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Name: はるきち。
Date: 2012/09/26(水) 21:56
No:4833
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Title: 自分の先祖の仏壇について。
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初めてここに書き込みします。 今、私にはお姉ちゃんがいます。 姉妹二人です。 二人とも嫁にいきました。
しかし、嫁にいったものの 自分の親が亡くなった場合、 仏壇などはどう対処すれば良いのでしょうか? 苗字が変わったのにもかかわらず、自分の旧姓の 仏壇を自分の新居に持ってくるのもどうかと思いまして。
いい方法がありましたら教えて下さい。 やはり永代供養が無難なのでしょうか?
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Name: 天台沙門
Date: 2012/09/27(木) 09:39
No:4834
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Title: Re:自分の先祖の仏壇について。
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>苗字が変わったのにもかかわらず、自分の旧姓の仏壇を自分の新居に持ってくる
それでよろしいかと考えます。 あくまでも永代供養とは、法要を営んだり盆彼岸の墓参をする人がいなくなってしまう不安に対する保険のようなものですから、貴方がた御姉妹がご健在であるならば永代供養などお考えになる前に、ご自分たちのお手元に御位牌をお持ちになるべきです。 物理的な空間の事情で仏壇を置くことができないならば、位牌だけでも充分でしょうし、ひとつの仏壇にたくさんの方々の位牌をご安置してもよろしいでしょう。
※
記憶ベースで申し訳ありませんが、嫁入り道具のひとつに実家の位牌を持っていく風習とか、子供全員に位牌分けをする風習があったはずです。つまり「家」制度が厳然と存在していた時代においてすら、氏姓を越えて死者の追悼をすることが認められていたわけです。縁のある人の位牌を持ち込んではいけないとする理由が「苗字が違うから」というだけならば、それは単なる迷信と見做してかまわないでしょう。迷信を信じることも信仰の一種かもしれませんが、無駄に理由もわからない迷信を信じることは宗教的態度ではありません。
昨今の用語を使った比喩をすれば、「ターミナル」さえあれば「クラウド」に存在する「データ」にアクセスできるわけですが、「ターミナル」=「位牌や墓石」・「クラウド」=「あの世」・「データ」=「故人の人格」、と考えれば故人を追悼するには位牌などの道具立てが必要ということになり、やはり身近な方々の位牌はお手元に置くべきでしょう。
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Name: はるきち。
Date: 2012/09/27(木) 12:28
No:4835
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Title: Re:自分の先祖の仏壇について。
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お返事ありがとうございます。
新居に仏壇を持っていくのは大丈夫なのですね。 でも、私の旦那さんが長男なので旦那さんの両親が亡くなった場合、旦那さんの方の仏壇と自分ところの仏壇を同じ家に置いておくのは良くないと聞きました。 そういう場合はどうすれば良いのでしょうか?
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Name: あきかぜ
Date: 2012/09/28(金) 04:55
No:4836
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Title: Re:自分の先祖の仏壇について。
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凡人の意見で申し訳ありませんが、うちの場合は実家の仏壇や位牌は持ち込みませんね。
やはり「良くない」という迷信を信じる人間ですので。
うちの場合は永代供養を申込みます。
うちの主人の家の仏壇とうちの実家の仏壇や位牌が二つあるようでは、やはりご先祖様が窮屈だと思います。
特に主人の家の仏壇に嫁の実家のご先祖様の位牌があるなんて、ご先祖様がお互い遠慮しながらいることになると思いますので、そのようなことは断じてしません。
うちの檀那寺の住職様からも「そのようなことはしないで下さい。絶家になる家については永代供養を申し込んで下さい」と言われました。
自分達が生きている間は親や先祖の供養ができても跡継ぎがいなければいずれ絶家になります。
その時のことを考えたら、うちの場合は親が亡くなった時点で永代供養を申し込みます。
哲学的に云々言っても霊の世界を信じる者としては、主人の実家の先祖と嫁の実家の先祖の同居は良くないと考える立場の意見です。
うちの場合は親が亡くなった後は三男の嫁である姉がしばらく仏壇を引き取りますが、数年たてば処分するつもりのようです。 その後は永代供養となります。
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Name: 風来坊
Date: 2012/09/28(金) 06:57
No:4837
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Title: Re:自分の先祖の仏壇について。
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仏壇を仏(神仏)のためのものとする立場で考えれば、どこの家の位牌を置いてもよさそうですが、大切なことは亡くなったご先祖様がどのような意識で仏壇と向かい合ってきたかですね。
もし一系の「○○家」の仏壇として向かい合ってきたのであれば、それを変えればご先祖様は違和感を感じるでしょう。 家に仏壇を2つ置くことも同じです。 あくまでご先祖様がどう感じるかですね。
しかし家制度自体消滅する運命にありますし、女性の立場も変わって今は変革期にあります。 どのように変えるにせよ、それは充分ご先祖様に説明して、納得してもらう必要があると思います。
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Name: はるきち。
Date: 2012/09/28(金) 12:20
No:4838
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Title: Re:自分の先祖の仏壇について。
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ご返信ありがとうございました。 やはり、永代供養が無難なのですね(>_<)
いろいろ参考にしたいと思います。 ありがとうございました!
