[806] 彩遊紀の紀 .. 2021/07/17(土) 16:12
◆ 湯島聖堂の孔子の銅像
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皆さん今晩は、彩遊紀の紀です。 大雨土砂災害の梅雨がやっと明けたと思ったら今日はギラギラの夏日。庭の草花も強い日差しにうなだれています。先日会社の近くの湯島聖堂の孔子銅像をスケッチしてきました。湯島聖堂には何回も行っているのですが、この孔子銅像には気が付きませんでした。この銅像、説明によれば昭和50年(1975)に台湾から寄贈されたとのことで、その年代を見てびっくりしました。1975年といえば中国では文化大革命の最中で、「批林批孔」ということで孔子批判の真っ最中、だからこそ台湾が寄贈したのか知りませんが、もっと経緯を知りたいです。それにしても中学生くらいの批判精神もない子供たちを扇動して孔子批判をさせたり、昔からの中国の大切な文化を破壊したりという文化大革命。当時私は中学生くらいの紅衛兵を使うというそのやり方に憤りとともに、うまいやり方だなと思い、中国の文化と中国という国はどうなってしまうのかと思いましたが、この文化大革命に対して当時の朝日新聞は大賛成の記事を連発し、共産主義を礼賛していました。朝日新聞はこの運動の本質を分かっていないなと思いましたが、その後毛沢東が死ぬとあっという間に文化大革命批判が起こりましたが、朝日新聞はほっかむりでした。現象を見るだけでなく、自分で考えて、物事の本質を見抜く力が大事で、そういう意味で私は孔子の論語の「学而不思則罔(学びて思わざればすなわちくらし」という言葉が大好きです。
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