[997] 彩遊紀の紀 .. 2025/03/15(土) 11:48
◆ 歌舞伎の若手が育っています
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皆さん今晩は、彩遊紀の紀です。 三月大歌舞伎は「忠臣蔵」を見てきました。大詰めの討入りの場よりも山崎街道の場での定九郎がかっこよかったので今週の一週一絵にしましたが、定九郎を演じていたのは若手の中村隼人でした。中村隼人は大叔父があの「中村錦之助(萬屋錦之助)」で、父は二代目の中村錦之助、いとこに中村獅童という歌舞伎一家です。この日の「忠臣蔵」では片岡仁左衛門(大石内蔵助役、歌舞伎では大星由良助)や尾上菊五郎の大御所が出演していますが、中堅の中村勘九郎、七之助、尾上松也、愛之助、菊之助に混じって、若手の中村隼人や橋之助が好演技で、これらの人達に歌舞伎の伝統が引き継がれていくのだなと、これからの歌舞伎が楽しみです。最近中小企業などで、後継者がいないので廃業するという話がよく出てきますが、歌舞伎の役者は小さい頃からそのように育てていることを考えると、企業でも早くから後継者を育てる意識が必要なのだと感じました。
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