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Name: 天台沙門
Date: 2012/09/30(日) 23:54
No:4840
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Title: Re:自分の先祖の仏壇について。
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〈はるきち。〉さんが、当稿をご覧になるか不明ながら。
私は、婚家と実家との位牌/仏壇を一緒に(この場合、姓が異なっても)婚家で祀っても問題はないし、そのような場合に積極的に永代供養を選択すべきではない、という立場です。
寺を預かる住職としては「そのようなことはしないで下さい。絶家になる家については永代供養を申し込んで下さい」という考え方もあるでしょうが、しかし「先祖祭祀を絶やすべきではない」という祖霊崇拝という人類に普遍的な信仰感覚からは批判されるべき考えでしょう。
そもそも論として「家」=「姓」であります。 「墓」を継ぐために、なぜ同姓でなければならないかといえば「家」を継ぐために「姓」を同じくする必要があるからですが、それは「家」を継ぐためには、その「家」に属する人々の祭祀をする必要があるからです。 「家」を継ぐ(具体的には、祭祀権のみならず種々の相続権を明らかにする)には、象徴としての「姓」を継ぐ必要があったわけで、だからこそ必要があれば養子をとって女系の「姓」を存続させたわけです。極端な例ですが、男系を重視するうえ養子制度がない皇族の場合、東伏見宮家の祖霊祭祀のため久邇宮家から臣籍降下してまで東伏見の姓を名乗った方が青蓮院の東伏見慈洽名誉門主です。 つまり、祖霊祭祀=先祖供養を継続させるという考え方に則れば、優先されるべきは「姓の一致」ではなく「祖霊祭祀の継続」であることは明らかです。 したがって「子孫」が存在するかぎりは同じ「姓」を名乗って先祖供養を行うべきですし、事情により同じ姓を名乗れなくとも「子」や「孫」が先祖供養を行うべきも明らかです。つまり「姓が違う」という理由で、異姓の家系による祖霊祭祀を排除することは目的(=家)と手段(=姓)を取り違えた議論なのです。 よって、上記の「檀那寺の御住職」は「祀られるべき祖霊」を守ることを説かれるところを「祀る資格にすぎない姓」を守ることを重視なさるという錯誤を犯しておられるわけです。
ところで「先祖霊」についてですが、釈尊その人の立場と同様に私は霊魂の存在については不可知論の立場をとっております。つまり「ある」とも「ない」とも断定しない立場です。 しかし、釈尊の説かれた「縁起説」に従えば、先祖とは自分自身の生物学的な「因」であり「縁」であることは明らかで、ここに仏教儀礼に基づいて祖霊祭祀=先祖供養が行われる合理性をみることができます。当然ながら、先祖には男系女系の区別をする必要などなく、それどころか名も知らぬ数世代前の先祖にも想いを致すところが必要なのです。
「永代供養」は多くの場合で寺などの法人組織に祭祀権を委ねる行為なので、祭祀を行うことができる人がいらっしゃるうちご自身でなさるほうが筋というものでしょう。 ですから、永代供養の相談を受けた際には「姓がどうあれ、ご縁のあるご先祖さんであることには変わりないので皆さん一緒にお祀りしてあげるべきです」と、私は自分が預かっている寺の檀家さん(とその御親戚)にはお話をしております。
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Name: あきかぜ
Date: 2012/10/02(火) 05:01
No:4841
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Title: Re:自分の先祖の仏壇について。
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同じ仏教のお坊さんでも、同じ宗派のお坊さんでも人によって言うことがまちまちなので困惑しますね。
うちは絶家になった家のお位牌を我が家の仏壇に祀りたかったのですが、檀那寺の住職からは阻止されてしまいました。
でもその住職の言うことを無視して勝手なことをやると、わだかまりができるでしょう。
どうしたらいいんでしょうか?
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Name: 風来坊
Date: 2012/10/02(火) 06:16
No:4842
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Title: Re:自分の先祖の仏壇について。
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> はるきち。さん トピをお借りします。
> あきかぜさん 仏教はもともと先祖供養とは関係ない教えで、先祖供養の考え方はありません。 日本の風習に合わせて、仏教宗派がそれぞれこじつけたものが日本仏教の先祖供養です。 だから宗派によって人によってまちまちです。
> どうしたらいいんでしょうか? 情報を集めて自分で価値判断するしかないと思います。
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Name: しげ
Date: 2012/10/02(火) 12:41
No:4843
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Title: Re:自分の先祖の仏壇について。
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こんにちは。
あきかぜさんは、「断家になった家のお位牌を我が家の仏壇に祀りたかった」と思っておられるので、あきかぜさんのそのお気持ちを大事にされた方がいいのではないかと思いますよ。
これもひとつの考え方になると思いますが、あきかぜさんのその思いが御先祖様の思いかも知れないと私は思いますので、私だったら檀那寺の住職に「我が家はこのようにすることに決めましたので」と、笑顔でやんわりとそう伝えると思いますよ。
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