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  なんでお坊さんは人を助けないのか?

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Name: なお
Date: 2013/02/26(火) 04:35   No:4929
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Title: なんでお坊さんは人を助けないのか?    
なんで日本の寺は死んだ人間を弔うばかりで、生きている人間を助けないのでしょうか?
はっきりいって何の役にもたってません。
悟るための修行をしているお坊さんも本当に少ないし、妻帯までして欲まみれじゃないですか?
1ヶ月でもお寺においてもらえれば助かる人もいるのに、なにやってるんですか?
こういう掲示板をみるのは、心あるお坊さんだけでしょうけど
日本の寺院は腐ってると感じます。



Name: ご無沙汰
Date: 2013/02/26(火) 10:14   No:4930
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Title: Re:なんでお坊さんは人を助けないのか?    
なおさん、こんにちは。

僧侶の皆さんも様々な活動をされているのですが、それが一般的にはあまり知られてないんですよ。


Name: 天台沙門
Date: 2013/02/27(水) 18:26   No:4932
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Title: Re:なんでお坊さんは人を助けないのか?    
某政令指定都市に所在する寺を預かる天台を宗とする者の立場から。



とりあえず「なんで日本の寺は死んだ人間を弔うばかりで、生きている人間を助けないのでしょうか?」との件についてのみ。

文化的に葬祭儀礼は死の受容と超克を目的としていますが、これを宗教的に「たましい」というキーワードを用いて表現すれば、死者の「たましい」の鎮魂と生者の「たましい」の治癒がお弔いの目的ということになります。したがいまして、死者の弔いは生者の助けになります。

現代の日本の仏教を批判する際に「仏教は葬儀をしなかった」という論点がありますが、僧俗を問わず仏教徒が模範とすべき人物である釈尊(ゴータマ=ブッダ)その人は、前記の意味あいでの「葬儀」をなさっておられることが意外と知られておりません。『キサーゴータミー説話』と呼ばれますが、子を喪った母から子を生き返らせるよう求められた釈尊は、死者を出したことのない家から供物を手に入れれば子を甦らせる祈祷をしようと言います。当然、街中の家を訪ね歩いた母親は「誰もが身近かな人の死に遭遇し、その死を受容して生きている」という事実におもいあたり、そして子の死の受容に至るわけです。説話では、こうして母は悟りを得た、と表現されるのですが。

そもそも仏教とは釈尊その人の「生老病死」への思索から発生した論理体系ですから、「死」を取り扱いつつ「生」を実存的対象としてとらえることは本分といえましょう。



もっとも、お弔いの儀式(セレモニー)の目的が生者の魂の癒し(グリーフ・ケア)にあることを、きちんと説明する僧侶がいないということは事実として認めます。


Name: 天台沙門
Date: 2013/03/06(水) 14:03   No:4935
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Title: Re:なんでお坊さんは人を助けないのか?    
次いで「悟るための修行をしているお坊さんも本当に少ないし、妻帯までして欲まみれじゃないですか?」との件に関して。

まず前段。
「悟るための修行をしているお坊さんも本当に少ない」のは事実です。
なぜなら、逆説的に言って修行の目的は「悟り/覚り」のためではありません。それが座禅であれ念仏であれ読経であれ、さらには掃除であれ回峰であれ、修行それ自体が修行の手段であり目的ですから。
そういった修行の結果として「悟り/覚り」の階梯を登ることができるだけであり、その階梯の先にはより高次の新たな「悟り/覚り」の境地が存在すると信じているからです。
僧侶に限らず「一生が修行です」という言葉が日本の社会で一定の価値をもっている点、「修行は悟りのためではない」という逆説的な感覚が一般化されていることの傍証といえます。

次いで後段。
この設問に隠された論点は「僧侶という生活」の性格には「修行者」である部分と「家業の伝承者」である部分が現実として存在し、両者の「中道」をどのように歩んでいくかということが現在の日本の僧侶の実存的問題であるという点です。
なお、世襲化された寺院を伝統文化を継承する家業(能・歌舞伎・茶道・華道・その他の職人業)の一種とみなすことは島田正巳氏の説によります。

貴君の問いが、「妻帯/夫帯」は「不淫戒」にもとる、との認識にあることは重々承知のうえで、逆にうかがいます。
檀家/菩提寺の制度のなかで「親が先代の住職に弔ってもらったから、自分は今の住職に弔ってもらうし、それで孫や子にも弔ってもらえる」という感覚をもって「先祖として供養されることの安心感」を求める檀家さんたちをどのように批判なさいますか?
突き放した言い方しますが、日本の僧侶の妻帯と世襲という制度(ついでに言えば肉食と飲酒)は、それこそ平安時代にまで遡って考えねばならぬ日本の宗教文化論を下敷きにして議論すべきであり、単純に破戒を悪とする善悪二元論(もしくは教条主義)で語るべきではないでしょう。



