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2017.07.08_aramaki
kamio 2017/07/08(土) 14:58
aramakiさんのプレゼンに対する感想、意見、批判、補足などを書いてください。

Re:2017.07.08_aramaki
kamio 2017/07/10(月) 14:00
【形式】
- 約26分間でした。長すぎるとも短すぎるとも感じないですむ適切な時間配分でした。ディスカッションの時間もしっかりとることができました。
- aramakiさんは面談の際に、自分のプレゼン全体の流れを数十秒で的確に説明することができていました。プレゼンの背骨を一つのストーリーラインとして把握していました。プレゼンでフリー感が高かったのはそのためです。
- 重要なキーワードを冒頭で手短に紹介したのはとてもいいアイデアでした。しかも、キーワードをたんたんと列挙して定義するのではなく、それぞれについて小さなエピソードを付けていました。
- 初期の映画館を説明するのに、シネマコンプレックスを引き合いに出しました。とても効果的でした。一般化します。Xという概念を説明するのに、それに似ているが異なる、つまりそれに隣接するYという概念を持ってきて、Y★ではなく★Xというかたちで説明するという方式です。
- 映画館の先駆形態であるパノラマ観における観客が、世界を一望したいという欲望をもっていたということを説明する際に、東京タワーにのぼる人の例を挙げました(ひょっとするとスカイツリーだったかもしれません)。私たちにとってリアリティのない昔の出来事や事物や感覚を説明する際には、自分たちが知っている類似した例を引っぱってくるのは賢明です。もちろん、違いは押さえた上で、ですが。
- 要所要所で疑問文を呈示し、その答えを考えるという形式でした。これまた非常に有効でした。
- はじめてパワーポイントを作ったにもかかわらず、レベルが高かった。私はアニメーション効果をできる限り使わないようにしているのですが、aramakiさんのプレゼンを見ているうちに、アニメーション効果も悪くないな、と考え直してしまいました。■さらにレベルアップするためのアドバイスをメモします。@コンテンツはすでにaramakiさんの頭のなかに入っていたので、文字列はもっと少なくしてもいいでしょう。A文字はもっと大きくしましょう。Bスライドの背景はできるだけシンプルにしてください。せっかくのコンテンツが目立たなくなります。
- ディスカッションが前回よりもさらによくなりました。まず質問者が妥協しない姿勢がいい。くいさがる。発表者もひるむことなく、極限まで思考していることをみてとることができました。■質問する学生と回答する学生とのやり取りのなかで、じょじょに論点が浮き彫りになってきました。この書き込みの後半部で私見をメモしますが、論点は「映画を観るメディアによって作られる共同体は、昔と今では異なるか、それとも同じか」、ということでした。私は皆さんのつたない(失礼!)質疑応答を脇で聞いていて、一秒でも早く介入したかったのですが、絶えず誰かが挙手し、発表者がそれにしっかり回答していたので、介入するタイミングを失ってしまいました。私が「正解」らしき発言をすることができなくなってしまいました。他の授業でも繰り返し言っていることですが、私は大学での学問には「正解」はない、という立場をとっています。しかし学生が「優等生」だと、教師が発言したとたんその発言が「正解」とみなされてしまい、ディスカッションがストップし、「優等生」たちはそれをメモします。これでは、皆さんの思考力が鍛えられません。皆さんは単なるコピーする「優等生」として四年間を過ごすことになります。これからも今回のように、私が発言するタイミングを遮断してください。

