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2008. 9. 1 古代ギリシャ史最大のピンチ!「ギリシャ人はキスしなかった」説
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前回、前々回の日記のとおり、 西洋古代史の集まりが連日続いているんですが… 古代ローマ史・西野「やあ!古代ギリシャ史の諸君!あいかわらず非生産的な毎日送ってるかい?」 山田(ギリシャ史)「出たよ、西野!何だ!?何しに出てきたお前!?」 ――えー…同じ「西洋古代史」とはいっても、我々古代ギリシャ史と、古代ローマ史の連中は完全なライバル関係です。そしてこの西野が今日、とんでもないことを言ってきました。 西野「フフフ、お前たちにいいこと教えてやろうと思ってな…知ってるか?『恋人同士がキスをする』という文化は、古代ローマから始まったものなんだぜ! 『キス』はローマの発明!つまり、古代ギリシャに『キス』は無かったんだ!」 ……… ――西野…お前に教えてやろうか? 古代ローマでなぜフェラチオがタブー視されたのかを? いいか、ローマでフェラチオがタブーだったのはなあ、ギリシャでフェラチオがタブーだったからだよ!! つまり、性的な文化に関してはローマはギリシャに依存してたんだっ!! それを何だ!?『キスはローマの発明』!?そんなこたぁフェラチオの一発でもかましてから言ってみろコノ野郎チキショウ!! …という内容を、もう少しオブラートに包んだ言い方で我々が言い放つと、 西野「じゃあ、藤村!ギリシャ神話で男女がキスしてるシーンを一つでも挙げてみろよ!!」 私「え!………。」 山田「何黙ってんだよ、藤村!いっぱいあるだろ!?アポロンがダフネーを追いかけてって、抱きしめてキスを…」 私「バカ、山田っ…!」 西野「わはは、バカめ!そのシーンはローマの詩人オウィディウスが創作したシーン!ギリシャ人が作ったギリシャ神話じゃないね!」 敵に塩を送ってどうする山田ぁあああ!! 山田「ええっ…それじゃ…!そうだっ!アポロンがコロニスの亡き骸にキスするシーンとか、ピュグマリオンがガラテアに…えっウッソーー!?それ全部ローマ!?まじかよーっ!!」 敵が一度も攻撃を仕掛けずして、オウンゴールで自軍がボロボロ!! 私「山田先輩、ちょっと黙ってて下さい!うかつに攻撃してもどうぜ全弾返されますから!!」 …考えろ…!ギリシャ人が書いたギリシャ神話のキスシーン…!! ホメロスの『イリアス』には無い…『オデュッセイア』にも、「親愛のキス」しかなかった気がする……ピンダロスや、アポロドロスも……って、ちょっと待てよ…! 無い!ほんとに無い!!ローマのものなら何十と挙げることができるのに!! ギリシャ神話のキスシーンが一つも思いつかない!! 西野「…な?無いだろ?ギリシャ神話の登場人物はキスをしなかったんだよ!!」 そんなの絶対におかしいっ!! アポロンはキスしなかったって事!? セックスはしたけどキスはしなかったって事!? 認めない…!絶対にそんなことは認めない…!! 山田「西野この糞野郎ー!もうおしゃべりは終わりだ!こうなったら男らしく正々堂々とパンクラティオン(※古代ギリシャで行われた制限なしの殴り合い)で勝負だ!!っしゃあー来いー!西野ォオ!!」 西野「なんでお前と殴りあわなきゃならないんだよ!!ちょ、寄るな山田!うわッ!お前、汗くさっ!!」 山田「大丈夫だ西野。汗のにおいなんざ全て血のにおいで消える…!」 ?「…あのぉ…ちょっとよろしいですか…?」 ――と、ここで二人の殴り合いに横槍を入れる一人の男が! 西野「…ん?あんた…誰?っていうか何その変なTシャツ…?」 ――そこに立っていたのは、『Tシャツの文字が右から読んでも左から読んでも同じ』でおなじみの、そう、あの男!! 黒川「…古代西洋の魔術と錬金術を研究しています、黒川です…。はじめまして…。」 私&山田「「黒川(さん)っ!!」」 黒川「藤村さん、山田さん、先日はどうも…」 相変わらず上から下まで真っ黒な服装、 そしてTシャツの胸元にギリシャ語の白ぬき文字で、 ΔΥΟΒΕΛΟΚΑΙΜΕΘΙΓΕΣ 私&山田((今日は回文じゃない…!!何だこれ…!?)) 西野「…僕は、古代ローマの剣闘士をやっている西野だけど…っていうかお前、なんでそんな文章のTシャツ着てるの?! 『銀貨2オボロスで、私を抱ける』 (ΔΥ ΟΒΕΛΟ ΚΑΙ Μ ΕΘΙΓΕΣ) って!?何、お前…どういうつもり!?」 黒川「フ、フフフ…ひっかかりましたね?これは古代ギリシャ語の多義文!切るところを変えると、 『銀貨2オボロスでは、私を抱くことはできぬ』 (ΔΥ ΟΒΕΛΟ ΚΑΙ ΜΕ ΘΙΓΕΣ) と全く逆の意味になるのです!」 西野「ねえ、ほんとにこいつは何なの!?多義文だか何だか知らないけど、お、お前、そんなTシャツ着てギリシャ行ったら2ユーロくらいでケツ掘られるぞ!?」 黒川あいかわらずスゲェエエーーー!! 黒川「…ところで、先ほどからギリシャでキスが無かった、という話をしてらっしゃいましたが…、西野さんのお話は、少し性急すぎるんじゃないかと…」 いわく、『あることを証明するよりも、無いことを証明する方がはるかに難しい。』 黒川「だから、『神話にキスシーンが無い=ギリシャ人はキスしない』という理論は少し乱暴では…?藤村さんも、そう思いませんか?」 よーし黒川。2オボロス払う。お前の知恵を私に貸せ。 西野「ふん、別に僕はギリシャ神話だけにこだわるつもりはないよ。 そんなに言うなら、探してみればいいじゃないか。 ギリシャで書かれた文章全体から、たった一つでもキスシーンを。」 ――てめぇ…後で後悔するなよ…? ――この未曾有の危機に直面し、 団結して立ち上がった我らギリシャ史3人衆! 山田「♪あーなたのキスをォーー!数えっまっしョオ〜〜!!一つひと〜つ〜ゥを――!!」(♪「あなたのキスを数えましょう」) 私「♪でもこの人生の難問っほどーいてみせーるよおー!こんなにっ捧げる♪裸のっくちびるっ!Kissして!!」(♪「kissして」) 黒川「はじめて〜のチュウ♪君とチュウ〜♪」(♪「はじめてのチュウ」) ――各自思い思いのキスソングを歌いながら、 キスシーンがありそうな古代ギリシャの史料を読み漁ってみることに。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 山田「うーん…親愛のキスならたくさんあるんだけどなぁ…」 私「そんなんじゃ私とギリシャ神話の気が済みませんよっ!」 こっちはアポロンはキスしなかったとまで言われてるのよ!? キスで相手の五臓六腑吸いだしたる!ってくらいの激しいキスシーン探し当ててくれよっ!! ―と、そんなことを話してるうちに、 私「あっ!あったッ!!このエロティカ(恋愛詩)、キスシーンじゃないですか!?」 山田「えっ!?どれどれ!?」 プラトン作(※哲学者のプラトンじゃないです。) 私の魂ごとおまえに口付けたかったのに くちびるのところで押しとどめられてしまった ああ、アガトン、愛している 私がこんなに引き止めても お前は遠くへ行ってしまうのか 山田「っしゃああ!!勝利ーー!!なんだ、全然あるじゃん!口ほどにもないわ、西野!!わはははーー西野討ち取ったり!!」 黒川「いや、あの…でもこれ…この、作者の『プラトン』って、男の名前ですよね…?で、歌われてる『アガトン』も、男の名前、ですよね。だからこれって… 男と男のキスシーンじゃ…?」 私&山田「「……。」」 ――え〜…ここで古代ギリシャ人の言葉を引用させてもらうなら、 『真実の愛とは、男女の間ではなく、男と男の間に生まれるものだ。』 山田「男同士だって、これは恋愛のキスだろ!?よーし、これを西野にメールで伝えたるわ!」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ――と、まあ、そんな感じで一応この話は収束したんですが、 今、家に帰って冷静に考えてみたら、 ギリシャ神話にキスシーンが無いのは本当のことだ! いや、ただ現存してないだけかもしれないけど! ギリシャ神話といえば、美しいキスシーンにあふれてるような気がしてたのに! アポロンがダフネーを追いかけてって、何度もキスするシーンとか! ナクソス島で、ディオニュソスがアリアドネーにキスするシーンとか…! ああ、それは全部ローマの詩人オウィディウスが書いたものだ!!ギリシャ神話の二次創作の同人誌の中の話だっそれは!! ちくしょう、本当に尊敬するわ、オウィディウス…!! お前の書いたギリシャ神話は、原作を超えた二次創作だよ! お前のギリシャ神話に対する愛が、ギリシャ神話の未来を永遠に変えた…!! でも、こんな風に、自分の価値観を粉々に打ち砕かれる体験ができるってのは本当にありがたいことです!しかもギリシャ神話で! 西野、まじでありがとう!! ――と、思った矢先に、山田先輩からメールが…。 (山田)「西野が、男同士のキスなんかダメに決まってるだろ!だって。それと、西野から藤村に言伝なんだけど、 『ギリシャ人の書く神話より、ローマ人の書く神話の方が優れてるとこれで分かったろ?分かったら、お前もさっさとローマ史に来い。』…なんて返す?」 (私)「……こう返して下さい。 『西野先輩、ギリシャが神話において一点でもローマに劣っている点があるとお考えなら、ぜひお申し付け下さい。二度とその軽口を叩けないようにしてさしあげます。』」 ごめん、西野先輩!なんか素直にありがとうって言えない!! ――そんなわけで、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。 ちなみに、ギリシャ史とローマ史が仲が悪いのは、そうすることでお互いが切磋琢磨できるからです。西野と山田は普段は同じサークルに入るほど仲がいいよ!(笑) それと、黒川さんがコロ助みたいな高音で「はじめて〜のチュウ〜♪」とか歌いだした時は、ほんとに笑い死ぬかと思いました。お前、ヘビメタはどうしたよ!?って。 …あっ!今思い出したっ!ギリシャ神話のキスシーン!! 『ああ、アポローンの君!手を握ってくれ、そして俺にキスをしてくれ!』 ――男同士だからダメかな…。 ディオニュソスの従者、クサンティアスのセリフでした。 もっと探せばありそうだけどな…。 …拍手ありがとうございました!! お返事は、昨日の日記分に書きます! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ <以下、みんなでキスについて議論した内容を簡単にメモっときます。> ・ローマ人は、親愛のキスと、恋人同士のキスとを明確に分けてるが、ギリシャにはその二つを区別する言葉がない。 ・というか、ギリシャ語だと、「好き」という単語と「キスする」という単語が一緒だ。 ・ギリシャでは普通、恋愛で「好き」という単語は使わない。「愛してる」の方を使う。 ・じゃあギリシャ人にとって、「キス」という行為は、恋愛のための行為ではなかったのかも…。 ・ギリシャ人は、神話にロマンチックなラブシーンを求めてたわけじゃないので、キスシーンが無いのは当然。 ・文章化されたギリシャ神話は、いわば教科書的にまとめられたもの。だからそこにキスシーンがないのは当然だ。日本人が歴史の教科書に織田信長のキスシーンを書くか? ・文字じゃなくて、考古学の分野も調べる必要があるんじゃないか?つぼ絵には、キスシーンが描かれたものが残ってるかもしれない。 ・男同士のキスシーンならたくさんある。 ・男性同士の恋愛と、男女の恋愛ってそんなに区別されてたかな?もっと言えば、男同士のキスと、男女のキスって、別にして考える必要ないんじゃ? ・じゃあ、黒川さんと山田先輩、試しにキスしてみて下さい。 ・無理。 ・俺、アポロンとキスしろって言われたら絶対できるぜ。むしろしたい。でも黒川とは無理。
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◎ |
アリストパーネスの平和「ειρήνη」の中に百姓のコロスがトラキア人の女中にキスするというセリフを述べています。(1139行) 古代ギリシアには間違いなくキスはありました。✌ |
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2008. 9. 5 拍手お返事【8月26日〜9月3日15時】
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8月26日〜9月3日15時までの拍手お返事です! (9月3日19時〜9月5日までの分は翌日の日記にあります。) 拍手を送って下さった方、どうもありがとうございました! いつもお返事が遅くなってしまってすみません! 以下、コメントのお返事です。
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「私、なんて送ったっけ?」という方もいるかと思いますので、頂いたコメントを載せさせてもらっています。こういうのが嫌な方がいたら申しわけありません! ●8月26日14:48 こんにちは!いつも楽しく拝見させて頂いてます。ふと思ったのですが、藤村さんはハーデスとサガとどちらの方が好きなんですか?同じ質問をされた方がいるかもしれませんが…気になったもので。意地が悪い質問ですかね?(笑) …すごい質問きた!(笑)ちょっと待って下さい、その二人は私の中で全然ちがいます!客観的に見ると、私、この二人を同一線上に並べてるようにみえますか…!?うまく言えませんが…サガ様のことは愛してます。ハーデス様のことはこの上なく好きです。サガは恋愛対象、ハーデスは研究対象、サガは私に限りない力を与えてくれる存在、ハーデスは私が限りなく力を注ぐ存在、…うーん、自分でもどう違うのかうまく言えません!何が違うんだろう?とにかく全然違う気がする。 私は、「ハーデスさま」という時はなんというか、「ギリシャ神話全体」の代表として口に出してる気がします。ハーデス様という「個人」ではなくて…だからサガ様と比べると変な感じがするのかな?…すごく考えさせられる質問どうもありがとうございます。正直、このコメントにどう返すかで一晩悩みました(笑)。もうちょっといい答えが思いついたら日記に書きますね!サイト、楽しんで頂けてとてもうれしいです!! ●19:00 いつも面白いことをやってらして非常に羨ましい・・・!ファランクスの件ですが、自衛隊員の友人の話を聞く限りでは職業軍人であれば耐えきれるかと思われます。30kg↑の荷物を担ぎ、水のない状態で銃を携帯し、炎天下の中一日を行軍する演習があるそうです。また、日本も昔は戦を行うのは春〜夏に限られていて鎧兜を装着したまま炎天下の下ryという感じでしたので、おそらく先輩さんの体力が原因かと(笑)たとえば日本でいうと姉川合戦なんかは太陽暦8月9日午前5時頃から午後2時頃まで続いたといいますし、がんばればなんとかなるのではないでしょうか。リアルファランクスについては私も戦術的な面で非常に興味があるので、先輩さんには「ぜひ検証をお願いします」と伝えてください(笑) …本当に、いつも古代ギリシャ史の連中は考えることが面白いですよ!私も、山田先輩と同レベルの実験をやったことがありますが、この日記では書けなさそうな事なので残念です(笑)。ファランクスの件、ほんと先輩の体力が原因ですよね。古代ギリシャ人も職業軍人ではなく、ふつうの一般市民の武装集団でしたが、自衛隊の方くらいの体力はありそうですね。面白いお話どうもありがとうございます!とにかく先輩にもっと筋トレしてからやるよう伝えておきます! ●29日2:41 今晩は!tukiです。大学の集まり楽しそうですねー!ああ、僭越ながら私もその中に混ぜていただきたい…!私も個人の趣味でギリシア神話の漫画(というか落書き)描いているのですが、神話について調べるにしても一人ではただ本を読み漁るしかなくて、「私の解釈何か間違ってない?あとここのところ詳しく知りたいけど何をどうすれば!??」と悶々としています。−そんな中、藤村様のサイトにたどり着いた時は狂喜乱舞でした。拍手のお返事で親切丁寧・大爆笑でいろいろ教えて下さる藤村様に感謝の念が耐えませんー!ありがとうございます!!とりあえず今年の春上京して大学の公開講座を受けています。いつかどこかの大学で藤村様にお会いできる日を夢みてもよろしゅうございますか!?(ストーカーか!)…夜中に失礼しました。…こんばんは!公開講座ですか?!すごいですね!じゃあ、絶対にtukiさんの近くに私いると思います!古代ギリシャ史でギリシャ神話をやってる人には今のところ一人も出会っていないので、「ギリシャ神話やってます!」って言ってるヤツいたらそれは絶対私だと思います(笑)。いつかお会いできたらいいですね。感謝の念なんて恐れ多いです!私も先人たちが遺してくれた文献がなければ何もできません…勉強中の身です。ギリシャ神話の漫画、いいですね!私も漫画とか描くと、ギリシャ神話について何も知らないと自覚します。「やべー!ここの背景どうすんだよ!」とか!(笑)私も、いつもうれしいコメントをいただけるtukiさんには感謝の念が絶えません!どうもありがとうございます! ●8月31日15:00 の方。お返事不要とことですが、一言お礼だけ。