エペメリス・シシナス・フジムラス


 

2011. 11. 7
      【黒川座談会】「月桂冠は誰の手に!私の誕生日戦!
〜今、蘇る藤村。墓の下からのハッピーパースデ―〜

※前回の日記から続いています。 
 
――そんなわけで、前回の「黒川オンステージ日記」によって、黒川が極度な泣き虫であるというコンプレックスと道連れに、初対面の男の体液をベロベロ舐めようとした事実を暴露された私。 
…お互いにとって一番明かしたくなかった秘密を全部暴露するという 
黒川の卑劣な自爆テロによって日記は焦土と化したのだった…。
 
 
しかし私は、改めてこの目の前の敵に畏怖するとともに、今、惜しみない称賛を贈りたい。 
 
彼は誰よりも勇敢だった。 
自分にとって一番のコンプレックスを自分の手で明かす。 
こんな事ができるか?こんな勇気があるか? 
 
黒川さん、君は軟弱なんかじゃない。 
誰よりも勇敢で誇り高く強い人だ。 
 
 
だから今、出会った時に最初に言った言葉を、 
ここでもう一度言わせてもらいたい。
 
 
「黒川さん、あなたの涙を舐めたい。」 
 
お前ほどの男の眼から流れる涙は、どんな甘美なものだろう。 
そして、もしそれが…、私に敗北し、汚辱の中で流される涙だとしたら…。 
 
私に対する憎しみと屈辱を一点に凝縮した涙だとしたら…それはどれほど甘美だろう! 
その一瞬を夢想して、私の舌は震える。 
 
私は考える。どうすればその涙をしぼり取れるか――、
 
 
 
黒川『……思い起こせ、B.C.31年 9月 2日。アポロンが生まれ変わったあの瞬間を。  
  
思い起こせ、2008年 8月 24日。 
僕と藤村さんが初めて会った瞬間。僕が生まれ変わったあの瞬間を。  
  
――そして今、ご覧に入れよう、2011年11月8日。 
藤村さんの誕生日。君が生まれ変わるその瞬間を。 
 
 
…君の家にプレゼントを送りました。その中身を当ててご覧なさい。 
当てられなかったらこの僕の勝ちです!
 
 
藤村さん――君を殺して僕も死ぬ。さあ、命を賭してあがいてみなさい!」 
 
 
 
簡単だ、この戦いに勝てばいい!! 
 
さあ、戦いを始めようじゃないか! 
心地よい暴風雨の中へ、心躍る破滅の中へ、今再び身を委ねよう!! 
 
黒川さん――お前の絶望の涙を、今、私の歓喜の涙と混ぜよう!
 
 
 
【黒川座談会】 
「月桂冠は誰の手に!私の誕生日戦!
 
〜今、蘇る藤村。墓の下からのハッピーパースデ―〜
 
 
 
…というわけで、宣戦布告と共に、今日黒川さんから郵送されてきたこの一冊のノート。 
 
 
綺麗に透明の袋に入っていて、中は開けられない。 
 
表紙には、 
 
月桂冠と竪琴。――アポロン。どちらもアポロンのシンボル。 
 
そして、横から見ると、 
 
明らかに中に何か挟まっている。何かゴワゴワしてて固い何かが。 
 
私「……。」 
 
…思い起こせ、黒川の謎かけを。 
 
 
黒川『思い起こして下さい、「B.C.31年9月2日」を。  
  
  
「アポロンが生まれ変わったあの瞬間」。  
  「墓石より蘇ったあの瞬間」を。 
  ヒントはそれですよ。
 
 
 
――私は思い起こす、B.C.31年 9月 2日。 
この日アポロンに何が起こったか、 
 
「紀元前31年…」 
 
…もし、この日に何が起こったのか答えられなかったとしたら、古代史専攻失格だ!! 
そう、前31年は…
 
 
 
 
「アクティウムの海戦があった日…!!」 
 
未来のローマ皇帝、オクタヴィアヌス(=アウグスティス)が、 
アントニウスとクレオパトラの連合軍を打ち破った戦い…!! 
 
