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Name: 悩んでいます
Date: 2014/06/07(土) 16:43
No:5096
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Title: 神様の願解き
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最近、神社などで祈願した際は願解き(お礼参り)が必要だということを知りました。今まで神社は開運スポットだという認識で気軽にあちこちの旅先(日本各地)で祈願してまわっており、今から全ての神社に願解きをしようにも正直費用的にも時間的にも不可能です。そもそも小さい子供のころからあちこちの神社で気軽に祈願してきたので全ての祈願した神社を把握すらできません。 お稲荷さんは特に願解きをしないと怖いということなのですが、こういった場合今までの願解きをするにはどうしたらいいのでしょうか? どうかお教えください。
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Name: 天台沙門
Date: 2014/06/09(月) 10:46
No:5098
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Title: Re:神様の願解き
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某政令指定都市に所在する天台を宗とする者の立場から。
どうもカミとヒトとの関係は「これこれの願い事をかなえてくれたら、これこれのお礼をします」という契約関係によるもののようです。ですから、願意がかなったならばお礼をすることが当然の礼儀として必要になるわけです。例えば、鎌倉の八幡宮は源頼朝の寄進によるものですが、これは平家討伐の成功に対する源頼朝から八幡神への報酬です。また、カミへの報酬としての「生きた馬」の代わりにに「絵に描いた馬」を願意とともに前納することが絵馬の奉納です。ちなみに、人格的一神教の世界では最後の審判における天国での生というものが、神への信仰に対する人への報酬になります。
以下、仏者としての考えなので神社さんにお訊ねいただくことが最善とは考えます。
さて。 全国の神社さんへの願解き(お礼参り)ですが、実際に行くことがかなわなければ地元の氏神さんか産土神さんかに御札・お守りをお納めすればよろしいかと考えます。これは講を組んで代表者を選び代参させること、つまり実際に本人が行かなくとも参詣したことになることの裏返しで、実際の参詣ができないならば代わりの神社にお礼参りをすることでよいのではないでしょうか。 たしかに、理屈としては「きちんとお礼参りをしましょう」ですし、多くの神社さんで祈願成就のおりの御札の返納や一年毎の新調を勧められておりますが、では「きちんと契約的に祈願をしましたか?」という話にもなるわけです。「御朱印帳は記念スタンプではない」との寺社側の批判もありますが、参詣の記念として身近に置くことで神様がたのご神徳を感じられていれば願解きについて神経質になることはないとおもいます。
また、お稲荷さんの願解きの件については実際に祈願なさった社寺にご相談ください。
以上、ご参考までに。
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