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すみれ好きさん、書き込みありがとうございます。 端的に述べますとシラサキタチツボスミレは正式な学名が無くタイプ標本該当なしの「Viola sp.」状態のものです。ただ色々と人によって見解の相違も有ります。そのため色々な名で呼ばれており 一番有名(だと思うのですが)なのは山陰型タチツボスミレだと思います。ニホンカイタチツボスミレと呼ぶ方もおられます。正式な学名が無いですが我々の間で和名で呼ぶ際や研究の利便性を考え名前を付けシラサキタチツボスミレもその1つです。表記についてもいろいろと課題があり、カタカナ書きしますと恰も有効学名が存在する正式種と誤解される虞もあるためきちんと正式な学名は無いと言う事を併記する必要性を感じています。そもそも、山陰型等の名で呼ばれるこのすみれは以前コタチツボスミレ(Viola grypoceras var.exilis)と混同されておりましたがタイプ標本を見ると明らかに異なり別物とするのが山陰型、あるいはニホンカイタチツボ等の和名を提唱される方々のご見解です。ただどういう名前で呼ぶべきかは研究なさる方々の見解の相違も有り流動的です。
..2015/04/04(土) 22:45 No.659
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