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2008. 6. 8 【おまけ】「世界！ふしぎ発見」観戦スペシャル！～反省会～ ＋拍手お返事
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何が「『男根』ってさ、すごいきれいな日本語だよね。」だよ。
昨日の「ふしぎ発見！実況ＳＰ」から一夜明けて、日記を読み返したら、
ただ酔っ払いが騒いでるだけじゃんこれ！！何、タコとか男根って！？
あのねえ、男根といえば、ギリシャだって相当男根よ！？男根じゃ負けねえぞギリシャは！
そうそう、そうなのよ、「男根」といえばさ！拍手で「ギリシャ旅行記で、男根をあらわすギリシャ語に『メーデア』と『ファロス』を使ってますけど、その違いは何ですか？」と聞いてくださった方がいたのですが、
―――すみません、それは全然違う。「メーデア」は「ちんこ」の意で、「ファロス」は「男根」です。
つまり、メーデアはちんこ全体を指す言葉で、ファロスは肉棒、というかペニスだけを指す言葉なのよ！
それとごめん、私、ファロスファロス言ってますけど、正確な発音は「ファッロース(ΦΑΛΛΟΣ)」です！
「ファロス(ΦΑΛΟΣ)」っていうと、ギリシャ語では「白」とか、「純粋」とか、「淡白な」っていう意味になっちゃうのよ！
ファロスは白、純粋、淡白！
ファッロースはちんこ！
ハーデス様の心はファロスですが、
ハーデス様の股間にあるものはファッロース！
ハーデス様の部下はファロスですが、
ハーデス様の股間の部下はファッロース！！
――お前は今本当にシラフなのか？
って感じですみませんが、私、旅行記でメーデアとファロス、かなり混同して使ってますよね。すみません…ほんと気をつけます。
ギリシャ語は難しいなあ。
ΑΠΟΛΛΟΝ(アポローン)といえばギリシャの太陽神ですが、一字加えてΑΠΟΛΛΥΟΝ(アポリュオーン)にすれば「破壊者」の意味になったりしちゃう。
この前びっくりしたのは、「三叉の矛で刺す」という一語の動詞があったことです。そんな動詞絶対ポセイドン様しか使う機会ないよ！！
話が脱線してしまってすみません！
実況、けっこう付き合って下さった方がいたみたいで嬉しいです！どうもありがとうございました！楽しかったです！！
それと、一緒にふしぎ発見を見てくれた私の友人もありがとう！あの時は酔いに任せて色々個人情報を書き込んでしまったのだが、さすがに大丈夫そうなやつだけここに宣伝しておきます！
月曜にアサヒコムのサイトがリニューアルオープンするので、みんな見てね！それと、お宅にお邪魔させてもらったポピヨドンさんのサイト「豆瓶スカッシュ」は、彼女の非常に個性的で面白いハイクオリティなオリジナル中心のイラストが拝めるので、みんな一度は見てみてください！あと、観光するなら岡山県に行ってね！ゲゲゲの鬼太郎は鳥取県だ！それと、みんな銀行に行け！
拍手してくださった方、どうもありがとうございました！！
以下、拍手のお返事です！！(６月６日～８日)
→続きを読む
●６月５日23:45 「ギリシャ旅行記」の最新版と日記、楽しませていただいております！このところお忙しい中更新していただけて、とても幸せです。そしてサガ様、誕生日おめでとうございます！シシンさんに愛されるサガ様は果報者だと思いますが、私も愛してるぞー！（遠吠え）。サガ様と交信し、励まされているシシンさんをお見受けするだけで、こちらも元気と愛をもらいます！シシンさん、サガ様に愛されていると思いますよ。 だってサガ様とシシンさんは、ギリシャ神話という共通話題がありますものね。恋愛においていかに会話が成立するかは最重要ポイント！羨ましいなあ、と思います。押しかけシシンさんに応対するサガ様は幾分アレですが、それでも愛をもって導こうとしていることには間違いない！カノンに対するときのような、容赦のない愛にぜひ耐えて、いつかぜひとも双子宮に住んでください。・・・色々と勉強させていただいていますので、ギリシャ語＆ギリシャ神話の豆知識も教えていただけると嬉しいです！サイトの更新、とても楽しみにしていますが、くれぐれも学業優先に、納得のゆく論文を書いてくださいね。それでは失礼いたします（川原明石）…「忙しい中更新してもらって幸せ」なんて言われたの初めてです！すげえうれしいです！ありがとうございます。こちらこそ、あまり更新もしないサイトなのに、お付き合いいただけて本当に幸せです。