お寺ネット 仏事相談室(無料)です。先祖供養・水子供養・人形供養・ペット供養・ご祈願や永代供養墓・葬儀・戒名など仏事に関する相談掲示板です。過去の相談例

過去の相談例

お寺ネットtop | かけこみ相談室へ仏事の相談室ツルとも和尚のお手伝い


  <<   新規投稿   トピック表示   ツリー表示   携帯用   検索/過去ログ   ホーム  
 
   戒名とお布施、各宗派 ....   
     ・[5239] 天台沙門 
     ・[5240] 玉地蔵 
   お墓参りの必要性   
     ・[5236] 天台沙門 
     ・[5234] 日真 

Name: 玉地蔵
Date: 2015/07/30(木) 08:37   No:5238
  返信  引用  編集 
Title: 戒名とお布施、各宗派や税務署での規則    
こちらの戒名についての記事を見て、無知なために大変なことをしようとしているのではと案じお伺いします。戒名を巡りお寺様と相談がまとまりません。
先日母を亡くし、菩提寺(南関東の真言宗豊山派)に戒名につき相談したところ、会計の担当者の方に200万(戒名代と、同額のお布施)とただ言われ、葬儀やこれまでの介護費用でそのような額をお出しするのが大変難しいが、本人と亡き父の戒名のバランスや地域への貢献があり、それを変えてしまうのは忍びないと何度も申しましたら、ようやく住職様にお目にかかれましたが、説明は以下のとおりでした。

1.この額(戒名料とお布施)は本山の規定で変えられない。
2.税務署が調査をする際、それぞれの戒名料に応じた額を取っているか過去の帳簿をすべて調べられるので、戒名料やお布施の額を変えると脱税になり、信徒の側も取り調べを受ける。
3.税務署の指導でお布施の領収書は必ず出す決まりで、他方で、税務署の指導で内訳を書くことはできない。
4.額が難しいなら、院号・居士ではなく信女にせよ。女性なので普通である。
5.そして、信女から、お布施を収めて徐々に戒名の格を上げればよい。ただしその場合毎回祈祷がいるのでその分費用は掛かる。
6.あるいは分割の支払いでも良いが借用書を提出し三回忌までに収めること。
7.(お支払できる範囲で、父と近い格の戒名をいただけないか伺いましたら、)戒名の希望などをお寺に意見をするのは非礼である、そのような人は見たことがない。
8.費用に問題があれば常識的には戒名料とお布施を優先し、葬儀については家族葬か密葬にするものである。

当家は代々このお寺を菩提寺としており、父が20年前に亡くなった際にはもう少し少ないお布施等で、院号と居士をいただきました。亡き父母は、二人三脚で地域のために働いており、同じようにしたかったのですが、今すぐ用立てるには高額のものを、制度だからとのご説明のみで、とにかく父と同じにするか一番少ないお布施の額のものにするかを選べとのことで、にわかに信じられないようにも思われ、他方で私どもの無知であればお詫びをしたく、そのような制度が常識なのか、お伺いする次第です。

また、住職様の指示のとおりにすると、院号・居士をいただいた父と、信女の母ではあまりに違いすぎ申し訳ないとも思います。仏様にお仕えした後に格を変えていくというのも、本人も混乱するように思われます。

それに葬儀を簡単にというのも、社交的な母が残念がると思いできません。

どうか、ご助言を賜れますようお願い申し上げます。



Name: 天台沙門
Date: 2015/07/31(金) 00:08   No:5239
  引用  編集 
Title: Re:戒名とお布施、各宗派や税務署での規則    
某政令指定都市に所在する寺を預かる天台を宗とする者の立場から。

御母堂さまにはお悔やみを申し上げます。


基本的には、布施料一般は慣習および菩提寺と檀家との信頼関係に基づいているものですから、社会一般でいう「適性価格」はありません。もっとも、神社さんが一定の枠を設けた「正札」を掲げている通り、同様の「明朗会計」寺院もあります。

さて、いろいろと奇妙な感じがありますが、信女号でご葬儀をなさり御母堂または御父君の年回を期に院号をいただくことでよろしいのではないでしょうか?


以下、私の感想です。

 ※
(1)この額(戒名料とお布施)は本山の規定で変えられない。
豊山派さんではそうなのかもしれません。私にはお答えできません。

 ※
(2)税務署が調査をする際、それぞれの戒名料に応じた額を取っているか過去の帳簿をすべて調べられるので、戒名料やお布施の額を変えると脱税になり、信徒の側も取り調べを受ける。
(3)税務署の指導でお布施の領収書は必ず出す決まりで、他方で、税務署の指導で内訳を書くことはできない。

