エペメリス・シシナス・フジムラス


 

2010. 2. 23
      【後篇】戦慄のディズニ・シー!
〜with 黒川と地獄の仲間たち

※前日の日記の続き 
 
――そんなわけで、午前中から黒川にアポロン&ディオニュソス砲を食らってしまい、 
 
(野郎、ぶち殺す。) 
 
ついに黒川にぶちキレた私。 
まあよく考えたらその両方とも原因は私のような気もするが、 
 
私「…黒川さん、次は
『インディージョーンズ・アドベンチャー』行きましょう。」 
 
黒川「インディージョーンズ!?楽しそうですね!」 
 
ここから私の華麗なる復讐劇が幕を開けたのだった――!!! 
 
 
<インディージョーンズ・アドベンチャー> 
 
キャスト『それでは、みなさん行ってらっしゃい〜!』 
 
 ガタンガタタン… 
 
黒川「…ちょ…っもしかしてこのアトラクションって、急降下したり落ちたりするんですか!?聞いてないですよっ!!僕、怖いんですけど…っ!!」 
 
私「大丈夫ですよ」 
 
このアトラクションは乗り物がジープの形をしていて、 
ちょうど私の席が運転席だったので、 
 
私「ほら、私の所にハンドルがありますし、下にアクセルとブレーキもあります。
スピード出そうになったらブレーキ踏んであげますから、怖くないですよ。」 
 
黒川「良かった、そんな機能があるんですね!じゃあ安心だ〜」 
 
ウソに決まってんだろ。 
 
(ハンドルもブレーキも作りものに決まってるだろーが…!かかったな、黒川…!!) 
 
ガタタタタ…!!
 
 
黒川「うわ〜〜っ!藤村さん、前!前!!前に吊り橋がッ!!ブレーキ!ブレーキ踏んでください!!」 
 
「オッケー!!あれ、そういや私、運転免許持ってなかったわ。え〜と、
ブレーキって右のペダルだっけ?…えいっ!」 
 
ブォオオーーーン!!
 
 
黒川「それはアクセルですッ!!ブレーキは左です、左!早くっ!早くブレーキッ!!いや、右に曲がって!右!!ハンドルを右に切ってッ!!ギャアアアアア!!!!」 
 
 
私「左だの右だのうるさいですね…。右に曲がるの?
じゃあウインカー出さなきゃ」 
 
黒川
「そんな事言ってる場合じゃ…うわああああああ!!!!前からデッカイ岩が―――!!!藤村さん!!ブレーキ!ブレーーーキーーーッ!!!」 
 
「オッケー!!ブレーキ!…えいっ!…あれ!?えいっ!………
ブっ、ブレーキが利かないーっ!?誰かに細工された!!?」 
 
黒川「誰にーーッ!!!?落ち…っギャアアアアァアアアーーーアアアア!!!」 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
 
黒川「はぁ…はぁ…!!ちょっと、藤村さん…!全然大丈夫じゃなかったじゃないですか!!だいたい、ハンドルが利くとかブレーキが利くとか全部ウソでしょ!?」 
 
「何いってんの?確かにハンドル利かない所がほとんどだけど、
炎よけた所と毒ヘビかわした所は私の腕だから。あれ、普通だったら黒コゲになったり、毒が全身に回って3分で死んだりすんだよ。」 
 
黒川「えっ!そうだったんですか!すみません、どうも有難うございました。」 
 
まあウソですけど。 
 
 
――とにかく、黒川を死ぬほどビビらせたことで溜飲が下がった私。 
このあたりから、黒川さんの後輩で、この日記にもたまに登場する
後藤君も合流。 
 
後藤「おれ、メリーゴーランド乗りたいです!」 
 
―という、大変ロマンチックな一言でアラビアン・コーストにある 
メリーゴーランドへ。 
 
 
 
ここのメリーゴーランドは西洋的な馬のやつではなく、 
アラビア的な魔法の絨毯とか、ランプの魔人に乗って回るやつなのですが、 
 
黒川「!!藤村さん!!あれ、あそこにあるのって
アポロンの聖獣のグリフォンじゃないですか!!?」 
 
 
 
「えっホントだ!あれグリフォンだ!!私、絶対グリフォンがいい!!」 
 
黒川「何いってるんですか!!グリフォンに乗るのは僕です!!どきなさい!!」 
 
私「ああーっずるいーっ!!グリフォン取られたぁー!!」 
 
黒川「フンっあなたはそこのぺランペランの絨毯にでも乗ってなさい!僕はこのグリフォンに乗ってアポロンと北の国に帰ります!!」 
 
「ひどいーっ!私がアポロンになりたかったのに〜〜!!私もグリフォン乗りたいよぉ〜!」 
 
 
後藤
「…あの…先輩方……大変申し上げにくいんですけど……それ、グリフォンじゃなくて、ガルーダじゃないでしょうか……?」 
 
私&黒川
「「えっ……」」 
 
 
 
………ガルーダ?これ…? 
 
