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Name: 美よ庵
Date: 2010/10/17(日) 23:15
No:3909
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Title: 無題
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はじめまして。 位牌のことでご相談します。 一人っ子同士の結婚です。先日、私の両親が他界しました。 もちろん位牌を作り 家に祀ってあるのですが、夫から「君は嫁いできたのだから 位牌はお寺に預けなければならないよ。この家にはおけないよ。それが常識!」と言われショックでした。 この少子化の時代 それぞれが自分の親の面倒も墓を位牌もみる。それでいいのだと思います。 ひとつの家に夫の両親の位牌、私の両親の位牌、二つを祀ったら 仏様のバチでも当たるというのでしょうか。
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Name: 空
Date: 2010/10/18(月) 19:26
No:3915
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Title: Re:無題
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当方真言宗の僧侶です。
少子化の時代でそれぞれが自分の親の面倒も墓を位牌もみる。 というのは、最近の常識になってます。 最終的には統一する事もあります。
ひとつの家に夫の両親の位牌、私の両親の位牌、二つを祀る というケースはよくあります。 最終的には統一されますが。
可笑しな事ではりません。
檀家寺の御坊さんに相談されてはいかがでしょうか?
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Name: 天台沙門
Date: 2010/10/21(木) 11:39
No:3924
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Title: Re:無題
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まずは、ご両親の件、お悔やみ申し上げます。
端的に結論のみ申し上げれば、お位牌というものは婚家・実家の区別なく祀られてしかるべきものです。 その理由は、先祖霊すなわち子孫の守護神としての性格を得た死者の象徴が位牌であり、人に加護や利益をもたらすという点で、位牌を祀ることは神仏の像を祀ることと同じ意味をもつからです。日本のような多神教やアニミズムの信仰を基本とする文化では、多種多様な神仏を祀ることが自然ですから、先祖霊に対して婚家・実家という区別をするほうが不自然であると考えられます。
さて、そのご葬儀の際、当然ながらどなたかが喪主を務められたはずですが、慣習法として位牌や墓所をはじめとする祖先の祭祀は喪主が継ぐということになっています。位牌を持つということは、先祖の祭祀権を持つということなのです。したがって、貴方が喪主を務められたのであればご両親のお位牌を持つことは自然ですし、名目上であっても連れ合いさんが喪主であったなら、同様の観点から位牌を持つ必要があります。 (註:祭祀権を持つということは相続権を持つということでもある。史的実例として、羽柴秀吉が織田信長の葬儀を行ったことを挙げておく。)
そもそも婚家と実家の区別に関する慣習は、多くの場合、明治憲法下での民法に規定された戸主制度に基づくことが多く、明治以前の日本の文化が反映しているとは言いがたいものです。したがいまして、「実家の位牌を婚家に持ち込まない」という点が「常識」であるかについては、宗教的理由および文化史的理由から私は懐疑的かつ批判的です。
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Name: のぶやま [URL]
Date: 2010/11/04(木) 12:45
No:3935
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Title: Re:無題
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寺の住職です。大切なご両親なのに、旦那様の言葉はあなたにとってショックだったと思います。しかし、想像するに、ご両親はこの世で面倒をかけてきたのに、あの世に往ってまでも面倒をかけているなんて…と悲しんではおられないでしょうか。墓や位牌といったものにとらわれ、面倒をみなくてはいけないという縛られた姿に問題があると感じました。 それは時代時代で都合良く過ごしてきた宗教界の責任です。仏壇やお墓をまもり先祖を大切にすることが仏教であるといった安易な宗教観を植え付けてしまった責任があると思います。固定化された家の宗教にこだわりすぎて、本来の私自身の宗教になっていないことに問題があります。 色々言っても仕方ありませんが、お世話になっているお寺さんに直接相談されることをおすすめします。
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