どうもありがとうございます!Terionの曲はいいですよね! ●9月2日3:14 今日あたり更新があるのではないかとパソの前で張っていたストーカー・tukiです。(洒落にならん…)アポロンとキスしたいと言いきった山田先輩に惚れそうです。藤村様は「師」とお呼びしたい。黒川さんは遠くから観察させていただきたい。ああ…本当に楽しそうですね(羨)そして今回も衝撃なお話ありがとうございます。…ギリシャ神話ってそもそもどこからどこまでをギリシャ神話と言ってよいのでしょうか…?オ、オウィディウス入りますよね!?ルキアーノスとかカリマッコスは!??その境界線は何ーっ!?と悶々としております。私が知らないだけでちゃんと定められているのでしょうか…?ローマ史vsギリシャ史の闘いは新たな発見が見られて勉強になりそうです。混同させないギリシャとローマ、そんな本を皆さんに出していただきたいー!そういえば私アポロンとカッサンドラの話でアポロンがカッサンドラの口の中に唾を吐きかけることで予言を誰も信じられないようにしたというのを呼んだ覚えがあるのですが…これってつまりキスした事を示してるのか?と勝手に解釈してたのですがやはり違ったのでしょうかー。(唾を吐きかけるという行動は何か特別な意味があるのでしょうか?)それにこの話はいつできた話なのでしょう…?答えのはっきりとでない神話はわくわくともどかしさの連続ですね…。またしても長々失礼いたしました。 そして藤村様のアポロン様美しすぎます…これは惚れますよちくしょう!tuki …山田は「あ〜俺アポロン抱きたいわ」くらいのこと全然言ってますよ!「抱かれるのはムリ!」っつってたけど(笑)。 ギリシャ神話の定義は難しいですね!ただ私は「ギリシャ史」の中でギリシャ神話を扱っています。私の個人的な考えですが、神話は社会という背景の中で論じられるべきだと思います。ギリシャ人が書いた神話、ローマ人が書いた神話、後世のキリスト教徒が書いた神話はそれぞれ書き方が全く違います。それを全部一緒に論じるから神話がわけが分からないものになってしまうんだと思います。私は、その絡まった糸をほどいて、神話とギリシャの純粋な関係を導き出したいんです。ギリシャ神話はただの妄想じゃねえ、かつて世界を支配した妄想だ…!っつって!(笑)ギリシャ人の中でも、アテナイ人が書いた神話と、その他の地域の人が書いたものは全く違うのでとても面白いですよ。 ただ、残念ながら現存史料が多くないので、ローマ以降のものも使用しなければならない時がありますが、そういう時は、「この史料は誰が、いつ、誰のために、何のために書いたのか?」を常に考えるようにすると混乱しないと思います。オウィディウスはギリシャ神話です。でも、「これは前1世紀に、ローマ人のために書かれたものであって、ギリシャ人のために書いたものではない」と念頭に置いたほうがいいかもしれません。 アポロンのつば吐き!そうかそれがありましたね!でも、それを「キス」じゃなくて「つば吐き」っていうところが本当にギリシャ人らしいですね!!何か意味があるんでしょうかね…?私のアポロンかっこいいと言って頂けてとてもうれしいです!ありがとうございます〜! ●16:51 こんにちは、藤村様。黒猫です。毎回新鮮かつ面白い話題を提供してくださってありがとうございます。オウィディウスはスゴイですよね、本当(笑)。私は子供のころからギリシャ神話が好きで、ある本に描かれていたパエトンが自分の父のアポロを訪ねていく話で、太陽神の描写―エメラルドに輝く玉座に座って周囲に四季の神々が控えているというシーンが非常に印象的で大人になっても覚えていたのですが、ギリシャ神話の本をあれこれ読んで、実はオウィディウスの「変身物語」のシーンをそのまま引用していただけと分かり、叙事詩や悲劇や小難しい神話学の本を色々と読んだのに、結局最後は振り出しに戻ったのか、と苦笑しました。ギリシャ喜劇もいいですよね。私の場合、話の中身より注釈のほうが好きなのですが(笑)。一番好きなのはアリストファネスの「蛙」。内容よりも努力と才能と気概の点で。当時はパピルスに筆写したものくらいしかなかっただったろうに、自分の作品を書くためにアイスキュロスやエウリピデスの作品を資料として集めたであろう努力、その作品群から句を自由自在に引用する才能、そしてペロポネソス戦争末期(終わる一年前)に、いわば「作品批評文」としてもいいだろうこの作品を神に捧げる演劇の場で優勝にしたアテナイ人の気概、です。あたかも「アテナイが神々から見捨てられ滅びようとも、アテナイ人が作り出した文化は永久不滅だ」と神々に訴えているのではないかと思います。長々と語ってしまいましたが、これからも西洋古代史の方々との面白い話を期待しています。他の皆様にもよろしく(^^; …黒猫さん、こんにちは。ギリシャ神話読んでると、「あ、こいつここからパクッたな」って分かるときありますよね!(笑)オウィディウス自身も、あっ、こいつこのシーン丸パクじゃん!!ってとこがあったりと…こうしてさかのぼっていくと、どこにたどり着くんだろうなぁ…と思ったりします。アリストファネス私も大好きです!「蛙」は名作ですよね!よくこんな時期に、こんなことを書けるな…本当に、自分たちのことを語るのが大好きなんだな、アテナイ人は…といつも思います。何も語らねぇスパルタ人とは、本当にそりが合わなさそうだ…。とか(笑)。コメントありがとうございます!!
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2008. 9. 6 拍手お返事【9月3日19時〜9月5日】+思い出せない
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9月3日19時〜9月5日までの拍手お返事です! (8月26日〜9月3日15時までの分は前日の日記にあります。) 拍手を送って下さった方、どうもありがとうございました!いつもお返事が遅くなってしまってすみません! ※それと、メガロポリスについて質問して下さった方、すみません、今どうしてもメガロポリスだけで崇拝されていた女神の名前が思い出せません!めちゃくちゃ気持ち悪いよ…! 近日中に私が思い出せたらこのスペースに書きますね。すいません! …もし、誰か知ってる方いたら教えて欲しい…!なんだっけ…!? 以下、頂いたコメントのお返事です。
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「私、なんて送ったっけ?」という方もいるかと思いますので、頂いたコメントを載せさせてもらっています。こういうのが嫌な方がいたら申しわけありません! ※これ以前の拍手は前日の日記にあります。 ●19:13 初めまして、AQUAと申します。よく日記を拝見させてもらいますが、黒川さんが面白すぎます。Comicの風呂上り卓球対決その1の古今東西が最高に好きです。恋の掛け算に魅せられました。してぇよ、デスと恋の掛け算(笑)サガやカノンなど他のメンバーのクサいセリフも聞きたいです!唐突ですがハーデス様はペルセフォネー一筋な感じがするのですが、浮気したことってあるのでしょうか?考えられません。最後に、黒川さんの詳しいプロフィール教えて下さい(笑) …はじめまして!漫画に感想をどうもありがとうございます!私もあれは他のみんなのクサい台詞書きたいな〜と思っていました。クサい台詞考えるの超好きです!ハーデス様は愛妻家ですから、二回しか浮気してませんよ!――「二回しか」って!ってカンジですけど、ギリシャ神話の世界では快挙よ!!?よっぽど見た目に問題あんのかな!?と私はいつも思ってしまうほどですよ。(二回っつっても、どっちも子供ができてませんから、最後までやったかとかどういう関係だったのかとかはイマイチ不明ですけど…)。 黒川さんのプロフィールって、何、どんなことがお知りになりたいんですか!?(笑)魔術が好きで、ギリシャ神話が好きで…とか、私もそういうことしか知りませんよ!ただ、「黒川さん、クトゥルー神話好きですよね?」「黒川さん、絵本作家のエドワード・ゴーリー好きですよね?」とか、いくつか好み聞いてみた時は、「好きです好きです!大好きです!!」っつってたんで、多分あんなかんじ(グロテスクで薄気味悪いカンジ?)のものが大好きなんだと思います。あと、メールアドレスは二度とメールを送りたくなくなるようなアドレスでした(笑)。好きな酒は赤ワイン。 ●22:13 西洋古代史の集まりはとても楽しそうです。古代ギリシャの恋愛感はなんだか日本の衆道に似ていますね。 …そうですね!似ていると思います。古代史の集まりは、大変ですがとても楽しいですよ。コメントありがとうございます! ●9月3日0:21 こんばんは。いつも楽しく拝見させて頂いております♪先日は丁寧な拍手返信をありがとうございました☆読み方が違うなんて!「ズデウス」だなんて!と目眩を起こしそうです。又、黒川さんのTシャツには、悲鳴をあげました(笑)。あ、でも、犂耕体書法なんてやってると、回文が発達しそうですよね!…そして、多くの方からツッコミが既にあったかと思われますが(笑)、古代ギリシャではフェラチオがタブーなら、ハーデス様のザクロ事件はどういう事になるのでしょう?それにしても、フェラチオもアナルセックスも無かったら、古代ギリシャの男同士の恋愛なんて、本当に何してたんでしょうね??キス迄のプラトニックが王道なのかしら?(←信じられない!!)。男女間のキスが無い、というのもショックでした。でも、日本の古文でも「見た」とか「会った」とかあったら、即「交わった」みたいな解釈で、キスについてはあまり触れられない傾向がありますよね。又の更新を楽しみにしています♪ …ちなみに、「ゼウス(ズデウス)」という発音はアテナイとかだけで、スパルタとかではゼウスのことは「ザン」と呼びます。方言がいっぱいあるんですよ!面白いですよね! 犂耕体書法!あれ私、大好きです!一行ごとに紙をクルックル回さないといけませんが、その不便さがいいですね。 フェラチオについてですが…今の日本だって、公然とフェラチオはできないじゃないですか?でも、してる人はしている(笑)。それがもうちょっと厳しくなったかんじじゃないでしょうか。だから、ハーデス様がフェラチオさしててもあまり…まあ、びっくりすることではないかもしれません。(ハーデスさまがフェラチオさしたっていう説自体奇説です。私は面白くて好きですが)アナルセックスも「汚らわしい!」なんて言いながらみんなバンバンしてたと思いますよ!(笑)確かに、ギリシャ人もあまり文章で性交シーンを書いたりはしないんですよね…。コメントありがとうございます! ●1:08 キスをテーマにした歌なら、アニメ「さすがの猿飛」のOP曲「恋の呪文はスキトキメキトキス」が面白かったのではないかと…(歌詞一部抜粋:♪恋の呪文は〜スキトキメキトキス♪逆に読んでもスキトキメキトキス♪)。いや、ヘビメタ好きな方の「初めてのチュウ」も、充分可笑しかったのですが!…その歌知りませんでした…すみません!そんな歌があったんですか…!他の二人は知ってたのかどうかわかりませんが、その歌の話は出ませんでした。あと出たのは「夢でキスキスキス〜キスキスキス〜♪」とか、ジュディマリの「kissの温度」とかでした。黒川はめちゃくちゃ面白かったですよ!(笑)コメントありがとうございます! ●16:50 こんにちは、黒猫です。いつも楽しませていただいてます。ギリシャ旅行記のデルフォイの部分を読んで思ったのですが、「ポントス」も本来は非ギリシャ語なのでしょうか。神話で「海」というとこちらのほうが出てくるので…。あとペルシャと戦うとき、デルフォイがどんな神託をしたのかも気になります。テミストクレスの場合は「森によって戦え」だったでしょうか。森=木=船ということになって海戦で大勝したという逸話…。こんなことまでお尋ねしてすみません(汗)。余裕があったらお教えください。旅行記の更新も楽しみにしています。 …黒猫さん、こんにちは。「ポントス」は元々ただ単に「深いところ(深淵?)」を表す言葉であるような気がします。そこから転じて海になったのではないでしょうか。私も語源学にはまったく精通してないので間違ってたら申し訳ないのですが…、でも「ポントス」は「タラッタ」と違ってすごくギリシャ語っぽいですね。 ペルシャ戦争の時は、スパルタには「満月の夜まで進軍するな」とかいう神託が下ってたと思います。神託もそうですが、デルフォイからペルシャ側に情報が漏れてたことも大きかったと思います。ですが、みんなこのデルフォイの腐敗には気づいていて、次のような対策をとっていたそうです。 Xという事柄について、 ・Aという方法をとるべき ・Bという方法をとるべき という二つの解決策をそれぞれ別の紙に書き、二つの違うつぼの中に入れます。どっちにどっちの紙が入っているのかは誰にも分かりません。それをデルフォイに持っていって、「Xという事柄を解決するには、右のつぼと左のつぼ、どちらのつぼが解決してくれますか?」と聞く。こうすれば、絶対にわざと不利な神託を告げられることはなく、完全に運(神意)のみの神託が得られるという…ってか、そんなことすんなら神託聞きにいくのやめればいいのに!っていつも思います。こんなところでよろしかったでしょうか。旅行記、楽しみにして下さっているとのこと、とてもうれしいです!続きもがんばりますね!! ●17:06 こんにちは。ギリシャ旅行記を楽しませていただいてます。理想都市メガロポリス…何が良くなくて廃墟になったのでしょうね。交通の便が悪くて通商に不向きだったとか?最後の寄り道話、とても興味深いです。これからも楽しませてくださいませ。 …こんにちは、旅行記、楽しんで下さっているとのこと、とてもうれしいです!メガロポリスはまだまだ研究途上の分野なので面白いですよ。メガロポリスはギリシャ各地から居住者を連れてきたので、統制がとれなくなって、結局は廃墟になってしまった可能性がある、という論文を読んだことかあります。統制をとるために、必死に「メガロポリスの神」まで作り上げて(すみません、今ちょっとこの女神の名前が出てこないんですが!)、それをメガロポリスの全員であがめようということにまでなったらしいのですが、結局はダメだった、という。 ああ…すみません、この女神の名前気になりますよね(笑)。メガロポリスでしか崇拝されていない神で、メガロポリスの連中が考案した神なのですが、どうしても出てきません…すみません…思い出したら日記にひっそり書きますね、すみません! ●17:36 こんにちは。ちょっと気になることがあるのですが、「冥界」=ハーデス、ですが、冥界を表す単語として「エレボス」は一般化しなかったのでしょうか。まれに使われていることがあるようですが…。このサイトに来ると知りたいことが本当に次から次に沸いてきて、ホントためになります。いつもありがとうございます。…「ハーデス」と「エレボス」は、日本語でいう「黄泉」と「黄泉路」の関係です。ハーデスの手前(上?)にある空間が「エレボス」なんだと思います。ためになると仰っていただけてとてもうれしいです!これからもがんばります!! ●23:57 日記毎回噴出しながら楽しませてもらってます!山田先輩面白いです(笑)…ありがとうございます!!山田先輩ほんと面白いですよ。よく言えばとてつもない実証主義者、悪く言えば「そ、そんなことするつもりなの、お前!?」です! ●9月4日1:24 初めまして、いつも楽しく拝見してます。ここ数回の日記は爆笑ものです、藤村さんのまわりには博識で面白いかたが多いんですね。黒川さんがかなり気になります(汗) …はじめまして、いつも楽しんでくださっているとのこと、とてもうれしいです。本当に、みんな博識…というか知識が暴走して意味分かんなくなっている連中がおおくて面白です。黒川さんは、私もめちゃくちゃ気になっています(笑)。コメントありがとうございます!! ●18:06 キス議論に大爆笑しました。こちらの日記を読むといつもギリシャ神話は奥が深くて想像もつかない世界だなと感じます。 …ギリシャ神話なんて、脳みそが直接ペン持って書いてるみたいなものです…本当に、意味がわからなくて面白いですよ!大爆笑していただけたのならとてもうれしいです!コメントありがとうございます!! ●22:38 藤村さんのところへ来ると、眠かった目が「ふぉぉぉぉ」って覚めます。面白いです。黒川さん^^ …「ふぉぉぉぉ」ですか!(笑)それはよかった!私も、「黒川さんって、面白いですよね」と黒川さんに言っているのですが、「そんなことないです」の一点張りです!コメントありがとうございました! ●9月5日0:22 こんばんは。ギリシャ旅行記を読んでメガロポリスのことを少し調べたのですが、あのエパミノンダスが創建した都市なのですね。ますます廃墟になった理由が分からなくなってきました。他の植民都市は栄えたのに…ギリシャ人特有の内ゲバせいでしょうかね?謎は深まるばかりです。 …↑の3日にメガロポリスについてコメントして下さった方ですよね??違ったらすみません…「ギリシャ人特有の内ゲバ」(笑)。まさにそれでしょうね!特に宗教的・地域的な内ゲバには彼らはすさまじいものがあります。
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2008. 9. 7 【前半】古代からのハッピー・ニュー・イヤー!新年会・兼・アテナ誕生祭!