「…うん、確かにそれグリフォンじゃなくてガルーダだな。ああよかったー乗ってたら私、生き恥さらすとこだったー」 
 
黒川「ちょ…っ!!あああ、もう回り始めたから降りられないっ!!しまったーー!!」 
 
「アハハ、後藤君見て見て〜!あそこにグリフォンと間違えてガルーダ乗ってるバカいるぜ〜!!」 
 
と、前をガルーダに乗って走る黒川を 
後藤君と後ろから散々笑い、 
 
黒川「くぅううう〜〜!!僕はアポロンになるつもりだったのに…!!」 
 
「何がアポロンだよー〜!お前それガルーダだよ!!」 
 
 
 
 
――さんざん黒川を嘲笑した後は、 
ゴンドラに乗ったり、「タワー・オブ・テラー」に乗ったりしてシーを満喫。 
で、けっこう遅い時間になったので、 
 
私「最後、もうひとつ何か見ますか?どこか行きたい場所あります?」 
 
黒川「…すみません、僕…
最後にもう一度あの振り子が見たいです!!」 
 
 
…これは本っ当に黒川さんらしい一言だ!
と私は思う!! 
どんな派手でエキサイティングな乗り物よりも、 
ただ天井から吊るされてるだけの振り子がいい、と言う!!
 
 
黒川のこの言葉を受け、我々はもう一度「振り子」の部屋に向かった! 
 
黒川「ああ藤村さん、見てくださいっ!振り子の軌道がさっきと違う!地球が自転したからです!!」 
 
私「そうですね!!」 
 
黒川「…『地球が回転していることを私は知っている。 
 
     この私は地球と、そしてパリの街全体が私と、 
     すべてのものが『振り子』の下で共に回転しているのであり、 
     実際には『振り子』の振動面だってその方向を変えてはいないのだ。 
     なぜなら――』」 
 
私「『…なぜなら、『振り子』を吊るした糸を無限に延長したその先の、 
   最も遠い銀河系の彼方に、 
   永遠に不動の<終止符>(ピリオド)があるからだ。』!」 
 
私&黒川「「『地球は回転していても、糸を結びつけたその場所は、 
       宇宙に固定された唯一の点なのである』
!! 
 
       ああーっいいですよねぇええーーっ!!」」
 
 
 
後藤「…あのぅ…さっきから何の話ですか?僕にはただの振り子にしか見えないんですけど…」 
 
私&黒川
「「お前には地球が回ってるのが見えないのか!?」」 
 
 
 
――そして、最後に三人で夜ごはんを食べることに。 
 
黒川「…藤村さん、
もう一度、ギリシャ語しりとり対決で勝負しませんか?負けた方が夜ゴハンおごり、というルールで。」 
 
私「いいけど…。ただし、私が先攻!これは譲れませんよっ!!」 
 
黒川「いいですよ。じゃあ、Α(アルファ)からどうぞ。」 
 
…もちろん、私はさっきの教訓を生かし、 
Ξ(クシー)で終わる単語を!! 
 
『ΑΝΑΞ(アナクス=王)!!フッ、どうだ!さあ、黒川!!どこまで私のΞ攻めに耐えられるかな!!?」 
 
黒川、破れたり――!! 
 
 
黒川『ΞΑΝΘΟΘΡΙΞ(クサントトリクス=金髪)。」 
 
 
私「えっ…」 
 
黒川「ふっ、聞こえなかったんですか?ΞΑΝΘΟΘΡΙ
Ξ(クサントトリクス)です。」 
 
バ、バカなぁー!Ξから始まってΞで終わる単語があるとはーーっ!!? 
しまったーー!!
 
 
黒川「どうだ、秘儀・
Ξ返し!!形勢逆転、というわけです!さあ、藤村さんの番です。Ξから始まる単語をどうぞ。」 
 
私「く…っ…『ΞΕΝΙΑ(クセニア=もてなし)…!!」 
 
もうさっきと完全に同じパターンじゃねえかよ!!
 
どうせまた執拗なΞ攻めで来るんだろ!!?…と思ったのですが、 
 
 
黒川『ΑΠΟΛΛΩΝ(アポロン)。」 
 
私「えっ…?」 
 
……Ν(ニュー)…?? 
 
 
私「……じゃ、じゃあ……『ΝΥΞ(ニュクス)。」 
 
黒川「Ξですか。もうΞ返しできるような単語も思いつきませんし僕の負けですね。お約束どおり、晩御飯をごちそうさせて下さい。」 
 
 
「!!!…黒川さん、あなた…わざと負けましたね!!?」 
 
黒川「何の事でしょう。僕はただ、『アポロン』と言いたかっただけですよ。」 
 
私「納得できません!」 
 
黒川「まあ、今日は藤村さんから頂いた招待券でタダで楽しませてもらったわけですし、このくらいは。」 
 
私「いや、それは私も頂き物ですから!私、黒川さんにおごってもらうわけには…」 
 
黒川「お昼のワインは藤村さんが払いましたよ。だから夜は僕が払っても文句はないはずです。そうでしょ?」 
 
私「そうですけど…、ワイン代と夜ごはん代全部じゃ、私の方が全然安く……はっ」 
 
 
――もしかして、コイツ…最初からこうする計画で…!!? 
 
