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Name: hotoke
Date: 2011/05/27(金) 14:40
No:4294
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Title: お位牌
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4月上旬に義母が亡くなり、先祖供養のことなどを色々勉強しているのですが、人や宗派によっておっしゃることがまちまちでどれが正しいのかわかりません。 @まずお位牌ですが、宗派に関係なく必ず黒いお位牌を仏壇内に祀らなくてはいけないでしょうか? また逆に祀らなくてもよいと言われている浄土真宗の場合でもお位牌を祀りたければ祀ってもよいのでしょうか? A葬儀の時に使った義母の大きな遺影ですが、ずっと家に置いて飾っておいてもよいのでしょうか? それとも49日や百か日が過ぎればお寺に収めて処分してもらった方がよいのでしょうか? B遺影を置く位置ですが、仏壇の横という決まりごとはあるのでしょうか? 我が家では仏壇の向かい正面にあたる柱にかけてあります。
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Name: 天台沙門
Date: 2011/05/27(金) 17:50
No:4295
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Title: Re:お位牌
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Q1「黒いお位牌を仏壇内に」 A1 白木の位牌を使う期間は満中陰(四十九日)までとし、それ以降は正式の位牌に変えましょうという趣旨です。 位牌というと黒漆に金字が一般的ですが、デザインはお好みでよろしいでしょう。また、仏壇があれば仏壇内にお納めすることは当然として、仏壇がなかったり置く場所が無いというのであれば、座ったときの目の高さを基準にしてそれより高い位置にお祀りしましょう。 なお、真宗さんでの位牌の扱いについては、私は天台を宗とする者ですからお答えいたしかねます。
※
Q2「遺影ですが」 A2 お飾りする場所があるならば、そのまま飾られていてよいでしょう。 また、処分なさる場合も寺に納めるという必要は感じません。(現実問題として、ご依頼は受けますが)
Q3「遺影を置く位置」 A3 決まりはありません。 管見ながら、大きめの遺影は仏壇のある部屋の長押など高いところに掛けておいて、小さな遺影は仏壇の所在と関わらず日常的な場所に置いておくことが多いようです。
遺影が一般化するのはどんなに早くても明治からこちらのことです。ですから、いろいろな信仰上の習慣ができあがる過程では写真というものは考慮外だったはずでして、つまりは決まりはなかったということになります。とはいえ、写真一般は記憶を呼び戻すための役割をもっていますから、ポートレイトは人に対する記憶を呼び戻す力があります。この観点からすれば、遺影を大事に感じるのは位牌を大事に感じることと一緒で、つまりは遺影や位牌という「物」が故人の人格を象徴するものになっているということです。
したがいまして、ご遺影というものについては、お位牌に準じた扱いをなさればよろしいと考えております。
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