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  無題

[4683] 三陸
[4685] 天台沙門
[4686] 三陸

Name: 三陸
Date: 2012/05/05(土) 00:32   No:4683
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Title: 無題    
先月、父が亡くなりました。
これから供養しけいくわけですが、どのようにして供養したらよいでしょうか。
ただ朝晩手を合わせるだけで、いいのでしょうか。
般若心経を書いたらよいのでしょうか。
教えて下さい。
宜しくお願いします。



Name: 天台沙門
Date: 2012/05/05(土) 09:58   No:4685
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Title: Re:無題    
お悔やみ申し上げます。

結論から申し上げれば、合掌なさるだけよりは併せて経典を読誦なさることをお勧めします。

私見ですが、死者に対する「弔い」という行為には、遺体の処理・死者の鎮魂・生者の魂の治癒という三要素があります。この三つを同時進行的に行う総体が「葬儀」という文化的精神的事業です。
よって「供養」という行為は、狭義には伝統的仏教儀礼に基づく「鎮魂」と「治癒」の営みであり、広義には仏教儀礼全般を示すものと考えております。学術的な表現をすれば、狭義の供養とは「死を受け容れる」・「死を乗り超える」ために伝統的に形成されてきた行為といってよいでしょう。

私は、生者の人格と死者の霊魂は同じものであって、これを尊重することが最低限の人としての礼儀であると考えています。例えば、仏壇や神棚に供物(=食事)を供えるということは、そこに姿がなくとも神仏や故人がいて一緒に食事をしてくれるという気分があるからです。そのような気分で、御父君が生きているようにお相手する、ということから始めてはいかがでしょう。

儀礼が必要とされるのは、それが長い時間をかけて構築されてきたところの、一定の精神的効果が得られることが経験的にわかっている社会的システムだからです。この意味で、日常的な行為に「鎮魂」や「治癒」の機能を含ませるよりも、「供養」という儀礼を行ったほうが効果は高いかもしれません。


Name: 三陸
Date: 2012/05/05(土) 10:38   No:4686
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Title: Re:無題    
天台沙門様
ご回答して下さいまして、有難うございます。
合掌





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