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先日からの西洋古代史の集まりが今日で一段落したのですが、 私「せっかくだから、今日最後に打ち上げやりたいですよねえ…」 山田「みんながそう言うと思って、今日7時に店予約しといたぜッ!しかも個室で!」 みんな「「マジでぇーーっ!?山田気ィきくじゃんーーっっ!!」」 そんなわけで、いつものお店に行き、「山田先輩、ほんと気が利きすぎですよ今日〜!」なんて言いながら、私が個室のふすまを開けた時、 ――目に飛び込んできたテーブルの上のプレートの文字。 『古代ギリシャ史・新年会』様 ――ピシャッ!(ふすまを閉める音) 山田「んっ?どしたの?なんで中入らないの?」 私「ふすまの向こうが4ヵ月先の未来だったんですけど!!い、今、こっちは2008年の9月じゃないですか!?でも、このふすまの向こうが2009年の1月なんです!」 山田「え?」 私「本当ですっ!カンペキ年明けてました!!『新年会』です!この目で見ました!なんてこった、ふすまを隔てて時空のゆがみが!!」 山田「ば〜か!ゆがんでないよ!今は新年だぜ!!」 ――は?…なんつった?今? 山田「俺が『古代ギリシャ史・新年会』で予約をとった!なぜなら古代ギリシャでは今の時期は軍神アテナの誕生日!!古代ギリシャではアテナの誕生祭とともに年が明ける!! ハッピーバースデー!アテナ!! ハッピーニューイヤー古代ギリシャの皆さん!!」 2009年の新年どころか2500年前の新年かよこれ!! 山田「当然だ!アテナの誕生日は祝わなきゃ!…いつも言ってるだろ!?俺の夢はアテナに罵しられながら足の裏で踏まれることだ!古代ギリシャの男も絶対オレと同じ事を思ってたハズだ!」 ――私もいつもの言葉を言わせてもらいますけど… こんなんじゃないって! こんなんじゃないって、古代ギリシャの男は! 山田「それで、藤村…お前、アテナの聖衣(←え〜…これは「クロス」ではなく「ペプロス」と読みます。)は持ってきたんだろうな?」 私「は?ペ、聖衣!?私が?なんで?」 山田「バカ野郎ー!!アテナの聖衣をパルテノン神殿に奉納しなきゃ年が始まらねえだろうが!!アテナの聖衣には女しか触れないんだろ!?女はお前しかいないじゃん!!」 私「ああ、まあ…確かにそうですけど…」 山田「そうだろ!?こうなることを見越してアテナの聖衣を織って来いよっお前は!!」 私「……すみませんでした…」 ――って全然済まないことないよ!! 何謝っちゃってんの!私全然悪くないって!! 明日の日記に続く。
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2008. 9. 8 【後半】古代からのハッピー・ニュー・イヤー!新年会・兼・アテナ誕生祭!
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【※この日記は、9月7日の日記の続きです。】 私「…あっ、そうだ!アテナの聖衣、黒川さんのTシャツで良くないですか!?すごい魔力ありそうですし!」 黒川「エっ!?;」 実は、今日は黒川さんは上に一枚重ね着しているので、 本日の黒川Tシャツは未だに拝めていないのです! 私「黒川さんのことですから、今日は絶対アテナの別名、ΠΑΡΘΕΝΟΣ(パルテノス=「処女」)と書かれたTシャツを着てきてくれてるはずっ!」 黒川「えぇぇえええええ!!??」 すみませんっ黒川さんッ! 本当に胸にデカデカと「処女」と書かれたTシャツ着てたらこの人変態ですが、大丈夫!黒川さんならやってくれる!! 山田「よぉ〜し!みんな、黒川の上着をはげー!!」 みんな「「っしゃあー!脱げ〜黒川ァ!!」」 黒川「ウワー!?やめてー!今日、僕のTシャツは…っ」 抵抗しつつも、上着を剥ぎ取られる黒川! そのTシャツの胸元! もちろん、古代ギリシャ語で「パルテノス(処女)」…… ΛΟΠΑΔΟΤΕΜΑΧΟΣΕΛΑΧΟΓΑΛΕΟΚΡΑΝΙΟΛΕ- ΙΨΑΝΟΔΡΙΜΥΠΟΤΡΙΜΜΑΤΟΣΙΛΦΙΟΤΥΡΟ- ΜΕΛΙΤΟΚΑΤΑΚΕΧΥΜΕΝΟΚΙΧΛΕΠΙΚΟΣΣΥ- ΦΟΦΑΤΤΟΠΕΡΙΣΤΕΡΑΛΕΚΤΡΥΟΝΟΠΤΕΚΕ- ΦΑΛΛΙΟΚΙΓΚΛΟΠΕΛΕΙΟΛΑΓΩΙΟΣΙΡΑΙΟ- ΒΑΦΗΤΡΑΥΑΝΟΠΤΕΡΥΓΩΝ みんな「「ってうわぁぁ〜ッ!?なんだこれぇ〜〜!!?」」 Tシャツ全体にギリシャ語でびっしりと文章が… って、いや待って、これ文章じゃないぞ! どこにも動詞が無い!ってか、単語の区切れ目自体どこにもない…!! みんな「「まさか…!これ…全部で一つの単語!?」」 黒川「そ、そうです…これは古代ギリシャ語で最も長い名詞で…ええと…『処女』という意味です!」 そんな見え見えのウソつかなくていいよ!!「脳みそ」とか「頭蓋骨」っぽい意味の文字あんじゃん!その中に!! 黒川「す、すみませんでした…本当はこれは料理の名前です…。トリの脳みそとか、サメの頭蓋骨とか使った料理です…『処女』じゃなくてすみませんでした!」 いや、私こそ悪ノリしてほんとすみません! と、黒川さんにひたすら謝っていると、山田先輩が乾杯の音頭を。 山田「え〜…そんなわけで、残念ながらアテナの聖衣はありませんが、新年のごあいさつをわたくし、山田がさせて頂きたいと思います!」 みんな「「いよっ!将軍!!」」 山田「学問の神アテナよ、去年は愚かなる我々古代ギリシャ史一同に知恵を授けて下さり、感謝いたします!今年もここに集った一同、古代ギリシャの研究を極めていって……そしてアテナよ、いつかはあなたに踏まれてみせます! ハッピーバースデー・アテナ! ハッピーニューイヤー・古代ギリシャ!! 我々の愛するものに乾杯!!」 カンっパーーイ!! その後は、各々雑談タイムとなりましたが、 山田先輩がすごく真剣な顔で、「藤村、お前の家でサランラップ使い終わったら、芯を俺にくれないか?」と言ってきたので、 私「サランラップの芯??…何に使うんですか、そんなもん?」 山田「俺ね、今サランラップの芯をつなげてアレクサンドロス大王が使ったサリッサを作ろうと思ってるんだ!」 ア、『アレクサンドロス大王が使ったサリッサ』って、6メートルの長さの長ヤリのこと!?それを作るの!?サランラップの芯で!? 山田「俺、一度でいいから6メートルの長槍を実際にこの手でブン回してみたいんだ…!」 私「無理でしょ、それは…!サランラップ20本くらい必要ですよ!?20本なんて繋げたら、絶対に自重で折れますよ!」 山田「フフフ…バカめ!俺が何の意味も無くサランラップを選ぶと思うか?いいか、サランラップの芯は中が空洞!!そこに鉄の心棒を通せば自重で曲がることはないね!!」 私「6メートルの鉄の心棒が用意できるならサランラップの芯いらないじゃないですか!!」 バカはあんたです!! 私「だいたいそんなもん作って、使い終わったらどう処分するつもりで……っていうか、先輩、どうしてさっきから時計を気にしてるんです?」 山田「…いや、そろそろあいつらが来るころだと思って…」 私「――あいつら?」 と、その時ドスドスと廊下を歩く音が響き、 部屋のふすまが音を立てて開く! 古代ローマ史・西野「やあ!古代ギリシャ史の諸君!あいかわらず非生産的な毎日送ってるかい?」 山田「っせーこの野郎!サランラップの芯つなげて長槍を作る有意義な毎日送っとるわ!!」 西野「…ご、ごめん、山田…本当にそこまで無駄な毎日送ってるとは知らなくて、俺……」 …西野先輩!? 山田先輩、ローマ史の連中も呼んだんだ!? 西野「…あっ!テメー山田ぁああ!!何だ、このプレートの文字!?『古代ギリシャ史・新年会』って!古代ローマ史がどうして入ってないんだよっ!!」 突っ込むとこそこかよ! ってかどうしてローマ史の連中が30分遅れで来たの!? 山田「古代ローマ史の連中が来るとうるさくなるから、こいつらには飲み会の時間を30分遅めに伝えてたんだ。」 西野「山田、貴ッ様ァアア!!もう許さん!!今日こそは貴様と決着をつけて…!」 山田「…いや、本当はお前たちにも感謝してる。特に西野。今回の古代史の集まりで、いろいろと俺をサポートしてくれてありがとうな。」 西野「は!?なんだよ、急に…!」 山田「感謝の気持ちとして、お前に俺からプレゼントがあるんだ。まだできてないんだけど、完成したらもらってほしい。」 西野「まだできてないって…まさか、お前の手作り!?い、いらねーよ、そんなもんっ!」 山田「そんなこと言って、お前、めっちゃ喜ぶぞ?だから、お願いだ。もらってくれよ」 西野「…チッ…分かったよ!気になるから、それさっさと完成させてよこせよな!」 ―――あのねぇ…西野先輩、たぶんそれサランラップの芯でできた6メートルの長槍だと思うよ。 大量のゴミ押し付けられるだけだから、絶対あんまり期待しない方がいいよ。 なるほどねえ。使い終わったら西野にパスする戦法か、山田。 山田「…あ、そうそう、他のみんなにも労いを兼ねてプレゼント用意したぜっ!一応オレ、この集まりのリーダーだしな!」 私「えっ?山田先輩、そんな気を回さないで下さいよ!」 山田「…そんなこと言って、お前、めっちゃ喜ぶぞ?多分お前がずっと欲しがってたもんだぜ!」 …えっ!?私がずっと欲しがってたものって…まさかっ、 『ギリシャ神話図像大事典』全巻セット300万円!? 一冊10万、30巻セットで300万するあの大事典を、私に…!? 山田「はい、藤村にはコレな。」 ……そう言って握らされたのは、 ゼリー状の物体と透明なケース。 私「………なんですか、これ…?」 多分、これ『ギリシャ神話図像大事典』じゃないぞ… 山田「見て分かるだろ。アントクアリウムだよ。」 あ、あんと…? 山田「知らねえの?アリの飼育キットだよ!このケースに透明なゼリー入れて、捕まえたアリの一群を入れんの。そうするとスゲエ!!アリが巣を作ってる様子が克明に観察できるんだよっ!!」 ――あのすみません…私、 アリの巣穴観察がシュミって一度たりとも言いました? 山田「バカっ!お前の研究テーマはアイアコスだろっ!?アイアコスと言えばアリじゃねえか!」 私「ええっ…」 山田「お前もアイアコスみたいに島民が全員死んだ島で、『神よ!どうか私の市民を冥界からお返し下さい!さもなければ今すぐ私も冥界にお送りください!』つって叫べっ!そしたら、アリがボッコンボッコン人間になるから!!」 私「あのですね…山田先輩…っていうかこのバカ野郎、アリが人間になったのは、アイアコスだからです。彼が神々に最も愛された人間だったからです。私の場合は多分いつまでたってもアリです。」 …でも、まあ、これはこれですごく楽しそうですから、 ありがたく頂戴いたします。 一方、黒川さんは鼻メガネをもらっていました。 山田「黒川、お前は見た目が怖すぎなんだよ!さあ、このパーティーグッズの王・鼻メガネをかけて少しは見た目を陽気に変えろっ!」 黒川「…え〜と、ど、どうでしょう?」←かけてみる みんな「「ってかむしろスゲー怖くなっちゃってるよ!!そのギリシャ語Tシャツに鼻メガネて!」」 山田「よぉーし、それじゃ黒川!鼻メガネの眉毛動かしてみろっ!!」 黒川「こ、こうですか!?」 私「それでTシャツのギリシャ語音読しながら左右に揺れてくださいっ!!」 黒川「レパドテマコセラコガレオクラニオ…」 ぎゃあああーー!!怖ぇええええーーー!!! みんな「「ぶわーーっははははっダメだ!!黒川やめてーー!!死ぬー!!笑い死ぬーー!!」」 黒川「フフフ…先ほどのお返しです!!前後にも揺れちゃいますよ〜プサノドリミュポトリンマ…」 みんな「「っギャー!ギャーハハハ!!ひー!もーだめ!ひぃーー!!」」 黒川がギリシャ語を読み終えた時、 ほんとに全員笑い死んだかと思った… そんなこんな話してるうちに、 私と黒川さんは帰る時間が来たので、駅まで一緒に帰ることに。 この帰り道の話がまた面白かったんですけど…いい加減長くなりすぎたので、また機会があったときにでもこの時の話をさせていただきたい。 黒川「っそれじゃー僕こっちの線なんで〜!また明日片付けの時に!」 そう言ってくるっと背を向けた黒川、 そのTシャツの背に、 おそらく一番短いギリシャ語のつもりで、 Η (『さもなければ』) …ってあれ一般人が見たらただのH(エッチ)じゃね!? く、黒川っまさかそのTシャツで天下の山手線に!? 待って待って!上着ろ上ーー!! ――そんなわけで、みなさま、明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします!!(笑) そして、お誕生日おめでとう、アテナ!もちろん、沙織さんも!! ああ、本当の1月が来て新年会やることになったら、絶対あのプレートを『ディオニュソス誕生日パーティ様』にしてやるよ!ディオニュソスの誕生日、忘れたとは言わせねぇ! ここまでお付き合いくださって、どうもありがとうございました! はぁ〜日記だけじゃなくてサイト更新したいんですけど…なかなか時間がとれなくてすみません!本当にいつも来てくださってる方には申し訳なく思います。ただ…今はアイアコスのことで手一杯で…しばらく、このモードが続くかと思いますが、どうぞ気長にお待ちくだされば幸いです。 とりあえず、今から山田先輩にもらったアントクアリウムに入れるべくアリを探してきたいと思います! そして、なんか黒川さんもブログだかサイトだか持ってるっつってたので、それも探してみたいと思います!(笑)何書いてんだよ、黒川!? <追記> ・黒川さんのTシャツの「一番長いギリシャ語」は、アリストファネスの喜劇に出てきた造語。普通に辞書に載ってるギリシャ語だったら「かわいい」という意味のギリシャ語が一番長い。 ・山田が作りたがってる6メートルの長槍は、アレクサンドロス大王のファランクス(密集陣形)の軍隊が持っていたもの。これで1時間に敵を300人倒せたらしい。正直、私も見てみたいよ!6メートルの長槍ふりまわしてるとこ!絶対かっこいいもんそんなの!絶対本格的な鉄の棒使ったほうがいろいろ実証できるって!多分重すぎて山田死ぬけど(笑)。 本当に、切っ先とケツの部分に重りがあれば、6メートルもある長槍を使いこなせたのかな? 拍手ありがとうございました! お返事は、9月5、6日の日記にあります!
