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2004. 11. 6. Sat アキハバラ奮闘記 K
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よくできたお話は99パーセントの真実と1パーセントのファンタジー‥‥‥といいますが、これは、ファンタジーが多めかと‥‥‥。 エリちゃんは、ホントよくできた彼女です。 あんないい娘、フツーは、いませんよ〜。 というわけで、現実世界のお仕事がホンキでイヤになってきました。 思うんですが、今の50代、60代の人たちって、ちょっと頭オカシインじゃないの?! なに、あの人たち。 あの人たち、一体ナニがしたいわけ? 言ってることややってることは、抽象的、観念的、カンペキにファンタジーですよ。 なんか、どいつもこいつもプ○ジェクトXとかの主人公になったつもりみたいなんだけど、命令しても具体的にどうすれば自分の下した命令が実現されるのか、言ってる本人もわかっていない。 そんなのばっかり。 部長ごっこ、リーダーごっこ。 見た目、形だけしか頭にないから、みんな中身のない「ごっこ」なの。 でもって、私は、そんなお年寄りのお遊びに付き合って常にお年寄りたちを気持ちよくさせないといけないの。 この職場に移って1年半。だいたい、わかってきました。私、勘違いしてました。 職場には、本来の業務、目的というモノがあって、それはファンタジーでない実体のあるもので、しかも、我々現場の人間にはソレを実現する能力もやる気もあるのですが、ソレはどうでもよいらしくて、お年寄り連中を「ごっこ」で気持ちよくさえる、そっちの方が大事なのです。 彼らにとって難しい、わかりにくい、想像できない実際の仕事は、どうでもいいらしいのです。 むしろ、やってると怒られます。 わかってきました。ここは、イメクラなのです。 お年寄りたちのプレイに付き合わされる私たちはイメクラ嬢。 ‥‥‥本来のイメクラ嬢の方がよっぽどマシだよ。この人たちのお仕事は、身体を張った、実体のある立派なお仕事だもん。 ウチら、毎日、「ごっこ」をプレイするお年寄りたちの欲望を満たすために、サービスしてます。 今日も「休みの日も、崇高なる目的に向かって出勤し、仕事に邁進する、士気高き職員」を演じて、「世界のトップに立つ」ということになっているヤツらの職場のイメージの補強を務めてきました。 ちなみに、ヤツらのイメージに齟齬が生じないように、「はいっ! がんばってます!」とか会ったら朗らかに言うのは、常識です。 間違っても、「ヤッテランネー」とかいう顔をしてはいけません。 笑えるのは、やる気のあるフリをすれば、実際に仕事をするかどうかは問われませんが‥‥‥。というか、Kがまじめに仕事してるかどうかチェックする能力がヤツらにはないのですが‥‥‥。 どうやら、日々どういうふうに考えて、どういうふうに日常暮らして、どういうふうに生きているかということまで、イメージ通りでないといけないらしいです。 しかも、ヤツらの世界観は涙が出るほど狭量なので、自分に割り振られたイメージは、たまらないほど屈辱的です‥‥‥。 というわけで、日々全身全霊で、イメクラのホストをやっております。 なんか、こう、人格までヤツらの欲望を満たすために、毎日、ヤツらに捧げさせられてます。 ココロの奥まで犯されていく気分です。 タマリマセン。 ‥‥‥仕事辞めたいなぁ‥‥‥。 ‥‥‥いや、絶対に辞める! ‥‥‥でも、辞めたって、Kの歳だと、再就職なんてゼッタイにできないだろしなぁ‥‥‥。 ‥‥‥でも、ぷーになったって、自分が自分でいられるんだったら、そっちの方がよっぽどマシなんじゃないだろうか‥‥‥。 ‥‥‥というわけで、ヤツらの決めたイベントスケジュールに従った(当然、Kたちが自主的、自発的に決めたという設定になっている。「快活、自発的に、活発に様々な活動を自ら提案する優秀な職員たち」という設定。‥‥‥いや、せめてもちょっと意味のあるコトなら自分たちで提案しますよ。ヤツらの言い出す企画というのが‥‥‥もう‥‥‥はてしなくもしょうもない‥‥‥そんなものも自分たちが言い出したコトに「設定」されるんだから、恥ずかしい‥‥‥)イメクラ生活の方が忙しいので、12月半ばくらいまでは、ネット上の存在確率が低下しますが、きっと、おもしろいネタだけは増えそうなので、そのうちまた書きに来ます。 とにかく、今は、自我と正気を失わないようにがんばっています。
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