昨年末に真っ黒い便が出た。 母の大腸癌が見つかった時に「どうしてわかったの?」と聞いたら 「真っ黒い便が出たから」と答えたのを思い出した。 すぐに近くの胃腸科に行き検便をし、その結果を聞くとやはり血液反応が出ているとの事。 それが25日のクリスマスの日。なんと厄介なクリスマスプレゼント・・・(T-T) 次の朝、書いてもらった紹介状を持って市民病院に行った。 大腸ファイバーと胃カメラの検査をすることになり、たまたま年内予約がまだ取れるとの事で、心の準備もできないまま、すぐ翌日に大腸ファイバー、そしてまたその翌日に胃カメラ検査を受けることになった。黒い便が出てからここまでたったの2週間の出来事だった。 大腸ファイバーは思ったほど辛くなく、医師とずっと会話し続けるほど楽に終わったが、胃カメラはかなり辛かった。(生検のための細胞をとったりで時間がかかったせい) 結果は十二指腸に腫瘍があるとの事。幸いなことに悪性ではなく良性のもので脂肪のかたまりだそうだ(身体中に有り余るほどの脂肪のみならず、胃にまで脂肪のかたまりとは) やはり肥満にも要因があるそうだ。 脂肪腫はあまりに大きくなる場合は手術を進めるそうで、一年に一度の胃カメラによる経過観察を言い渡された。 胃や食道はそれはもう綺麗で、見惚れるほどのピンク色。それがちょっと意外だった。 (腹は黒くなかったわけやね) 結局今回の黒い便はその脂肪腫からの出血で、ストレスや高血圧の影響もあったのかもと。 思えば昨年、多忙な9月を過ごした後にいよいよ弱って歩けなくなった貫太を介護し、10月に18歳と5ヶ月の命を看取った。覚悟をしていたとはいえ、やはりかなり心と身体にこたえていたようだ。 何度も何度も自分の意思に反して溢れ出てくる悲しみはどうしようもなかった。 悲しみで身体が不調になるのも初めてで、それだけ歳をとったということなのだろう。 来年は胃カメラの経過観察検査と、腸に見つかった8ミリほどのポリープを取ることになった。 大腸癌は遺伝性があるとも聞く。「車検」と一緒で、人間も60の山を越えたら、年に一回の検査を受けなはれということですな。 |
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