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2008. 9. 14 拍手お返事(9月4日〜15日)
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拍手ありがとうございます!! 日記しか更新できないのに、色々とご感想や情報などのコメントどうもありがとうございます!励みになります。 そして、相変わらず、お返事が遅くなってしまってすみません! 以下、拍手のお返事です。
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「私、なんて送ったっけ?」という方もいるかと思いますので、頂いたコメントを載せさせてもらっています。こういうのが嫌な方がいたら申しわけありません! ●9月4日8:44 いつも楽しく拝見してます(^^)シシンさんのサイト企画はみんなおもしろくて笑いが止まりません。これからもがんばってください!応援してます!…ありがとうございます!企画みんな楽しんでいただけているのならとても嬉しいです。更新は遅いんですが、これからもがんばります!コメントありがとうございました! ●9日1:44 今晩は、tukiです。お忙しい中いつも丁寧親切な拍手の御返事を有難うございます…!公開講座はご年配の方も多くてギリシャ神話への興味は年齢関係ないよなあ、とつくづく思いました。でも今回年の近い仲間がいなくてちょっと寂しかった…。(ちなみに私は先月サガ様と同い年になりました!)『神話は社会背景の中で論じられるべき』というシシンさんのお言葉に「イオーン」を思い起こしました。あの話に触れたとき「…作者はアポロン嫌いなのか?」という違和感めいたものがありまして、その後この話ができた頃スパルタびいきのデルフォイに対してアテネの反感が強かったという記述を見つけて謎が解けた!というか一瞬その時代の世界をちらっと見ることができた気がして凄く感動した覚えがあります。たぶんギリシャの神様は土地神でもあるだろうからその時の社会情勢、土地同士の抗争によって語られる神話が違ってくるって事なんですね…!?神話を読み取ることで世界を読み取ることができる…ギリシャ神話って素晴らしいですね。シシンさん有難うございます!!でもまだ全然他の神話について把握できてないのでシシンさんのアドバイスをもとに調べていきたいと思います!『ギリシャ神話図像大事典』…その甘美なタイトルの本は一体何ですか…!?法外な代物のようですが日本にあるのでしょうか!?ぜひ見てみたいです。…6.7年前にナポレオンの『エジプト誌』が欲しくて検索してみたらその本も似たような値段だったので「い、いつの日か…!」と涙を飲んでいたら翌年完全版発行、という事態が起きていました。しかも2500円で…。その本もそういうミラクルが起きる事を祈ってます…。あと、アテナ様お誕生日おめでとうございます!今年は神々の誕生祭コンプリートを皆様に是非やってみていただきたいです!アポロン祭も山田先輩たちと月桂冠をかぶりながらエレクトリカルパレードを披露してください(笑)そんなイベント行う時は是非一般参加させていただきたい!!…そういえばヘルメスって誕生日は『月の四日』としか見た事はないのですが何月がご存知でしょうか?よろしければ教えてください(記述無いのかな?)毎度乱文失礼しました! …『ギリシャ神話図像大事典』というのは、Lexicon Iconographicum Mythologiae Classicae(LIMC)というラテン語のタイトルの本です。正確には「古典神話図像辞典」というやつです。内容は、古代に描かれたギリシャ神話関係の絵・彫像を人物ごとに網羅しているものです。ちなみに、項目ごとに使用されている言語がバラバラで、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語などで書かれています。不便です(笑)。でも、これはギリシャ神話や図像学の分野では必要不可欠の本なんです。日本にも置いてある大学図書館はいくつかありますよ。ぜひ一度見てみてください。言葉が読めなくても、絵を見ているだけでめちゃくちゃ楽しめます!学問はお金がかかりますよね…ホントに…。ヘルメスは一年に12回誕生日があるんで毎月4日が誕生日です。ほんとにいいですよね、この人!毎月誕生日来るなんてうらやましい。ギリシャ人は毎月4日になると、ヘルメスの像の前に、酒入りお菓子や干しイチジクやハチミツを備えます。「イオーン」は私も大好きです!アポロンがボロクソ書かれていて…なんだか、あの罵詈雑言にむしろアテナイ人のアポロンへの愛を感じずにはいられません。コメントありがとうございました!お互いギリシャ神話がんばりましょうね!私も今、アイアコスが本当に行き詰ってて辛いです…が、あきらめずにがんばります。 ●17:21 初めまして、華美夜綾乃と申します。以前より長らくステキサガ様サイトとして此方を拝見させて頂いているのですがイラストも勿論の事、日記や旅行記が面白くて仕方がありません(笑)最近、よく話題に出る黒川氏のファンになってきましたwこれからもサイト運営頑張ってくださいwではw…はじめまして!…すみません、お名前を拝見したことがあるのですが、もしかしてあの夢サイトさんの…?!いつも見てます!って間違ってたらスミマセン…。サガや、イラストや日記など、楽しんで頂けて光栄です!黒川さん、面白いですよねー!もっといろいろ伝説を残している彼なんですが、「コレ言うと黒川の素性がバレるな…」というものがほとんどで、なかなかご紹介できずに残念です。コメントどうもありがとうございます!華美夜さんもサイトがんばって下さい!私も応援しております! ●23:48 こんばんは。いつも楽しく拝見させて頂いております♪方言によって、神様の名がえらく違うのに驚きました。だから、文字も地方によって異なるんですね!古代ギリシャ史・新年会、面白かったです☆が、古代ローマ史の西野先輩方々にとっては、2代目の王であるヌマが定めた暦に則ると1月はズレるから、論争になったのではないでしょうか?(笑)。サリッサは、竹槍で代用可能なら(?)田舎に行けば手に入りますよ〜(運搬手段に難アリですが;七夕の笹は、どうやって入手されたんですか?)。…そして、黒川さんが一体何枚のTシャツを作られたのか、とても気になります!普通のTシャツは所持していらっしゃらないのかしら??アントクアリウムからMyrmidon族が生まれる位、シシンさんがアイアコスに近づける事をお祈りしております!又の更新を楽しみにしています♪ …こんばんは。「新年会」に対する西野先輩の反応については、私の日記での書き方が悪かったんですが、彼は「古代ギリシャ史・新年会」という表記全体を否定していました。なので、「新年会だったら、ローマでは1月だろ!」とかじゃなくて、「古代ローマ史」が完全に締め出されていることに怒っていたんだと思います。…なんかうまく言えなくてすみません。七夕の笹は今年は大学が用意したものを使ったので、自分たちでは入手していませんよ。黒川さん、全然普通のTシャツ持ってますよ!(笑)いくつか見たことあります。でも、黒川さん的にはあーいうTシャツが正装だと思ってるんです。あのシリーズのマフラーとかあるらしいっすよ!いつもコメントありがとうございます!アイアコスに一歩でも近づけるようにがんばります!(笑) ●10日0:21 シシン様、あけましておめでとうございます! こちらもPCの前で笑い死ぬかと思いました。去年に引き続き、やはりこちらのサイト様は本当に本当に面白いですね! 今年もひっそり日参しつつ陰ながら応援させていただきます。…A HAPPY NEW YEAR!!こちらこそ今年もどうぞよろしくお願いいたします!笑い死ぬとか本当に嬉しいご感想です!ありがとうございます!これからも、楽しくサイトを運営していきていと思います。コメントありがとうございます。 ●15日0:15 初めまして、いつも楽しく拝見しております。実は以前藤村さんが日記でおっしゃっていた『エリザベート』、トート閣下が気になって気になって、今回公演があるということで見てきました。初見で、武田真治さんのトート閣下だったのですが・・・なんというか、黒髪の、甘い声の、妖艶なトートさまで、予備知識が藤村さんの日記しかない星矢に偏りがちな私の目にはうっかりするとハーデスさまが二重映しに・・・!それはもう美しゅうございました。まだ公演は続くので、次は山口さんのトート閣下も見に行きたいです。 …♪最後っの〜ダンッスは〜おれ〜ぇのモノー!!はじめましてッ!「エリザ」ご覧になったんですか!そうか、もう公演始まってたんですか…!うっかりしていました…。トート閣下、黒髪だったんですかー!ウソォー!超見てみたいです!私が見た時、銀髪だったんで…黒髪もぜったいかっこいいですよね!私もコメントいただいてまたとても見に行きたくなっています!山口トート見たいよぉ!!…私の日記を見てエリザ見たくなった、とのお言葉、ちょっと嬉しいです。ありがとうございます!…おま〜えは俺〜ぇと踊るっさだーめー!♪ ●12:25 初めまして、Tと申します。いつも楽しく日記を拝見させていただいております。秋からの新番組のチェックをしていたら気になるものを見かけたのでご報告させていただきます。http://www.ntv.co.jp/yareru/ 深夜枠なので非常にはっちゃけた内容が期待できるのではないかと思う反面、はっちゃけ過ぎてギリシャ神話置いてきぼりにされそうな予感がして期待と不安が入り交じっていますが、今から楽しみです。以前話題に上りました「アリーズ」という漫画ですが、非常にお薦めです。中二病まっさかりに嵌った後遺症か、ギリシャ神話といえばアリーズ。アリーズといえばハデス。ハデスといえばヘタレというかなり誤った図式が私の中にできあがった作品です。あの漫画の影響で未だにハーデスと聞くと共に温かい目で見守りながら応援したくなります。是非読んでみてください。ハデスが主役だと信じてます。黒川さんを嫁に貰いたいです。 …なにこの番組!?まじかよーーっ!!…はじめまして!情報ありがとうございます、超楽しみなんですけどこれ!絶対見ます!たしかにテレビでやるには色々と難ありですよね。私的は、乱暴に神話を扱う内容なら、ちょっとイヤな気分になるなあ…。なので、とことんやってほしいです!うおおおまじ楽しみです!!「アリーズ」、なんだか皆さんがすすめて下さっていて、ずっと見よう見ようと思っています。漫喫にも行って探してるんですけど、漫喫にはなかなかないですよね…。どこに売ってるんだよ!とヤキモキしてるうちに時間が過ぎてしまいました。読んだ暁にはぜひこの日記で感想を書かせて頂きたいと思っています。いろいろと情報どうもありがとうございました!黒川さんは嫁ってかんじじゃないよ!番犬ってかんじです!地獄の!
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2008. 9. 15 ハーデス考案・「この世で最も残酷な拷問」の是非
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突然ですが、 ハーデス様が考えた「この世で一番残酷な拷問」――みんな、こいつについてどう思う? ギリシャ神話の中の話なんですけど… ある時ペイリトゥースという人間が、ハーデスの妻・ペルセポネーに恋をしたんです。 彼はペルセポネーを奪うために、英雄テセウスを伴って冥界に攻めてくるんですが、 これに怒ったハーデスが、 ハーデス「私の妻を奪おうとは絶対に許せぬ…貴様にこの世で一番残酷な拷問をほどこしてやるわ…」 ――ぎぃゃぁああハーデスやめてー!!って思うじゃん、この時点で! だって冥王が…地獄の王が考える「この世で一番残酷な拷問」なのよ!? 絶対コレ「永遠に岩転がしてろ」とかそーいういうレベルじゃねーぞ…! 一体何をする気だっ!? …と思ったら、ハーデスは自分の家の門柱に彼をグルングルンに縛り付けて、 ハーデス「この門の前を毎朝ペルセポネーが通る!貴様はそれをずっとただ見ていろ!!好きな女が手に届く距離にいるのに手が出せない、というこの世で一番の苦しみを味わい続けるがいい…!分かったな…? ……私の妻をただ見ているんだ…私がいいと言うまでなぁッ!!」 ―――…それだけっ!?乳首に洗濯バサミとロウソク垂らしは!? 「好きな女の子を物陰から見つめ続けるだけの日々…胸がキュンキュンして一番ツライと思う…」って恋を知ったばかりの夏の日の少年かお前は! 手ぬるいよ!! 野球部の一年生しごきだってもうちょっとキツイ罰与えるよ! どんな残虐な拷問がくるのかと思ったら、自分んちの玄関に縛り付けるだけって! おまえさんは、人を苦しめる才能ぜんぜん無し。冥王稼業まるで向いてなし! ハーデス様めちゃくちゃピュアじゃないですか!? ――という私の意見を、 先日の西洋古代史の新年会の時言ったのですが、 …これがまあめちゃくちゃ否定されまして。 むしろ、ハーデス様の拷問手腕に対する絶賛の嵐だったんです。 山田「ピュアって…なに言ってんだお前…ハーデス絶対にヤバイだろそれ…。」 いわく、俺がハーデスだったら、 「ペルセポネー、行ってらっしゃいのチューして〜」 とか言って、門柱のペイリトゥースの目の前でいちゃついて優越感にひたれる。 または、職場でイヤなことがあった時、腹いせにペイリトゥースの腹に2,3発ヒザ入れてウサ晴らししてから帰宅できる。 山田「俺がハーデスだったら、絶対これほど気持ちいいことないって!」 私がペルセポネーだったら、自宅の門柱に変な男が巻きついてるのは気持ち悪くて絶対イヤなんですが… だいたい、行ってらっしゃいのチューとか、職場でイヤなことがあるとか、 冥王の家庭と職場がどうしてそんなに庶民的なんだ…? 山田「じゃあお前がハーデスだったらどんな拷問にすんだよ!『好きな女が手に届く距離にいるのに手が出せない』ってのはイヤじゃないのか?」 私がもし本当にハーデスだったら… 「好きでもない女と一緒に監禁される」――コレだろ。 だってハーデスは生まれてからずっとクロノスのお腹の中で ヘラ、デメテル、ヘスティアと一緒に監禁されてたのよ!? ヘラ・デメテル・ヘスティアよ!? あの強すぎる女三人衆よ!? そんなの絶対トラウマになってるもんハーデス自身! 「ハーデス、ちょっとあんた面白いことしなさいよ」「鼻からスパゲッティー食って口から出してちょうだい!」とか言われてイビられまくってたぞ絶対! 山田「っつーかむしろそんな地獄を耐え抜いた男だから、相手にとって何が一番精神的にキツいかもわかってるんだって!」 私「う〜ん、そうかなあ…黒川さんはどう思います?」 黒川「…僕は、拷問で一番重要なのは相手の最も大切なものを壊さないことだと思います。『ペルセポネーを毎日見れる』というわずかな希望を残している点で、ハーデスの拷問はすばらしいです!」 私「黒川さんはどうしてそんな拷問をやったことある視点なんですか…」 そして他の連中にも、 「お前は女だからこの拷問の本当の辛さが分からないんだ!」「お前は本当の恋というものを知らない」 とか散々な事を言われたんですが、…そうかなぁー!私だったら、「双児宮の門柱にずっと縛り付けられてろ!」とかむしろ幸せだぞ! でっかい岩を永遠に転がしたり、のど渇いてるのに永遠にお水飲めない…とかのが絶対イヤじゃない!? おっかしいなぁ…私の感覚がズレてるのかなぁ…? 山田「とにかく俺たち人間に対する教訓は、『ハーデスを絶対怒らすな。』――コレだな。」 この後、 「じゃあ逆に、神話の中で一番うらやましい状況なのは誰だ?」 という話になったのですが、 私以外「「そんなの絶対アドニス!絶対アドニスだよっ!!」」 冬はペルセポネーと愛人関係、 春はアフロディーテと愛人関係、 残りの季節は好きなことやってていい、 ってそんなのすべての男の夢だかんな!! 私「さっきと言ってること違くないですか!?ペルセポネーと愛人関係なんですよ!?そんなのハーデス様を怒らせないエンディングが無いじゃないですか!」 しかもペルセポネーに恋焦がれただけで門柱にがんじがらめだったんだから、 愛人なんかになったらハーデスのベッドの柱に縛られるぞ!! 山田「ああ、ペルセポネーみたいないい女とニャンニャンできるなら俺は例えハーデスの背中に亀甲縛りされてもかまわないっ!」 ってじゃあやっぱその拷問全然効いてないんじゃん!! ――結論。イイ女に手が出せないのはとてつもなくキツいが、 分かっていても手を出してしまうのが男の性。だそうです。 とまあ、こういう話をしていると、 個人個人で感じ方や解釈って全然違うんだなとつくづく思います。 ただ、ハーデス様自身が一番つらいと思うことが、「好いた女に手も足も出ないという状況」だとしたら、なんかこの人の考え方すごい可愛いくないか!?と私は思ってしまうんですが…。 みなさんはどう感じられたでしょう。 それと、アドニスの神話なんですけど、 「アフロディーテはアドニスの養育をペルセポネーに託した」って話だったから、私はてっきりペルセポネーは恋人じゃなくて母としてアドニスに接していたと思っていたんですが…。だって、ペルセポネーと恋人だったらさ、ハーデス様怒んなかったのおかしいだろ。アフロディーテの恋人のアレスはめちゃくちゃ怒ってたのに。 それに、ペルセポネーがアドニスの過ごすのって冬でしょ…? で、ペルセポネーがハーデスと過ごすのも冬じゃん! それでハーデスが浮気に気づかなかったらどんだけお前の目は節穴なんだよ!!って話じゃん! こういう事ひとつとっても解釈違うなあ!ほんとに。 ちなみに、私は誰かギリシャ神話でうらやましい人いるかなと考えたんですが……誰もいねえ…。だってギリシャ神話って基本的にみんなで足引っ張り合って全員共倒れる話じゃない!? でもあえて言うなら、人間の中ではアリアドネです。 夫のディオニュソスは愛妻家そうだし、プロポーズも紳士的だったし、なにより毎日楽しそうだ! 最後に、昨日八景島シーパラダイスに行ってきたので、少しその写真を。 イルカ見るとアポロンを思い出す! アポロンここ来たらすげぇ喜ぶだろうなー!「イルカ!これ私の神獣なんだぞっ!ああ、もうこのフォルムが!この流線型のフォルムがかっこいいんだ!」とか言いそう。 そしてアポロンの周りにイルカがわらわら寄って来るんだ。 ↑もちろん、アポロン用にイルカの置物買ってきたぜっ! このイルカに乗ってデロス島〜デルフォイの海を渡ってくれ!神話のように! そして、なんか10月からテレビでギリシャ神話のエロいアニメだかなんだかが始まるらしいですね!!まじ楽しみです!! 情報くれた方ありがとうございます! 拍手押して下さったかたも、ありがとうございます!励みになります! お返事は昨日分の日記にあります!
