言語学者はよく自分の子どもを 
被験者として観察し、言語習得のメカニズムを 
解明しようとするらしいです。 
 
もしも、私がGrapeの発話などを観察して 
記録して、それを言語学者に売ったら、 
高く売れるんでしょうか？ 
 
そんなことを考えたのですが、 
Grapeが生まれてから、それは非常に難しいことが 
わかりました。 
 
自分の子どもとなると、客観的にはなかなかなれません。 
それに、子どものアウトプットの記録はまだしも、 
インプットの記録は、とても難しいのです。 
 
インプットとは私がGrapeに向かって発する言葉は 
もちろん、私以外の人がGrapeに向かって発する言葉、 
Grapeの前で流れるテレビの音、 
私とBenとの会話、私と母との会話なども、 
Grapeに直接話し掛けてはいないけれど、間接的な 
インプットになるのでは？ 
 
ということで、早くも最初の野望は崩れ去りました。 
 
現在、Grapeは「Huh」という声をよく出しています。 
どうやら母乳がほしい、というときに「Huh」と言っているようです。 
 
そのほかには、「Ah」とか「Ng」とか言っていますが、 
意味はわかりません。