……この時、
オクタヴィアヌスは自らをアポロンに例え、 
アントニウスをディオニュソスに例えて戦った…!!
 
 
――これが謎解きにどんな関係があるか。黒川さん、聞かせてやろう。私の推理を!! 
 
 
アクティウムの戦いは、アポロンにとっても重要な意味を持つ戦いだった。 
 
というのも、この時までアポロンはローマ国内で 
ほとんど信仰されていない神だったからだ。
 
 
ゼウスはユピテル、アレスはマルス、というように、 
ギリシャ神話の神々には対応するローマ神がいたが、 
アポロンには居なかったからだ。 
 
だから、ゼウスやアレスがローマ国内で広大な神殿を持っていたのに対し、 
アポロンの神殿も崇拝もとても小さいものだった。 
 
 
衰退していくギリシャ、もちろん一番の崇拝地のデルフォイも荒廃していく。 
しかし台頭するローマには信仰されない。 
この時代、アポロンの状況はこのような不遇のものだった。 
 
――紀元前31年、アウグストゥスがアポロンの名を掲げてアクティウムで勝利するまでは!! 
 
 
…黒川さんの言う
「アポロンの復活」とは間違いなくこの事件だろう。 
だが、これだけでは全ての謎のピースはそろわない。 
 
黒川『思い起こして下さい、「B.C.31年9月2日」を。  
  
  「アポロンが生まれ変わったあの瞬間」。  
  「墓石より蘇ったあの瞬間」を。
 
 
 
 
…そう、”墓石”から蘇る。黒川さんはそう言った。 
 
アクティウムの海戦に関わりがあり、かつ『墓石』――それはもう一つしかない!! 
 
 
 
 
皇帝アウグストゥスの墓碑、『レス・ゲスタエ』!! 
 
…この中のアポロンに関わる一節。 
そこにあるな、黒川。お前の一番隠したかった事は。 
 
まずは、ここまでの私の推理が合っているかどうか――それを聞かせてもらおうか。 
 
 
そして、今私が一番疑問に思っている事に答えてもらいたい。 
 
このノート、写真には写らないある一つの
「特徴」がある。 
 
 
 
――匂いだ。 
このノートから、何か花のような、しっとりした匂いがする。 
 
…これは、黒川さんの香水の匂いじゃないだろうな? 
何か、意味があってわざとつけたな?――この匂いは何だ? 
 
――私が今回の謎解きで見落としている事があるとすれば、 
あるいは負ける事があるとすれば、 
 
…この匂いの意味だ。
 
 
私「………。」 
 
だが、私は絶対に負けられない。 
 
 
黒川『この戦いに僕が勝ったのなら――君の大切な月桂冠を頂きます。月桂冠は勝者にこそ相応しいですからね。』 
 
 
 
負けたら、この凍月レイさんが作ってくれた月桂冠の指輪が、黒川の手に渡ってしまう――!! 
黒川さん、この指輪は絶対に渡すわけにはいかない!
 
 
 
さあ、前回の日記でお互い命は奪われた身だが、今度は命よりも大切な物をかけて戦おう。 
勝利の象徴、アポロンの月桂冠をかけて!!―――
 
 
 
 
【黒川座談会】 
「月桂冠は誰の手に!私の誕生日戦! 
〜今、蘇る藤村。墓の下からのハッピーパースデ―〜
 
 
以下、座談会です!
 