あ～本当に、頑張って更新しないとな！と思います。本当にありがとうございます！私、サガ様に愛されてますかね！？（笑）サガ様に愛されるような人間になることが私の目標なので、そう仰ってくださると嬉しいです！本当に、サガ様との共通話題・ギリシャ神話で、夜通し語り合ったりしてみたいですね～。「サガ様、この神話についてどう思います？」「私はこう思うが…。あ、確か、双児宮の地下にこの神話に関する古い文献があったはず…！」「今から探しにいきましょうッ！」っつって、朝まで探してて、カノンに「…何してんの？」ってあきれられたりしたいですね…ほんと夢じゃんこれ（笑）。でも、これからもサガ様にバンバン押しかけて行きたいと思います！明石さん、嬉しいコメント本当にありがとうございました！ギリシャ関係の面白い豆知識があったらお伝えしたいと思います。学業共々これからもがんばりますね！
●６日20:02 ギリシャ旅行記すごくおもしろいです。続きまってます…ありがとうございます。次はデルフォイなので、もう色々とご紹介したいこととか、聞いてほしいこととか、たくさんあります！続き、近いうちに更新できると思いますので、お待ちください！
●７日12:01 初めまして。いつも楽しく拝見しております。美しい絵に惚れ惚れするやら、そこら辺のギリシャ神話の本を読んでも載っていない知識満載で勉強になるやら笑えるやらでもう大っ好きです！！ところで「木から女の子をいっぱい吊るす祭り」がすごく気になります！ 良かったらもう少し詳しく教えて頂けると嬉しいです。 ：Ｒ …はじめまして、コメントありがとうございます！「木から女の子をいっぱい吊るす祭り」は、酒神ディニュソスを祀る豊穣祈願のお祭りです。女の人というのは、豊穣の象徴でした。また、「木からいっぱいモノが揺れている」という状況は、「ぶどうの実が木にたわわに生っている」ことを連想させます。なので、女の子を木にいっぱい吊るして豊穣を祈願するわけです。今のギリシャでも、ワインに関わる場所に揺れる物を吊るしておく習慣が残っていますが、それはここからきています。ちなみに、このお祭りは、同じく豊穣のシンボルである「男根」を模した棒を振り回したりもするそうです（笑）。いいなあー私も、木から吊るされたり男根振り回したりしたいですよ！！――と、こんなカンジでよろしかったでしょうか？私の絵や神話についてお褒め頂いて光栄です！これからも、「もう大っ好き」と言ってもらえるように頑張りますね！
●21:15不思議発見見てます！私の回答もたこでした。…今回タコ攻めでしたね！！実況お付き合いくださってどうもありがとうございました！！
●21:57 こちらで今日はギリシャだと知りふしぎ発見見ました。面白かったです。OPからのカメラワークでスタジオのセットが映ってましたが、１２星座でしたね。最初に弓をつがえたケンタウロスと双子が順に映っていたのが印象的でした。・・・でも何であの並びだったのでしょう？ …私も最近、一番手前にある像が双子座だって気づきました！！「ん！？片方が琴持ってて、もう片方が棍棒もってる！カストルとポルックスじゃんっ！！」って。よく双子座の像映ってたのに、全然気づかなかったんですよね…！ ふしぎ発見の美術さんは芸が細かいですね。双子座の隣、射手座でしたか？それは気づかなかったです！今度注意してみてみます！！
●22:21 ギリシア神話、読ませていただいてます＾＾今年受験生ですがししんさんみたいに楽しい同士がいる大学があったらいいな♪と思います～＾＾…良かったらうちの大学に…（笑）。というのは冗談ですが、きっといますよ！自分のやりたいことに正直に向かってください！そうしたら、そこには気が合う友だちかたくさんいると思います。受験がんばってください！ギリシア神話、楽しんでいただけているようで嬉しいです！
●７日21:04 こんばんは～お久しぶりです。玉虫です。「ふしぎ発見」始まりましたね!一度ギリシャに行ってみたいです。また、後ほどお邪魔しますね～ ●８日0:16 私も全問タコだと思っていました。スタッフの心理戦に完全に負けました。 私、恥ずかしながらギリシャの事あまり良く知らないので、シシンさん情報を頼りに色々妄想しています。/玉虫 …玉虫さん、こんにちは！やっぱり全問タコだと思いますよね！？（笑）私も心理戦に惨敗しました。ギリシアのこと知らないのは全然恥ずかしいことじゃないですよ！全然普通です！！むしろ、パルテノン神殿とか知ってるだけでギリシャに精通してると言えるぐらいですよ。私の情報も大概妄想ですが（笑）これからも妄想をお助できるようにがんばります！
