[846] 彩遊紀の紀 .. 2022/04/09(土) 16:40
◆ 降伏
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皆さん今晩は、彩遊紀の紀です。 今週の雨で桜も散り始めました。これから一雨毎に夏に向かっていく時期です。そんな春を楽しむ日本ですが、ウクライナの情勢はまうます混迷を極めています。いつどのように終戦を迎えるのか。そんな中で元大阪府知事の橋下徹さんが言った、「人の命を救うには ウクライナは降伏した方がいい、20年経ったらまた戻ってくればいい」という発言が、議論になっています。この発言に対し「でも降伏してロシアが支配した後の、自由が奪われるということがどういうことなのか、橋下さんはわかっていない」という反論が続いています。この論争で思い出したのは以前読んだ《かわぐちかいじ》さんという漫画家の書いた「太陽の黙示録」というコミックです。このコミックは2002年に発表されたコミックで、2002年に日本を襲う大地震が起き、その後、復興支援という名目でアメリカと中国が日本に進駐し、日本が南北に分断されて中国が北日本を支配し、アメリカが南日本を支配する中で、再統一を目指す日本人が苦悩するというストーリーです。北日本は中国に支配され、日本人の意思は無視され、自由はなくなります。南日本でも同じです。占領され降伏したら、人々は生き延びれても、中国にそしてアメリカに支配されて自由のない生活になる、そんなコミックが2002年という2011年に起きた東日本大震災の10年も前に、そしてウクライナ戦争がおきた20年も前に描かれています。今ウクライナが降伏してロシアが支配したらどうなるのか。この「太陽の黙示禄」が示唆しています。
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