|
Name: まほろば
Date: 2013/01/28(月) 20:12
No:4919
|
削除 |
Title: お布施が値上がり悩んでいます
|
|
祖父の代よりお世話になっているお寺に昨年なくなった母の一周忌を依頼したところ、今まで祖父、祖母、父の法事にて納めた金額の倍の金額(10万)を提示されて悩んでおります。 故人全員戒名位は院号です。今までは49日法要に10万のお布施でしたが一周忌以降は一霊5万、二霊同時に法要する場合は7万の時もありました。 父亡き後、母が法事を取り仕切っていた時代までは住職本人がお布施の金額を決めていましたが、私がお寺とのやりとりをするようになってから年老いた住職に代わり2代目の方が金銭的な事に関して取り仕切っているようです。 倍になったことが納得いかないので問いただすと「経営が厳しい」と言われ取り合っていただけませんでした。 このほかにも母の49日法要後より、お盆と春秋のお彼岸時の1年に3回のお布施を納めるようにいわれています。祖父の代よりそのような事はおこなっていなかったのですが、納めないと本寺にて法事を行うことができないと言われたので、この件に関しては次回より納めることを承諾したという経緯があります。 公務員であった両親に比べ、転職を繰り返し収入の安定しない私にとって両親と同じ金額を法事の度に納めるのが精一杯なのですが、それ以上の事を要望されるのは苦しいです。 今までに納めてきた額にて私なりに出来る範囲で今後も法事を続けていきたかったのですが、倍の金額になってしまうと家計も圧迫してしまうので可能であったはずの法事も行う事ができなくなります。 このような場合、やはりお寺を変えるしかないのでしょうか? そのような行為は宗教上、許される行為なのでしょうか? 先祖のお骨は公団共同墓地に収めておりお寺にはありません。しかし、お寺用の位牌が納めてあります。お寺を変えるとなると位牌の御霊抜きなどのお布施として高額な金額が必要になるのでしょうか? 本来、救いの場であるはずのお寺のこと自体が悩みとなり、大変悲痛な思いでおります。何かよいアドバイスがありましたらお願いいたします。
|
|
|
|
Name: 水波坊
Date: 2013/01/28(月) 23:01
No:4920
|
削除 |
Title: Re:お布施が値上がり悩んでいます
|
|
お布施は喜捨であって「料金」ではないのですから、本来的には自分のできる範囲で精一杯をする、というのが基本です。寺が「価格」まがいのものを提示して支払いを強要するとすれば、それは正常な布施の考え方を逸脱していると思いますね。 また、寺を変えるのは自由です。寺と檀家というのは相互契約関係ですから、一方が口頭で「関係を解消します」と言って寺に預けている位牌を持って帰れば済む事で、その場合に高額な「離檀料」などを請求されたとしても、書面を交わしていない限りは支払う義務はありません。ただ、常識的に、今までお世話になったということである程度の御礼は包むものとは思いますが。 いずれにしても、法事一回で10万円を「要求」するというのは論外だと、個人的には思います。料金ではないので、10万円を布施する気持ちがあって、実際にそれをできる方は素晴らしいことと思いますが、あくまでも継続的に供養をしていくほうが大切で、一般的には法事は3万円または5万円程度が多いのではないかと思います。少なくとも私の地域ではそんなものですし、行事や盆正月の布施も、3000円から多い人でも1万円くらいです。
ただ、おじいさまの代よりお世話になっているとのことで、どの程度の寺とのつきあいの深さかもわかりかねますが、関係を切るのはすぐですけれども、一度切ると元には戻りませんので、上に書いたことと逆のことを言うようですが、離檀というのは最後の手段として考えられのがいいかとは思います。どうしてもダメ、やれない、ということであれば、それは仕方ないとは思いますけれども。
供養は心です。もしお金のことで供養の心が乱れる、仏教や寺に不信感が出てくるというのであれば、それが一番、不幸なことです。寺や僧侶には色々な人がいますが、本来は仏法は素晴らしいものであり、本当の信心は素晴らしいのだと、そこだけは是非、心に収めておいてください。
|
|
|
|
|
Name: まほろば
Date: 2013/01/29(火) 22:36
No:4923
| 解決
削除 |
Title: Re:お布施が値上がり悩んでいます
|
|
早速のお返事ありがとうございます。 内容を読んで勇気づけられました。 お布施の金額についても水波坊さまが書き込まれた金額が妥当だと感じます。 わたくし個人としては法事は親戚が集い、故人について偲ぶ機会として大切なものだと思っていますので、これからもできる限り行っていきたいです。 今度の一周忌を機会に、親戚交えてお寺側と話し合うつもりです。 長年お世話になったお寺であるので、双方納得のいくような方向を模索していきます。 最後のお言葉「仏法は素晴らしいものであり、本当の信心は素晴らしい」を心に刻み母の一周忌までに乱れてしまった供養の心を整えていくつもりであります。
|
|
|
|
|