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Name: sato
Date: 2019/08/31(土) 01:09
No:5654
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返信 引用 編集 |
Title: 位牌
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こんばんは、お聞きいたしますが、父が亡くなり、位牌を作りました。そして両親が入っている故郷のお墓に納骨が決まり、故郷にいる兄弟の仏壇にと思い位牌をもう一つ作ってしまいました。しかし位牌を2つ作るというのは聞いたことがないと言われました。私どもそういうことはよくわからずに作ってしまったのですがいかがなものでしょうか。
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Name: 一求道者五十五歳
Date: 2019/09/02(月) 06:49
No:5656
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Title: Re:位牌
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特別問題とはならないので安心されても結構かと思いますよ。 地域(長野県、山梨県、群馬県、静岡県など)によっては兄弟全員で“位牌分け”を行うのが伝統として普通になっているところもあるようです。 本家のお仏壇参りが遠くて困難であるからとか、分家や別れて暮らす兄弟たちがそれぞれ普段の毎日において位牌に手を合わせたいという想いは基本的にはとても良いことですから。 そして本来的には、すべてのご家庭でお仏壇を祀られることが最適だとするのが宗派を問わずすべての仏教信仰での理想だと思われます。
ただし、正式な御位牌(仏具の位牌を僧侶によって入魂/開眼供養済)であれば、それ相当の扱いと供養が必要になります。 必ずお仏壇か、またはそれに準じた綺麗な場所をこしらえて丁寧にお祀りする必要があります。 それから、通常は御位牌のみならず御本尊の開眼仏も頂いて一緒にお祀りするのが本来であり、適切です(それがご位牌の精霊の安らぎの場所ということになる)。 ですので本家の僧侶か、または自分の地域の同じ宗派の寺院に相談されるべきです。 年忌法要も本家に行ける際には自分家の位牌を持って行かれて一緒に法要にてお祀りするか、殆ど本家に行けないのならば自宅でも自分たちで僧侶を招いて法要することがより丁寧かと思います (そして、もしも分けた位牌が要らないことになった場合には、この時にも必ず閉眼供養が必要ですので僧侶に依頼します)。 ですから、複数の位牌をつくって兄弟分けする際には、必ず相手方ご兄弟のご家庭の気持ちをしっかりと確認する必要があります。そうでないと兄弟間でトラブルの元となります。
それから、多くの一般家庭ではこのお話とは逆にそう簡単にはお仏壇を持たれることができないでしょうから、 例えば、この私の場合のように正式な御位牌ではなくても簡単な手書きの戒名札を手製で造ったり、遺影写真に手を合わせるだけでもその心は届くものと思います。 この場合には粗末にしなければそんなに難しく考える必要はまったくありません。
それから、他家へと嫁として嫁ぐ場合には通常、位牌は持ち込まないことになっています。 単に心の中でお祈りをして、手を合わせられればそれで何も問題ありません。 (本格的なお参りは実家の御仏壇やお墓にて)
以上、ご参考まで
合掌
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