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  合祀墓のお墓参りについて

[5327] にこ
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Name: にこ
Date: 2016/07/04(月) 02:10   No:5327
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Title: 合祀墓のお墓参りについて    
父が亡くなり、私の代で後継ぎいなくなるため
合祀墓を考えております。

ただ今までそういった合同のお墓のお参りをしたことがないので、
どう考えたらいいのかわからない点があります。

合祀墓の場合
父だけでなく他の方も同じお墓に入ってるので、
お墓参りすると、自然に他の方にも手合わせる感じになりますが、
それによってそこいる他の霊に頼られたり取りつかれたりすることもありますか?
よく知らない他人のお墓参りは良くないと聞くので気になりました。

変な質問で申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。



Name: 天台沙門
Date: 2016/07/04(月) 21:11   No:5329
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Title: Re:合祀墓のお墓参りについて    
某政令指定都市に所在する寺を預かる天台を宗とする者の立場から。


それによってそこいる他の霊に頼られたり取りつかれたりすることもありますか?
よく知らない他人のお墓参りは良くないと聞くので気になりました。

断言します。まったく問題はありません。
それどころか「父だけでなく他の方も同じお墓に入ってるので、お墓参りすると、自然に他の方にも手合わせる」と、より先祖供養の功徳がいただけます。



……だいたいにおいて、「他の霊」に頼られた(取りつかれた)として、なにか不都合はありますか?
相手が人でありストーキングをしてきたなら問題でしょうが、それが神霊ならばお祀りをすることで祀った人のために霊力を用いて加護をしてくださいます。それが日本古来の宗教感覚です。ご安心ください。
そもそも、他者に頼られるということは人として好もしい属性ではありませんか?

また、よく知らない他人のお墓参りについては、例えばファンが美空ひばりや石原裕次郎の墓参をするということはどうでしょう? ある意味、あちらにとっては知らない人にいきなりおしかけられるようなものです。
または、いろいろな神社のご祭神の故事来歴や御神威を調べてよく知ったうえで参拝をしますか?
そういうものです。

おそらく原始的な宗教感覚では祀られず忘れられた神こそが恐ろしい神でした。つまり誰からも「他の霊」とされてしまうと神は災禍をもたらす祟り神になると信じられてきました。

これからは「お盆」と「施餓鬼」の季節です。

この「餓鬼」ですが、もとはインドの「ピシャーチャ」という妖怪だといわれます。子孫に供養されなかった先祖霊のことです。
この神格が中国語で「供養されない=飢えた」・「霊=鬼」すなわち「餓鬼」と表現されました。ピシャーチャも餓鬼もほおっておくと人に災いをなしますが、きちんと供養すれば災いを成しません。
つまり「施餓鬼」とは、「餓鬼」という祀られない神々(=飢えた鬼神・神霊)に食事を「施す」と、災禍を成すどころか幸福を与えてくれるはずだという思想に基づく合理的風習なのです。われわれにご縁の深い先祖さんと一緒にご縁の浅い「他の霊」をお祀りすることで、諸々の神霊が祟り神とならないようにすることが盆供養の意味です。

ですから「父だけでなく他の方も同じお墓に入ってるので、お墓参りすると、自然に他の方にも手合わせる」と、より先祖供養の功徳がいただける、というわけなのです。



以上、ご参考までに。


Name: にこ
Date: 2016/07/10(日) 16:45   No:5333
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Title: Re:合祀墓のお墓参りについて    
ご回答ありがとうございます。

私は合祀墓でもいいと思ったのですが、
母が誰に手合わせてるのか、解らなくなると言います。
その点は父に手合わせてるという意識をちゃんと向ければ問題ないですよね。
それとも、こういう人には個人墓にしておいた方がいいんでしょうか?
何と説得すれば良いのか分かりません。

よろしくお願いいたします。


Name: 天台沙門
Date: 2016/07/11(月) 17:11   No:5335
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Title: Re:合祀墓のお墓参りについて    
某政令指定都市に所在する寺を預かる天台を宗とする者の立場から。

これは個人の信仰心の問題になりますが、特定の「誰か」以外に祈りを捧げることが不愉快であるならば、合葬墓をあきらめたほうがよいとおもわれます。
しかし多くの場合、一家一族の墓も身内限定合葬墓という性格があることは否定できませんから「父に手合わせてるという意識をちゃんと向ければ問題ない」という考え方でよろしいと感じます。



私の思想ですが「先祖供養」というものは「先祖」だけを供養するものではありません。
「先祖」という具体的な誰かを代表として、みずからに関わるすべての存在に対して想いをいたすことが先祖供養の本質です。

仏教の本質は「縁起説」という考え方です。
「因縁」というコトバがありますが、因=直接的原因・縁=環境など間接的原因、を意味します。すべてのモノ/コトは「因と縁」つまり「互いの関係性」によって存在しています。その関係が変われば存在のありかたも変わり、これを「空」と表現しています。

人は地縁血縁という関係のなかで生きています。

ですから「先祖供養」とは、まずは「先祖」という血縁者を代表とする、すべての死者の存在に想いをいたすことになります。
ついで、亡くなった方々も一緒に生きていたことに変わりはありませんから、縁の薄い濃いという違いはあるにせよ、いま一緒に生きているたくさんの人々の存在を考えることにもなります。
さらには、人の「たましい」が「あの世」に行くことが死であるならば、「あの世」から「たましい」が帰ってくると人が生まれることになり、つまりはこれから産まれてくる子やまだ小さな子供たちのことを考えることでもあるわけです。
「先祖供養」とは自分につながる縁すべてを考えることにほかなりません。

御母堂に即してお話すれば、御父君に手を合わせることは御父君を存在させてくれた義父母さんに手を合わせることと同じですし、御父君に存命の家族への守護をお願いするのであれば、御母堂ご自身をはじめとする縁ある方々のことを考えることと同じです。



以上、ご参考までに。


Name: にこ
Date: 2016/07/19(火) 13:45   No:5338
解決    削除 
Title: Re:合祀墓のお墓参りについて    
すみません、返信遅くなりました。
ご回答ありがとうございます。

母がどうも合祀墓になじめないようなので、
結局個人墓にすることになりそうです。

色々とお答え頂きありがとうございましたm(_ _)m





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