  
 

どれほど僕を脅かして下さるかと楽しみにしていたのに、とんだ期待外れですね、友よ。

結局、君は何一つ謎は解けていない、と言っているのと同じ。
「レス・ゲスタエ」の謎も、またその匂いの謎も――君は謎の核心に触れられてすらいない。

もちろん、その匂いはわざとつけましたよ。決まっているじゃないですか。

はっきり申し上げる。君に月桂冠は似合わない。
やはり勝利は僕にこそ似合います。


藤村さん。僕は自分の一番言いにくいコンプレックスを、君を倒すためだけに告白したのです。
友よ、君ただ一人を殺すためだけにです。


そんな言葉では僕は一片の涙さえ流しませんよ。
(本当はちょっとだけ涙出ていますけど)

本気でかかって来なさい。僕は、本気ですよ。
..11/7 22:44(Mon)

く…言うじゃないか、黒川さん。
だが、その余裕もここまでだ。

お前は、私に「レス・ゲスタエ」の謎を解くのは不可能だ、と思っている。

なぜなら、これはラテン語の碑文で訳も出ていない。
「この短時間に、レス・ゲスタエの中から謎解きに関係する一節を導きだすのは不可能だ」――お前はそう思ってる。
だからその余裕を出せる。

――だが、天は私に味方したようだな。
私の直接の先輩の専門なんだよ!「レス・ゲスタエ」は!


だから、私自身がこの碑文を読む必要は一つも無かった!
先輩に電話で、「しぇ、しぇんぱ〜い!すみません、レス・ゲスタエの中で、アポロンに関係する所知ってたら全部ゲロって下さい!」

と聞けばいい話だった。
どうだ、驚いただろう?

黒川さん、お前は、こういう突発的な偶然に弱い!
さあ、恐怖で涙が止まらないか!?これでも勝負を続けるか、黒川!?
..11/7 23:13(Mon)

ははは!
..11/7 23:17(Mon)

…失礼。君は、おめでたい人ですね。

「レス・ゲスタエ」が藤村さんの先輩の専門である事を、僕が、知らないとでも思っていたんですか?
..11/7 23:21(Mon)

……え……
..11/7 23:26(Mon)

知っていましたよ。知っていて、レス・ゲスタエにしたのです。

別に、そんな事で僕の勝利は揺るぎはしないと確信しておりましたし。

――何より、このくらいのハンデは必要でしょう?
藤村さんは、ラテン語をお読みになるのが僕よりもずいぶん遅いですからね。
先輩くらいには頼らせてあげねば、可哀そうだと思ったのです。


で、H先輩は何と仰っていましたか?
「レス・ゲスタエ」中の「アポロンに関わりがある箇所」を、何と?
..11/7 23:30(Mon)

…、………、こ、こんな事って初めてよ……、
ここまで黒川さんとの歴然とした差を感じたのは……、ここまで黒川さんの力に恐怖するのは……!!

――読まれてた?偶然じゃなかった…!?
何これ、私、詰んだ…!!?

どう頑張っても起死回生の一手が見つからない…!
この戦局を打開するために、どんな一手を動かせばいいのか、全然分からない…!
..11/7 23:47(Mon)

僕の話が聞こえてるんですか。

君の戦局がどうかは聞いていません。
「レス・ゲスタエ」のアポロンに関わる個所とはどこか、を聞いているのです。

君がどれほど打ちひしがれようと、今は立ってもらいますよ。
..11/7 23:51(Mon)

……、先輩は……、
先輩が言っていたのは、

「アクティウムの海戦の後、アウグストゥスは月桂冠をかぶって凱旋した」と。

その時から、月桂冠は皇帝の象徴、
皇帝=アポロン、という図式が成り立った、と。

「月桂冠」……このワードが重要な気がする。

――でも、でも、そこからが浮かばない!!



月桂冠だから、何だっていうんだ?このプレゼントの中身は…!?
くっそ、投了はしたくない!!したくないが!!
..11/7 23:57(Mon)

…――日付が変わってしまったじゃないですか。
まあ、君の遅刻癖は今に始まった事じゃない。…続きを聞かせてもらいましょう。

「月桂冠」。目の付けどころは正しい、と申し上げておきましょう。

さあ、早く続きを。
追いつめられた君の喘ぎほど、僕にとって耳触りのよいものはありませんよ。
..11/8 0:21(Tue)

………、一つ目のキーワードは「月桂冠」

そして二つ目は……このノート自体の「匂い」。


……この匂い、何なんだろう??

