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 [980]   彩遊紀の紀   .. 2024/11/23(土) 11:15 
◆ 手塚雄二さんの絵画展
皆さん今晩は、彩遊紀の紀です。
今週も寒いです。会社に行くのにハーフのダウンコートを引っ張り出しました。
先週この寒い中、「横浜そごう」でやっていた手塚雄二さんの絵画展wo
見てきました。この展示会は手塚さんが描いて、来年、上野寛永寺根本中堂の天井画として奉納されることになっている「叡嶽双龍(えいがくそうりゅう)」という阿吽(あうん)の二つの龍が空から降りてくる絵を描いたもので、6mX12mの天井板そのものに描いた絵をお披露目するための展示会でした。作品の解説によると、手塚さんはこの絵が今後数百年後にも残るように、文化財修復の専門家にも相談して画材にはカビの生える胡紛は使わず土を使うなどの工夫もしているとのことですし、天井画を天井板に直接描くという絶対に失敗できないことから、全体図の下絵を描くとともに、部分部分の下絵も描き、さらに小下図、大下図と描き進め、最後に藝大の日本画出身の3人をパートナーに協力を得、その3人が天井板に直接、下絵を書き写すなど、制作には3年間かかったそうです。
その「双龍」の作品と合わせて手塚雄二さんのこれまでの日本画も沢山展示されていました。手塚さんは藝大で平山郁夫先生の部屋の出身とのことでしたが、画風はむしろ東山魁夷に似たもので、波を中心に海を描いた「海音」、那智の滝の夕闇の空に流れ星が飛ぶ「創星那智」、静かな林の「朝霧」などなど、その神々しい作品に感激し、しばし作品の前で佇みました。葉っぱ一つ、波一つも丁寧に描いた絵、朝霧や夕闇の表現などを見ると、それに比べて私の絵のいい加減さに反省するとともに、もう一度絵を描きたくなりました。

 
 

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