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今日、鎌倉の妙本寺で年に一度のお香会がありました。写真のお香は”淡紫・花菖蒲”という名前のお香で、木所は”羅国”と呼ばれるものです。お香の上での記号は”二”で、五味は”甘”となります。主産国はタイで、その説明は「羅国は自然と匂いするなり、白檀の匂いありて、多くは苦を主する、たとえば武士の如し」とあって、はっきり言ってわけがわからないです。五味は”甘”と書いてあったのに、”苦を主とする”とはなんなのでしょうか??? 通の人の中には「羅国の香りは控えめだけど、すっきりとしていて一番好き」という人もいますが、私には羅国の香りはよくわかりません。とてもさっぱりとした薄い(?)香りで、今まで強い印象を持ったことがないのです。 今日の水茎香のその他のお香は二つで”若紫・かきつばた”と”濃紫・あやめ”でした。かきつばたはスモンダラで、あやめは新伽羅です。どちらも今の季節感のある美しいお名前ですね〜。
..2008/05/17(土) 00:17 No.100
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