花…だよな。甘すぎない、ツンとした青みがある、みずみずしい香りの花。
すみれ…?そうだ、すみれに近い。

でも、すみれよりももっと甘く水っぽい感じの花の香りだ……
これは何だ…!?
..11/8 0:32(Tue)

ああ!!誰か!誰か、この匂いを嗅いで!!
画面から匂いが伝わればいいのに!!誰か、この花の名前を教えてくれ!!

私、この花の名前が思い出せない!!!
..11/8 0:41(Tue)

藤村さん。君は僕の涙を舐めたい、と言ってくれましたね。

しかし僕は、この香りも嗅ぎ分けられないような人に舐めさせる涙など持ち合わせていません。

降参ですか?
それもいいでしょう。

僕だって、今回の戦いはあらゆる意味で絶対に負けられない理由があるのです。
..11/8 0:45(Tue)

……黒川さん。さっき、「私の先輩がレス・ゲスタエの専門なのは、知っていた。知ってて謎かけに使った。」

――と言っていたね。


じゃあ、私の母がお花の専門家なのも知ってて、この花の香りの謎をかけた?


今、お母さんに土下座で「お、おかあさぁ〜〜ん!!この匂い、何の花の香りか分かる??」って聞いてきた。

母『あんた人が寝てる時に何よ。急に……これ?ヒヤシンスよ。嗅げばわかるでしょ。あんた鼻バカになってるんじゃないの?』

――との事だ。
これは、ヒヤシンスの香りだ!黒川さん!!!
ヒヤシンス…ヒュアキントス!アポロンが愛した少年の花!!

でも、君の事だ。
母から情報が漏れるのも織り込み済みかな、黒川さん…!
恐ろしい男だからな…!知ってたのか、これも…!
..11/8 0:56(Tue)

卑怯者!!!

実母を戦場に連れ出すとはどういう了見です!!?


知りませんでした…!それは、知りませんでしたよ!!

僕は、僕は…一人で君に立ち向かっているのですよ!なのに、藤村家が一族総出でかかってくるとは…!こんな卑劣な手があるのですか!?

そうですよ、正解ですよ…それは、ヒヤシンスの匂いです…。

これ以上は何も答えられません、
さあ、早くそのノートの中身を聞こう!
..11/8 1:12(Tue)

先ほどは君に退けられた言葉を、今、もう一度言わせてもらおう。

――”天は私に味方したようだな。”



そこで待ってろ、今結論を書く!!
..11/8 1:18(Tue)

神よ…!
駄目です、どうしても、僕は藤村さんの指からこの指輪を抜きとらないといけないのです…!!


でないと、このプレゼントは意味が無くなるんです!!


僕の味方をしてくれ!頼む!
..11/8 1:30(Tue)

黒川さん。私にとって、その言葉は、今までで一番のヒントだ。

私はずっと前回の日記の黒川さんのこの言葉が気になってた。

  ”――当然、君の大切な月桂冠の指輪を奪おうというのですから、
   プレゼントの中身はそれなりの物ですよ。”


これ、てっきり、値段の事を言ってるのかと思ったけど。
でも、これ、言葉通りの意味だとしたら……。



そう、この薄いノートに挟めるものなんてそれほど多くはない。
薄くて、そして堅いもの。

指輪…?


お前、私に指輪を贈ってくれただろ。

ただし、月桂冠の指輪ではない。
――”月桂冠は勝者にこそ相応しい” から。
..11/8 1:43(Tue)

”月桂冠の指輪では無い”?
それは結論とは言いませんけど。
..11/8 1:49(Tue)

…月桂冠の指輪ではない。

――”月桂冠は勝者にこそ相応しい” から。

”墓から始まる生。”、”ヒヤシンスの香り。”

――スパルタのヒュアキンティア祭は、ヒュアキントスの葬儀から始まった祭り。

死者。死者の冠。
死者に被せられる冠は、たしか…セロリ…?


