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2010. 9. 4 【前篇】学園パラレル・私立オリンポス学園 〜ギリシャ神話で青春しようぜ!for 黒川〜
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♪キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜――ン…♪(チャイム音) ゼウス先生「――教科書12ページを開け。えー今日から太宰治の『走れメロス』に入る。では、まず最初の段落を……麗戸(れと)!麗戸アポロン!読んでみろ。」 アポロン「はい。」
アポロン「――『メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意し…』」 パサッ。←ヘルメスから紙飛行機が飛んでくる。 アポロン「『「王様は、人を殺します。」、「なぜ殺すのだ。」』…(?――紙飛行機?)」 ヘルメス(中!開いて!) アポロン「…??――『「悪心を抱いている、というのですが、誰もそんな、悪心を持っては居りませぬ。」、「たくさんの人を殺したのか。」…』……」 ガサガサッ
アポロン「……『「おどろいた。国王は乱心か?」』、「今日、放課後何して遊ぶ?」だと?」 ゼウス先生「ん?どこ読んでる?」 アポロン「…あ!いえ、何でもありません!、『「いいえ、乱心ではございませぬ。…』(お前っ!授業中だぞ!?変な手紙をよこすな!)」 ディオニー(…なになに?今日の放課後の話?俺も入れろよ!また土手で缶蹴りやりたいなー!昨日やって楽しかったし!) アポロン(お前は誘ってないだろ!?) ヘルメス(ええー缶蹴り…?僕イヤです。どうせまたアレスがしょっぱなから川の対岸まで缶をけっ飛ばしたり、アポロンがどこからともなく馬に乗って現れて、やぶさめの要領で缶を見事射抜いたり、反則ギリギリの事されますよ) アポロン「そんなん言うなら、お前だってホウ酸団子ばらまいて、食ったアレスを死に至らしめようとしたり!!私のクツにあらかじめ細工してつま先に磁石を仕込み、缶が永遠に私のクツから離れないようにしただろうが!! ――…って、あっ。」 ゼウス先生「麗戸。廊下に立ってろ。」 アポロン「ち、違います先生!この不良どもが私の邪魔をしてきたんです!私は悪くありません!」 ヘルメス「はあ!?あなた、親友に罪をなすりつける気ですか!?」 アポロン「親友も何も、我々はおととい入学式で会ったばかりの赤の他人だろうが!き、昨日の缶蹴りにも私は無理やり付き合わされただけで!」 ヘルメス「なんですって!?」 アレス「ZZZ…う〜ん、俺もう食べられないよお〜…むにゃむにゃ」 ディオニー「あーまじジャンプ面白れぇ。」 ゼウス先生「というかその辺の席の奴ら、全体的に廊下に立ってろ。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・ (廊下。) アポロン「――はあ…。お前、舞谷(まいや)ヘルメス、とか言ったな。どうして私の所にふざけた手紙を飛ばしてきたのだ?」 ヘルメス「だって、僕とあなたは4席も離れてるんですよ。迅速に手紙を回すにはこうするしかないじゃないですか。」 アポロン「お前……そんなに私と話したいのか。」 ヘルメス「べ、別にそういうわけではないですけど。でも、貴方はなんか面白そうだな、って入学式の時から…」 アポロン「しかし『紙飛行機』は一方的で非合理的な連絡手段だな。」 ヘルメス「…すみません」 アポロン「だから次からは糸電話で話そう。――それでいいな?」 ヘルメス「!!…そうと決まれば、さっそく購買で紙コップ二つ貰って来ましょう!」 アポロン「ちょッ…私たちは今、立たされているんだが……うわっ腕を引っ張るなって!おいっ!ヘルメスーーーーッ!!」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アポロン「――さて。先ほど帰って来た中間テストについてだが。というか正確にはアレス、貴様の赤点だらけのテストについてだが。 …単刀直入に聞く。 歴史のテストで、『本能寺の変が起こった年は?』――この問題に対して『いちごパンツ』と解答したのは何故だ。」 