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2008. 9. 18 拍手のお返事【9月17日〜19日】
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拍手ありがとうございます!とても励みになります!! なんか、最近黒川さんが人気でとても面白いです。実生活では犬も寄ってこないレベルで世間に嫌われてるって言ってたので…。 以下、拍手のお返事です。
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「私、なんて送ったっけ?」という方もいるかと思いますので、頂いたコメントを載せさせてもらっています。こういうのが嫌な方がいたら申しわけありません! ●9月17日1:55 アリーズですが、ネタ(?)提供を少しでもした身としてヒトコト。購入OKでしたら文庫版で出てますので、大きい本屋さんで購入できると思います。もしくはA●azonや楽●ブックス等でも売ってるのをさっき(笑)確認いたしました。新書でなくても構わないというコトなら古本屋さんかヤ●オクにも出てると思われます(←多分こっちは秋●書店のプ●ンセス連載として普通の単行本サイズで)/拍手でお友達にバラされて驚愕したたけうち◎/スイマセン、代わりといっちゃナンですが面白噴水画像をお付けします。見た時、制作者のセンスに(色んな意味で)吃驚しました→(略) …たけうちさん、こんにちは!わざわざ情報ありがとうございます!大きい本屋行ってもなかなか置いてないので、ア●ゾンに頼るしかないかぁ…とちょうど思っていたところでした。「アリーズ」、なんだかみなさんに勧めてもらっているので…むしろとんでもなくハマっちゃたらどうしよう…!という変な恐怖心が沸き起こっています!「お前は絶対ハマるから!絶対読め!!」ってオフでも事あるごとに言われます(笑)。噴水画像ありがとうございます!これ、ペルセウスがメデューサの首切ってるところですね。なんかペルセウスは他の英雄連中と違って、汗臭そうじゃないし、暑苦しくないし、涼しげな感じで私は大好きです(笑)。ご友人さまにもどうぞよろしくお伝えください! ●2:11 紅です!シシンさんv こんばんは〜ッ!今日は日記の方の「ツッコミ」にお邪魔してみようかな…と思ったのですが、「長すぎ」て蹴られました!(大笑) まずは…シシンさん画ハーデス様ーッ!!!ああ美しい…視線と背景の色合いがまた…!そんでケルベロスをあやしてる手 と か ! ――のっけからテンション高くてすみません! (シシンさんのところに来ると、問答無用でテンションMAXにならざるを得ない…ッ!) で、思います、思います、ハーデス様、超カワイイーッ!!!!! その思考回路可愛すぎるでしょう…めちゃめちゃトキメきます…。 しかし、諸 男性 先輩方の反応を伺うと、面白いですねー! これは、かなりハッキリと男女差なのではないでしょうか。 そうか…やはり男性は「抱けてナンボ」なのかと…!(直接的な物言いスミマセン。) (勿論、個人差はありつつも大勢は。) ゼウス様とかアポロン様の、押せ押せフリーダム恋愛は、やっぱり男性の理想が凝縮されてるんだなぁ…なんて、思いを馳せてしまいます(笑)。 (あ、でも羨ましいのはアドニスなのか…(笑)。ゼウス様は 妻:ヘラ という最重要物件が付いて来るからな!) 私だと、まぁイチャイチャを見せられるのは兎も角として、そしたら一人でポストに新聞取りに来る(庶民派妄想/笑)ペルセポネーだとか、兎に角毎日好きな人に間近で会えるじゃないか…!とか、そういう方に意識が向いてしまいますが(笑)。 しかし、黒川さんの(拷問やったことある視点の/笑)深いお言葉を伺うと、確かに納得…というか、深い、本当に深い台詞ですな! 羨ましいのはアドニス→言ってること違うじゃん!――は、一度ニャンニャン(笑)をした事があるか否かの違いじゃないですかね! 「自分が手に入れた事の無い状態」で見せ付けられるのは堪らなく嫌だ…という…男…ゼウス様…(笑)。 シシンさんにとってギリシャ神話に羨む対象がいないのは、ギリシャ神話が男性視点の話だから(――と、とか、勝手に言ってみる…無謀…)じゃないかな〜なんて思いました。 女神達に対しても「女って怖ェ〜!!!」の部分がガンガン効いてる気がしますし(笑)、そもそも時代の差がありますけど、男女間にせよ、親子間にせよ、男性の思考回路が強く働いてるよな〜なんて、今回思ってみたりしました。 …ペルセポネーは…羨ましい人じゃないんでしょうか…?(笑) 2:12 (紅、つづき) シシンさんの写真って、ナチュラルに綺麗(絵と同じ!)なので、シーパラダイスの写真なども嬉しく拝見しました! アポロン様とイルカのツーショット…ときめく…! 悩むとどんどん溜め込んでしまうので、勢いで好き勝手書いてしまいました! 長々とすみません!! (いつも…日記拝読する度に、余裕でこれくらいの量の「お話したいこと」がドバーッと湧き出て、ひとり悶絶の私です…!) 10月からの番組興味しんしんです。情報提供された方も、シシンさんにもダブルでありがとうございます! ではでは〜v …うわーーー!!紅さん、こんにちは!!先日はお邪魔いたしました!!そしてうちの日記が器の小さい男ですみません!そうなんですよ!「ツッコミ」の字数制限、かなりキビシイんですよ…!ハーデスの絵にコメントありがとうございますっ!超うれしいです!!そして、ケルベロスだと分かって頂けてすごいうれしいです…「頭三つ入んねぇよ…一個でいいか…」なんて思って描いていたら、結局「ヤッベー!ただの犬だコレ!」ってことになってしまったので…(笑)。 そうですよねっ、ハーデス様の思考回路かわいいですよね!?ポストに新聞取りに来るペルセポネー超ウケました(笑)。冥王夫妻の日常模様がすごく平和そうでいいなぁー!でも、男性諸君の考えは我々とは全く逆のようです。「恐ろしすぎるこの思考回路…」らしいです(笑)。黒川さんの言葉は説得力ありますよね。お前、絶対拷問したことあるだろ!?って感じですが(笑)。というか、紅さんが書いて下さったこと(男女差とか、ギリシャ神話が男性視点とか)が、私が漠然と思っていたことにドンピシャだったのでとても驚いています!!先日、初めてコメントを残して頂いた時の感動が蘇りました…!!あの時も、紅さんのお言葉は「これは…もしやアポロン様が拍手コメントで神託を与えて下さったのでは…」というレベルで的を得ていて、本当に感動させてもらったのですが…。今回も「そう!そうなのよっ!」と思いながら読ませていただきました。ギリシャ神話にうらやむ対象がいないのは、神話が男視点で、いつも人間の女は犠牲を強いられる立場にあるからだと思います。 それと、すみません、日記に書き忘れていたのですが、「神話でうらやましいのは誰だ?」と先輩たちと話していたときは、「人間限定」だったんです。もちろん、神様もアリだったら私は絶対ペルセポネーです!!(笑)先輩たちも、人間だったから「アドニス」と答えましたが、もし神さまも含めていたらアポロンとかヘルメスとか言ってたんじゃないかと思います。こういう質問は、男女差や個人差が如実に現れて面白いですよね。紅さんなら人間の中ではどなたがうらやましいですか?やっぱり不幸になることを分かっていても(笑)、アポロンの周辺の女性ですか? 写真も楽しんでいただけたならうれしいです!イルカはどう撮っても絵になります!(アポロンと同じだ!笑)いえ、こちらこそとても嬉しいコメントどうもありがとうございます!紅さんに頂けるコメントはいつも嬉しいものばかりです!本当にありがとうございます!! (ところで、阿刀田先生のギリシャ神話は私も大好きです!阿刀田先生のご本は神話に限らず面白いですよね!ブルフィンチも昔読みまくりました…。ブルフィンチの書くアポロンは男前で大好きです!) ●18日13:14 すごく笑わせて頂きました♪♪「サガぶっ潰し大作戦」の続きが気になります。自室の壁の落書(しかも内容がシンプルなのに効果大な感じ…)を発見したサガがどういう反応を見せるのか…vドキドキです。 …コメントありがとうございます。「サガぶっ潰し作戦」、本当に遅くなっていて申し訳ありません…!私も、サガ様の部屋にいたずら書きするなら絶対にあの言葉を書く!絶対殺されるけど…!(笑)サイト楽しんで下さったのならとても嬉しいです。早めに続きアップできるようにしますね!どうもありがとうございました! ●14:26 9月5日の拍手返信(ハーデス様とサガ様〜)を見ていてふと思った者ですが、シシン様にとってハーデス様は愛すべき存在でサガ様は愛されたい存在ってことですか? …いや、ちょっと待って下さい、やっぱりそれはなんか違います…。なんというか…例えば、サガ様と、(神話の)ハーデス様が同時に池でおぼれているとしますよね。そしたら、サガ様は「ハーデスの方を助けろ」と言うと思うんです。そして私はサガを最も愛するがゆえにハーデスを助けます。 …いや、二人が同時におぼれるっていう設定自体がなんか違いますね!すみません、もうちょっと考えます!!っていうか私、すっごいまじめに答えちゃったんですけどこれでよかったですか? ●18:58 藤村さんこんばんは!由乃と申します。いつも楽しくサイトにお邪魔させていただいています。7月21日の日記で、ポニョを見てきた〜と書いてあったので、ちょっと藤村さんのご意見を伺いたく書き込んでみました。フジモトめっちゃヘタレで、私も「あれ、こいつなんかハーデスみたいじゃね?」と最初の方はニヤニヤしていたんですが…映画を見終わった時の感想はなんとも言えない「怖さ」でした。ポニョも宗介もリサもフジモトも、みんな可愛らしくて(モールス信号で痴話喧嘩する2人には、私もニヤニヤしました!)素敵だったんですが、神話学・民俗学的に解釈すると少し怖くないでしょうか?私は大学で日本民俗学を勉強しているのですが、映画の中に登場する「トンネル」や「契約・贈与」などの場面で、ギリシャ神話や古事記などを思い出しました。フジモトはポニョの事を「ブリュンヒルデ」と呼んでいますが、ブリュンヒルデって、北欧神話のワルキューレの長姉の名前ですよね?(間違っていたら申し訳ありません!)ワルキューレ=死者を天上に導く者として考えると、ポニョにもその能力(天上というよりも、境界の向こう側へ行く事ができる力)が備わっているのでは…?と色々と考えてしまいました。ポニョは宗介の血を舐めていますし、キスもしています。これは一種の契約っぽいですよね。他にも、破壊や再生の象徴になりそうな物が、色々な場所に散りばめられている気がしました。普通に見ても十分に面白かったんですが、こういった視点で見ると、また一味違った感想が生まれそうなので、DVDになったら是非もう一度見てみてくださいませ!神話とサガ様の事は藤村さんに聞いてみるのが一番だと思ったので、僭越ながらこのような書き込みをさせていただきました。 藤村さんの日記を拝見していると、大学院って良いなぁとしみじみ感じます。今までは、卒業後の進路は就職に傾いていたのですが、最近は院がとても気になりだしました。自分の好きな事を死ぬ気で勉強できるって素晴らしい事ですよね! こんなに長文を拍手に投下して申し訳ありません!サガ様との結婚式には是非私も呼んでくださいね!では… …由乃さん、こんにちは。コメントどうもありがとうございます!!確かに、宮崎監督が神話のモチーフを故意に使用したとしたら、とても面白いですね。こんな考え方もあるのか!と楽しく拝見させていただきました。ブリュンヒルデのところは私もおおっ!と思いましたし、私も観終わった後に違和感というか、なんだか奇妙な感じがしました。 ただ、これからは私の考えなので、ただの一つの意見として聞き流して頂きたいのですが…。 私は、ギリシャ神話や北欧神話や、その他の神話をすべて同じ土俵に上げて「神話学」として論じることや、神話を怪奇主義的・象徴主義的に捉えることには反対の立場をとっています。また、特に「(ギリシャ)神話が何か恐ろしげで、奇妙で、不思議で、神秘主義的なもの」という考えにはずっと反対しています。というのも、ギリシャ神話を語った古代ギリシャ人は、神話を上記のようなものには捉えてはいないからです。 我々が神話を「恐ろしい」と思うなら、それは古代人の社会や考え方と、我々のそれとの間に「違い」があるからだと思います。神話自体が恐ろしいからではありません。加えて、中世から近代まで、西洋の人々は神話に怪奇主義的な色彩を加えようとしてきたので、今日の神話のイメージが作り上げられてしまったのだとも思います。 19世紀〜20初頭に「神話学」は非常にはやりましたが、この当時の神話学は、古代の歴史や社会背景にあまり注意を払いませんでした。だから今、神話学は廃れてしまったんです。 なので、ポニョのモチーフを神話的なものとして捉える考え方はすごく面白くて興味深く読ませて頂きましたが…それは、非常に19世紀的な神話の見方に立ったものなので、私個人の立場から言うとなかなか複雑なものがあります。 ――なんだかとてつもなく話が脱線していたらすみません!私、ほんとギリシャ神話についてはどうしようもなく熱いんです…!!たくさん興味深いことを教えていただいたので、私もちゃんと私の意見を述べさせてもらおうと思って書きました。もし、お気にさわることがあったらごめんなさい。そして、何か「それはそうじゃないんじゃないか」という点がありましたら、またお教えいただけると嬉しいです。また、私は民俗学には詳しくないもので、何か勘違いしてることがあったらすみません…!! 宮崎監督は、昔から何か「神話的なもの」を作ろうとなさっているような気がします…私はナウシカの神話性は大好きです。 「神話とサガ様の事は藤村さんに聞いてみるのが一番」とはものすごく嬉しいお言葉です!本当にどうもありがとうございます…でも、まだまだ勉強中の身です。神話もサガ様も(笑)。大学院は、大変ですがとても楽しいところです。もし「これが勉強できるなら、将来路頭に迷ってもいい…」と思えるようなものがあるのでしたら、大学院は天国だと思います。非常に興味深いコメントどうもありがとうございました!DVD出たらもう一度見てみますね!! ●22:16 こんばんは〜。どうも玉虫です!お急がしそうですが楽しい毎日を送られているようで何よりでございます。9/23の星矢オンリーですが、藤村様はいらっしゃいますか? …こんにちは!玉虫さん!!お加減の方は大丈夫ですか??オンリーは出来たらぜひ行きたいと思っています。行けたらもちろん玉虫さんのスペースにお邪魔させていただきます!今度こそ!! ●12:53 こんにちは。tukiです。ヘルメスの誕生月教えてくださってありがとうございます。…毎月だったとは…。(どれだけ年とるの早いんだ)黒川さんの迷言も凄い…(笑)この方ハーデス様じゃないのですか!?そういえばこの間上野動物園に行ったら(凄く落ち着きの無い)白いカラスがいました!動物園で「アポロンだ!ヘルメスだ!!ヘラ様だー!!!」と騒いで楽しんでしまい神話の魔力を改めて感じましたー。イルカも見に行きたいです。というか、イルカに包囲されるアポロンが見たいです!!話は変わるのですがシシン様も王家の紋章お好きなんですね!最近のイズミル王子は何かアポロン属性な感じでちょっと不憫ですね…(笑)愛しても愛しても報われない感じが似てる気が…。王子は月桂冠凄く似合いそうだと思います! …tukiさん、こんにちは。いや〜多分「歳」とかいう感覚ないですよね、あいつらには(笑)。黒川さんはハーデスって感じじゃないです、ヘカテーっていう感じです。何か死体の血とか吸ってそうです。 私は、シーパラダイスに行ったときは、「ああ、もう今日はギリシャ神話の勉強のこととか全部忘れて楽しくすごそっ!」と思っていたのですが、イルカがザッパーン!と登場した瞬間「アポローーーン!!」でしたよ!!ほんと洗脳されてますよね!!イズミル王子、確かにアポロンに似てるかもですね。あの冗談が通じなさそうなところとか…。あ、あと弓が得意なところも似てる!でも、時代的に考えたら、アポロンよりもイズミル王子の方が全然前ですね(笑)。 ●14:16 どーもー、ニィです!相変わらずの素敵な日記でした。実は私の好きなSoundHorizonというアーティストがアルバムを出したんですが、テーマがギリシャ神話なんです!物語組曲って言われるだけあって台詞とかあって面白いですよ〜。もしかしたらシシンさんもお好きなんじゃないかと思って・・・よかったら一度聞いてみてください☆「Moria」ってアルバムです!!…えええーーー!!何ですか、そのアルバム!?全然知りませんでしたっ!!絶対聞いてみます!どうもありがとうございます!セリフって、どんなのが入ってるんだ…!?本当に、ギリシャ神話モノってけっこうありますよね。私が知らないだけで…情報どうもありがとうございます!
