|
Name: 在家者
Date: 2013/03/09(土) 16:52
No:4942
|
削除 |
Title: 過去帳の書き方
|
|
真言宗の檀家です。 今回過去帳を新調すること致しました。 そこで、過去帳に記入する範囲についてお尋ねしたいのですが、 今現在分かる範囲での当家の先祖代々と母親の実家が後継おらず、 うちで祭祀を継承することになっているため、母親の家計の先祖代々を記入しようと思っています。 ここまでは一般的には問題ないかと思います。 さて、この他に個人的な気持ちとして、多くの方が亡くなり有縁無縁関係なく等しく追悼の念を起こすべき日、例えば11日の頁には「平成二十三年三月十一日 東日本大震災殉難者諸精霊」また15日の頁には「昭和二十年八月十五日 全国戦没者諸精霊」といった感じで記入するのはいかがなものでしょうか? 寺院の位牌などでは普通にあることかとは思いますが、これを在家の過去帳で行うのはある意味越権行為、行き過ぎた行為となってはしまわないでしょうか? 以上、ご意見いただければと思います。 宜しくお願いいたします。
|
|
|
|
Name: 天台沙門
Date: 2013/03/10(日) 12:20
No:4943
|
削除 |
Title: Re:過去帳の書き方
|
|
有縁の方々のみならず無縁の方々にも追悼の念を捧げていただこうとのお志し、仏者として感謝申し上げます。
さて。 死者を追悼する気持ちには、社会的な階級・階層の差や思想信条の違いなどありえず、よって「越権」とか「行き過ぎ」ということを誰が指弾できる筋合のものではないでしょう。もっとも、文化・文明によって儀礼・方法の違いが存在するとか、誰をどう祀るかによって政治的意味あいが発生するとか、それはまた別の問題です。 ですから、東日本大震災(11日)や第二次大戦戦没者(15日)に限らず、阪神大震災(17日)や各地の空襲殉難者(6日:広島・9日:長崎・10日:東京・13日:大阪)をはじめ同時多発テロ(11日)とか世界難民の日(20日)とか、もちろんご自身の関心に基づいて過去帳に記載なさってよろしいと考えます。
以上、ご参考までに。
|
|
|
|
|
Name: 在家者
Date: 2013/03/11(月) 11:42
No:4947
| 解決
削除 |
Title: Re:過去帳の書き方
|
|
天台沙門 様
ご回答ありがとうございました。ひとまず震災殉難者の記載を致しました。 毎日のお勤めで、先祖代々や有縁の方々の戒名に添えて震災で亡くなられ精霊もお唱えして回向していましたが、拝む対象がなく、いつも何か物足りない気がしていました。しかしこれからは、心置きなくご回向できます。 本日も震災発生時間には、衷心より追悼の念を捧げさせていただきたいと思います。 重ねて御礼申し上げます。
|
|
|
|
|