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Name: かっぱ
Date: 2011/01/02(日) 17:44   No:4063
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Title: 塔婆について    
はじめまして、お寺について質問できる場所があり助かります。
昨年祖母が他界し、まもなく一年がすぎます。
で、塔婆をお寺に返しに行く事になったのですが、家族そろっていくべきものなのでしょうか?
またこのときの服装は、どのような感じでしょうか?
このような事は初めてなので、どうすべきか分かりかねますので、ご教示願います。



Name: 尊明 [URL]
Date: 2011/01/03(月) 20:49   No:4067
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Title: Re:塔婆について    
出来れば、皆さんで行かれることをおすすめします。

いかなければならないというものではありませんが、
お礼の気持ちを表すという意味でも・・・。

処分しに行くのではなくお礼に行くのですから、
出来るだけ清楚な服装がいいでしょう。
喪服でなくともかまいません。

もっとも、この事で、お寺様がこうしなさい。ああしなさい。という決まりごとはないと考えます。

もう少し気楽でいいのではないでしょうか。


Name: 天台沙門
Date: 2011/01/05(水) 09:53   No:4073
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Title: Re:塔婆について    
私の預かる寺のある地域には、卒塔婆を寺に返す、という風習がありません。
ですから、まず第一に卒塔婆を返す先のお寺の住職さんに、何をどうすべきかお訊ねになることが間違いないと考えます。


例えば、一周忌の法要にあわせて「卒塔婆を返す」ならば、「返す」だけの支度ではなく一周忌の法要そのものの支度が必要ということになります。もしかしたら、返す際の卒塔婆は奇麗な紙で包まねばならないなどという、その地域独特の風習があるのかもしれません。

以上、ご参考までに。


Name: かっぱ
Date: 2011/01/10(月) 18:18   No:4080
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Title: Re:塔婆について    
昨日、返しに行ってきました。
お墓のお寺と、菩提寺となるのでしょうかもう一つお寺があって、なかなか難しいです。
お墓のお寺に卒塔婆を返しに行ってきたのですが、親からは「寺に卒塔婆を返しに行く」ということだけを聞かされていたので、菩提寺の方かどちらかわからなかったのも、混乱の一因だと思います。
半時間ほどでしたが、行ってよかったです。
参考になりました。有難うございます。




Name:
Date: 2011/01/04(火) 12:41   No:4069
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Title: 檀家名義変更    
実家でお世話になっているお寺の檀家名義が、父亡きあとに母が再婚した相手(義理父)の名義になっています。
つい最近、母が病死したために、義理父は実家の財産をすべて売却処分し、転居しようとしていることがわかりました。
このため、檀家名義人を義理父から私が引き継ごうと考えております。
なお、私は既に結婚し、妻方の名字になっていますが、妻方では付き合いのあるお寺も墓地も持っておりません。(今後、持つこともありません)

どのように手続きすればいいのでしょうか?
宜しくお願いします。



Name: 水波坊
Date: 2011/01/05(水) 09:05   No:4071
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Title: Re:檀家名義変更    
檀家さんに関しては、別に法律で定められた手続きはありませんから、寺としては、ご家族で円満に話し合われて、みんな合意の上であればどたらが施主であっても構わないと思います。
そのあたりは寺に直接、相談するのが早いです。
あとは、名字自体も変わるわけですから、形の上で義理の父親が仏壇その他をあなたに引き渡して離檀し、あなたが新たに檀家として寺に入る、というやり方もあるかとは思います。


Name: 勝運寺山主 [URL]
Date: 2011/01/07(金) 16:16   No:4079
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Title: Re:檀家名義変更    
檀家名義変更に関しましては名義変更の書類だけで大丈夫です。
この件につきましては拙僧の拝読しての感想ですが本来の持ち主に
戻っただけと言う感想です。義理のお父様には申し訳ありませんが貴方に経済力が付き菩提寺とのやりとりができるまでの橋渡しを仏様が義父にお願いされたとしか思えません。
これで誰はばかることなく父母や貴方の本来のご実家の供養が出来ます。これもやはり縁で在り仏様やご先祖様の導きであると感じます。合掌




