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野良屋 ++ ..2020/02/17(月) 00:12 [3515] |
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↑鶏塩蕎麦
久々のピックアップ店となりました、長岡市の【鶏蕎麦かかし】です。 確か一昨年でしたか、新規オープン時には情報が入って来てました。 その時のレポと写真からはあまり惹かれず、ずっと行かず仕舞いで。 写真判定で重い腰の8割は決める、野良屋さんの新潟ラーメン見聞録。(^^ゞ
今年の年明け早々の事、なぜか思い立って行ってみました。 オソルベキ店舗立地にタヂタヂです。(汗; 清潔感ある小綺麗な店内で、店主さんのしっかりとした挨拶は◎。 初めての事、ほぼ何も見ずに券売機の左上をポチっと。 ウリが塩だと聞いてたので、たぶん間違いないでしょう。
中盛りサービスだと言ってくれたが、とりあえず標準で。 ほぼ自分だけの空いてる店内にて、思いのほか早く出て来ました。 これが自分的には初の鶏塩蕎麦。
清んだスープには黄金の油が浮き、あたかも鶏系が伺える。 そっとレンゲで掬って冷ましながら飲むと、か、か、か? 貝系の滋味旨味じゃぁないですか。 澄んでるのに鶏味も濃く、そこに貝系らしき旨味が作用している。
麺は色濃く芳香を放ち、#20位のストレート。 全粒粉であろうか、ザラリとした野趣溢れる低加水ぎみ30%位か? 「ザックリ」とも違う妙なコシがあり、水は回っているが若い感じ。 おもしろい、久々に見る面白い趣旨の麺である。 盛りは標準なのだが、この加水にしては多めだとも思える量であった。
麺だけでも楽しく面白く、スープはも少し旨味抑えたのが好み。 三つ葉や柚子も良い仕事が与えられ、そんなに塩っぱくもなく完食。 ちょいと近年稀な当たりを引いたかもな?
この1食により興味満々、早急に全種食べる決意をしたのです。
**お知らせ** 現在この2月は≪かかしまつり≫なるサービス期間中!! 看板の鶏塩蕎麦がなんと、ワンコイン500円で提供されています! 「この美味さで500円は破格サービス過ぎるだろう!!!」
〜つづく。
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[3516] 【鶏蕎麦かかし】その2 |
野良屋 ++ ..2020/02/17(月) 00:19 |
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↑香味中華蕎麦
先回の塩の記憶明確のまま、今回は醤油です。 余裕があったので券買機を見ると麺の量が書いてありました。 「えぇ、あの加水の麺で150gも入ってるの?」 らしぃですので、ワタクシ的には標準盛り推奨で、そんな楽しみの麺です。 150gだけで見たら少ない方だが、この麺は加水低いので要注意。
香味中華蕎麦=醤油ラーメンです。 穏やかに魚介系が香り、角もなく優しい甘めなお味です。 先の塩に比べたら醤油効果で全てが丸く纏まり、目立ちはしないよな。
トッピングは鶏ムネと豚バラで、基本的には塩とほぼ同じ。 塩での三つ葉と柚子が、醤油では小ネギと糸唐辛子となっている。 鶏は特には、、、バラも目立つ特別さでもない。
やはり麺は楽しく面白く、考える隙も無くさっさと平らげる。 麺、この店はこの麺なのである。 きっと麺強さに対して、塩も醤油もタレを旨強くして対処してるのだろう。 店主さんの真意は麺であり、十分に太刀打ち可能な塩と醤油なのだと察する。
・・・この店主さん、どこかで見た事あるゾ? 長岡だったかなぁ、十日町だったかなぁ?
〜つづく。
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[3517] 【鶏蕎麦かかし】その3 |
野良屋 ++ ..2020/02/19(水) 20:58 |
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↑担々塩蕎麦
今までお品書きをほぼ見てなかったが、今回は待合室でじっくり見ました。 手書きであろうか口上が書かれ、メニューに熱意が感じられます。
3回目、今回は担々塩蕎麦なるモノにしてみました。 イケルと思い、サービスの中盛りで!!