(2)は事実に反します。
葬儀料をはじめとした「お布施」一般は宗教行為による収入にあたりますから、宗教法人にとって申告対象ではありますが課税対象ではありません。よって「額を変えると脱税」にはなりません。ただし、宗教行為による収入が過少だと、税務調査において「その差額はどうなりましたか(住職さんが懐に入れてないでしょうね? だったら住職個人の所得として課税しますよ)」と「お訊ね」が成されます。そうであっても、宗教法人としては「これこれの事情で小額の布施料で院号をお授けしました。どうぞ○○家さんに裏を取ってください」と言えばすみます。
そもそも、宗教行為に対しいくら払おうが、それは「信教の自由」の問題です。Aさんから100万円をいただき院号居士格で、Bさんからは300万円で院号居士格であったとしても、その判断と基準に税務署が立ち入る権限はありません。一物一価でないことは税務署も知っていますから、やはり「額を変えると脱税」にはなりません。
ただし、葬儀費用は相続財産から控除されますので、檀家側が布施料を過大に申告すると税務調査が行なわれる可能性があります。非常に単純化しますが、相続財産100%に対し実際の葬儀費用(=布施料)が1%だったとすると相続税は99%に対してかかりますが、葬儀費用を10%と相続税申告をすると90%が相続財産となります。差額の9%部分の相続税が檀家さんの「脱税」扱いになります。(註:寺が檀家さんの布施を過少申告すると差額は住職個人の所得の申告漏れとみなされるでしょう。)

(3)については、2015年7月現在、私の預かる寺を所管する税務署からは布施料の領収書の交付義務に関する指導は頂いておりません。しかし、葬儀布施料の領収証は檀家さんの相続税申告に必要ですからさしあげております。私的には、明細つきの領収証を発行するように要請される趨勢と考えております。
ともあれ税務関係の詳細は税務署に問い合わせください。(註:税務署は誤った素人判断による課税ミスを嫌います。事実関係を明らかにして質問をすれば「申告されれば非課税ですが、申告がないと課税逃れとみなされる案件です」など事務的かつ適切に答えてくれます。)

 ※
(4)額が難しいなら、院号・居士ではなく信女にせよ。女性なので普通である。
(5)そして、信女から、お布施を収めて徐々に戒名の格を上げればよい。ただしその場合毎回祈祷がいるのでその分費用は掛かる。

これは、どの寺院でも行なう対応と考えます。

 ※

(6)あるいは分割の支払いでも良いが借用書を提出し三回忌までに収めること。
(7)お支払できる範囲で、父と近い格の戒名をいただけないか伺いましたら、)戒名の希望などをお寺に意見をするのは非礼である、そのような人は見たことがない。

これは怪しいですね。
私の預かる寺の実例ですが、若くして夫を亡くした方が長期にわたり六地蔵の帽子と前掛けを寄進してくださいました。このご貢献に対し、夫さんの三十三回忌に院号をお授けしました。ですから「仏様にお仕えした後に格を変えていく」ことも気になさらなくてもよいのではないでしょうか。なお、ご本人にも「院号格の葬儀料」を頂くまでもなく院号をお授けしています。
私は「三回忌まで」と期限を設けることには、なんだかな〜、と感じますし、だいたいにおいて「戒名の希望をすることに対し非礼である」ならば「戒名料を払うから、戒名の格を上げてくれ」という希望も非礼であるということで、戒名料1000万でも院号をつけない人にはつけないんですよね、とお訊きしたいところです。


 ※
(8)費用に問題があれば常識的には戒名料とお布施を優先し、葬儀については家族葬か密葬にするものである。

寺院サイドが「家族葬か密葬」を勧めるのはいかがなものかと。
そもそも「密葬」は「本葬」の対語ですから、理論的には社会的に千人規模の「密葬」が行われ親族による十名以下の「本葬」が行なわれることもあるわけで、必ずしも規模の問題ではありません。また「家族葬」という言葉は「密葬=ごく近しい人々しか参列しない小規模な葬儀」の言い換えとしてできた言葉ですから、親類縁者と友人知己が集まった百人規模の「家族葬」もありえます。

私自身は、檀家の葬儀を務めることが菩提寺の住職の最大の義務である、と考えておりますので「常識的には葬儀を優先し、戒名料とお布施は二の次である」との立場をとります。

以上、ご参考までに。


Name: 玉地蔵
Date: 2015/07/31(金) 10:23   No:5240
  引用  編集 
Title: Re:戒名とお布施、各宗派や税務署での規則    
天台沙門様

大変丁寧なご回答をいただき、ありがとうございます。まだ親族間で検討中ですが、お言葉をいただき、格が違ってしまうにせよ、その時にできる範囲のことをしきちんとお別れの会をすることも、正しい選択であると分かり心がとても落ち着きました。

他方で、檀家に分かりやすく説明しようとしたのかも知れませんが、制度について住職様が事実と違う説明をなさったのならば、本当に残念です。仏教では嘘をついてはいけないと教えられたように思いますが。

「それなら他の寺に行け」と言われ親を思う気持ちが人質に取られるかのような扱いを受け、長年檀家として母は本当にこのお寺のことを気にかけていたのに、悲しい気持ちで一杯でございました。
今回のお話をいただき心が軽くなりました。
ありがとうございます。

