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Name: KE
Date: 2014/06/21(土) 12:09
No:5103
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Title: 疎遠の父の供養
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両親が離婚しており、私は母と長年暮らしてまいりました。 今は結婚して家を出ております。 父とはずっと疎遠だったのですが、その父が亡くなったことを知りました。 父の遺骨は父方の親戚の誰かが引き取っていると思いますが、父方の親戚とは元々交流もなく、連絡先もわかりませんし、父はお金の問題を抱えていたので、生前から私が父や父方を探したりなど、触れ合うことがないよう母を始め母方の親戚から強く言われておりました。 もしも向こうの親戚に、私が父の娘と知られるとたかられるかもしれないと心配をしてのことでした。 父と母は険悪だったけれど、私にとってはたった一人の父です。 たしかに父といい思い出はあまりありませんが、それでも亡くなったと知ったときは悲しく、自宅でひっそりと手を合わせました。
そこでご相談です。 うちには仏壇など無いのですが、写真とろうそくと線香だけ置ける簡単なスペースを作り、手を合わせることをしようかと思ったのですが、このようなやり方をやっていいものかと思いましてご相談させて頂きました。 父方の宗派は知らず、私自身は嫁ぎ先の浄土宗なのですが、その辺りも何か気を付けることがあるのでしょうか? 知り合いには、特別そのようなスペースなど作らず、心で祈り手を合わせることでいいのではと言われたのですが、もしも他に何かできることがあればと思ったもので。 何かご助言を頂ければ幸いです。
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Name: 天台沙門
Date: 2014/06/23(月) 10:45
No:5106
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Title: Re:疎遠の父の供養
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某政令指定都市に所在する寺を預かる天台を宗とする者の立場から。
Q1:簡単なスペースを作り、手を合わせることをしようかと思った A1:ぜひとも、そうなさってください。私としては、御父君だけでなく他の神仏(お土産代わりの御札とか)や故人(有縁の方の御位牌とか)を一緒にお祀りするスペースとしてお考えいただくことをお勧めします。
Q2:父方の宗派は知らず、私自身は嫁ぎ先の浄土宗なのですが A2:特に宗旨宗派にこだわらずとも慣れた方法(浄土宗式)でのお勤めをいただければ大丈夫です。
Q3:特別そのようなスペースなど作らず、心で祈り手を合わせることでいい A3:そういった思想の基礎は「心のともなわぬ儀礼なら、しないほうがよっぽどまし」という一休禅師のような禅宗的批判精神です。逆にいえば、心を表すための儀礼ならば積極的に行うべきということになるでしょう。また、人はカタチがともなわないものに不安を感じますから、具体的にイメージである遺影とか、故人の象徴物である位牌とか、救済のシンボルである神仏像とか、そういったものがあるほうが安心できるとおもわれます。
以上、ご参考までに。
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Name: KE
Date: 2014/06/25(水) 11:15
No:5107
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Title: Re:疎遠の父の供養
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ありがとうございました。 「人はカタチがともなわないものに不安を感じる」はまさに私がそのような気持ちだったので、決して間違いではないんだと、とても後押しになりました。 私なりのお勤めを心を込めてしていきたいと思います。
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