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 [1014]   彩遊紀の紀   .. 2025/07/12(土) 16:26 
◆ 新しい歌舞伎
皆さん今晩は、彩遊紀の紀です。
七月の歌舞伎は新しい松本幸四郎の鬼平犯科帳で、新作歌舞伎でしたが、音楽はシンセサイザーで、やはり太鼓や笛の方がオーソドックスで歌舞伎らしいなと思いました。最近の歌舞伎にはアニメを原作とした「ワンピース」「鬼滅の刃」や「風の谷のナウシカ」あるいはゲームの「ファイナルファンタジー」を原作としたものなど、若手の役者が主演でしかも演出と、役者が自分のやりたいものを企画演出、主演をするというものが現れています。若い人が興味をもって歌舞伎を観に来てくれるということのためにはいいことなのかもしれませんが、オーソドックスな歌舞伎との調和が難しいですね。以前アニメではありませんが夢枕獏さんの「陰陽師」を原作とした新作歌舞伎を当時の市川染五郎のもので観に行ったことがありましたが、これはオーソドックスな歌舞伎調で楽しめました。新しい時代の新しい歌舞伎として、観客も新しい観客を呼び込みたいという気持ちはわかるのですが、昔のスタイルを残しながら新しくしていくというのは難しいですね。それは歌舞伎に限らず商品開発も時代に合わせてどのように進めるかということとも通ずることで、難しいですね。
 
 

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