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Name: JIN野
Date: 2013/09/19(木) 11:01
No:5027
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Title: 改宗と改葬について
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名古屋に13年前に家を建て故郷から母を呼び寄せ女房、娘と暮らしています。お墓は故郷の三重県にあり、お寺様は浄土宗です。 父の時代に建墓して父、祖父、祖母、叔母、息子が入ってます。子供は娘2人のため、私達夫婦亡き後に無縁仏になってしまうのはご先祖様に申し訳なく、将来を考えると名古屋にお墓を移そうと考えてます。幸い、近くの天台宗のお寺様の敷地内で檀家になることの条件でお墓の分譲をしています。 私としては、縁もゆかりもない見知らぬ郊外の土地にお墓を移すより、近所の方が良いような気がします。宗派を変えることはご先祖様とって如何なものでしょうか? 御教示をお願いします。
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Name: 天台沙門
Date: 2013/09/23(月) 17:17
No:5031
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Title: Re:改宗と改葬について
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某政令指定都市に所在する寺を預かる天台を宗とする者の立場から。
Q1:郊外の土地にお墓を移すより、近所の方が良いような気がします。 A1:私も墓は近いところをお勧めします。ただ、名古屋から三重県内までの移動時間と手段が不明ですが、「墓参」という義務感ではなく「故郷」という感じで行くことのできる場所なら、かえって移すまでもないのかなとも思います。
Q2:宗派を変えることはご先祖様とって如何なものでしょうか? A2:難しい問題です。宗旨を変えると亡くなった方がどうなったかという考え方も変えねばならず、それにともない生きている側の考えも変えねばならぬ可能性がありますから。 例えば「亡くなった方は今どうなっているか?」と考えたとき、浄土教的には「阿弥陀如来の導きによって極楽往生している」のですが、密教的には「大日如来という宇宙の真理と一体化して成仏している」わけですから、今まで「極楽」という「ここではない場所」にいたご先祖さんが、どこでもない宇宙全体という「ここ」に存在することになってしまうのですね。 しかし「ご先祖さま=死者」の立場からしてみると、自分という存在を覚えていてくれればそれでよい、というところではないでしょうか。「死者の居場所」に関していえば「あの世」にいることは確かでしょうが、そこを「極楽」と呼ぼうが「宇宙」と呼ぼうが「天国」と呼ぼうが、それは生者の宗教上・信仰上の都合にすぎないはずですから(と、私は信じています)。
以上、ご参考までに。
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Name: JIN野
Date: 2013/09/25(水) 00:01
No:5033
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Title: Re:改宗と改葬について
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天台沙門様へ ご教示ありがとうございました。
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