Name: 竜也
Date: 2011/01/03(月) 03:24   No:4064
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Title: 無題    
父の13回忌で、主催の長兄が案内状を出さない兄弟がおります。
私は5人兄弟。長兄と長姉及び次男と不仲で、13回忌に長姉・次男には
案内状も出さないと言っております。7回忌までは兄弟5人とも出席し
ておりました。出る出ないは本人の意思、案内状だけでも出すべき、
出さないと私達も出づらい、父も浮かばれない、と説得をしております
がなかなか折れてくれません。
この様な場合、@主催する長兄の意志を尊重すべきでしょうか?
それとも、A飽くまでも案内状を出すよう説得すべきでしょうか?
案内状が2人に出されなくとも私共夫婦は出席しますが、
B2人には事前にはなしておいた方が良いでしょうか?
(2人とも今年が父の13回忌であることは知っていると思います)。



Name: 想月
Date: 2011/01/03(月) 20:34   No:4065
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Title: Re:無題    

なかなか難しい問題ですねぇ〜。

どんな事で兄弟喧嘩をしてるのでしょうねぇ。?

これから書き込みする文面は私個人としての意見です。

私としては長兄には内緒で法事の日時や場所を伝えますね。
ご親戚などを通してでも…
若しくは、直接でも…
しかし、私から聞いた事は内緒にしてもらいます。

兄弟がせめて供物を…と言うのなら自分の名前を使って供物をお供えします。
兄弟の名前を出したら収集がつかなくなりますからねぇ。

また、疎遠になりつつある兄弟には日を改めて菩提寺に来て供養してもらう。

           どうでしょうかねぇ。


Name: 尊明 [URL]
Date: 2011/01/03(月) 20:44   No:4066
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Title: Re:無題    
難しい問題ですね。

さて、法事とは何でしょうか?
故人のためにするだけでなく、法事を通じて遺族の縁を
感じ、故人に感謝の心を向けることであると考えます。

ですから、出来れば、説得され、皆さんが参列されるのが望ましいと考えます。

しかしながら、施主の判断となります。

当方にも、遠方で参加できないとかの理由で、別々に法要を厳修するケースもたまにございます。

供養の観点からすると、それぞれの方法でやればいいという事になりますが、可能であれば、この機に法事とともに仲直りが出来ればよいと考えます。合掌


Name: 天台沙門
Date: 2011/01/05(水) 09:42   No:4072
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Title: Re:無題    
現実問題として、ご親戚間の仲違いの結果として同じ仏様に対して2回以上の法要をせざるをえない場合はあります。

法要をうけたまわる立場としましては、「呼ばなくてもかまいませんよね?」と訊かれれば「形式としてご案内の手紙だけでも出すことをお勧めします」とお答えしますが、あくまでも誰に参列の案内をするかは施主の判断です。


以上は、「第三者」である寺の者の公的な言葉ですが、そうはいっても法要には故人に有縁の方にたくさん集まっていただきたいということが僧侶一般の間隔でしょう。
ですから、
 Aについては、ご自身の意見としては案内状を出すことを勧めるが、施主の判断を尊重する旨もあわせてお伝えする。
 Bについては、「連絡があるかどうかはわからないが」と前置きをしたうえで、日程をお伝えする。
ということがよろしいのではないでしょうか。


正直なところは、「不仲」の原因にもよりますので、ご参考までにとしか申し上げられません。悪しからず。


Name: 勝運寺山主 [URL]
Date: 2011/01/07(金) 15:01   No:4078
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Title: Re:無題    
本当に難しい問題ですがこの様な状態を亡くなられたお父様が見たらどの様に思われますか考えてみてください。
回忌法要とは、そもそも先亡者の霊をなぐさめ、そして感謝を表す事なのです。
父母が在り、先祖が在るからこそ今の自分が在る事を理解するべきです。
ご長男が長女や次男に連絡をしないのであれば貴方が電話にても良いですから法要の日時と場所を連絡してあげてください。
長男さんの父であると同時に貴方や長女さんや次男さんの父でもあるのです。
そこの処を良く考えて見てください。
答えが見つかります。合掌




Name: 軽井沢
Date: 2010/12/20(月) 14:29   No:4043
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Title: 半装束念珠    
半装束念珠って何でしょうか?一般の檀家の私が持ってはいけないのでしょうか?私の家は数百年続いていて檀家も2千軒あるお寺の住職を、代々してきた家でしたが、大僧正であった祖父の代でお寺が欲しい僧侶によって寺を追い出されてしまいました。その祖父が私に大きくなったら使ってくれと形見に残した半装束念珠があります。私は30代のサラリーマンですが、僧侶になるつもりもありません。そんなに私が祖父の形見の半装束念珠を使う資格はありますか?水晶と紫水晶の玉を貫いている糸は赤で、白い玉の房?がついています。