【内容】
- aramakiさんの発展テーゼでは、「共同体」は、同一の映画を鑑賞して感想を交換する人々★ではなく★、同一の映画を鑑賞することで、脳内に同一の情報が降り注ぐ人々の集合体をさしています。どちらかの定義が正しいというわけではありません。一般に定義というのは、論者が主張を展開する前に決めます。多くの場合、定評がある既存の定義が使われます。いずれにしても、もっとも重要なことは、定義を明確にしておくということです。■同一の情報が降り注ぐと言っても、それを受け入れる脳内の構成は一人一人違うので、情報の雨の染みこみかたは異なります。それでも、他にテレビなどの娯楽装置がなければ、その地域でたった一つの映画館に多くの住民が集まり、たった一本の映画をいっしょに楽しんだはずです。今で言えば、スポーツカフェやパブリックビューイングでサッカーのワールドカップをみんなでいっしょに楽しむ様子に似ています。違いは、今では同じコンテンツを一人で見ることもできるし、他の娯楽もたくさんあるということです。私が文字で説明するよりも、『ニュー・シネマ・パラダイス』という映画を観るほうが、映画館による「共同体」の構築を実感できるはずです。■数少ない映画を地域に一つしかない映画館で観るのと、動画配信サービスを使って膨大な数の映画のなかから映画を選んで観るのは、選ばれた映画が同じであっても、観客の脳内の構成は異なります。動画配信サービスで映画を観る場合は、その映画である必然性はありません。他の映画を選ぶこともできたからです。それに対応して、できあがる「共同体」も異なります。これについてはaramakiさんがしっかりと説明してくれました。同じ趣味をもつ人々がネット上で意見を交換することでできあがる「共同体」の場合、メンバーは相互に実際の顔を知りません。英語でのコミュニケーションならば国籍も不明です。性別や年令をいつわることも簡単です。もっと言ってしまえば、メンバーが人間ではなく、コンピュータ・プログラムの可能性もあります。これは、現在のAIの性能ならば、夢物語ではありません。aramakiさんはこのことから、新しい「共同体」は「開放的で脆い」と特徴づけました。「開放的」というのは、この「共同体」は原則として誰でもメンバーとして受け入れるからです。それに対して、『ニュー・シネマ・パラダイス』に出てくるような田舎のたった一つの映画館では、よそ者は目立つはずです。ただし、「脆い」という形容詞はやや適切ではないように思われました。リアルな映画館は爆撃されれば壊れ、観客から成る「共同体」も消えるでしょう。ヴァーチャルな「共同体」は爆撃されません。ただメンバーの出入りはあります。ですから、「脆い」よりも「流動的」のほうがいいかもしれません。
- 今ではもうポルノ映画館は激減しました。基本的にポルノは一人で観るものであり、そのためにはアダルトビデオというメディアが最適だからです。しかし、いろいろな意味で「つながる」ためのポルノ映画館は健在です。ゲイの人たちが知り合う場所は「発展場」と呼ばれます。たとえば上野のO劇場がそうです。そこではリアルな「共同体」が構築されているらしい。ただしヴァーチャルな「共同体」と同じように、「流動的」なようです。

Re:2017.07.08_aramaki
mori 2017/07/15(土) 07:37
最初に注目してほしいキーワードを説明していたことがよかったと思います。こうすることで、聞く側はaramakiさんの考える重要な点に特に集中することができたのだと思います。また、発表の中で何度かまとめを挟むことで、頭の整理がしやすかったように感じました。さらに、質疑応答の際に、終始自分なりの意見を考え続け、どんな質問にも真摯に向き合っていた姿勢がとても印象的でした。何よりも、自分の意見を持つということが大切なのだと思います。また全体として、自分で投げかけた問いに答えるという形式をとっていたため、論理展開がスムーズだった点もよかったと思います。一方、「逆に」という言葉を何度か使っていたことが少し気になりました。何が逆なのかな、と感じるところが何度かあったためです。また、今回ディスカッションのテーマとなった「共同体」について最初にある程度自分なりの定義を定めていたら、もう少し楽にディスカッションを進められたと思います。「共同体」という語は日常的に使う言葉ではないため、フロアからの指摘を受けるのではないか、とあらかじめ予測を立て準備をしておくと、自分に有利な流れに持って来れたかもしれません。また、7章の目次が長いので、読点を入れるか、もう少し簡略化した目次でもよりわかりやすくなるのではないかと思いました。

