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Name: kk
Date: 2013/09/12(木) 23:16
No:5019
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Title: 本位牌
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先日、母が急性の心筋梗塞にて突然亡くなりました。菩提寺がなかった為、葬儀社さんと相談した結果、父の兄のほうから連絡してもらって父方の実家の菩提寺(浄土宗)の檀家に入檀して通夜・葬儀と行いました。これからお墓を建立して仏壇、位牌と用意しなければならないわけですが、葬儀社さんの方からは突然のことだったので、急いで用意せずに落ち着いてから一周忌を目安に用意すればよいのでは?と言われたのですがネットや本で見ると49日までに仏壇と位牌。特に本位牌は用意すべきと書いてあるところが多いのですが49日までに用意しないとならない理由があるのでしょうか?金銭面は特に問題はないのですが、仏壇はたびたび買い替えるものでもないし、位牌と合わせて落ち着いてから買いたいと考えています。そうなると開眼供養もしてもらわないとならないし、たしかに忙しいなと思い、一周忌までにと考えているのですが、不安になり葬儀の担当して下さった方に聞いたところ「1周忌に作る方もたくさんいますよ。」とは言われたのですが本位牌は一周忌に作っても問題はないのでしょうか?
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Name: 天台沙門
Date: 2013/09/14(土) 17:17
No:5020
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Title: Re:本位牌
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某政令指定都市に所在する寺を預かる天台を宗とする者の立場から。
まずは菩提寺さん(葬儀の導師をしていただいた住職さん)にご相談ください。
御母堂の葬儀が終わり、位牌・仏壇・墓所を設けねばならず、七七日や百ヶ日の法要の支度をせねばならない、という状況であられると推定したうえですが、私でしたら「まず七七日の法要までに位牌を作りましょう。お墓の建立は一周忌をめどにゆっくりと考えましょう」とお答えします。理由は、費用と工期という面からですね。
※
さて、位牌を「49日までに用意しないとならない理由」ですが、その方が色々な意味において亡くなられたという事実を生き残った側が確認する行為であるといってよいでしょう。 仏教ではこの49日間を「中陰」といいますが、いわゆる「死出の旅路」の時間であり、死者にとって生でも死でもない時間と考えられます。もとはインドにおける転生までの期間が7週間であることによりますが、死者は生前に行い残した修業を努め、中陰を過ぎると仏位を得るとされています。道教では冥府での裁きを受けている時間であるとされます。 旧来は、初七日から一週間ごとに七週にわたり仏事を行い、それが終わると仏位を得た証明として位牌を作っていました。一週間ごとの法要は、上記の死者の修業や冥府の審判の手助けのために行うとされていますが、これは生者が死を受け容れる・乗り超えるための儀礼と考えておいたほうがよいと、私は考えています。ですから「本位牌を作る」という行為が「死を認める」という行為と一緒になりうるわけです。
正直なところ「一周忌に作る方もたくさんいますよ」については、私は「本当か?」と考えます。これについては、埋葬・納骨時に墓地に墓石の代わりとする白木の位牌(野位牌)をおいておく風習との勘違いなのではないでしょうか。
以上、ご参考までに。
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Name: kk
Date: 2013/09/15(日) 20:26
No:5021
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Title: Re:本位牌
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アドバイスありがとうございます。明日早速、住職に訊いてみます。
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