●12:30 こんにちは。いつも楽しく拝見させて頂いておりますv昨日の「ふしぎ発見」はキオス島でしたね～。タコ祭にならなくて残念でした！(苦笑)。ところで、ふと気になったのですが、キオス島と云えばホメーロスが生まれた(かもしれない)島としてその名を馳せていますよね？「ギリシャ語でしゃべらニュクス」で、「ギリシャ語にはhの音を表す文字がない」と説明されてましたが、ヘルメスやヒュプノスに並んで(神様と並べるのは不敬かしら …？)、ホメーロス(“盲人”を意味する、とか聞いた気がするのですが、固有名詞??)も誤魔化し組なんですか？そして、何語に翻訳された時Hが付いたんでしょうか？フランス語が最初のHを読まない事(例：エルメス)とかを考えると、愈々不思議な気分になります。…後、“メーデア”と“ファロス”の違いって何ですか？(自爆)。ラテン語でも「phallus」は、そーゆー意味ですが(キノコの学名等で見かけます)、どちらかが“高尚”だったり“学問的”な呼び名だったりするんでしょうか??くだらない質問ばかりで、すみませんm(__)m又の更新を楽しみにしています♪ …すみません、↑の日記で、下さった質問をネタに使わせていただきました…どうもありがとうございます！上記のとおり、メーデアはちんこで、ファロスは男根です。ちなみに、ファロスのほうが学術的な単語です。ホメーロスももちろん、最初のＨは書かれませんよ！ΟΜΗΡΟΣです。「ホメーロス」という名前は、古代ギリシャでは小アジア沿岸に住んでいる人が持つ名前だったらしいです。ホメロスがキオス島出身というのは伝説ですが、キオス島ももちろん小アジア近くの島ですから、ある程度信憑性はあるわけです。ちなみに、ギリシャ人の名前には意味がある場合が多いのですが、「ホメーロス」はおそらく「誓約」とか「人質」といった意味があります。ホメロスが「盲人」という意味があるらしい、という話ですが、多分、それはホメロス自身が盲人だった、ということから派生した派生語だと思いますよ。
ギリシャ語のＨのことですが、これは私も不思議ですね～。ギリシャ人は最初文字を持たない民族だったので、文字を書くときにフェニキア文字を借用したのですが、どうしてＨを表す文字を使おうと思わなかったんだろう？不便ですよね。ちょっと、私も調べてみますね。ギリシャ語のＨが加えられるようになったのは、ラテン語に翻訳された時です。ギリシャ語ではＨの発音を示す文字はありませんが、ラテン語にはありますからね。
ギリシャ語→ラテン語の翻訳には文字上で様々な問題が生じています。例えば、ギリシャ語には、ラテン語にはある、ｃ、ｆ、ｊ、ｑ、ｖ、ｗを表す文字がありません。一方で、ラテン語にはaiという連続母音がありません。なので、例えば人物表記で、
ギリシャ語 ラテン語
Aiakos → Aeacus
アイアコス アエアクス
Aiolos → Aeolus
アイオロス アエオルス
といった発音上の違いが出てきてしまいます。
…こんな感じでよかったでしょうか？すごくいい質問(※ファロスとか)をしてくださって、とても嬉しかったので、ふんぱつして色々余計なこと書いてみました(笑)。フランス語でもＨ読まなかったり、って問題は私も気になってるので調べてみますね。また何か気づかれたことがあったら質問ください。私も色々はっとさせられることがありますので！
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 藤村シシン古代ギリシャ・ギリシャ神話研究家。
高校で出会ったアニメ『聖闘士星矢』がきっかけでこの道へ。東京女子大学大学院（西洋史学専攻）修了。
◆著書『古代ギリシャのリアル』（実業之日本社）。◆ NHKカルチャー講座講師。◆2020年オリンピック採火式NHK生中継内、古代ギリシャ語同時翻訳。 ◆平成28年 東京国立博物館『特別展・古代ギリシャ』公式応援サポーター。 ◆UBIソフト『アサシンクリード・オデッセイ』公式コラボ ◆古代ギリシャナイト主催。 など。
お仕事のご依頼： euermo★gmail.com
（*をアットマークに変えて送って下さい）
書籍『古代ギリシャのリアル』発売中。
 ★よく出てくる宿敵「黒川君」については
→【黒川wiki】をご参照下さい。
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