Name: 水波坊
Date: 2010/12/21(火) 14:05   No:4048
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Title: Re:半装束念珠    
普通、法会等で伴僧・識衆が使うものですよね。一般の方が使う事はないと思います。資格は…と問われれば、まぁ、別に資格というものではないでしょうが、普通は…というところです。
恐らくおじいさんは、あなたに僧侶になって欲しかったのかも知れないので、そう言ったのかも知れませんね。


Name: 勝運寺山主 [URL]
Date: 2011/01/07(金) 14:38   No:4077
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Title: Re:半装束念珠    
半装束念珠ですが本来、在家の方がお持ちになるのは珍しいです。
しかしながら今回は亡くなられた老僧の形見でもあり大僧正まで勤め上げた方が使われた形見の品ですので大事にお持ちになられると良いと思います。ただし、他家の葬儀や法事でお使いになられるのは避けてください。目敏い僧侶ですと気分を害される方もおられます。
老僧の法要の時だけはお使いになられても差しさわりが無いと思います。もし念球の事で僧侶から聞かれたら堂々と祖父の形見である事を説明してください。
この半装束念珠は間違いなく貴方の家の家宝になります。
大事にしてください。




Name: 京丸
Date: 2011/01/06(木) 15:09   No:4074
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Title: 白位牌    
ここで回答が見つかればいいなと思い書き込みました。
前年に父を亡くしました。
すでに49日も終わっています。
ひょんなことからお寺に預けた白位牌が他人の家にあることがわかりました。
住職に話をしたところ、知らぬ間に許可なく持ち去ったようです。
本位牌にしているとはいえ、当家には許しがたいことです。
警察に相談したところ、お寺からの届けは受けるとのことだったので、住職に被害届けを出して欲しいと言っても出してもらえません。
いくら本位牌に魂を入れたと言っても住職に今後お世話になりたいと思えません。
当家としては被害届を出していただく等して、白位牌をあるべきところに戻していただければそれだけで良い話です。法律論をするつもりはありません。
今後他のお寺でというのは難しいでしょうか?
現在のお寺は父の死後からのお付き合いです。



Name: 天台沙門
Date: 2011/01/06(木) 23:18   No:4075
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Title: Re:白位牌    
それは不愉快なことと、お察しします。


私としては、なぜ他家の白木の位牌を持ち帰るのか、という動機のほうに関心をもってしまいます。また、許可なく持ち出されたもの(窃盗罪!)について原状回復を要求しない住職についても、その理由が気になりますね。

それはさておき、寺院サイドの原因によるトラブルを理由に離檀することについては檀家の正当な権利と考えます。
ただし、その寺に墓所を設けていたりすると、離檀にあわせ墓所の撤去費用を請求される可能性があります。また新規に墓所を設けるなどの出費も想像できますから、これらに対して「これこれの理由で請求された撤去費用は当方の受けた精神的苦痛に対する損害賠償とを相殺すべし」など最終的には「法律論」で解決せざるをえない問題に到ってしまうのではないかと危惧します。


以下、率直に申し上げます。
「父の死後からのおつきあい」ということは葬儀社の紹介によるものと想像できますが、もしそうであり、その住職さんに不信感をおもちならば、あらためて信頼のおける方をみつけたほうがよろしいと考えます。


Name: 勝運寺山主 [URL]
Date: 2011/01/07(金) 08:37   No:4076
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Title: Re:白位牌    
京丸さま
大変不愉快な思いをされましたね。
白木の位牌ですが本来は魂抜きをした後はお焚きあげのご供養をいたします。ただしさすがにお寺でも何時も行うわけではなく年に数回行う程度ですのでそれまでは最近では個人情報の保護の為厳重に保管をいたします。
戒名を書いて有るならば之を勝手に寺から持ち出す事は窃盗罪が成立します。また、白木の位牌ですので故人の戒名や生前の名前等が書いて有りますので此れは個人情報にあたりますので住職は@守秘義務違反とA契約不履行を犯した事になります。どちらにしても軽犯罪がせいりつします。これを黙認するような住職でしたらお付き合いは控えた方が宜しいかと思います。