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2008. 9. 19 アポロン、どうあってもお前が私に協力しないと言うのなら… 【アポロン、ヘルメス好き閲覧注意】
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――それじゃあアポロン。 お前はどうあっても私に協力する気はない、と。そう言うんだな? フフフ…これを見た後も同じセリフが吐けるかな?! お前の女を人質に取ったッ!!さあ、初恋の女を無事に帰してほしければ私に協力してもらおう、アポロン!! おっと…動くなよ!!少しでも動いたらドカンだぜ!! さあアポロン、教えてもらおう!お前がアイアコスに与えた神託の本当の意味を!! しらばっくれても無駄だっ! お前はアイアコスと共にトロイの城壁を作った。その時に彼に言ったお前の言葉だよ!! 『トロイは、アイアコスよ、お前の手の働きが作った箇所で落とされるだろう。お前の4代目の子孫によって』 ――この言葉はなんだ、アポロン!? トロイが落ちたのは、木馬を正門から運び込んだからだ!!アイアコスが作った箇所の城壁が崩されたからじゃない…! それにトロイ戦争を戦ったアキレウスやアイアスは彼の2代目の子孫だ。4代目じゃない!「アイアコスの4代目の子孫」とは一体誰のことなんだ!? 何もかもがおかしい!この神託はなんなんだ!? さあ、それを私に教えてもらおう!アポロン!! ……って無視かよ!! …なるほどね…お前、私に対してダンマリを決め込むつもりだな!? …それで私が「はいそうですか」と引き下がるとでも思うのかぁっ!! ふざけるなよぉおおおーーー私は絶対にこの問題を解決して23日のパラ銀に行くんだ!! そっちがそう来るなら私にだって考えがあるぞッ!! 人質が一人だけだ、と……まさかそんなふうに思ってはいないだろうな!? お前の親友ヘルメス…彼の神獣が何だったか覚えているな? ふふふ…これから見せる光景はお前の想像のはるか上を行くッ!! 見よっ!! ヘルメスの神獣の羊3匹は私の手の内にあるっ!! さあ、どの羊さんからハーデスの元に送ってやろうか…!! なんだ、アポロン、その目は!? やめて欲しければ私に教えるんだっ!あの意味のわからない神託は何なんだ!? さっき、同じ質問を黒川にしたんだぞ! そしたら、あの男、なんて言ったと思う!? 黒川「アポロンは決して未来を読み違えません。おかしいと思うのは、われわれ人間の解釈が間違っているからです。 ――藤村さん、気をつけてください。アポロンの言葉の解釈を誤れば…確実に破滅します。」 一言一言が重いんだよアイツの言葉は!! 確かになぁ、アポロン!! お前に破滅させられるなんて、正直私にとってこれほど甘美な終わりはない!! だけどまだダメだ!私はまだお前に何もしてやれていないんだ!! お前や、お前が愛するものたちを助ける力を私にくれっ!アポロン!! ――…ここまで言ってもダメなら、奥の手を出すしかないな!! アポロンっこれを見ても平静でいられるか!? ヘルメスだ!お前の大切な親友のなぁ!! ふふふ…このヘルメスをどうすると思う?彼にとって一番屈辱的なことをさせてやるんだよ…! これを見るがいい! リンゴだ。だがただのリンゴじゃないぞ!! 二つに割れる!! …まだ察しがつかないようだから説明してやろう。 この二つのリンゴの間にヘルメスを挟む。そうするとどうなると思う? ――どこかで見たことがある構図になるだろう!? ふふふ、そうだ!!サザエさんのオープニングだ!!「♪今日〜もいい天気〜♪」のフレーズととともにリンゴが割れて腰をふるアレだ!! わははは!!いつもクールで色男のヘルメスが磯野家に仲間入りするという屈辱に耐えられるかな!? さあさあどうするんだアポロン!?お前の親友がこのまま磯野ヘルメスになってもいいのか!? イヤだというなら、教えてもらおうじゃないか、アポロン!あの神託の秘密を!! ――………。 恐ろしい男…!!ここまでしても大理石の像のように全く動じないとは……!! だけどアポロンっ、私だって退くわけにはいかないのよっ!! こうなったらもう…アポロン、おまえ自身を…!! 「「やめろっ!アポロンに手を出すなっ!!」」 ……!!お、おまえたち…!! 私「ヘルメスに、羊たち、そして、アポロンの息子アスクレピオスに……最後の奴ら誰!?」 なにそのロボ!? さっすがアポロン!!機械帝国の連中にも好かれてやがるっ!! 私「私だって…私だってお前たちのようにアポロンを守りたいわっ!アポロンを助けたい!!」 だけど私はヘルメスみたいに頭も良くないし、アスクレピオスみたいにできた人間じゃないし、そのロボみたいに右手からロケットアームも飛ばないのよっ!! お前たちが本当にうらやましい!私は…何もできないただの人間だもん!! ああ、アポロン私は…! ――…と、突然ここで私の携帯の着信音が。 ♪チャンチャカすちゃらちゃスッチャンチャン♪(♪笑点のテーマ) ビクッ! 私「な、なんだ!?まさか笑点のテーマソングに乗ってアポロンから電話が!?」 あせりつつも携帯の着信画面を見ると、 発信者は―― 『変なTシャツ』 私「……なんだ、黒川さんですか…もしもし?」 黒川『なんだとは何ですか。黒川ですけど…。今何してます?』 私「今ですか?今は…、 ――特に何もしていませんでした。断じて。何か長くなるご用件ですか?」 黒川『先ほどメールで仰っていた、アポロンの神託のことなんですけど…ちょっと思うことがあって電話しました。今話しても大丈夫ですか?』 私「ぜひお聞かせ願いたい。」 黒川さん曰く、「『アイアコスの4代目の子孫』とはネオプトレモスのことではないか。」 黒川『トロイが落とされたのは、実際にはアキレウスの息子のネオプトレモスの時ですし…。ネオプトレモスはデルフォイでアポロンと一緒に祀られているくらい、アポロンに愛されてもいます。』 私「でも、ネオプトレモスはアイアコスの3代目の子孫ですよ。4代目じゃないです。」 黒川『3と4を間違えたんじゃないですか?―あ、アポロンがじゃないですよ。この神話を語ったピンダロスが、です。』 ……ピンダロスが間違えた…?本当にそうだろうか。 ピンダロスは古代ギリシャで「最もアポロンに愛された詩人」と謳われた男だ。デルフォイでアポロンが夜ごとピンダロスの歌を所望した、という伝説まで残っているほどの詩人だ。 私「…そんな男がお前の言葉を間違えるだろうか。どう思う、アポロン?」 ――っち、いきなり話しかければ油断して返事をするかと思ったけどダメか…! 黒川『?…もしもし、藤村さん?そこにどなたかいらっしゃるんですか?』 私「――黒川さん…どうしよう…さっきからアポロンが一言も口を利いてくれないんです…!」 黒川『…藤村さん、落ち着いて下さい。アポロンに話しかけられたとしたら、むしろそっちの方が問題です。ですから、大丈夫です。』 ――ヤバイ、私、胸にいつも変な文章が書いてある男から常識を諭されてる…!! 私「…す、すみません。今、我に返りました。黒川さん、色々ありがとうございます…参考にさせていただきます。また連絡させて下さい。」 ――ああっ、今まで何やってたんだ、私!! ごめん…アポロン、まじでごめん!! 私は自分を見失ってたんだ!悔しかったんだ、本当に…! 『トロイは、アイアコスよ、お前の手の働きが作った箇所で落とされるだろう。お前の4代目の子孫によって』 この言葉を聞いただけで、古代のギリシャ人はこれが何を指しているか分かったはずだ…!でも、私には分からないんだ…!本当に悔しい!! でも、私は私にしかできないやり方で、アポロン、貴方と貴方の大切なものを助けてみせる!! ああ、アポロン、そしたら、いつものセリフを言ってほしい! 『私は人間がうらやましい。そんな風に嘆き悲しめる。愛するもののために死ぬことができる。神である私には許されてはいない。』 ……私の大好きなアポロン!! ――っあー!私、失敗した…!! ギリシャに行ったときさあ、アポロンのバービー人形あったんだよね…!私、バカにされんじゃないかと思って買ってこなかったんだけど…!デルフォイにオリンポス12神のバービー人形がまとめて売ってたのよっ!!全部買ってくるべきだった!やっちゃったぁーーっ! 買ってたらお目目がキランキランしてる12神みんなが最後わらわら出てくるエンドとか出来たのに…!っちっくしょおおーーのがしたーー!! ポセイドンとかめちゃくちゃ売れ残ってたのに…買うべきだった!本当に買うべきだったっ!! ――とまあ、バカはここまでにして、と。 …っていうか今アポロンが本当にしゃべったら、「お前下らないことやってないで一行でもギリシャ語読め」って言うと思うよ。 すまん、アポロン…。 もう少し悩んでみる…。 うーん、そもそもさあ、「アイアコスとアポロンとポセイドンが、トロイの城壁を作った」って神話自体、ピンダロスの神話にしか出てこないんですよね。もしかしたら、ピンダロスが創作した神話なのかもしれない。この神話は、アイアコスの子孫のアイギナ人の前でピンダロスが歌った神話だ。だとしたら、どうなるんだろう…。 コレがどうしても気になって先に進めないわ…とりあえず、23日のパラ銀には行きたいなあ。 なんというか、私がギリシャ神話を本気で勉強しようと思い立ったのは、アポロンが原因だったので、ハーデス様とは全く違う思い入れがあります。本当に、あの男には人生狂わされたわ…! そして、手荒なマネをして本当にすみませんでした、アポロン、ヘルメス、ダフネー、あと羊たち。 そんなわけでここまで付き合って下さった方、どうもありがとうございました! 拍手ありがとうございます!! 拍手のお返事は昨日分の日記にあります!
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2008. 9. 22 拍手お返事(20日〜22日)
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拍手どうもありがとうございます!! 以下、拍手のお返事です。23日以降のレスは23日分の日記にあります。
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「私、なんて送ったっけ?」という方もいるかと思いますので、頂いたコメントを載せさせてもらっています。こういうのが嫌な方がいたら申しわけありません! ●9月20日0:33 シシン様が苦しんでおられる時に笑い転げてすみません。tukiです。…黒川さんって行き詰った時になにかしら気になる言葉を残してゆかれるので まるで神々の御使いポジションにいるようですね。アイアコスが解決したら正体明かして帰ってしまわれそうで心配です(どこに) わたしもギリシア神話にのめりこんだきっかけはアポロンでした。アポロン様に対する私の想いは『たぶん好きなんだけど素直に好きと言いたくない何かがこの神には』という複雑な気持ちです。…私も狂わされているのでしょうか。シシン様はアポロンの何がきっかけだったのですか?(私はピュートン退治とイリアス、転身物語のギャップの差のとまどいからだったと…)大変な時に質問してすみません: 0:53 磯野ヘルメス万歳!!(語呂がいい)(笑)あと、その銃すごく欲しいのですがどこで買ったのですか!?(迷惑千万すみませんtuki) …正体明かして帰っちゃいそう、っていうのは、かなり当たっている部分がありますよ!彼、上京している身ですから、色々終わったら実家に帰ってしまうかもしれません。私もアポロンに対する思いはかなり複雑ですね…「ハーデス様はそっと大事に真綿にくるんでおきたい、でもアポロンは真綿で首を絞めたい」という感じかもしれないです!(笑)/アポロンを好きになったきっかけは、私はギリシャ神話の中の話からではありません。哲学書というか歴史書の中の、ソクラテスのアポロンに対する言葉からです。これは旅行記の方でちゃんとお話できると思います!っつーか、それ以前は私はさそり座ということもあって、アポロンの事は嫌いでしたよ!(笑)でも、ソクラテスの言葉は私の考えを180度変えました。今考えると面白いですよね!/銃は、ディズニーラ●ドで買いました。カリブの海賊のところのお店です。たしか一番安いので一丁1800円くらいで、たくさんの種類がありましたよ。高いのは何十万もするのが売ってました。大変な時だからこそ、コメントをいただけるのは嬉しいです!ありがとうございます! ●15:45 こんにちは。以前拍手を送ったことのあるはむてるてるです。相変わらず、爆笑しながら楽しく日記を拝見しています。ところで、ギリシャ神話の中のうらやましい人ですが、私はペルセポネーとプシュケーです。「知らないうちに惚れられて、強引に連れ去られる」というシチュエーションに萌え・・です。(ハイ、Mです、Sにもなりますが)。お忙しいところまことに申し訳ないですが教えてください。クロノス(ティタン)と時の神のクロノスって別ですよね?今、興味があって時の神の方についての文献探してます。もし、ご存知ならお教えください。すみません。 …こんにちは、お久しぶりです!日記楽しんで頂けてうれしいです!私もお花畑で花摘んでるところをハーデスさまに強引に連れ去られたい。やってることは拉致監禁強姦というノーサンキューセットなのに、ギリシャ神話だとなんかロマンチックになっちゃうから不思議ですよね…。 農耕神クロノス(Kronos)と時の神クロノス(Chronos)は違います。ですが、時の神はギリシャ人が「時」という概念を擬神化したものにすぎません。非常に概念的な存在です。ですから、時の神は人間的なキャラクターや神話を持っているわけではありません。たとえば、日本人が「運」というものに対して、「運が私に味方した」というような擬神化表現を使うときに似ています。でも、こういった「運」と、たとえば日本の神様(天照大神とか)を並列して比べるのは変な感じがしますよね。そのくらいの違いがギリシャ人の中にもあります。ですから、クロノスとクロノスを比べること自体、ちょっと問題があります。そんなわけで、「時(クロノス)」に対する文献というのは、ギリシャ神話学的なものの中にはなかなかありません。哲学的な時の捉え方とか、そういう方面にはたくさんありますが…私は、専門でないのであまりよく分かりません。「New Pauly」という古代史の大辞典があります(英語ですが)。そこでChronosを調べられてはいかがでしょう?文献とかたくさん載ってますよ。 ●21日0:34 藤村様こんばんわ!ご無沙汰しておりますそらのはなこです。藤村さんの院生生活がおもしろすぎていつも元気を頂いております…!最近では電車に乗った時など真っ黒いTシャツ着て胸のところにギリシャ語っぽいプリントした男性がいないか必ずきょろきょろしています(笑)黒川さん面白すぎる…!そして前々からずっと突っ込もうと思っていたデルフォイのホテルアイオロスについてコメントさせてください!遅すぎるのは分かっているのですが…!実は私が旅行でデルフォイに行ったとき、ストライキで高速道路封鎖、着いたら電気も止まっている(しかも夜)ということでデルフォイの街中を全然散策できなくて。次の日、アポロン神殿を参拝して旅立つ時、一瞬バスの窓から見えたのがホテルアイオロスでした。わー!と(私1人で)パニックになって、デジカメを用意しようとしたところ無常にもバスが通過。という大変遺憾な結果により画面にホテルアイオロスの姿を残す事が出来なかったので、藤村さんの素敵旅行記にホテルアイオロスの画像がアップされていて救われました…!遅くなりましたが本当にありがとうございます!いつも藤村さんの日記のギリシャ神話講義(講義といわずにおれない素敵文章です!)には大変お世話になっています!わかりやすい&面白い&インパクトのあるシモネタ!であきさせないどころか内容を忘れさせない手腕と言ったら!是非教授か研究者になって欲しい〜と思わせる才能だと思います…!藤村さんの日記を読むと常にギリシャに行きたくなります!それでは長くなりましたがこれからも研究を進められて、是非私たちにギリシャの風を運んでくさいね。昼夜の寒暖の差が激しい季節となりましたのでどうぞご自愛くださいませ!あっ、返事はお気になさらず(^^)ノそれでは無駄に長文失礼致しました! …わあああーーー!!はなこさ〜ん!!イベントの時は突然お邪魔してスミマセンでしたーー!ご本、楽しませていただきました!!そして、色々お話してくださってありがとうございました!とっても楽しかったです!特にデルフォイトーク最高でしたよ…!実はあの後、ギリシャ史の先輩である山田先輩に電話をしたとき、はなこさんのそのお話をさせて頂いたんです。「デルフォイに行った方の話なんですけど、ストライキで真っ暗の中、懐中電灯で…」と話したら、彼は「すげー!すげー!」と興奮していました。「それは危なすぎ!あのあたりは人が踏んでない土地があんぞ!!」って(笑)。私も同感です!!そうそう、実は、ホテルアイオロスの他に、ホテルサガとカフェアイアコスもあったんですよ!(島の方にですが、多分はなこさんも行かれた島にあったはずです。実はけっこう星矢スポットあるっぽいですよ!)/日記に感想ありがとうございます!うわぁ〜そう言って頂けると本当に嬉しいですっ!「わかりやすい」とか、本当にありがたいお言葉です!いつも、この面白さをどう伝えしよう…と、けっこう悩んだりもするので。どうもありがとうございます!コメントでも、お会いしたときにも、「元気をもらってる」と仰っていただけて本当に嬉しいです!はなこさんたちの話のネタになっていれば幸いです!彼氏さんにもどうぞよろしくお伝えください!男性にサイトのご感想を頂けてとても新鮮でした!/あ、黒川さんはお会いしたときにお話した通り、普段はGAPとかのフツーのTシャツを着ているので、多分なかなか見つからないと思います(笑)。みんな、黒川さんがギリシャ語Tシャツを着てくると、「うっわ!なにそのTシャツ!気持ちわるぅ〜っ!!」って言うのに、逆に普通のTシャツだと、「黒川、お前には失望した。」となるのでおもしろいです。ではでは、ご本の感想などをお伝えしたいので後でまたそちらにお邪魔いたします! ●0:54 こんばん☆コンと申します。いつも楽しく拝見さえていただいております。シシンさんのギリシャ神話熱は本当に熱いですね!感動ですっっ!!私もアポロンとミロに人生を捧げている人間ですので何やら同じ匂いがしますね♪あまりにも私がアポロンアポロンうるさいので周りから若干痛い奴だと思われています♪この前なんかいつもの如くアポロン妄想に爆走していて、妄想も終了して家族のもとへ行くと皆で血圧を測っていました。私もはからせて〜〜っっと測ったところ心拍数異常の高血圧!??いつも低血圧でちょっと心配なくらいだんですが・・・。自分でも笑えました(笑)!!ちなみに来週は小豆島に行ってきます!何故かというと・・・小豆島はミロス島の姉妹都市なんですね♪ミロの修行地ですよ!ちなみに日本一のオリーブの産地でもあり、ギリシャフェアをやってるんですよvv目標はギリシャのミロス島に行く事なので、現代ギリシャ語も習いに行ってます^^ ツアーではないんですよねぇ>< 体も心もギリシャを求めているのでシシンさんのお話は私の栄養源です☆ …こんばんは。すみません、先日私にメールを下さった方ですよね?本当にごめんなさい、返信が遅くて…!!メールとコメントどうもありがとうございます。私もアポロンのこと考えるときは血圧72000くらい行きますね。あっ、そうでしたね!小豆島はミロス島の姉妹都市ですよね!気候がミロス島と似てるからオリーブも育つんでしょうね。私もかなり昔に「ギリシャに行けないのなら、せめて小豆島行くか…」と思ったことがあります。ご旅行、ぜひ楽しんでいらしてください。そして、いつかぜひミロス島に行かれてくださいね。私もミロス島に行くのは夢です!栄養源と仰っていただけてとてもうれしいです!!どうもありがとうございます!コンさんも、ギリシャ語がんばってください! ●2:47 はじめまして。日記の三匹羊さんとっても可愛いですね!