MM5311Nによるニキシー管時計について
投稿者: ゆきちゃん
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2023/07/25(火) 13:54
No. 14944 引用 |
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BCD出力がある時計用LSI「MM5311N」を使った、ニキシー管時計製作の記事が気になっています。「桁信号」はアクティブＬなので「4050」を使って「OFF時」にフォトカプラーを点灯させ、「数字信号」もアクティブＬなので、「4011」を「インバーター」として動作するように結線し、これの出力を「4028」に入力して10進出力に変換して、これを「4049」を使って「ON時」にフォトカプラーを点灯させ、両者を組み合わせて、ニキシー管で時・分・秒の６桁を表示させている事がわかります。この「桁信号」と「数字信号」のタイミングがぴったり合っていないと、表示がメチャクチャになってしまうのですが、回路図を見たかぎり、タイミングを合わせる為の特別な対策はしていない様に見えます。実際のところ、どうだったのでしょうか？お手数かけます、回答をくださる様、おねがいいたします。
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 Re:MM5311Nによるニキシー管時計について |
引用 |
| 投稿者: O-Family ..2023/07/25(火) 18:02 No.14945 |
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私の記事では、時計のカウント部と別の表示器を互換接続するために、接続部の信号をTTLレベルに落として統一しています。
ですから、実際にMM5311Nを使う時計の場合は、マニュアルに書いてある参考例のようなシンプルな回路でOKです。
桁信号とセグメント信号は、特に難しいタイミングは無いです。
難しいのは、表示器によって表示の遅延が出るので、ブランキング期間をうまく制御しないと、隣の桁に表示が薄く映るゴーストを除去する工夫が必要なくらいです。
表示がメチャクチャになるとは、どのような現象ですかね？
何か根本的な間違いがあるような気がしますが、回路図があるとわかるかもしれないですけどね！
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| Re:MM5311Nによるニキシー管時計について |
引用 |
| 投稿者: ゆきちゃん ..2023/07/27(木) 07:30 No.14948 |
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昨日は、返事をいただき、まことにありがとうございました。さて、あらためて貴方が製作された「MM5311N」によるニキシー管時計の「LSI部」の回路図を見たところ、MM5311Nの26ピン「マルチプレクサ周波数設定」周辺が気になりました。普通はここと電源＋との間にコンデンサーを、ここと電源−との間に抵抗をつなぎます。しかし、貴方の製作例では、電源−との間に抵抗がつながっているものの、もう一方には、１個の抵抗と２個のコンデンサー、NPNトランジスターがつながっていて、このNPNトランジスターは、28ピン「表示停止」につながっていて、26ピンの出力で表示停止を制御しているように見えました。電源＋とは直接接続されておらず、コロン表示を明滅させるインバーターIC「4049」の入力につながっているのが気になりました。ここで、どのような制御がなされているかが気になりました。なお、問題の「FCM7002」ですが、表示を止めてしまうと、「タイム」も「データストローブ」も停まってしまいました。返事をいただければ、幸いです。
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| Re:MM5311Nによるニキシー管時計について |
引用 |
| 投稿者: O-Family ..2023/07/27(木) 09:48 No.14949 |
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> ここで、どのような制御がなされているかが気になりました。
何度も書いていますが、ニキシー管のような表示に遅延がある表示デバイスは、表示桁を移動する際にブランキング期間（表示を消す期間）が必要で、これが無いとダイナミック点灯の次の桁に前の桁のゴーストが表示されます。
MM5311Nのマニュアルの、
FIGURE 9. Interface Panaplex II* Neon Display Tube
（図9. Panaplex II* ネオン表示管のインターフェース）
MULTIPLEX TIMING AND INTER-DIGIT BLANKING
（多重表示（ダイナミック点灯）のタイミングと桁間のブランキング）
に示されているように、桁のダイナミック点灯のタイミングで信号の遅延を作って、その間に表示を消してゴーストを除去する回路です。
> コロン表示を明滅させるインバーターIC「4049」の入力につながっているのが気になりました。
DIP SWによる消灯中に、コロンの点灯を消す回路です。
> なお、問題の「FCM7002」ですが、表示を止めてしまうと、「タイム」も「データストローブ」も停まってしまいました。
もちろん、[Display Enable]ピンで表示をOFFにすれば、各信号も止まるでしょうね。
消灯期間中は消費電力を抑えるために、IC内部の回路もOFFにしていると思います。
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