ただ、セロリの形の指輪があるとはどうしても思えないんだが…。
..11/8 1:54(Tue)

いや、分からない、黒川さんの事だから、分からない。
セロリの形の指輪を用意していても不思議ではない。
..11/8 1:56(Tue)

自分の考えを信じるのなら、開けてみればいいではないですか。
..11/8 2:01(Tue)

ふん、先ほどまでは随分多弁だったのに、急に無口になったな!
それは、ポーカーフェイスか?
それとも、君は画面の前で泣きじゃくっているのだろうか?

読めない。今の私には読めない!!

だが、私は、私の考えを信じる!!
「死者の頭を飾るセロリの冠の指輪!」――答えは、これだ!!

開けさせてもらう!!
..11/8 2:10(Tue)

――藤村さん。よく考えてみて下さい。

もしこの戦いに君が勝ったのなら、
月桂冠も君の手にとどまり、
僕が指輪を贈る意味も無くなる。

これは君から月桂冠を奪える、という前提に立った戦いなのです。

ですから、先ほども言いましたが――これは僕にとっては、絶対に負けられない戦いです。
..11/8 2:11(Tue)

……それは何だ?泣き落としか?



悪いがもう手を止める事はできない!!
..11/8 2:29(Tue)


..11/8 2:38(Tue)

え……??

これは……
これは…どう見てもセロリじゃないぞ……



これは…ツタ…?ツタの冠…??
..11/8 2:49(Tue)

ああ、神よ!
感謝いたします!

僕の方に月桂冠を授けて下さった事に!!
..11/8 2:52(Tue)

…指輪もツタの模様…!ローマ風のツタの装飾…!!



…いや、納得できない。全然納得できない!!
誰も納得してないよ!!

…ツタ?ツタはディオニュソスの冠でしょうが!!!
..11/8 2:58(Tue)

友よ、「蔦はディオニュソスの冠」、
「月桂冠はアポロンの冠」
――その決まりは一体いつ作られたものでしょう?

少なくとも、紀元前31年。
アポロンが皇帝の父神になる前は、そうではなかった。
アポロンとダフネの話はそれよりも後に創作されたものです。

それまで、月桂冠を被ったアポロンはデルフォイのアポロンだけだった。

だから、僕はヒヤシンスの匂いをつけたのです。
ヒュアキントスはスパルタの出身。

スパルタのアポロンの冠は、月桂樹じゃない。ツタです。

最初のアポロンは…ローマで「復活」する前の最初のアポロンの冠は、「ツタ」でしたよ。


指輪のタグにも付けました…それを証明する断片を。
..11/8 3:17(Tue)



――ホ・キッセウス・アポッローン。
「ツタの冠戴くアポロン」


…今、調べて知った。これ、アイスキュロスの断片か…!!

「ツタ冠のアポロン」…アポロンがそう言われてた時代があったのか。
月桂冠じゃなくて、ツタを戴いている時代が…!!


「アポロンは生まれ変わって何が変わったか。」――この謎かけの答えは、「冠」
「ツタ冠」から、「月桂冠」へ!そういう事だったのか…!!


悔しいけど、これは完膚なきまでに私の負けだ…!
これは完全に知らなかった…!!知らなかったぞ!!!
..11/8 3:27(Tue)

いえあの、その…確かに、ゲームには僕は勝ちました。
でも僕の本当の戦いはこれからなのです。
..11/8 3:30(Tue)

…、と、言うと?
..11/8 3:34(Tue)

僕、目先の勝利にばかりとらわれて、あまり「指輪をプレゼントする」という事の意味を考えていませんでした。

ただ、君の月桂冠の指輪をもらい受けるからには…意趣返しで同じような指輪をプレゼントしようと。そういう事ばかり考えて…。

しかし、実際に買って初めて「常識」というものに気付きました。
「女性に指輪をプレゼントする、って変じゃないか?」と。


それで、YAHOO知恵袋とか色々見てみたのですが、
将来を約束してもいない男性から女性にリングを贈る事などまずあり得ない、という事に気付きました。

(続きます)
..11/8 3:39(Tue)

そこに気付いただけでもすごいな、黒川さんとしては…。
それで?続きを聞こう!
..11/8 3:44(Tue)