そう、普段から黒川と食事に行く時は、なぜか私の分をあの手この手でおごろうとしてくるので、 
私がそれを阻止したり、領収書の奪い合いになったりするのよ! 
 
「だから自分が夜ごはんをおごりやすいように、昼に私にワイン代を払わせたんですね…!?」 
 
お昼にしりとり対決を持ちかけてきた時から! 
私が負けることも、こういう展開になることも、 
全部計算ずくだったのか黒川――!!?
 
 
 
「……黒川さん…あなたは…本当にアポロンのような人だ…!!」 
 
私は一番最初に「ここにアポロンで来てくれ」と 
黒川に言ったが!! 
 
「本当に、その通りです!!黒川さんは、未来を見はるかすアポロンのような人です!!」 
 
 
黒川「お褒めにあずかり恐縮です。それじゃ、夜ごはん、ごちそうさせて下さいね。」 
 
後藤「ワーイ!!悪いっスね、黒川センパイ!!ゴチになりますー!」 
 
黒川
「君の分もおごるとは僕は一言も言っていないのですが。…まあ、いいですけど。で、藤村さん、どこで食べたいんですか?お好きなところでいいですよ。」 
 
私「ええ〜っと…」 
 
後藤
「先輩方、僕、あのレストラン行きたいです〜!あそこの豪華客船の上のレストラン〜!!」 
 
 
 
↑ココ。(※シーで最も高級なレストラン) 
 
後藤…コイツ…黒川を経済的に殺すつもりだ。 
 
(さすが黒川の後輩をやれているだけの事はある…!!全く遠慮が無ェ…!!!) 
 
で、このレストランがバックでグランドピアノが流れてるという、 
絵に描いたような高級レストランで、
「なんでこのメンツで来ちゃったんだろう…」と感じたわけですが、料理は本当においしかったです! 
(さすがに黒川に悪いと思って、私も後藤もちょっとずつ置いてきた。) 
 
 
――そして帰り際。 
 
黒川「…今日は本当に楽しかったです!子供の頃の気持ちを思い出しましたよ!!海岸で左巻きの貝殻を探したり!古本のページとページの間に、暗号が書かれたメモを探したり!!…あの時のワクワクした気持ちを思い出しました…!!」 
 
――そう言って後ろを振り返ると、 
 
 
 
黒川「…本当は、まだ全然遊び足りないです…!
きっとあの美しい振り子は、今も地球の自転に合わせて振れ続けてるんでしょうね…、ああ、本当に!去りがたいです!!」 
 
「じゃ、明日も来る?」 
 
 
黒川「…エ…?」 
 
「最初に言った通り、ディズニーの招待券が使い切れないくらいあるんです。私は明日午前中、山田先輩たちと来る予定ですし、黒川さんもバイト午後からでしょ?
明日も楽しみませんか。」 
 
黒川
「…ああ、藤村さん!!あなたという人はーーー!!!来ます!絶対来ます!!」 
 
 
「じゃあ、12時間後!地球が半分自転した頃に、またここで会いましょう!!」 
 
 
 
 
――そんなわけで、まさかの2デイズと相成ったわけですが、 
二日目も黒川は振り子をずっと見ていた、と付け加えておきます。 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
 
そして、ちょっと待って、時間が、ない…!!
すみません、今からもう一度ディズニーランド行ってきます…!! 
もうどんだけディズニー行くんだよ!って話ですが!! 
 
日曜のイベント情報とか、後でもう一度書きに戻ってきます! 
とりあえず、 
私がゲストで描かせてもらったミパン本については、の「カヒガロ」の田中色居さんの日記に詳細が書いてあるので、ご興味のある方はぜひ! 
ってかマジで表紙がオシャレすぎて驚愕した…!!まじパネェ。 
色居&はなこのミパン楽しみにしてます!! 
 
 
下のコメントの欄で色々補足!
  
 

◆補足◆
…ということで、いかがだったでしょうか。ディズニー・シーwith黒川さんたち。
本当は、「タワー・オブ・テラー」をお化け屋敷と勘違いして間違えて乗っちゃった黒川の反応とか、他にも色々なことを書きたかったのですが、字数制限の壁が…!
黒川&後藤のコンビはとっても新鮮でした。あの二人、なんだかんだ上手くやれていると思います。

シーは本当に楽しいな〜!!
ちなみに、つなビィの方で書きましたが、<メディタレーニアン・ハーバー>のあたりに、ヘルメスやアテナやアルテミスのレリーフがあります。あと、アポロンのコスプレをしているグーフィーとか。
黒川さんたちと必死に探しまわって、それもとても楽しかったです!

拍手ありがとうございます!
お返事もう少々お待ち下さい!
..2/24 19:18(Wed)



管理人:藤村シシン

ギリシャ神話、古代ギリシャ史、
そしてアポロンを追い求めています。

連絡先: t-t-moon*ypost.plala.or.jp
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