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以前から興味があってとても行きたいと思っていたので、先日、仕事先の京都で”妙心寺展”に行ってきました。(^^)
妙心寺は建武4年(1337)、花園法皇(はなぞのほうおう)が自らの離宮を禅寺(臨済宗)としたことに始まります。そして、開山(かいさん:初代住持)として花園法皇によって迎え入れられたのが関山慧玄(かんざんえげん)(諡号(しごう)「無相大師(むそうだいし)」)でした。
関山慧玄やその師、宗峰妙超(しゅうほうみょうちょう)をはじめとする名僧たちの墨蹟(ぼくせき)や頂相(ちんそう)、妙心寺を支援した細川家など諸大名に関する作品、中世以来妙心寺に伝わる唐物・唐絵、室町時代から江戸時代にいたる多様かつ華麗な屏風や襖絵、白隠慧鶴(はくいんえかく)ら近世の高僧の活動を伝える墨蹟・禅画など、妙心寺の禅文化を彩る貴重な文化財は、禅宗史にとどまらずに、わが国の歴史や文化を物語るうえで重要な位置を占めています。
この展覧会は、無相大師の650年遠諱(おんき)を記念して開催されているもので、六世紀半にわたる妙心寺の歴史の中で花開いた禅の文化を、国宝4件、重要文化財およそ40件をはじめ、妙心寺本山ならびに塔頭の所蔵品を中心に紹介されています。
さすがに無相大師の650年遠諱(おんき)を記念して開催されていたので、めったに見られない本当に立派な展覧会でした。
..2009/05/15(金) 02:00 No.380
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