ドンナのかと思って来たのがコンナのです。 多めのラー油、その下には胡麻ペースト、そして清んだ塩スープ!! そう、スープを飲もうと思って芝麻醤を避けて見たら澄んでるスープ。 先の鶏塩蕎麦のタンタンメン風なのであった。
山椒風味に絡まれてるが、ラー油は思う程の辛さでもないので安心。 品書きには「鶏麻醤」と書かれたのはもしかして芝麻醤か?? 胡麻を鶏油で練ったのかも知れない造語だと思うが、食べてもわからず。 胡麻の円やかなコクとラー油の風味は担々麺のソレである。
私の乏しい知識で塩味担々麺は、【あごすけ】とこの店しか知らない。 なぜ塩味なのか? およそ担々麺は醤油ラーメンのタレを使わずに素の醤油の方が合うんだ。 その醤油の香りを見方にせず、胡麻を活かすが為の塩味なのだと察する。 この特殊系をレギュラーにしてるのは、店主お気に入りの自信作かも。
このメニューも楽しく面白いが、きっと本命は次の品だと思います。
〜つづく。
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[3518] 【鶏蕎麦かかし】その4 |
野良屋 ++ ..2020/02/21(金) 22:44 |
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↑真打登場:鶏白湯魚介つけそば
これを見た時に、「やってくれたぁ〜!」と思いました。 手間や店の都合など返り見ずの仕様だと思います。 良くある店では茹で時間を短縮する為に平打ちにしたりが常套手段。 太麺で出したくても回転が悪いので、美味さより儲け優先が多くの常ですね。 だがしかし、この店は違ったのだ。 明らかに茹で時間が掛かるであろうズン太麺をあえて使ってのメニュー。 ましてや季節限定などでなく、(たぶん)通年通しての渾身のつけそば。
麺、やはりこの麺も加水低めで、でも後吸水が高いわけでもない。 そうか、長めに茹でて水で〆る、そんな感じの食感かと思います。 風味も喉越しもワイルドさがあり、この仕様で出される事に敬意を表したい。
つけダレは紛う事ナキ鶏白湯のソレであり、詰めた良い濃度が出ている。 そこに醤油と魚介味が巧みに合わさり、いやはやコレは美味いでしょう。 つけダレと麺とは対等な強さにして、久々に見る天晴れだと言いたい。 もしもスダチの1片でも付いて来たら思わず叫んだかも知れんナ。(笑)
もちろんコレも中盛りサービスとし、店主の意気込みが見えマクリである。 こう言うのもナンだが、今どき珍しい正統派にして硬派な店かと思う。 店主が自ら作りたいのを作る、甘えなく妥協なく、そんな味なのだと思う。
PS:失礼なのは承知で書くが、、、 自分が行く時間もあるだろうが、行く度に毎回空いてる!?!? なんでこの味でこの店が野放しなのかワカラン。。。 オススメですので、是非とも新潟市からも上越市からもお試しください。
〜つづく。
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[3523] 【鶏蕎麦かかし】その5 |
野良屋 ++ ..2020/03/18(水) 23:03 |
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↑鶏白湯チャーシュー!!
このスレでのUPはコレで最後となります。 鶏白湯魚介つけそばを食べた時に「ムムッ!」と思ったので当たりです。
紛う事なき鶏白湯なお味です。 まるで肉的な旨味も煮溶けてる様な濃厚さがあります。 勿体ない程に旨味強く感じ、それを背負う麺の強靭さよ。 紫タマネギの峻烈さはもっと入れて欲しいぐらい。
・・・とか書きつつ、この仕様だとスープがほぼ見えませんネ。 わずか200円増しでこんなにもチャーシューが増えるお店は貴重です! これは冬季限定らしいですが、通年で限定でも良いからして欲しいなぁ。
メニュー、美味さ、そして価格も、とても優良店だと思います。 このクオリティーで他店を圧倒して頂きたい。
皆さんも是非どうぞ。
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