アレス「だって…、だって、ディオニュソスが、『本能寺は「いちごパンツ(=1582年)」って語呂合わせで覚えろ』、って言ってたんだもん…!俺、ちゃんとそれは覚えてたんだぞ!でも、でも肝心のいちごパンツが何を意味するのか分からなくなって…」 ディオニー「それでとりあえず回答欄に『いちごパンツ』を書いた、と。ばっかだなあー!」 ヘルメス「そう言う貴方もひどいですよ。 『平安時代、平安京において、朱雀大路の最も南側にあった建造物は何か。』 ――『マクドナルド 平安京店』。(答:羅城門)」 アレス「ワハハ、お前面白いな!」 ディオニー「サンキュー!お前もな!アハハ」 アポロン「バカ者――ッ!!笑い事ではないわーーっ!!貴様らが赤点とったせいで、この学年首席・アポロンと、次席・ヘルメスが貴様らの勉強を面倒みさせられる羽目になったのだぞーーーっ!!少しは反省しろーーっ!!」 ヘルメス「…貴方方が追試を見事合格するまで、夏休みは来ないと思ってください。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アレス「っしゃあああーー!やっと追試も全部合格したぁああ!夏休みだぁあーーーーッ!!」 ヘルメス「やれやれ…。アポロン、夏休みはどういう予定?」 アポロン「ん?そうだな、生徒会の雑務を済ませて、あとは弓道部の練習と、医学書も少し読んで、バイオリンの練習もやりたいし…」 ヘルメス「いえ、そうじゃなくて。夏休み、何して遊びます?」 アポロン「……。…すまん…、私は休日に友人と遊んだ経験が、ない。夏休みというと、友達とはどんな事をするものなのだ?」 ヘルメス「あきれた…。夏休みに友達とする事と言えば、18度に設定したクーラーの中で、泊まりで夜通しバイオハザードやったり!猥談したりするものに決まってるでしょう!!」 アポロン「そうなのか?――では、来るか?私の家に。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (アポロン宅。) ヘルメス「……まさかあなたの家がこんな豪邸だとは知りませんでした…お風呂はライオンの口からお湯がジャバジャバ出てるし、テーブルはものすごく長いヤツだし…綺麗な双子のお姉さんもいるし…」 アレス「すげーー!お前のベッド、トランポリンみたいにフカフカだ〜!!ワーーイ!」 アポロン「ちょっ…ベッドの上で跳ねるな!小学生かお前は!!」 ヘルメス「――さて。じゃあさっそく……出してもらいましょうか。」 アポロン「出すって…何を?」 ヘルメス「何って。エロ本に決まってるでしょう。あるんでしょ?『プレイボーイ』とか、『エロトピア』とか?」 アポロン「…は、はあ!?」 ディオニー「今すぐ吐かねーと『アイツの姉ちゃん誰にでもヤらせるらしいぜ。』ってある事ない事吹聴すんぜ」 アポロン「アホかお前!アルテミスは処女だ!!」 ヘルメス「ベッドの下には無いですね…本棚か?」 アポロン「お、おいっ!勝手に探るなっ!」 アレス「…でも本棚は真面目な本ばっかりだな!『ファーブル昆虫記』に『プラトン全集』……あれ?この『プラトン全集』、3巻だけ背表紙の色びみょうに違くね?」 ヘルメス「ややっ!?この本を押すと本棚が横にズレて奥に秘密の階段が!!」 アポロン「ウワーーー!!帰れ!!お前ら帰ってくれーーッ!!!」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ――そんなある日の夏休み明け。 ディオニー「みんな聞いて〜〜〜!おれ今度、全国演劇コンクールに出れることになったんだ!!一人芝居で『走れメロス』やるんだ!」 ヘルメス「すごいじゃないですか!」 アレス「面白そうじゃん!頑張れよ!」 アポロン「―― お前が『走れメロス』だと?無理に決まってる。」 ディオニー「なんだと?」 アポロン「いいか。『走れメロス』は古代ギリシアのピタゴラス教団がモデルになっているのだ。彼らが最も大切にしたのは『友情』。 ――しかし貴様ときたら運動会で味方裏切って敵陣につくわ、肝だめし大会の時は私を置いて逃げ出すわ、まったく友達がいが無いだろうが。そんな奴が友情の芝居だと?」 ディオニー「…っ」 アポロン「だいたい、演劇部に所属していながらなぜ独り芝居なのだ?