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 [1070]   彩遊紀の紀   .. 2026/07/25(土) 13:44 
◆ 野十郎は月に神や仏を見た
高島野十郎展では絵の他に野十郎が書いた絵のメモノートが展示されていました。野十郎はそこに「花一つ、砂粒一つにも日本人は神を見る。キリスト教徒にはできないことだ」と書いていました。そして「月は観音様の生れ出る穴だ」とも言っています。満月は “慈悲”をめぐる野十郎の仏的な心象だったのではないでしょうか。
私はペルーのマチュピチュからの帰り道、バスを追いかけてくる満月を見て、その月に何か霊性を感じ、マチュピチュにかかる満月を一度描きたいと思いました。そして個展に出す作品に黒いマチュピチュの背景にかかる満月と白く輝くインカ道を描きました。またもう一つ黒い水草が浮かぶチチカカ湖にかかる満月の作品も描きました。またローマのホロロマーノの遺跡かかる満月も描きました。海外旅行で見た遺跡を満月の下にして描いていると何か心が落ち着きました。
そして夕日。シルクロードの楡林窟からの帰り道にみた楡の並木の後ろに沈む夕日を見て「アッ、これを描きたい」と思って、次の個展の作品に出しました。
私も野十郎と共に、月や夕日に感じる霊性、仏性、神性を描きたいと思います。

 
 

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