Re:2017.07.08_aramaki
kawasaki 2017/07/15(土) 09:52
発表おつかれさまでした。リハーサル時と比べ格段と聞きやすくなりわかりやすい発表だったと思います。まず良かった点は最初にキーワードを提示した点です。新牧さんのように内容が推測しにくいテーマの場合、先にキーワードを提示することで全体像が見えなくともテーマの大まかな内容が取りやすくなり結果として理解につながりました。次にスライドにおいて違いをはっきりさせたものが多かったのがわかりやすかったです。違いをはっきりさせることで時代による変化や現在との対比がより鮮明になったと思います。またスライドに章と章のつなぎを載せていたことがよかったです。そうすることでより滑らかに段階を踏めており、聞きやすい印象を受けました。改善点といえば「感じ」を多用しすぎのように思えました。あくまでも1番読み込んでいるのは発表者自身であるために自分の考えにより自信を持って良いと思います。次にスライドやハンドアウトに目がいっていて、フロアに対する目線が少なかったように感じました。もう少しフロアの状態に目を向けその理解度に応じた発表にするとより理解度があがると思います。
共同体のように定義づけによって意味が少し変わってるような語についてディスカッションできたのはとても良いことだと思いました。わたしの場合共同体とは共通意識を持つ自然に形成された集団と捉えており人によって解釈が違うことはあらかじめ予測し自分なりの考えを持っているとまた違ったのかと思います。何にせよ抽象的概念に対ししっかりとディスカッションができたことは良かったと思います。

Re:2017.07.08_aramaki
kaburagi 2017/07/15(土) 11:39
映画の説明をする上で、パノラマ館やシネマコンプレックス、ホームシアターなどとの比較を通して明確に区別していたところがわかりやすくて良かったです。また、発表を聞いていて「どうしてそうなるんだろう」と疑問に感じるところがあってもその直後にしっかりと説明を補ってくれたので、フロアの目線に立って話してくれているように感じました。改善点としてはもう少し声にメリハリをつけても良かったのではないかと思いました。
あとから思ったことは、ディスカッションで、今の時代では多くの映画が存在していて、さらに上映される映画が早い周期でどんどん変化していくため、一つの映画を長く大事にすることがないという話があったと思うのですが、現代では上映された映画がのちにDVD化することが多いと思います。DVDを買った場合は、売らない限りその映画を手元に置くということなので、長く大切にするということになるのではないかと思いました。

Re:2017.07.08_aramaki
hasegawa 2017/07/15(土) 15:27
今回は「共同体」という曖昧な定義について討論がありました。私自身は始め、映画が出てきた当時は映画を観たという「事実」が共同体のもとになっていて、現代では映画を観てそれと同じ「考え」を持ったものがもとになっていると捉えましたが、さまざまな解釈があるのだなと思いました。あらまきくん自身もしっかりと考えた上で質問に負けじと答えていたのが印象的でした。白熱した討論に刺激を受けました。
先生もおっしゃっていたのですが、わたしは後ろの席だったので、パワーポイントの左の青い背景と被っていた文字が見えませんでした。しかし全体的にいいペースで落ち着いた発表だったので聞きやすかったです。お疲れさまでした。

Re:2017.07.08_aramaki
uchitani 2017/07/15(土) 22:18
アニメーションがとても見やすかったです。しかし、パワーポイント上の字も多かったので、読むのに少し苦労しました。もう少し声が大きいともっと聞き取りやすかったと思います。
内容について、私はまず映画を見た段階で一つの共同体、さらに感想を話したりすることでその中でもう一つの共同体を形成していて、人が参加する共同体というのは一つとは限らないのではないかな、と思いました。個人的に、「そもそも現代のSNS上でのそれは共同体なのか?」という私の質問に対してのこたえの「SNSでの発言というのは結局誰かからの反応を求めている」というのがとても納得でした。独り言のわうにつぶやく、SNSなのだろうと思いますが、確かに自分もみんなも誰かからの反応を求めているように思えました。

