1月29日(土) 愛知県勤労会館 久しぶりに佐野元春のライヴを観に行った。STONES AND EGGS TOUR以来になる。その時は元春の声が出ず、裏返る…は聞いていて悲しくなってしまったので、内心、気になっていた。でも、今日のライヴは、「こういうアプローチもアリかな…」と思わせるものであった。 2部構成となっていて、前半は初期のナンバー。オープニングは予想通り「BACK TO THE STREET」で始まり「SO YOUNG」へと続く。THE HOBO KING BANDのアメリカンなジャズ、ブルースを感じされるアレンジでボッサな「YOUNG BLOODS」には驚かされた。ラウンジテイストな1部であった。後半はすべて「THE SUN」アルバム(画像:左)から。座って歌っていることが多かったが、30〜40代のファン層にあった曲の内容だ。でも、僕的にはやはり「DIG」から「国のための準備」の流れは好きだな。そして、アンコールは「BYE BYE HANDY LOVE」「悲しきRADIO」や「彼女はデリケート」などのパーティーな盛り上がりであった。 元春の体力的な関係なのか抑えぎみな(というか無理をしていない)ボーカル。曲構成。でも、これでいいじゃないかな。たしかに以前ほどの勢いはもう無いが、いい感じに枯れた雰囲気を出せば、味があっていいと思う。確かにその日、大人の佐野元春がそこにいた。