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 [1006]   彩遊紀の紀   .. 2025/05/17(土) 14:14 
◆ 異時空間
皆さん今晩は、彩遊紀の紀です。
私の第二の定年のご苦労さん会を開いてくれた赤坂プリンスクラシックハウス。混雑する地下鉄の地下通路から上がったそこには大正ロマンを思わせる異時空間がありました。「定年後、ゆったり過ごしたら」と言っているような空間でした。そんな異時空間には海外旅行に行った時にも行きました。モロッコのマラケシュには観光案内で「迷宮都市」と書かれたメディナという街があり、そこはまさに異時空間でした。大きな荷物を背負ったロバが歩き、でもその脇をあのボンネットの三つ股エンブレムがひしゃげて横を向いてしまったままのぼろぼろのベンツがのろのろと行き交う、そんな街はまさに異時空間でした。そのほかにも、馬車が行き交う町を歩いていたら後ろに突然ピラミッドが見えたエジプトのカイロ、赤や緑の民族衣装を着た現地の女性が籠に入れた鶏を売っているマヤのチチカステナンゴの街、プラットホームもない駅の線路に沢山の物売りの人が現れ、電車の窓越しに商売するペルーのオリヤイタイタンポ駅、皆な異時空間でした。パリのシャンゼリゼを歩くより、私はそういう異時空間が好きでした。
 
 

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