すみません、今まで日参していながら勇気無さ過ぎて拍手さえ出来ませんでした…なんか携帯からの閲覧だからでしょうか、改行出来なくてごめんなさい。てゆうか携帯からで申し訳ないです…いつもいつもこちらの日記で死ぬほど笑わせて頂いてありがとうございます。日記以外でも死にそうに楽しませて頂いてます!アポロンの信託、ちゃんと納得出来る答えが見つかると良いですね!単なる間違い、とか言われたら泣けちゃいますよね。研究家の方を泣かせるにもほどが…!本当にアポロンを吐かせるにも銃とかサザエさんとか泣くほど笑いました。楽しすぎです。てゆうか黒川さんがすごく素敵です。身近にいたら確実に嫁に押しかけます(ごめんなさい)でも本気でTシャツは販売して欲しいです。こちらのサイト様には、本当にギリシア関係の本を読む時にお世話になりました。一番印象深いのは、ローマの出典かもしれませんが、十二星座のお皿の上に盛られた料理の、『双子座のところに睾丸と肝臓二つずつ』という部分で、かつて頭を悩ませたのですが(牡羊座は羊の頭とか…でも蟹座はトルマリキオの誕生祝いの花冠でこれもよく分かりませんが)こちらで双子座は睾丸って単語と同じと伺って謎が解けて素人なりにすっきりしました…!!十年越しに!ありがとうございます。二組のものは特殊単語とか面白いですね。サガ様大好きですが、聖闘士星矢以外でもすごく楽しませて頂いてます。これからもお体に気をつけて、無理せず頑張って下さい。天候も不安定ですが、パラ銀行けると良いですね。長い上にとんでもない乱文失礼致しました! …こんにちは、拍手ありがとうございます!というか、ウチのサイト、携帯で見れます!?改行はもともとできない設定なので、大丈夫ですよ!お気遣いどうもありがとうございます。日記、楽しんでくださって嬉しいです。「泣くほど笑う」とか、本当にうれしいです!ブラウザの前で、見て下っている方が笑ってくれる姿は、想像するだけでとても幸せな気分になります。黒川さん、素敵ですか!?いや〜本当に、日常生活では誰も寄って行かないようなカンジの人なのですが、ネット上ではすごく人気者で不思議です。Tシャツは彼の人生みたいなので、「売る」とかそういう概念はないそうです。いや、というか実際見たら絶対引きます!(笑)アポロンは難しいですね。「神話を研究したきゃアポロンとディオニュソスはやめとけ」と言われるくらいの気難しいコンビです、アポロンとディオニュソスは…!/『ふたご座のところに睾丸を〜』とは、すごくおもしろそうな文献ですね。なんとなくローマっぽい感じですが…きになります!たくさんの嬉しいご感想をどうもありがとうございます。色々と細かい点にコメントして下さってすごく嬉しいです!パラ銀は無事いけました、ありがとうございます!あ、3匹の羊、右二つは「星の王子さま」に出てくる羊です。かわいいですよね!私は星の王子が好きなので、これ見たときは絶対買いだ!と思って買ってしまいました。マジで癒されます。コメント、本当にどうもありがとうございました! ●4:02 パラ銀お待ちしてますvvでも、もしかしたら前回同様早めに切り上げてしまうかもしれません…。まだ決めかねているのですが;申し訳ありません。/玉虫 …玉虫さん!!お会いできてうれしかったです!!そして、色々と頂き物をしてしまってすみません!!どうもありがとうございましたー!本の感想などを申し上げに、そちらに伺いますね!本当にどうもありがとうございましたーー!! ●14:28 最近ずっと黒川さんの動向がきになって仕方ありません(笑)これはもしや・・・恋・・・?まぁそれはそれとして、4代目の子孫の件ですが、ふと「アイアコスを初代として考えればネオプトレモスは4代目じゃね?」と思いました。素人考えですみません・・・あと「手の働き」という言葉が気になります。神託であるからには、わかりやすい示唆ではない気がします。すっごく気になる・・・!本当にどうなんだアポロン! …多分、黒川さんが気になるのは、よく分からない小動物が気になる感覚だと思いますよ!(笑)「アイアコスを初代として〜」は私も考えたんですよ!でも、ギリシャ人はその数え方はしないんですよね…。いいアイデアどうもありがとうございます!神託は本当に難しいですね。
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はじめまして、いつも大爆笑でこちらのサイトにこさせていただいてます
黒川さんのTシャツ現物を見てみたいものです。
かくゆう私はサモトラケのニケのTシャツ持ってますデカデカとニケ
が真ん中に鎮座して下にゴッテスビクトリーって英語で、普段着る勇気が
私にはありませんのでパジャマ状態です。
買ったときはオリンピック真っ最中でのりで買いましたが、終わるころに
なんでかったのか、と後悔してるおばかです。
黒川さんの勇気と情熱に完敗です。
..9/27 16:27(Sat)
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ルチルさん>遅くなってすみません!はじまして!サイト、いつも楽しんでいただけていることのこと、とても嬉しいです!! 黒川さんTシャツの現物(笑)。私もすごーく載せたいです!「みんな見ろよっ!コイツこんなTシャツ着てんぞー!」と言いふらしたいですが、やっぱりそこは黒川の個人情報…載せるわけにはいかず、とても残念です。私の友人もギリシャでそれ系のTシャツを買っていました。私は、「やめなよ!そんなの絶対着る機会なくてパジャマになっちゃうって!」と忠告したのですが…。やっぱり普通は着る勇気ないですよね!黒川さんの勇気には私も完敗です。コメントありがとうございます! ..10/4 20:44(Sat)
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2008. 9. 23 拍手のお返事(9月23日、24日)
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全然関係ないのですが、今タイ料理にはまっています。 で、私はトムヤムクンとかに入っている洗濯機みたいな味の葉っぱが大好きです。そいつの名前が分からないんですが、とにかく洗濯機の味です。もうあれだけでバリバリ食べたいのになあ…。 拍手ありがとうございます!とても励みになります! 以下、拍手のお返事です。22日以前のレスは22日の日記にあります。
→続きを読む
「私、なんて送ったっけ?」という方もいるかと思いますので、頂いたコメントを載せさせてもらっています。こういうのが嫌な方がいたら申しわけありません! (これ以前のレスは前日の日記にあります。) ●23日1:06 はじめまして。中橋と申します。いつも楽しく拝見させていただいております。個人的に、大学4年で卒論を書き終わった後に日本の戦国時代にハマり、卒論を書き直して、現在院に行くため勉強中なわが身としましては、シシンさんの姿勢はお手本です。19世紀的見方と神話世界とは分けて考える、という視点は歴史を見る者としてハッとさせられました。 そして以前のことですが、ツッコミをさせていただくと、織田信長のキスシーンは歴史の教科書には載っていませんが、伊達政宗には、近い公的記述があります。伊達政宗が、大坂の陣という戦の前に、家臣片倉小十郎重綱の頬に口付けた、というものです。小十郎重綱は、父の代から(当時の日本では珍しくありませんが性的な意味でも)政宗に仕えており、 そのキス事件は片倉家の家譜にきっちりと載っています。これも当時と現代の感覚が違うからだと思いますが…。そしてもうひとつつっこませてください。アポロンを守っているボールのような機械は、ガンダムに登場するモビルスーツ、「ボール」ではないでしょうか…。パラ銀、楽しんでいらっしゃいませ。 …中橋さん、はじめまして。サイト楽しんで頂けているとのこととても嬉しいです!私の視点にコメントを頂きましてどうもありがとうございます。私も、神話学というよりは、歴史学の人間です。神話は事実ではありませんが、古代人が神話を歴史と捉えていた以上、私は歴史学で論じられるべきだとおもっています。神話学と歴史学は対極に位置づけられがちですが、神話学は現実と虚構の世界を結ぶ学問、歴史学は現在と過去を結ぶ学問と、けっこう手法も似ていて私はどちらも大好きです。 そして、面白い情報をどうもありがとうございます。私もあのあと、日本のキスはどうなのかな〜と思い、平安時代の接吻について色々と調べていたところだったので、とても勉強になりました。ありがとうございます。そして、あれ、ガンダムに出てくるやつだったんですか!?すみません、私自身は、ガンダムは詳しくなくて、あれは山田先輩から頂いたものです。山田先輩はガンダム大好きなので…そうか、だからあれを私にくれたのか…と今ちょっと納得です。あっ、すみません、それじゃ「ロボ」っていう表現は良くなかったですね!山田先輩は「ガンダムはロボじゃねえ。モビルスーツだ!」といつも言っているので…。あれは、黒い部分がペンになって、アームの部分に紙がはさまるようになってるので、いつも電話のそばで重宝しています。…って最後こんなどうでもいい話ですみません…! ●24日10:01 アポロンです。――いえ、すみまっせん!盛大に調子こきました!シシンさん、こんにちは〜v 紅でっす!(いやもう、本当に神託レベルとか、どんだけ光栄なお言葉なんですかと…!かと…!いやもう何と申しますか、良かったです&ありがとうございます…!) もう最新日記も本当にもう…シシンさんの文章って兎に角一言一句すべてのリズムに至るまで楽しさで満ち満ちているので、もう…!(拾い切れない…!)羊3匹、可愛すぎてメロメロなんですが(笑)。アポロン!そこは大理石から生身に変じてだね!庇おうよ羊!(笑)機械帝国にボールがいる辺りに激しく反応しました。(ってか、機械帝国の単語自体にも…っ。) 黒川さんとの対話も面白すぎます。黒川さん人気が絶大なのは、シシンさんの文章力のせいだと思います!いつも本当に(ギリシャ神話等々への)愛情と楽しさに溢れているので…山田先輩も、他の皆さんも凄く魅力的に映って親近感や興味を持ちまくってしまう訳でして!(いえ、実際皆さん、学問への情熱に溢れた素晴らしい方々なんだろうな〜と思うわけですが。) やっば、まだ書くことあるのに凄く長い…とりあえず、コレは言わないと! 何故バービー12神買わなかったんですか…!(笑) (そんなのあるんですね…!むしろ私が見たら買ってしまいそう…/笑) パラ銀には無事行かれましたでしょうか? さて、ご質問頂けちゃったので、調子に乗って答えに参りました!「神話で羨ましいのは?」(そういえば「人」って書いてありましたもんね…!ですよね、神様OKだったらペルセポネーじゃ ないわけがない ですよね!/笑) アポロン周辺(笑)だったら――「無実・潔白よ!」ver. であることを前提の上で、コロニスかなぁ〜と!嫉妬で殺されるにせよ、「アポロンに愛されたまま」のENDマークなので…子供ももうけてるし。(でも、コロニス的には子供助かるの知らないままの死なので、相当辛いだろうな…。) でも、私幸せになりたいし、添い遂げたい派なので(笑)、うーんと考えた結果、プシュケ。と回答させて頂きます。エロスとの話好きで…。(そもそも、成長したエロス、という存在が、だいぶ萌えます…!) ただ、コロニスもアポロンが「神と違って不死じゃない…」みたいに嘆いてるけど、血筋を辿ると神が入ってるし、プシュケも無事結婚後に神様の仲間入りなので、この回答はアリなのか不安なのですが…ち、知識差が! あと、アポロンとゼウス様比較論(笑)でお話したい事とかあったんですが、本気で冷や汗出る程長いので…ああ、流石にこれ、本当〜〜〜にすみません!以降はもうちょっと頑張って削るようにします…あ、最後にひとつだけ、レス拝読して、そういえば、ギリシャ神話が男性視点の話だから、そもそもハーデス様の究極の拷問案がアレで、それ読んだ男性陣超納得なんだな!道理だな!と思いました。 で、ではでは…お伝えさせて頂けるだけで超満足なので、レスは適当に掻い摘んで頂いて(笑)、ご負担にならない範囲で…!本当すみません!(あ。拍手また分割になるかと思ったら、最大文字伸びてて普通に入った…!) …ぎゃーー!アポローンの君〜〜!!――紅さん、こんにちは!(笑)日記が「楽しさに満ち満ちている」とのお言葉、とても嬉しいです〜!!羊、右二匹は「星の王子さま」に出てくる羊なんですよっ!私、「星の王子さま」大好きで、二匹も買ってしまいましたが、こんなところで登場させられるとは思っていませんでした(笑)。そして一つ上の方のレスにも書いたのですが、あのボールは、ガンダム大好き山田先輩がくれたものなんです。私自身はガンタム詳しくなくて、むしろ山田先輩が言ってくるガンダムギャグしか知りません。「アムロ、吐きまーす!」とか、そんなギャグでしかガンダムを知りません…最悪です。いつかアニメ見たいな〜と思っているのですが!/黒川さんは…いや…多分、文章ではあの雰囲気を完全にはお伝えできていないと思うんです!実際はもっとずっとヤバい人です!黒川さんは!(笑) 十二神のバービー人形〜〜!!本当に、買えばよかったと後悔です!いや、色々理由があるのですが、一番の理由は「こんなの買ったら、日本に帰ってから絶対バカにされる…」。バービーというか、バービーの類似品?みたいなカンジで、「お前、ポセイドンなめとんのか?」ってかんじの見た目だったんです(笑)。紅さんも、見たら絶対買うのためらいます!(笑)あとは箱がやたらでかくて絶対荷物になりそうだったのと、意外と高かったからです。でも、十二神の小さい指人形とかもあったんですよ〜!ほんとそれは買わなくて超後悔してます!なんというか、「あっ、ギリシャ神話の神様だ!」と思って見てみても、まずハーデスがいないことに絶望して、購買意欲が萎えるっていうのもちょっとあったかもしれません…(笑)。あと、アポロンとかの人気どころはもうない、とか…。 /うらやましい人、お答えくださってありがとうございます!「アポロンに愛されたままのENDマーク」って、確かにめちゃくちゃ重要ですね。私もアポロン周辺なら…消去法で(笑)コロニスです。エロスとプシュケーの話は私も大好きです!エロスはなんだか優しい夫そうでいいですね〜!あと、エロスとアポロンの弓矢対決でアポロンをボロ負かした話とかでエロスは大好きです。アポロンとゼウス様比較論!なんですかそれ?!すごい気になります!! あ、あとそちらのお話で申し訳ないんですが、アポロンパパの登場シーン、私も大好きです!もうこれでもか!ってカンジで!「みんな、なんでアポロンの描写にはやる気満々なのに、ハーデスさまに対しては『ハーデス。見た目はパッとしない』だけなんだよぅ〜」と、変なジェラシーもありますが(笑)。 あっ、メールもどうもありがとうございました!絵チャ、お誘い下さってどうもありがとうございます!私もナウシカ絵チャすごいお邪魔したいです!ただ、私、絵チャをやったことがなくて…先日催されていたナウシカ絵チャも、「いいな〜入りたい…」とは思っていたのですが!私の技術的問題で足を踏み入れられなかったんです…!絵チャはすごい楽しそうなんで、いつか参加したいです!そして、ギリシャ神話絵チャって!なにそれヤバイ、ぜったい興奮して私、何も描けないですっ!でも絶対ご一緒しましょう!!絶対…!!(ってここでレスしてすみません…!)私も紅さんとご縁を頂くことができて、本当に幸せです!コメントありがとうございました!! ●19:55 くっ、黒川ァーッ!!!!!――ああ、ダメです、リアルタイムでとりあえず先にお伝えしたいこの想い!(いやもう、何回メッセージ送るんだよ今日って話ですけど…でもでも…!)リアルに声あげて笑ってます(※読んでる最中)!く、紅でしたーっ!(こんなコメですみません!) …ああーーっもう、どうしましょう紅さん!!ほんと、何をする気なんだ黒川!?って感じですよね!でもむしろ私、中途半端なアポロンに来てほしくないと思ってしまっています!やるなら本気でやってくれってかんじで!!コメントありがとうございます!ところで、私が日記投稿したのが19:50分ごろで、それでちょっと手直しがてら読みなおしてたので、私にとっても非常にリアルタイムなコメントでした!ありがとうございます! ●20:59 ご無沙汰しております、レグルスですv日記拝読しました〜♪私もパラ銀行ってきましたよ☆一人会場をサメのようにぐるぐる回っていましたが^^;ああ、シシンさんもいらっしゃっていたのなら是非お会いしたかった…(惜 そして黒川さん、尊敬を通り越して敬愛のさらにその上の感情が胸に込み上げておりますvなにより咄嗟にギリシャ悲劇の掛け合いをしあえる友人がいると言うのが羨ましいv …レグルスさん、こんにちは!パラ銀、ギリギリまで行けるかどうか分からなかったので、あんまり事前にお知らせして置かなかったんですよ〜私も、お会いしたかったです!次のイベントにいらっしゃるなら、ぜひその時にお会いしましょう!黒川さんを敬愛…のその上とは、崇拝か信仰ですか!?(笑)私も、来週すぎたら別の意味で黒川を崇拝するようになっているかもしれません。とっさの悲劇セリフ掛け合いは、成功率60パーセントくらいです(笑)。パスを出されても、「え〜と、なんだっけ!?」ってなることが多いですのですが、黒川さんはパスの出し方がうまいです。コメントありがとうございました! ●23:24 こんばんは、華美夜綾乃です。御返事の方読ませて頂きました。え、あれ?もしかしてあの妄想の産物を見られていましたか!?あの様なもので御目汚しになっていなければよいのですが(笑)取り敢えずいつも御来訪して頂いているようで有難う御座います。それにしても伝説を数々残している黒川氏のお話がまた載っていて思わず読んでしまったのですがかなり私の肺の破壊率が高かったです。(主に爆笑によるもの)一体何をしでかしてくれるのか非常に気になる所ですね。これで、もし本当に全身アポロン様色で染まっていた場合はもう称えるしかないかも(笑)後日談、楽しみにしています!書ける内容である事を祈りながら!(笑)パラ銀の御話も御伺いしたいです!私もパラ銀行きたいのですが何分大阪在住なものでorzそれでは長々とすみません。また遊びにきます。では。 …こんばんは、あ、良かった!間違ってなかったんですね!はい、いつもサイト楽しみにしております。またコメントをして頂けてうれしいです!どうもありがとうございます!本気の黒川が何をしてくれるのか今から楽しみすぎて怖いです。先輩たちも色々予想してくれているのですが、「全身金粉まみれで来るんじゃねえの?」とかそんな憶測が飛び交っています(笑)。後日談、ポリス沙汰とかになっていなければぜひ書かせていただきます。パラ銀の話もしたいです!とりあえず、黒川の最後を見届けたら…(笑)。どうもありがとうございます!また遊びにいらしてください。
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パクチ!それはパクチですね!!(輝く笑顔)
と言いたいが為に勢いで初書き込みしてしまいました。 はじめまして。芹澤と申します。 何時も楽しく拝見させて頂いております。
ギリシャ旅行記の続きが大変気になります…。 また、足を運ばせて頂きますね。(´∀`) ..9/28 3:14(Sun)
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芹澤さん>よく「洗濯機の味がする」という情報だけでパクチだと分かりましたね!!(笑) はじめまして、コメントありがとうございます!調べてみたら、パクチで間違いなさそうです。情報どうもありがとうございました。いつも楽しんで頂けているとのこと、とても嬉しいです!ギリシャ旅行記、続きを早めにアップできるようにがんばりますね!またぜひ遊びにいらしてください! ..10/4 20:48(Sat)
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2008. 9. 24 史上最大の危ないアポロン大作戦 in 渋谷(前編?)