注釈
@(守秘義務違反)個人や企業が情報の流出により被害をこうむる可能性のある文書(個人情報、企業機密文書)が含まれる物を本人以外が内容を流出させる事。
また本人や企業が発表する文章を公示文書と言います。
葬儀時の立て看板は遺族の承諾において立てますのでこの時は期日付公示文にあたりますがそれ以外は公示できません。

A(契約不履行)この場合の契約は(京丸様が住職に白木位牌の供養をお願いしたことになります)のでこれを行う事が出来なくなったために成立します。

最悪の場合ですが住職が他人に白木の位牌を転売(戒名)した可能性があります。

いずれにしても問題のある住職ですので気おつけてください。




Name: フクフク
Date: 2011/01/04(火) 07:20   No:4068
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Title: 遺骨の扱い    
内縁の妻の遺骨を分骨してもらいました。現在自宅に置いています。お墓は今のところ考えていません。仏壇を買うとしまして位牌と遺骨はどの様に扱えばいいんでしょうか?仏壇には位牌しか奉れない様なことを聞きました。


Name: 尊明 [URL]
Date: 2011/01/05(水) 05:53   No:4070
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Title: Re:遺骨の扱い    
位牌と仏壇(本尊)は、お知り合いのご住職に開眼法要をしてもらってください。
お知り合いがなければ、仏壇店でも紹介してくださるでしょう。

仏壇は、ご本尊を祀る為のものです。
その横に位牌を置かせていただいているのです。

その事を理解されたうえで、仏壇に安置されるといいでしょう。
仏壇の中に入れてはいけないということではありません。

分骨ですから、骨壷も小さいことでしょう。




Name: やす
Date: 2010/12/15(水) 15:49   No:4025
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Title: 教えてください    
私の家は浄土真宗です。しかし家の仏壇には真言宗の位牌(先祖が真言宗?)があります。さらに真っ黒で読むことができない位牌もあります。この位牌は今のままでは駄目なのはわかっていますが、どうしたらよいかわかりません。教えてください


Name: 天台沙門
Date: 2010/12/16(木) 09:38   No:4029
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Title: Re:教えてください    
ご質問の趣旨が「位牌の復旧」という点でしたら、仏具屋さんにご相談いただくのがよいでしょう。黒漆の上の金泥の文字が読めなくなったと推測できますので、文字の跡を読み取って復元することが可能かもしれません。

または「家のご宗旨と位牌のご宗旨の違い」という点でしたら、まずは「ご先祖様=ご自身に有縁の方々」という理解で真宗式の法要を営まればよいでしょう。

いずれにせよ、第一義的にはおつきあいのある住職さんにご相談いただくことが最善と考えます。




Name: 福島
Date: 2010/12/10(金) 23:41   No:4015
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Title: 仏の概念    
供養の中でよく『成仏する・しない』というのを耳にします。この成仏とは、一体どういう状態を指すのでしょうか?私見ですが、仏とは、俗務を捨て、ひたすら血の滲むような苦行を続け、ようやく悟りに到達した一握りの人達という印象があります。従って、人が亡くなり、遺族の供養によって(いわば他力によって)『仏に成る=成仏』ということが本当にあり得るのでしょうか?成仏の仏と、崇め奉られる仏陀としての仏とは異なるのでしょうか?


Name: 一九
Date: 2010/12/11(土) 06:17   No:4016
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Title: Re:仏の概念    
人間は死んだ後もずっと学び(気づき)続けて、少しづつ成仏に近づいてゆきます。
それは釈迦の成仏と本質的に同じものですが、釈迦は全体意識であるのに対して、人間はカルマ(心理)が残された個としての全体意識で、再び輪廻を選びます。

家族の供養というのは、生前の執着を解くために家族関係をよくすることがとても大切なのです。
家族関係にはその人のカルマが集積されているからです。
家族は親子関係で代々連鎖していますから、先祖供養ということになります。
ですから供養といっても〜回忌といったものではありません。


Name: 天台沙門
Date: 2010/12/11(土) 17:28   No:4017
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Title: Re:仏の概念    
>成仏の仏と、崇め奉られる仏陀としての仏とは異なるのでしょうか?