受け取り拒否される可能性、
あるいは「気持ちが悪い」と拒絶される可能性、色々思い悩んだのですが…。


でも、星彦さんが、「大丈夫」って言いました。

僕が思い悩んでいるところを、星彦さんが、

星彦さん「大丈夫だよ。シシンなら指輪でも下着でも、喜んで受け取ってくれるよ。あの人は常識人とは違うから。」

と、言って下さったのです。
僕はYAHOO知恵袋よりも星彦さんを信じます。

そして藤村さん、貴女にこの指輪をどうか受け取って欲しいと思う次第です。

..11/8 3:51(Tue)

お前は、ここぞという時に星彦さんの名前を印ろう代わりに出してくるな。
星彦さんは水戸黄門か何かか!?



そんな事をしなくても…良く考えてくれ、黒川さん。
これは「勝った方が月桂冠を取る」という勝負なんだぞ。

君はそれに勝ったんだろ!?
私に受け取り拒否なんて権利があるわけがないじゃないか。
もっと堂々と鞭でもふるって暴君ぶりを発揮したらいい!!



そして星彦知恵袋もありがとう。
黒川さんを止めないでいてくれて…。普通は止めるぞ。
だから本当にありがとうと言いたい、確かに君は最高の親友だ!
..11/8 4:15(Tue)

だって私何も間違った事言ってないだろ。
..11/8 4:22(Tue)

その通りです。どうも有難うございます。
..11/8 4:29(Tue)

…しかしあれだぞ!この指輪若干ゆるいぞ!



だけど、すごくきれいです!!どうも有難う!
アポロンのツタの冠としてありがたく受け取っておきます!!


超ありがとう!!
..11/8 4:34(Tue)

つーか黒川さん!誇張しすぎだろ!!(笑)

さも共犯みたいに書いてるけど、中身が指輪なんて今知ったぞ私!!
「中身知らないけど何贈っても大丈夫大丈夫。」

―これは確かに言ったけど。


でもよく考えて欲しい。黒川さんが今までに藤村を傷つけるようなものを贈った事があったか?
非道なものを贈りつけるような黒川さんでない事ぐらい、こちらをお読みになっている皆様も想像に難くないはず!

下着を贈ろうが指輪を贈ろうが、通常なら常軌を逸している物でも、黒川さんなら感動へと持ち込めるはず…!

そう思ってのGOサイン。私は正しかったと思うがどうだね親友?
..11/8 4:35(Tue)

…あ、え!?星彦さん、僕のフォローして下さってすごくどうも有難うございます…あの、その前に一つだけ!


……今、皆さんが一斉に心に浮かんだ疑問があると思うんですけど…

「どうして藤村は薬指に指輪をはめてるんだろう?」

という。


えー…その疑問に、代わりに僕が推測で答えたいと思うのですが…、
その、指にはそれそぞれ「守護神」があって…。

親指は、アフロディーテ、
人差し指は、ゼウス、
中指はクロノス、
薬指はアポロン、
小指はヘルメス。

それで、「アポロン=薬指」という単純な発想で藤村さんは薬指に指輪をはめたのだと。
そうでなければ僕をからかっているかのどちらかでしょう。
..11/8 4:43(Tue)

でも黒川さん、良く見て、右だよ!右手の薬指だよ!!
..11/8 4:48(Tue)

藤村さん。ギリシャでは、右手の薬指が結婚指輪です。


…それでこの馬鹿は放っておいて…、星彦さん、いつも頼ってばかりで申し訳ありません。
そしてどうもありがとう。
今回は本当に君なしでは贈れなかったと思います。
僕もなかなか、血迷っていましたからね。

「僕なら藤村を傷つけるものを贈らない」、とは心外です。
僕は、いつでも、藤村さんを叩きのめしたいと思っていますよ!
..11/8 4:52(Tue)

――さあ、一番言うべき言葉をまだ言っておりませんでした。

前の日記で、君の言葉には不思議な力があると言いました。
その力で僕を世界一幸せな人間にしてくれてありがとう。


――しかし、今度は君が愛してやまぬアポロンを世界で一番幸せな男にしてあげて下さい。


君の不思議な力が「ギリシア神話」や「アポロン」に対しても及びますように!