豊山派の規定についてもう少しお待ちしようかと存じます。





Name: 風鈴
Date: 2015/07/20(月) 00:00   No:5232
  返信  引用  編集 
Title: お墓参りの必要性    
先祖のお墓参りは必要ですか?埋葬も多様化されつつある今日、たとえば風葬のように、遺骨を粉にして風に流し大地に還す(墓地がない)スタイルもあります。一時期千の風になって…という歌が流行りましたが、魂や霊は墓地という限定された場所に留まらず、自然の中に遍在しているものだと思います。うちには仏壇があり、毎日供え物をし、手を合わせています。存在の遍満している先祖に手を合わせ、日々敬っているのですからわざわざ墓地に行かなくても思いは伝わっていると思っています。しかし親類はしばらく墓参りをしない私を陰で批難しています。私から言わせれば、仏壇もない親類達が形式的に彼岸等にお墓を訪れ豪華な飾り立てをしたところで形ばかり何を偉そうに、という思いです。お墓参りはなにがそんなに重要なのですか?


Name: 天台沙門
Date: 2015/07/25(土) 14:54   No:5236
  引用  編集 
Title: Re:お墓参りの必要性    
某政令指定都市に所在する寺を預かる天台を宗とする者の立場から。

Q1:先祖のお墓参りは必要ですか?
A1:必ずしも「必要」ではありませんが、「十分」となる作法です。

墓石と位牌は死者をイメージするための文化的装置です。いわば「あの世」というクラウド上に存在する「死者の人格」をブラウズするターミナルが「墓石と位牌」です。しかしながら、墓石という「物」と墓所という「場」は厳密には役割が異なります。死者その人をイメージするだけなら位牌で十分ですが、死者に会いに行くためには墓所に赴く必要があります。

Q2:お墓参りはなにがそんなに重要なのですか?
A2:「あの世」の疑似体験をするために重要なのです。

日常生活の中では意識しないだけですが、「日常=この世=生者の世界」であるのに対して「非日常=あの世=神仏および死者の世界」です。神社仏閣(および教会・モスク等)は、日常の中にありますが本質的には非日常の空間です。墓所も同様で、墓参をするということは、非日常の世界に旅をするという意味があります。

以上、ご参考までに。



以下は長い余談です。

あきらかに、文明によって墓参の意味は異なります。「たましい」の「逝き先(具体的には輪廻転生の是非)」に関する態度で異なるといってよいでしょう。(註:仏教ではイスラム教/キリスト教と異なり、いわゆる「霊魂」の存在を否定しますので、当稿では「たましい」と表記します。人格・神格・仏格と読み換えてもよいでしょう。)

肉体と霊魂は一対一対応しているという認識をもつ人格的一神教(イスラム教・キリスト教)の世界では、死者の霊魂はそのままの生前の肉体をもって復活し最後の審判を受けて天国に行く必要があります。また最後の審判の時点で世界は終わりますから輪廻転生はありえません。この観点からは、墓参は死者の復活および自身の復活を神に願う場所として重要ということです。

霊魂は輪廻転生の主体であって肉体は霊魂の容器にすぎないという認識をもつ文明では遺体=遺骨は廃棄物です。よって死者を顕彰するモニュメントはあっても墓は無用のものです。霊魂が新しい肉体を得て転生してしまうまでの時間は遺体を保存しておきますが、それ以降は無用のものですから処分します。もしくは遺体の物理的な消失が霊魂の異界(天界・神界・冥界)への到達の証明であるとみなすようです。

ところで、東アジアやアメリカ先住民など先祖祭祀が信仰の中心となる文明、言い換えれば先祖霊(=人)が神となる文明では上記2例の中間のようです。遺骨は個人および個人の集合体である先祖の「たましい」の象徴として遺骨や遺体をなんらかの形式で保存しておき、それそのものを崇拝の対象としています。墓所は、いわば神と出会う場所ですから墓参は重要な行為であるということになるのでしょう。


Name: 日真
Date: 2015/07/24(金) 17:42   No:5234
  引用  編集 
Title: Re:お墓参りの必要性    
お墓参りの事ですね。お仏壇にお参りされてますから、大丈夫です。素晴らしいですね。 霊魂はいろんな所にいらっしゃると言われておりますからね。しかしですね、お経にですね、塔をたてて供養しなさいとあります。お寺にある五重塔もそうです、お墓の意味があります。お墓参りも大変、重要な事であるのです。お墓は御身体がお休みになられております。心がキレイでも身体汚いのは、ご先祖様も嫌がると思います。御身体も大事ですね。是非、行かれてお参りされる事をお勧めします。やはり、有難い気持ちになります。有難い事です。
ちなみに、各お家のお仏壇はお寺の出張所みたいな考え方です。毎日、お寺参りは難しいので、お家でお手を合わせる所が必要である。という考えから生まれたようです。そこにご先祖様のお位牌も入れましょうという事です。是非、お仏壇もお墓もお参りしていただきましたら、ご先祖様もお喜びになりますし、御自分も幸せな気持ちになられると思います。





 
[ 1 , 2 , 3 , 4 , 5 , 6 , 7 , 8 , 9 , 10 , ... ]
 
 
削除・編集   管理者画面   RSS   + Powered By 21style +