| TOP | ホーム | 携帯用 |

彩遊紀コミュニケーション

“彩遊紀コミュニケーション”掲示板が新しくなりました。掲示板への投稿は、自由にしました。
名前   アイコン 一覧 
Mail   URL
背景色
文字色
タイトル   簡単タグ入力
添付   >>お絵描き
フォームに保存  プレビュー       削除キー(半角英数字) 



 [1020]   彩遊紀の紀   .. 2025/08/23(土) 13:33 
◆ 北斎の「富岳三十六景」実は「四十六景」
[返信
皆さん今晩は、彩遊紀の紀です。
原宿の太田記念美術館で開かれていた葛飾北斎の「富岳三十六景展」を見に行ってきました。
普通の展示会では「富岳三十六景」のうち特に有名な赤富士の「凱風快晴」と「浪裏富士」だけの展示ですが、今回の展示では当初の三十六景に、追加で描かれた十景を合わせて四十六景のすべての作品が展示されており、うれしかったです。北斎が江戸日本橋や浅草、そして近郊の田子の浦などから見た富士を、その土地土地の特徴の風景を基本に、その遠景に富士を配している作品の描き方は何を描くかという観点からするととても参考になりました。教科書やいろいろな解説書には有名な二作品だけしか掲載されていないことが多く、前から三十六景全部を見たいと思っていたのですが、実は四十六景あったことなども含め、教科書だけではわからない本物を見るということの意味を改めて認識した展示会でした。


 
 



 [1019]   彩遊紀の紀   .. 2025/08/16(土) 11:40 
◆ 上村松園展
[返信
皆さん今晩は、彩遊紀の紀です。
カンカン照りの中、東京・恵比寿の「山種美術館」でやっている上村松園展を見てきました。有名な「蛍」の絵を楽しんできましたが、もう一つ有名な「序の舞」は見られませんでした。
山種美術館は上村松園さんの絵を集中的に集めているとのことで、今回はそれをすべて展示していましたが、「序の舞」だけは東京芸大の美術館が所有しているとのことで、あまり貸し出しはしていないとのことで、見るには東京芸大の美術館に行く必要があるとのことでした。でも貸出しできないというのはそれはそれでいいかなと思います。例えばルーブル美術館に「モナリザ」を見に行ったら、「いま貸出されています」と言われたら、時間をかけて遠いフランスまで来たのに「えっ、それを見にわざわざここまで来たのに」とそれを目的に来た多くの人は言いたくなりまし、がっかりです。どうしても見たいならやはりルーブル美術館に行ったらいいのです。昔ミロのビーナスが日本で公開されたことがありますが、日本でミロのビーナスが見られたのその時はうれしかったですが、その時ギリシャへ行った人は「えっ、何で日本にもっていくの」とがっかりしたのではないかと、今になって思います。あるべきところにあるというのは必要なことだと思います。

 
 



 [1018]   彩遊紀の紀   .. 2025/08/09(土) 15:15 
◆ 広島の惨状の白黒写真
[返信
皆さん今晩は、彩遊紀の紀です。
写真は何も語れませんが、見ているだけで何かが伝わってきます。しかもそれが白黒写真であれば、原爆の惨状などはより強いメッセージになると思いました。東京恵比寿の「東京都写真美術館」でやっている「ヒロシマ1945」の写真展の白黒写真は、白黒写真だからこその表現でした。もし原爆秘儀の惨状がカラー写真であればあの悲惨さはまた違った印象だったのではないでしょうか。今明治大正の白黒写真や映像をAIでカラー化することがNHKのテレビなどでよく放送されていますが、カラー化することで意味がある場合と、カラー化しないほうがいいのではないかと思うことがよくあります。映画の「七人の侍」も白黒映画ですが、あれがカラー映画だったら、あの戦いの悲惨さや泥水の中での戦いの迫力はまた違った印象になっていたのではないでしょうか。「ヒロシマ1945」の白黒写真を見ながらそんなことも考えました。

 
 



 [1017]   彩遊紀の紀   .. 2025/08/02(土) 15:39 
◆ 日本橋
[返信
皆さん今晩は、彩遊紀の紀です。
上野の「五大浮世絵師」展の帰りに、日本橋の老舗そば処「紅葉川」に行き、帰りにあの『日本橋』を久しぶりに見てきました。橋の上の高速道路がやはり鬱陶しい。その高速道路を地下に埋めて取り除いて、昔の日本橋に戻そうという計画が進んでいるとのことで楽しみです。前の第一回の東京オリンピックの時に土地買収の必要のない所として、あわてて首都高速を作ったのでこんな形になってしまいましたが、今は反省して高速道路のない日本橋に戻すそうです。日本全国の高速道路網は15年前の民主党の時代に「コンクリートから人へ」のキャッチフレーズで非難されましたが、高速道路や新幹線が通るとその地方の経済が発展することがわかり、今になって田中角栄さんの「日本列島改造論」が見直されています。やはり国土計画などは長期の視点が必要なのですね。

 
 



 [1016]   彩遊紀の紀   .. 2025/07/26(土) 15:53 
◆ 北斎の浪裏富士
[返信
皆さん今晩は、彩遊紀の紀です。
先日上野の森美術館でやっていた「五大浮世絵師展」で、葛飾北斎の「浪裏富士」の本物を見てきました。よくネットや本で見るきれいな版画より、紙の色も絵もちょっとくすんでいて江戸時代の名残のある絵で、でもそれが本物を見たという実感になりました。その際にショップで「葛飾北斎の生涯と作品」という画集を買ってきましたが、その中に、浪裏富士を描いた20年前に「賀奈川沖本杢之図」という作品があり、浪裏富士とよく似た砕ける大波の絵がありました。浪裏富士は左から大波が砕けていますが、この本杢の絵は右かろ大波が砕ける構図になっていますし、青い波ではなく黄色い波です。でも基本の構想は同じで、20年も前にこういう構図を考えていたのだと知り、驚きました。前にも書きましたが、ピカソの「ゲルニカ」の絵の本物をスペインで見た時には、その「ゲルニカ」を描くために、ピカソがその前に沢山の下絵や部分図を描いていることを知ることができました。一つの作品を描くために画家は努力をしているのです。

 
 








     + Powered By 21style +