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九月のお香は立秋香(りっしゅうこう)と浜千鳥香(はまちどりこう)でした。
立秋香は 一、残暑(ザンショ) 白河 三 (ナマバン) 二、秋風(アキカゼ) 晩菊 花一 (サソラ・白檀) 三、虫(ムシ) 旅の月 花二 (スモンダラ) ウ、 紫雲 一 (伽羅・キャラ)
・・・で、それぞれの香りを聴き分けるという、いつもと変わらないお香でしたが、お香が試み二つ、本香九つで、たくさんのお香を聴きわけなくてはならず、とても大変でした〜。
もう一つの”浜千鳥香”は
一、満潮 白波 二 (ラコク) 二、引き潮 渚舟 花三 (新キャラ) ウ、浜千鳥 真砂 一 (キャラ)
・・・の三つの種類のお香で、それぞれのお香の試み二つ、本香六つを聴き分けるというものです。 こちらは、香りも特徴があるのですが、香木の色も筋目も違いがはっきりとしているので(^^;)、じつはわりと簡単でした。 私が簡単だったのですから、やはりみなさんもそうだったようで、みなさん”全当たり”でした。(^^) ですので、私たちは
遠くなり ちかく鳴く海(み)の 浜千鳥 鳴く音(ね)に潮の 満ち潮ぞ知る
・・・の歌をいただきました。
その前のお香の”立秋香”は、 ”全当たり”の人は
秋きぬと目にはさやかに みえぬとも 風の音にぞ おどろかれぬる
・・・の歌をいただきました。 その人たちはもう立秋です。
でも、はずれてしまった私は
秋風のたちしともなく まくず原 夏のけしきに なほかへりつつ
・・・という歌をいいただいてしまいました。 つまり、はずれた私には”残念だけど、まだ秋は来ていないわよ”ということなのです。(;;) 優雅ですが、わかりにくいですよね。。。
PS: 聴き香炉は”秋草”に美しい名月がかかっています♪
..2008/09/21(日) 17:07 No.184
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