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Name: 七種
Date: 2009/06/21(日) 20:37
No:2754
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Title: 僧侶に質問
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葬式の際、一般人は葬式を行った僧侶から引導を渡されると聞きました。ですが、無くなったのが僧侶の場合引導を修行の段階でしから頂いて居るので葬式の際渡され無いと書いて有りました。この引導は、一般人は生きている際に得るのは難しいでしょうか?
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Name: 僧侶
Date: 2009/06/21(日) 20:57
No:2755
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Title: Re:僧侶に質問
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引導は冥土の世界へ導く為のものです。 教師(僧侶)は教化の場を移す(遷化する)ため、佛の世界へは行きません。
在家の方が生前中に引導をもらうとのことは、赤子に政治経済を教えるのと一緒です。
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Name: 勝運寺山主 [URL]
Date: 2009/06/22(月) 08:44
No:2756
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Title: Re:僧侶に質問
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七種様 引導について簡単に説明をしておきます。 僧侶様はどこの宗派の方かわかりませんが拙僧が先師より教えていただいた事をここに書き込んでおきます。
「引導とは死後、戒を授かり仏の世界へ旅立つ為の準備である。 生前に受ける場合は是を得度と言い仏徒としての第一歩である。」 ゆえに、在家の方が亡くなると引導を授けますが、僧侶が亡くなっても引導は授けません。したがいまして戒名も在家と僧侶ではちがっまいります。 例)在家(信士、信女、居士、大姉) 僧侶(僧階もしくは阿遮梨位○○不生位)
拙僧の寺では在家の方も出来れば生前戒名を受けられる事をおすすめしています。 (各宗派により考え方、方針が違います。出来ますればご縁の有るご住職にご相談の上お決め下さい。)
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Name: 天台沙門
Date: 2009/06/22(月) 10:37
No:2759
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Title: Re:僧侶に質問
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【引導】いんどう (1)誘引開導の意。人々を教え導いて仏の教えに引き入れること。 (2)死者の手をとり浄土に迎えとること。臨終行儀。 (3)転じて、葬儀の際、導師の僧が死者に法語を与えて、涅槃常住の世界に往くべきことを教示することをいい、宗派によって、その法語・作法を異にする。死者に対する引導は真宗以外の各宗で行うが、密教系の宗派では引導の特別修法が行われる。
以上、中村元『仏教語大辞典』(東京書籍)の当該箇所を一部省略のうえ引用しました。
類似の語に「印可(主に禅宗)」・「印信(主に密教)」があり、これは師匠が弟子に対して、一定の仏教理解(ある悟り/覚りの段階)に達し弟子をとることが可能となったことを証明することです。ご質問にある「僧侶は引導不要」の根拠は、僧侶は修行の過程で必ず印可・印信を得ているからです。
ただし、プロフェッショナルたる僧侶の印可・印信は多分に形式的・儀式的な意味あいがありますので、在家というアマチュアであっても仏教に対する一定の理解(知識・人格・行動)が備わっていれば印可・印信を得ることは可能と考えます。 伝説上の人物ですが、維摩居士は在俗にありながら出家者よりも仏教に通じているとされております。
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