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Name: アルジュナ
Date: 2013/05/17(金) 19:16
No:4973
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Title: 天部について
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こんにちは。天台沙門様いらっしゃいますでしょうか。今 東光様の書籍の中に。天部の行者が金や女人に触れたら大変です。今時の人には不思議ですが、体験してみないとわからない。とありましたが、やはり天部の神々はある意味で特別に難しい面があるのでしょうか? お山では、どのような解釈なさっているのでしょうか?
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Name: 天台沙門
Date: 2013/05/19(日) 06:01
No:4974
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Title: Re:天部について
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お早うございます。
お答えになるかどうかわかりませんが延暦寺では特段の「解釈」はしていません。「答えようがない」というか「そういうものだから」というところですね。
おそれかしこむべきものに対する時は、やはり人として普段とは違うこころがまえをもつということは必要だと考えます。たぶん、金や女人に触れても(これは物理的に触れる触れないの問題ではないとおもいます)大丈夫ではないかと感じますが、しかし(物理的に触れたなら)大丈夫ではないと身を律することが必要なのです。
以下、私の実体験を。
〈例1〉 比叡山の横川での修行で不動護摩を21座(3座×7日)するのですが、この間は刃物を使わないことになっています。つまり剃髪ができませんから無精ヒゲのイガ栗坊主ができあがります。私が預かる寺は阿弥陀如来が本尊ですから私自身は天部明王の行者ではありません。それでも節分護摩供の前日には刃物を使わない・酒を飲まない、を旨としています。
〈例2〉 延暦寺の某お堂です。厨子があるのですが、納められている仏像を修復しようとすると発願した人が怪我をしたり病気をしたりしたので、今ではその厨子を開けたり触れたりすることもはばかられているそうです。
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Name: アルジュナ
Date: 2013/05/20(月) 10:03
No:4975
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Title: Re:天部について
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天台沙門様、お返事ありがとうございました。いや、素人でも真剣に信仰していると、それなりに納得させられる経験もするようです。お祀りし始めた頃ですが、夢をみたようなどこかへいってきたような感覚になり、しばらく記憶を辿るとおおきな寺の廊下に立っています。中庭にはおおきな切り株がありました。薄暗い空気の中、切り株めがけて雷がおちてまいりました。ものすごいパワーでしたが、あぁ、性根を入れ替えろとのまさに、帝釈天からのメッセージなのだなと勝手に解釈したのですが、いやはや、凄いものです。なかば手探りで信仰している部分もあり、たまには僧侶の方の意見などききたくなりました。自信もってやっておりますが、弱さなのでしょう。勿論、修法の真似事をしているのではなく朝晩の勤行ですから、問題ないのですが。お忙しい中ありがとうございました。 沢山の宗祖などを出されたお山ですから、尊敬しております。
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