Re:2017.07.08_aramaki
ota 2017/07/16(日) 16:11
・パワポの文字列をもっと少なくしても構わないくらい、フリーに話せていた印象を受けました。図を用いた説明も効果的で、ただ口頭で説明されるよりも具体的なイメージがつかめたと思います。・ご自身のことを「自分」と呼んでいた場面があったことが、少し気になりました。また、ハンドアウトの脚注のフォントサイズは、本文のそれよりも小さくていいのではないかと感じました。・映画館の共同体形成力が低くなりつつある現代、初期の映画館のような役割を担っているメディア、共同体形成力を密かにもつメディアには何があるのか、興味がわきました。現代に生きる私たちも、初期の映画館に通った人々のように、知らぬ間に何らかのメディアに洗脳されているのかもしれないと考えたからです。共同体形成力が良い方向に働くこともあるのかもしれませんが、いずれにしても人は、あらゆるメディアがもちうるこのような共同体形成力の存在に、自覚的であるに越したことはない気がしました。

Re:2017.07.08_aramaki
sunazuka 2017/07/17(月) 15:17
発表お疲れ様でした。印象に残るアニメーションによって内容をしっかりと理解することができました。声も大きくて聞き取りやすかったです。文字列が多かったので、パワポを読み上げている感じがしたのが残念でした。もっと画像を挿入できるとよかったと思います。ディスカッションで指摘する部分がなかなか見つからないくらい、発表がしっかりと構成されていました。ディスカッションでは、共同体についての議論が中心となりました。これまでのディスカッションと比べ、フロア側も深いところまで追及していくようになったように感じました。それに負けないように意見を考えようとする姿勢もよかったと思います。

Re:2017.07.08_aramaki
aramaki 2017/08/01(火) 15:39
 皆さん、コメントありがとうございました。

 形式に関しては以下の点が改善すべきことだと実感しました。
・「自分」「逆に〜」「〜感じ」など癖になっている言葉がある。
・フロアを見る余裕がなかった。パワーポイント、ハンドアウトにのみ目が行っている節があった。
・パワーポイントに文字列が多く、文字が小さいものがあった。
・背景が伝えたい情報の邪魔になっている。
・声のメリハリ、大きさ。
 大変参考になりました。今度、発表する機会があったら、直せるものから直していきたいと思います。特にパワーポイントの部分は比較的、準備の段階で直せるため、意識して早めに直したいと思います。

 内容については、やはり皆さんもおっしゃっているように「共同体」の定義を明確に定める必要があったことを実感しました。「共同体」は抽象的なワードです。そのため、私の中で若干曖昧になっていました。議論の際、そのことをテーマに話して実感しました。今度からは抽象的なワードがテーマになるときは発表の最初に説明できるように準備していきたいと思います。

 皆さん、本当にコメントありがとうございました。大変勉強になりました。

Re:2017.07.08_aramaki
Ishizawa 2017/08/04(金) 23:48
発表お疲れ様でした。コメントが遅くなってしまい申し訳ありません。
授業等でも取り上げられていたことですが、テキストを読んだだけでは不明瞭であったり理解できなかった点が、パワーポイントのイラストなどによるわかりやすい視覚的な説明によって、とても理解しやすくなりました。映画館の意義というものも、時代の変化に合わせて変わっていく
説明も丁寧にされていて良かったです。
改善点を挙げるならば、個人的には内容よりも話し方だと思いました。ゆっくり大きな声で話していた点は良かったのですが、抑揚があまりなく強調したい部分や主張が話を聞いているだけではわかりにくい印象を受けました。
プレゼンおよびテクストでは映画館に行くことで、見知らぬ人と知り合ったり同じ体験をすることで共同体の構築を促すとしていました。私はこのことこそが映画を見に行くということの意義だと思いました。たとえインターネットの発達によって個人観賞の傾向が強まっていったとしても、やはり映画館という特別な空間で知らない人と同じものを見て同じタイミングで笑ったり泣いたりする感情の揺れ動きは1人では感じられない映画館の良さだと思います。


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