皆さん今晩は、彩遊紀の紀です。 緊急事態宣言が続いていますが、必要があって今週久しぶりに会社に出社しました。通勤のために乗った電車はいずれもガラガラ。通勤時の感染が心配だった後期高齢者としては拍子抜けでした。でも油断は禁物ですね。通勤途中の山手線の新駅「高輪ゲートウエイ」が板張りホームであることに気が付いていたので、停車した時に写真を撮り、一週一絵にしました。この高輪ゲートウエイ駅も、あの新国立競技場を設計した隈研吾先生の設計だそうで、ホームが板張りという「木のぬくもり」です。戦後の日本は、GHQの政策で戦前からの日本式を全面否定してきて、経営も新資本主義による、株主優先、三か月ごとの財務報告、成果主義による人事管理をやってきましたが、最近はウオール街も株主優先からすべての利害関係者(ステークホルダー)への配慮、三ケ月財務開示などの短期利益主義の反省を始めて、資本主義の行き過ぎの反省が始まっています。最近読んだ雑誌には、コロナ騒ぎでサプライチェーンが切れて生産がとまったところが多いのに対し、日本的な系列関係の企業間の信頼による連携があったところが見直されているという話がありました。話はちょっと飛びますが、昔日本の焼き魚の焦げが「がん」を誘発するという話があり、日本の焼き魚が否定されたことがありましたが、数年前にアメリカのFDA(食品局)があれは間違いであったと発表しました。戦後日本人は過剰に日本式を否定し、アメリカのやり方ばかりを真似してきたのではないでしょうか。スカイツリーも法隆寺五重塔の心柱方式を取り入れた建築だそうです。「高輪ゲートウエイ」駅の“木のぬくもり”のホームもそういう風に考えるとまた楽しいです。
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