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彩遊紀コミュニケーション

“彩遊紀コミュニケーション”掲示板が新しくなりました。掲示板への投稿は、自由にしました。
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 [1016]   彩遊紀の紀   .. 2025/07/26(土) 15:53 
◆ 北斎の浪裏富士
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皆さん今晩は、彩遊紀の紀です。
先日上野の森美術館でやっていた「五大浮世絵師展」で、葛飾北斎の「浪裏富士」の本物を見てきました。よくネットや本で見るきれいな版画より、紙の色も絵もちょっとくすんでいて江戸時代の名残のある絵で、でもそれが本物を見たという実感になりました。その際にショップで「葛飾北斎の生涯と作品」という画集を買ってきましたが、その中に、浪裏富士を描いた20年前に「賀奈川沖本杢之図」という作品があり、浪裏富士とよく似た砕ける大波の絵がありました。浪裏富士は左から大波が砕けていますが、この本杢の絵は右かろ大波が砕ける構図になっていますし、青い波ではなく黄色い波です。でも基本の構想は同じで、20年も前にこういう構図を考えていたのだと知り、驚きました。前にも書きましたが、ピカソの「ゲルニカ」の絵の本物をスペインで見た時には、その「ゲルニカ」を描くために、ピカソがその前に沢山の下絵や部分図を描いていることを知ることができました。一つの作品を描くために画家は努力をしているのです。

 
 



 [1015]   彩遊紀の紀   .. 2025/07/19(土) 11:26 
◆ おそれいりやの鬼子母神
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皆さん今晩は、彩遊紀の紀です。
テレビで年配のタレントさんが「おそれいりやの鬼子母神」と言ったら、若いタレントさんが「なんですか、それっ」と言ったので、年配のタレントさんが「えっ知らないのか」と言い、大笑になりました。「おそれ“いる”」という言葉と「入谷の鬼子母神」の“入り”を掛けたこれらの掛詞(かけ言葉)はいわゆる「洒落言葉」と言われていますが、もう死言になっているのでしょうね。洒落言葉としてはこの「おそれいりや・・・」だけでなく、フーテンの寅さんが映画の中で「見上げたもんだよ屋根やんふんどし」や「田えしたもんだよ蛙のしょんべん」などの洒落言葉をよくしゃべっていました。昔からの洒落言葉としては「その手は桑名の焼きはまぐり」や、昔のテレビ番組「てなもんや三度笠」の中のCMで藤田まことさんが「あたり前田のクラッカー」と言っていたのもありますが、これらの洒落言葉はますます知らないものなのでしょうね。言葉というものは時代時代によって変化せざるをえないものなのでしょうが、ちょっと寂しく感じました。

 
 



 [1014]   彩遊紀の紀   .. 2025/07/12(土) 16:26 
◆ 新しい歌舞伎
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皆さん今晩は、彩遊紀の紀です。
七月の歌舞伎は新しい松本幸四郎の鬼平犯科帳で、新作歌舞伎でしたが、音楽はシンセサイザーで、やはり太鼓や笛の方がオーソドックスで歌舞伎らしいなと思いました。最近の歌舞伎にはアニメを原作とした「ワンピース」「鬼滅の刃」や「風の谷のナウシカ」あるいはゲームの「ファイナルファンタジー」を原作としたものなど、若手の役者が主演でしかも演出と、役者が自分のやりたいものを企画演出、主演をするというものが現れています。若い人が興味をもって歌舞伎を観に来てくれるということのためにはいいことなのかもしれませんが、オーソドックスな歌舞伎との調和が難しいですね。以前アニメではありませんが夢枕獏さんの「陰陽師」を原作とした新作歌舞伎を当時の市川染五郎のもので観に行ったことがありましたが、これはオーソドックスな歌舞伎調で楽しめました。新しい時代の新しい歌舞伎として、観客も新しい観客を呼び込みたいという気持ちはわかるのですが、昔のスタイルを残しながら新しくしていくというのは難しいですね。それは歌舞伎に限らず商品開発も時代に合わせてどのように進めるかということとも通ずることで、難しいですね。

 
 



 [1013]   彩遊紀の紀   .. 2025/07/05(土) 15:28 
◆ 蛇は神様
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皆さん今晩は、彩遊紀の紀です。
蛇窪神社にやっとお参りできました。1月の混雑を避けて2月の初めに行ったのですが、中国の春節と重なっての大行列でお参りできませんでした。やっと先日6月末にお参りできました。今年は十二支の蛇年で、しかも私も蛇年生まれの84歳の年男で、なんとしてもお参りしたかったのでとてもうれしいです。蛇はその形から嫌う人も多いのですが、世界的、歴史的に見れば蛇は神様で、インドのヒンズー教、ギリシャ神話にも出てきます。海外旅行では蛇神様をよく見ました。エジプトではウジャトというエジプト神話の女神がいてコブラの姿をした女神でした。メキシコのマヤ遺跡でも羽毛のあるケッツアコアトルという蛇神様の彫刻があちこちにあり、今年の私の年賀状にも描きました。そんな蛇神様は私の守り神です。

 
 



 [1012]   彩遊紀の紀   .. 2025/06/28(土) 12:31 
◆ ゆったりとした時間 倉敷美観地区 
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皆さん今晩は、彩遊紀の紀です。
島根の足立美術館でやっていた横山大観の展示会を見るのが主目的で行った今回の広島、島根をめぐる旅の帰り道に岡山の倉敷見物が入っていて、その倉敷美観地区を散策しました。白壁の蔵が続き、お土産屋さんもカフェも和風で、倉敷川には観光舟がゆっくりと行き来する、そんな街をスケッチしました。観光地特有の大きな音楽や賑やかさもなくゆったりとした時間が流れていました。同じような街並みを昔、妻籠で経験しました。やはり一部の地区を保存地区として昔の街並みを保存していて、ゆったりとした時間が流れていました、海外ではベルギーのブルージュがやはり歴史保存地区として、中世のお城や街並みが保たれていました、この街は一部地区だけでなく、ブルージュの街全体が歴史保存地区となっていて一日中、そのゆったりとした雰囲気の中にいました。逆に埼玉県の川越はやはり蔵の街を保存していますが、あまりに観光地化して、人混みと喧騒の中で、ゆったりとした気分にはなれませんでした。今回のツアーでも出雲大社は観光客でごった返していましたが、ちょっと観光客から離れて大社を眺めているとゆったりした気分になれました。今会社を退職し、ゆとりの生活で、ゆったりとした時間を過ごしたいと、近所のお寺や神社を訪ねています。先週は家から一時間ほどの東急中延駅近くの「蛇窪神社」に行ってきました。この神社は蛇を神様として祀り、「金運」の神社として知られ特に今年は蛇年でもあり、二月に行った時はちょうど中国の春節にぶつかり、中国人観光客の大行列に圧倒され、しかも入場制限されていて早々に引き上げ、先週あらためて行きました。今回は観光客も少なく、ゆったりとした時間を過ごし、お参りができました。蛇窪神社のスケッチはまた後日です。

 
 








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