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――何から話していいのか分からないのですが…。 結局昨日のパラ銀には行けたのですが(後述)、そのイベントの帰り道に、 「いつも変なギリシャ語のTシャツを着ている」ことでお馴染みの、 あの黒川さんから一本の電話が。 ブルルルル…(バイブ音) 私「…はい、もしもし、黒川さん?」 黒川『”おおっ友よぉ――っ!なぜだーー!!なぜそのような恐ろしいことを―!?一体どの神がお前をそそのかしたのだ――っ!?”』 私「”ぎぃゃあぁああ〜〜〜!!アポロンなるぞー!友よ、アポロンなるぞ――!!この地獄の苦しみを仕立て上げた張本人はァアアーーッ!!” ――って何ですか!?急に乗せないで下さい!今、休日の浅草にいるんです!通行人に変な目で見られたじゃないですか!!」 なんで急にギリシャ悲劇『オレステス』より抜粋の掛け合いから 電話が始まったんだ!?黒川どうしたんだ!?と聞くと、 黒川『どうしたじゃないでしょう。藤村さん、あなたが昨日僕に何をしたか、忘れたとは言わせませんからね…』 私「エ?昨日?」 …昨日って…大学帰りに黒川さんに会った時のこと? 私の持ってるある神話関係の本を貸してほしい、とのことで それを渡して……ってそれだけじゃね? 私「すみません、何のことですか?」 黒川『昨日あなたが持っていたカバンのことですよーーっ!!あれは僕に対する挑戦ですーっ!!』 私が昨日持ってたカバンて… ↑ギリシャで買ったこの神話モチーフのカバンのことかい? 黒川『ト、トリプトレモスぅぅーーー!!幻の4番目の冥界の裁判官、トリプトレモスが描かれているーーっ!!トリプトレモスが竜の引く戦車に乗って天空から種を撒くシーンが描かれているーーっ!!もう僕は鼻血がじょんじょろ出そうでした!!』 私「は?」 黒川『だって、そんな!そんなカバンずるいじゃないですか!!そんなの、僕がどんなギリシャ語のTシャツを着ていようが、絶対かなわないじゃないですか!!』 私「はあ…」 黒川『昨日、あなたと別れた後の僕のみじめさが分かりますか!?右腕をもがれ!体中傷だらけで!血だらけの状態です、僕のハートは!!ああっ僕が例えどんなギリシャ語を胸に掲げようとも…トリプトレモス出されたら絶対に勝てない…!!』 私「…あの、黒川さん」 黒川『幻の4番目の冥界の裁判官ですよ!そんなマニアックかつ魅力あふれる男のカバンを持っていたなんて、どうして今まで黙ってたんです!?ずるいです!完全に後出しジャンケンです!!』 私「……いや、黒川さん、」 黒川『だったら俺の体の側面にもトリプトレモスを描いてくれよと!エンタシスの柱がドッカンドッカン建ってる冥界の裁判所を!そしてその窓から手を振るトリプトレモスを俺の体に描いてくれよぉっ!!』 私「おいテメー黒川、この変態野郎!頭を冷やせっ!!しばらく冷蔵庫に頭つっ込んでろ!!…一体なんなんですか?何がおっしゃりたいんです?」 黒川『……すみません…あの…まず、本をどうもありがとうございました。大変参考になりました。それで、その本をお返ししたいこともあるので、近日中に藤村さんにお会いしたい。いつお時間をいただけますか?』 「本をお返ししたいこともあるので」って、 何!?何かそれ以外のこともあるの!? 私「そ、それじゃあ…来週の○曜日、大学帰りにまた渋谷で大丈夫ですか」 黒川『分かりました。それでは、6時にハチ公前でお願いします。…そこで僕の本気をお見せいたしましょう。』 私「はあっ?」 黒川『先に宣言しておきます――僕はアポロンで行きます。』 「アポロンで行きます」!? まさかアポロンのコスプレで来るって事!? チン毛をすべて剃った状態の全裸で、矢筒を背負い、右手に竪琴、左手に弓矢!? それでハチ公前に6時!? お前っこの法治国家日本でそんなことが許されると思ってるのか!? 黒川『藤村さんのマニアックなトリプトレモスに勝つためには、逆に最も名高いアポロンで行くしかありません!!』 私「ちょ、ちょっと、早まらないで下さい!黒川さん、待っ…」 黒川『”この俺がどういう存在かはご存知であろう、アポローンの君!”』 私「”おお、タナトス!人間にとって最も忌むべきもの、神々にとって最も汚らわしきもの!!”…って黒川さん、」 …プツッ。ツーツーツー…… 私「……。」 ――ちょっと待って、これどういうことなの? 外で電話を受けていたこともあって、黒川さんの言ってることあんまり聞き取れなかったんですが…、ほんとはこれの10倍くらい色んなこと言ってた。「ドント・タッチミー!僕は堕天使です!」みたいなこととか言ってたんだけど…。 なんなのこれ?私がギリシャで買った何の変哲もない(と思ってた)カバンが、何か黒川さんの導火線に火をつけたわけ? それで私に一泡吹かせるために、来週ハチ公前にアポロンのコスプレで来ると。――そういう流れなの? まさか…いくら黒川さんでもそんな事は… ていうか私、どうしたらいいんだろ!?と思いあぐねて、 私はとある男のところに電話をかけてみることに。 プルルルル、プルルルル…ガチャ。 山田「はい、もしも〜し!こちら山田!」 私「もしもし山田先輩!?どうしよう!!来週、黒川さんが猥褻物陳列罪で渋谷でしょっぴかれるかもしれないんですけど…!!」 先日からの日記でお馴染みの、他大の山田先輩に相談してみることに。 これまでのいきさつを先輩に話すと、 山田「…『アポロンで行く』。本当にそう言ったのか?」 私「そこは聞き間違えませんよ。『アポロンで行く』。確かにそう言いました。」 さもなきゃ『アポロンで逝く』か『アポロンでイク』でしょうけど… 前後の文脈からしたら、「アポロンで行く」だと思う。 私「まあ、冷静に考えて全裸はありえないですよね…?」 山田「そうだな…でも、金髪に青いカラコンして草かぶってくるくらいのことはアイツしそうだぞ。それか、ハチ公の前で竪琴演奏するとか…」 私「山田先輩……仮に、よ?もし仮に、黒川さんがどれか一部分でもアポロンの格好で渋谷に来たら、私、マウントポジションで黒川ブン殴っていいですよね?」 山田「…ちょっと待て、最悪の場合、お前一人じゃ黒川は止められない。念のため、俺と西野が遠くから見ててもいいか?」 ――そんなわけで、私はハチ公前で待機、山田と西野がツタヤの二階のスタバから監視し、もし本当に黒川がアポロンだったら、全員でハチの巣にする、という作戦に。 …なんでこんな渋谷が戦場みたくなってんだよ! っていうか、山田も西野も絶対おもしろ半分だろ!? 一応、黒川さんにもメールで「来週、山田先輩たちも来るかもしれないんですけど、いいですか?」と聞いてみたところ、「もちろん大歓迎です」との返事が。それは何?「たとえ大の男が二人加わったところで、この輝く股間は隠せないぜ!ドント・タッチミー!僕は堕天使!!」ってこと!? 分かんねぇ〜〜!黒川ほんと分かんねえーー!! ほんと怖ぇぇえーーー!! だけどねえ、私だってトリプトレモスの事なら引き下がれないのよっ!! そっちがアポロンで来るなら、私にも考えがある!! 私だってギリシャでいろいろ買ってんのよ! 古代風の白い服とかさ、編み上げサンダルとか、ギリシャ文字のペンダントとかさあ! 全部着てってやろうか…いや、何か逆転の発想が必要だ!! 向こうもこっちの考えは読んでいるはず…!「アポロン=全裸」という予想を私がしていることはすでに感づかれている!一体どんな手で来るつもりだ、黒川!? とにかく、来週黒川さんに会ったら、 その時に何が起こったかをまた書きます…この日記に書けるような内容だったら。 そうじゃ無かった場合は、この事にはまったく触れないで、「大きな石って大抵重いですよね〜」とかそんな当たり障りのない話をします。 …渋谷に来たことある人はスタバの二階とか、「ああ!」って感じでしょうけど、知らない人には分かりにくい話題ですみません。それと、一応ここに書いてある「来週の待ち合わせ日時」関係は本当のものではありません。念のため。 ――あー何だよ、今日イベントのことメインで書きたかったのに… 黒川に全部持っていかれたよ…。 パラ銀、行ってきましたが、とても楽しかったです! 星矢の方々は本当にみんないい人ばっかりだ! 私、ほんと話しかけまくりですみません…お話して下さった方、本当にありがとうございました!!特に、S.Hさん…私、スペースに居座りまくってすみませんでした!お話ちょう楽しかったです!デルフォイのお話とか、本当に面白かったです…!あれは絶対サイトに書くべきだ…!! それと、なんか、男性の方もこのサイト見てくれてると仰ってくれてすごい嬉しかったです…女の人しか見てないかと思ってた。 そして、私がご本を買わせてもらってる立場なのに、何かいろいろお土産を頂いてしまってどうもありがとうございます!おいしく頂いてます!しかも私が大ファンの方から生絵もらっちゃったぞ…ああ…本当にFさんありがとうございます!!超ガン見さしてもらってます!! 温かいお言葉を下さった方も、どうもありがとうございます! あ〜!次はイベント出れたらいいなあ〜! ――そんなわけで、来週はアポロンに会ってきます。 拍手ありがとうございます! お返事は、22日、23日分の日記に書いてあります!
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2008. 9. 28 危ないアポロン大作戦(中編?)
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――先日お話したとおり、来週、黒川さんがアポロンのコスプレ?で渋谷のハチ公前に来る、という話ですが…。 私、色々と考えて…一つ確信したことがあるんですけど… <アポロンの外見についての引用> 『アポロンは、金髪にかがやく髪に、 パルナソス山の月桂樹の冠をいただき、 テュロスの紫色で染めた長衣で地面を掃く。 宝石とインド産の象牙で飾られた竪琴を左手に持ち、 右手でばちを取った。』 『黄金の髪は渦を巻いてそのたくましい肩に流れ落ち、 まとった神のものなる衣からは焚きこめた香のにおいが立ち上る。』 ――あんな冷蔵庫のチルト室で腐ったネギみたいな男にこれをやるのは絶対無理です!! いや、黒川さん、本当にごめん!!黒川さん自体はかっこいいし、いい人よ!私は大好きだし尊敬してる!!だけどアポロンと比べたら犬から出てきたノミほどの存在感もない男なのよっ!!こんなのは絶対に無理よ――っ!! …という旨を、黒川さんにもう少しオブラートに包んだ言い方でメールすると、 返信:『大丈夫です。すでに完璧です。来週には完璧なアポローン=デルフィニオス(※デルフォイのアポロン)をご覧に入れましょう。』 ア、アポローン=デルフィニオス…? …それって、これのこと? 『遠矢射るアポローンの君は、白昼にかがやく星のように船から飛び降りた。 その体からはあふれる閃光が飛び散り、輝きが天にまで達した。』 ――いったい何百万個の豆電球を体にまきつけて来る気よ? …だけど「完璧です」って言うくらいなんだから中途半端なコスプレじゃ許さないかんね!? テメー絶対 この格好で来いよ!!すっぱだかで金髪を巻き毛にして体中からいいにおいさせて来い!! でもねえ! お前がたとえクリスマスのイルミネーションのごとく光り輝いていようともっ! たとえお前のそのメガネからどんなビームが出ようとも! お前にあのアポロンの閃光は…!哲学者ソクラテスの心の闇にすら、理性の光を射掛けたようなあの輝きは! …絶対に再現できぬわ…!! さあ来い、黒川! お前の精一杯のアポロンで渋谷に光の矢を射掛けてみせろ! 私の心に光を焼き付けてみせろっ! だけど絶対私が貴様を正気に戻す!「アポロンはこんなチルト室で腐ったネギみたいな男じゃねえ―っ!!」さあ勝負だ!黒川ーっ! あ、一応、黒川の沽券のために言っておきますが… 当たり前だけど、アイツは他人の迷惑とかポリスのお世話になるようなことは絶対にしない男ですよ!多分何かひねって来るんだと思うよ。 それと、黒川さんのこと悪く言っちゃってすみません… 何度も言いますが、黒川さんはとてつもなくいい人で、かっこいい人です。ただ、なんていうか雰囲気が…ディズニーの『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』の主人公のさ、ガイコツ男のジャックっているじゃん?あれをもうちょっとガイコツっぽくした感じっていうか……さもなきゃ井戸から出てこれない貞子っていうか…、これ、フォローになってる? ああ、来週が待ち遠しいよっ!週よ、早く明けろ!! 拍手ありがとうございます!
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藤村シシン古代ギリシャ・ギリシャ神話研究家。 高校で出会ったアニメ『聖闘士星矢』がきっかけでこの道へ。東京女子大学大学院(西洋史学専攻)修了。
◆著書『古代ギリシャのリアル』(実業之日本社)。◆ NHKカルチャー講座講師。◆2020年オリンピック採火式NHK生中継内、古代ギリシャ語同時翻訳。 ◆平成28年 東京国立博物館『特別展・古代ギリシャ』公式応援サポーター。 ◆UBIソフト『アサシンクリード・オデッセイ』公式コラボ ◆古代ギリシャナイト主催。 など。
お仕事のご依頼: euermo★gmail.com (*をアットマークに変えて送って下さい)
書籍『古代ギリシャのリアル』発売中。 ★よく出てくる宿敵「黒川君」については →【黒川wiki】をご参照下さい。
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