[1068] 彩遊紀の紀 .. 2026/07/11(土) 17:06
◆ 画家の絵は年齢によって変わってきている
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川合玉堂のあのちょっと淡い色の、日本の自然や人々の暮らしを描いた絵が私は好きです。でも今回の作品展を見て、その作品は玉堂の30歳代前後の作品に多く、70歳代以降の作品では、題材としては日本の自然と人々の暮らしではあっても、靄ッとした作品より赤や緑の濃い色で、くっきりした作品が多く、年齢と共に描き方が変わってきたようでした。 先日見たゴッホの作品も、私たちはゴッホの絵と言えば、いわゆる黄色を中心として荒い筆のタッチの絵を思いますが、若い頃の絵はレンブラントに似た、暗い背景で光と影の絵でした。昔ピカソの作品展も見ましたが、ピカソの絵と言えばあの目や鼻がゆがんだ若い女性の絵を思いますが若い頃のいわゆる「青の時代」の絵は普通の絵で、「アッ、ピカソも普通の絵を描いていたのだ」と思いました。ゴッホもピカソもそういう普通の絵の時代を踏まえて、独自の境地に達したのだなと思いました。 私の絵も妻に言わせると、20年前の60代の個展を始めたころの一回目や二回目の個展の頃の絵は丁寧に描かれていて、その頃の絵の方がいい、と言います。私は70代になってから自分の絵に独自性を出そうとして、絵を変えようとして描いてきましたが、まだ中途半端です。個展では見て頂いた皆さんからは、「紀さんの絵を見ているとほっとして心が休まり、好きです」とよく言われました。へんに変化させようとしなくてもいいのかなとも思います。
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