異なります。
前者は仏教の本義でいうところの「仏」ではなく「死者の人格」を意味しますが、後者は救済や守護という宗教的な機能をもった「仏格」を意味します。
具体例として、歴史的人物である「釈尊」は前者であり、仏教の本質そのものを象徴した「釈迦如来」は後者です。


古典仏教的には、「肉体などの存在の制約から完全に離脱した状態」を「無余涅槃」といいますが、この境地は心の惑いを消しただけでなく執着の原因となる肉体も消した状態とされますから、これをもって「死」そのものが「涅槃」であり「死=成仏」とする解釈が発生します。
密教的には、死によって肉体から人格の象徴である魂が解放され、死者の人格が大日如来という仏格と一体化することをもって「死=成仏」と理解できます。

いずれにせよ、肉体のもたらす種々の感覚が執着つまり解脱への障害となるという認識が根底にあることを指摘しておきます。

さらに日本の民俗信仰として、死者の魂(荒霊)は鎮魂儀礼を繰り返すことによって神(和霊)に変容し、生者に対する守護や利益をもたらすという意識があります。これが、仏教儀礼に基づくと、死者の魂をご供養することで仏様になり(=成仏なさり)子孫を守護する利益をもたらしてくれるというわけです。
「成仏させるために供養する」のは、カミ祀りを仏教式に行っているということですね。


なお仏教用語で「他力」といった場合、阿弥陀如来の本願によって極楽往生すること、を示します。


Name: 福島
Date: 2010/12/12(日) 18:49   No:4020
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Title: Re:仏の概念    
一九様、天台沙門様ありがとうございました。本当よく分かりました。謎が解けました!



Name: とうまま
Date: 2010/12/06(月) 12:16   No:3980
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Title: 教えてください    
私の実家は浄土真宗で、主人の実家はある宗教です。私と子供はそこには入会してません。この先、私と子供に何かあって葬儀となった時、私の実家の浄土真宗の宗派のお寺のお坊さんをお願いしてもいいのですか?私自信、小さい時から浄土真宗のお経を聞き慣れているのもあり、新しい宗派よりもこのまま実家と同じが良いのですが…


Name: 天台沙門
Date: 2010/12/07(火) 10:28   No:3994
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Title: Re:教えてください    
私としては、ご夫婦の将来の問題としてきちんとお話ください、としか申し上げられません。


本来、信仰は個人のものですから、葬儀をはじめとした宗教儀礼は、その人が信じている信仰システムに則って行われるべきです。
なおかつ、現代日本の宗教儀礼のありかたは、生者は神式・死者は仏式・そのうえでキリスト式の儀礼も普通に受容するという、好い意味での無節操です。これは明治の神仏分離以前の意識の延長です。
ならば、個人の信仰は自由かというと、そうでもありません。江戸時代の寺請制度の延長であるイエ(一族・世帯)の信仰で葬儀をするという習慣が残っています。もちろん人間の感情の問題として、一家が同じ信仰をもっているほうが安心できるという点も大きいでしょう。

よって現実問題として、貴方のご葬儀の際に喪主となるであろうご主人が、ご自身(およびご婚家)の信仰と異なる貴方の信仰を認められるか、という切実な問題が発生します。
これは、ご主人のご実家の信仰システムが、他の宗派・宗旨に対しどのていど寛容であるか、という問題にもなるのですが、例えば、キツい信仰ですと他宗の儀式への参加はおろか他宗に一般的な敬意をはらうことすら認めませんし、ユルい信仰ならば「現世利益は我々の信仰が一番だが、先祖供養はご先祖のお寺に任せなさい」という立場をとられます。


お墓のありかた、どちらかの死後の儀礼のありかた、お互いに話し合われた上でご両者のご親戚の了解も得ておくだけの支度は必要かと考えます。




Name: はは
Date: 2010/12/06(月) 13:39   No:3982
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Title: おしえてください    
はじめまして
お尋ねしたいことがあります。夫の父の祥月命日(お寺さんなし)と私の祖母の7回忌が同じ日になってしまいました。朝から法事が行われるので、祖母に手を合わせてからすぐに移動し、義父に手を合わせに行こうと思っているのですが、いけないことなのでしょうか?
嫁ぎ先を優先にするべきなのでしょうか?



Name: 菊雅
Date: 2010/12/06(月) 18:14   No:3984
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Title: Re:おしえてください    
いけないことではないでしょう。

どちらかと言うと七回忌の方を優先すると思いますよ。
だって、祥月命日は毎年ありますが七回忌は一度しかないですからね。





 
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