「欲まみれ」については、別稿を。


Name: 誠邦
Date: 2013/05/04(土) 17:01   No:4969
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Title: Re:なんでお坊さんは人を助けないのか?    
真言宗の僧侶です。「なんでお坊さんは人を助けないのか?」とてもよい質問です。仏陀は「応病与薬」といって、老若男女、金持ちや貧乏人、社会的な名誉や地位などに関係なくいつでも、どこでも苦しんでいる人々を助けたと言われています。しかし、仏陀は一方的に貧しい人にお金を恵んだり、病気の人を奇跡のように治したりしたのではありません。苦しみを脱する方法を相手と一緒に考えたのです。「四諦八正道」は仏教のテーマです。苦しみには原因があり、その原因を見つければ解決に導かれる。苦しみを解決するには正しい考えで正しい行動をすれば良いと言っています。消防官が火事を消し、警察官が泥棒を捕まえるように、医者が病人を治療するように、日本の僧侶は人の死を弔うことを生業としているのです。つまり、人を助けるというのは誰もがしていることであり、お坊さんだけの役割ではありません。お坊さんは火事を消しません、お坊さんは泥棒を捕まえません、お坊さんは怪我人を治したりしませんが、お坊さんはいっしぃうけんめいにお経をあげて死んだ人を安心させてあげることをしています。また、残された人の悲しみに優しく接しています。これもまた、人を助けることではありますが・・・・。

Name: aaa
Date: 2015/07/25(土) 02:24   No:5235
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Title: Re:なんでお坊さんは人を助けないのか?    
通りすがりの者です。
素朴な質問にはもっと素朴に答えてもいいと思いますよ。
義務教育を終えていないぐらいの若い人も質問できるんだし。

確かになんで葬式以外で生きてる人を助けないんでしょうね。
もっとも寺も零細企業みたいなところがあるから、死者供養以外の時間も余裕もないっていうお坊さんも多そう。

結婚はいいと思いますよ。仏になるっていう輪廻の飛び級を希望する人は別として、性は死ぬ者のさだめなのだから。
その辺に関しては、外道と呼ばれようとなんだろうと、お釈迦様も人間の本質を理解していたとは思えない。
あと宗教全般そうだけど、性に関してはもっぱら欲情について語られるところが男って…って感じ。


Name: 天台沙門
Date: 2015/07/28(火) 14:03   No:5237
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Title: Re:なんでお坊さんは人を助けないのか?    
天台沙門でございます。

>素朴な質問にはもっと素朴に答えてもいい

そもそも「素朴」とは、手元の『新小辞林』によれば、(1)自然のままであること。ありのままで飾りけのないこと。すなお。(2)単純で、あまり発達していないこと、とあります。

よって(1)の意味ならば〈ご無沙汰〉氏の「一般的にはあまり知られてないんですよ。」とのご回答がそれ以上でも以下でもない答えです。
もし(2)の意味ならば、下記の理由から「素朴に答え」ることはできません。
すなわち、自分が「何を考えているのか」・「何故そう考えているのか」・「その根拠は何なのか」、といったことを誤解なく伝えようとするならば、言葉の意味とその使い方をキッチリとせねばなりません。つまり、自分の考えを伝えようとする際には言葉そのものや文章の作り方は一定の複雑さが必要となりますから、「自然のままで、飾りけがなく、すなお」であろうとはできても「単純で、あまり発達していない」やりかたはできないということです。

「正しい答えを得るためには、正しく問わねばならない」という警句がある通り、それは答える側だけの問題ではなく問う側の問題でもあります。本質的には「ではホントのところはどうなのか?」というところは、ご自分で行った寺の僧侶に訊ねるという「リアル」な方法をお勧めしますが、ハズレくじを引かないためには菩提寺さんに行くことが最善です。

以上、ご参考までに。


Name: あん
Date: 2015/08/12(水) 14:41   No:5243
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Title: Re:なんでお坊さんは人を助けないのか?    
先日、お見掛けしました@さまの貴重なご意見が削除されてしまっております。
ご本人が削除されたのでしょうか?
終わりなき行脚に出向かれるとのことでしたが、私は@さまのお言葉の中に道標を感じとっております。
ご閲覧されておりましたら、ご意見を窺う機会をお許しください。
よろしくお願いいたします。





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