そして、アポローンの君にお願い申し上げたい、
藤村さんを世界一幸せな女性にして下さいますように。

ハッピー・バースデー!藤村さん!!


..11/8 4:59(Tue)

あ、そうだ、指輪を買ったところで、店員さんが言って下さった事をメモした紙があるので、お伝えしておきますね。

「蔦のモチーフの指輪は、途切れることなく絡み合うところから、
二人の仲が永遠に続きますように、という願いがこめられています。
また蔦の葉ははーと型なので、恋愛のシンボルとしてもいい意味合いがあるんですよ。
きっと喜んでくれると思いますよ。」

だ、そうです。
..11/8 5:06(Tue)

お前どんな顔して指輪買いに行ったんだよ!!!(笑)


――でも、本当にどうも有難うございます!
約束通り、緩くなってしまった月桂冠の指輪はお前に譲る!!
凍月レイさんも許可して下さったからな!

黒川さんはシルバー好きだし、そもそもとてもよく似合うし、
上手く付けこなしてくれると思います!
私の月桂冠をどうかよろしく!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして、星彦さん、ここまでお付きあして下さった方も、本当にどうも有難うございました!
コメントや応援のお言葉も拝見いたしました。どうも有難うございます!!今日はもうこんな時間なので、また明日、後日談・反省会等をやらせて頂けたらと思います。
色々回収してない伏線がありすぎるっ…!!!


とんだ誕生日だったぜ…でも、最高の誕生日でした!!
みなさん、どうも有難うございました!!
..11/8 5:10(Tue)

では私もこちらに失礼して…
誕生日おめでとうシシン!!

今年はアポロンの為にもルーズな所を治すよう頑張ってくれたまえ。
私の見立てではあの男、絶対亭主関白だぞ!!

私より先に寝てはいけない。
私より後に起きてもいけない。…的な

これ実践できないと嫁入り無理だぞ!

とりあえず、私からのプレゼントは中旬ごろそっち届くから。
別に他意も罠も無い。(そもそも考えつかない)
メッセージカードも入れてないけど、それを見たら私が言わんとする事は確実にわかるはずだ…。
じゃ、いい誕生日を!!いい一年を!これからもよろしく!!

黒川さんもお疲れ様でした(笑)
でも「傷つける」と「叩きのめす」はだいぶニュアンス違うと思うぞ、黒川さんよ!(笑)


..11/8 5:15(Tue)

どうも有難う!!私の大好きな親友たち!!

彦さんのプレゼントとやら、超楽しみにしてるぜ!!
..11/8 5:33(Tue)

おはようございます。自分は藤村と黒川の先輩で山田といいます。
どうしても黙っていられなかったので書き込みます。

二人のやり取りを見ていて、「この二人、文字の中でセックスしてる」と思いました。

しばらく二人を見ていて、すごく仲がいいのにどうして付き合わないのかと焦れていましたが、こんな気持ち良さそうな精神の絡みあいが出来るのなら、身体の絡みなんかおままごと。そう言う事だったんですね…
自分もこんな気持ちいいセックスしてみたいと思いました。

朝っぱらからセックスセックス言ってすみませんでした。だけどどうみてもこれは至高のセックスです。どうしても感動して一言言わずには出勤出来ませんでした。

お誕生おめでとう、藤村!
..11/8 9:46(Tue)

先輩、ありがとうございます!!
すみません、反省会は次の記事にて!!
..11/12 21:09(Sat)



藤村シシン
古代ギリシャ・ギリシャ神話研究家。

連絡先: t-t-moon*ypost.plala.or.jp
(*をアットマークに変えて送って下さい)


★よく出てくる宿敵「黒川君」については
【黒川wiki】をご参照下さい。


書籍『古代ギリシャのリアル』発売中。






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