりしたのもそのためです。 
ホテルに電子レンジがあれば、もう少し「自炊」のバリエーションが 
広がったのに、と思いました。 
 
外食はまた、とても高かったです。 
一人分が日本よりも多いので、 
大人二人分を四人で分けたりもしましたが、 
それでも高かったです。 
 
・電車、地下鉄 
今回の最大の失敗は、ロンドンに到着してすぐに 
オイスターカードを買わなかったことでしょう。 
地下鉄ではそれなりに一日券などを駆使しましたが、 
オイスターカードの方がもっとお得だったようです。 
 
駅は思ったほどはバリアフリーではありませんでした。 
Appleはベビーカーを卒業していたので、せいぜい抱っこだったので 
たいしたことはありませんが、ベビーカーで地下鉄に乗ろうとしたら 
日本よりもストレスを感じるのではないかと思います。 
まあ、それも駅によりけりな面もありますが。 
 
駅や電車のアナウンスが丁寧であるのも意外でした。 
地下鉄では日本と同じように他の線の運行状況も 
逐次アナウンスされていました。 
 
・ホテル 
ロンドンの最初のホテルは日本からネットで予約しましたが、 
多分割高だったのではないかと思いました。 
家族4人なので、日本から予約しましたが、 
大人だけならロンドンに着いてからの予約で十分だと思いました。 
 
今回泊まったどのホテルにもインターネット接続のサービスがありました。 
有料のところと無料のところはありましたが。 
なので、私もiPod経由でメールをチェックしたりできました。 
 
・英語 
意外と英語は使わなかった、というのが今回の印象です。 
まったく使わなかったわけではないのですが、 
使う場面はホテルやチケットをとるときくらいでした。 
 
・子ども料金 
今回一番聞かれたのが、子どもの年齢です。 
特にAppleの年齢は微妙で、5歳から子ども料金のところがたくさんありました。 
そうかと思うと、17歳までは無料のところも！ 
(イギリスは18歳で成人なので、未成年は無料ということ) 
いろいろ確認が必要です。 
 
・カード 
(日本もそうなのかもしれませんが) 
結構どこでもクレジットカードがOKなことに驚きました。 
先払いのパブのカウンターでもカードが使えました。 
これからどんな請求書が来るのか、恐ろしいです。 
 
・車 
Benによると、意外と運転しやすい、とのことでした。 
ただ、方向指示機とワイパーが逆に付いていたようで、 
慣れるまでに時間がかかっていました。 
 
そしてスピード！ 
マイル表示なので麻痺してしまいそうでしたが、 
みんなかなりのスピードで走っていました。 
 
・緑 
今回改めて思ったのが、「緑が多い」ということです。 
郊外や田舎はもちろん、ロンドンでさえも緑が多いと感じました。 
子どもたちは芝生の公園に大喜びでした。

いよいよイギリスも最終日です。 
この日、イギリスに来てから初めて雨に降られました。 
 
朝食はすっかりお馴染みのパディントン駅構内で。 
フルブレックファストが3ポンドちょっとと、 
安さに引かれて注文してみました。 
出てきたものにビックリ。 
なんとフルブレックファストのサンドイッチだったのです。 
確かに中にみんな入っています。 
不思議な食べ物でした。 
 
それから地下鉄でコベントガーデンに行きました。 
何かお土産でも買おうかと思ったのです。 
でも残念ながら早く行きすぎてしまい、まだお店もやっていませんでした。 
雨も降っていたので、一旦退散して出直すことにしました。 
 
ホテルはとりあえずチェックアウトして 
荷物だけ預かってもらいました。 
お土産、お土産… 
でも、コベントガーデンではなかなかよさそうなものは見つからず、 
そのままレスタースクエア方向に歩いて行きました。 
それでもBenの気に入るようなものはありません。 
 
「デパートみたいなのはないの？」 
というBenに応えてまた地下鉄に乗って今度はハロッズへ。 
 
ハロッズは品揃えはさすがなのですが、 
お値段もとてもよいので、見るだけになりました。 
 
そうこうしているうちにも時間はどんどん過ぎていきます。 
Benはハードロックカフェに行きたい、 
とも言っていたので、ハロッズは適当に切り上げることにしました。 
 
次はハードロックカフェです。 
中はすごい人で、子どもたちと私は外で待つことにしました。 
Benが何を手に入れたかはよくわかりませんが、 
満足そうにしていました。 
 
待ちくたびれた子どもたちと私。 
ランチにしたいとピカデリー方向へ歩きますが、 
長続きせず、その辺のホテルのオープンテラスで手を打つことにしました。 
イタリア料理のお店でした。 
リゾットとラザニアを食べました。 
 
これで時間切れです。 
もう一度ホテルに戻って荷物を受けとりました。 
そしてヒースローExpressで空港に行こうかと思ったのですが、 
ホテルの荷物係の人に説得されました。 
 
ヒースローExpressは高い。大人二人で40ポンド近くもする。 
そして歩かなくてはならない。 
ここからパディントン駅、そして空港駅に着いてからも結構な距離だ。 
それならここに55ポンドでタクシーを呼んであげるし、 
空港でも歩かなくてもいいのなら、その方がお得だと思うが… 
 
確かにこの荷物を持って、しかも子どもを二人も連れているわけだから 
それも悪くないだろう、ということで、 
その提案に乗ることにしました。 
タクシーはタクシーでよかったかもしれません。 
最後にロンドンの街中をゆっくり見られたし 
(街中はかなり渋滞してました) 
歩かなくてもよかったのは、やはり楽でした。 
ただやっぱりちょっと高いかな？ 
確かに請求金額は55ポンドでしたが、チップも払ったので、 
結局は60ポンドだったし。 
 
空港では免税店などを見学して過ごしていました。 
夜7時過ぎの飛行機で、日本到着は次の日の午後2時過ぎでした。 
日本もイギリスと変わらない気候で 
違和感なく帰って来ることができました。