さては、ハブられでもしたか貴様?このクラス委員長・アポロンが助けてやっても…」 ディオニー「…うるっさい!何なんだよお前…!!俺はな、生まれた時から母ちゃん死んじゃってるし!バイトしながらじゃないと一人じゃ生活できないんだよ!他の演劇部のみんなとは練習時間合わないんだよっ!!」 アポロン「あ…」 ディオニー「いいよなお前は!大金持ちのお坊ちゃんでさ!!学校の送り迎えも、ダックスフンドかよってくらい長ーいリムジンでさ!!何入ってんだよあの胴体ん中!」 アポロン「……あれは私特注の風呂付きリムジンで…」 ディオニー「はあ!?風呂付きリムジン!?俺なんかびんぼーすぎて、水道はおろか下水道まで止められてんだぞ!!?それなのに…それなのに…うわぁああ〜〜〜ん!!」 ヘルメス「あっ、待って、ディオニュソス!……あーあ、行っちゃった。どうするんですか。」 アレス「追いかけろよ、アポロン。俺、バカだけどさ…今のは謝りに行った方がいいと思うんだ。」 アポロン「…な、なぜ私が?絶対イヤだ。ふんっ!」 ヘルメス「いくじなし!もーどうなっても知りませんよ、僕!」 ――そんな中、男子トイレでお酒のビンが発見される。 もちろん、犯人はアポロンとケンカしてヤケ酒飲んだディオニュソスだった。 ゼウス先生「トイレで酒を飲んだのは、ディオニュソス、お前だな?」 ディオニー「……っ。」 ゼウス先生「謹慎1カ月は免れないと思え。」 ディオニー(ちくしょう…!!せっかく演劇コンクール本戦に出れるところだったのに…!!) アポロン「――先生、それは私がやりました!」 ディオニー「…えっ…?」 アポロン「犯人はディオニュソスではありません!このアポロンです!私がトイレで酒を飲みました!!」 ディオニー「……!!」 ゼウス先生「納得いかんな。模範生のお前が飲酒…?」 ヘルメス「…先生、僕がアポロンをそそのかしたんです!僕と、アポロンで、お酒を飲みました!!」 アポロン(ヘルメス…!馬鹿、お前どうして…!) ヘルメス(付き合うぜ、親友!) アレス「――良くわかりませんが、俺も酒を飲みました!!」 アポロン&ヘルメス「「!アレス…!!」」 アレス(俺抜きで祭り始めよーったってそうはいかないぜ!) ディオニー「お前たち…!!どうして…どうしてだよっ!?どうして俺の代わりに罪を…」 アポロン(今停学食らったら、出られないだろ?コンクール。…頑張れ、お前なら優勝できる!) ディオニー「…!!」 ゼウス先生「…本当にお前たち三人が飲酒したんだな。停学処分になるぞ。分かってるんだな?」 3人「「「はい!」」」 ディオニー「………待って下さい…違います…。違います!俺です!俺がやりました!!その三人はやってません!!」 アポロン「!!馬鹿、どうして…!」 ディオニー「…お前の言う通りだ、アポロン。友を大切にしない者に、『走れメロス』を演じる資格はない…」 アポロン「!」 ディオニー「…『だが、まだ陽は沈まぬ!メロスが帰って来た!約束のとおり、いま、帰って来た!殺されるのは、私だ。メロスだ!彼を人質にした私は、ここにいる!』」 アポロン「…『おお、友よ』…っ」 ディオニー「『ありがとう、友よ。ありがとう。』」 ゼウス先生「…『おまえらは、わしの心に勝ったのだ。どうか、わしをも仲間に入れてくれまいか。』」 ヘルメス&アレス「「『万歳!王様万歳!』」」 ゼウス先生「『どうか、わしの願いを聞き入れて、おまえらの仲間の一人にしてほし』……って、私を乗せるな。貴様の演劇に。」 ディオニー「…ちっ!ダメかあ…」 ゼウス先生「…だがお前のその周りを巻きこむほどの演劇の才能。コンクールに出場させないのはあまりに惜しい。」 ディオニー「え…」 ゼウス先生「――貴様ら4人に処分を言い渡す。罰として、トイレの清掃3カ月。停学はナシだ。」 4人「「「「…やっったぁあああ〜〜〜!!」」」」 →後半に続く。
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2010. 9. 5 【後篇】学園パラレル・私立オリンポス学園! 〜ギリシャ神話で青春しようぜ!for 黒川
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※前日の日記の続きです! ・・・・・・・・・・・・・・・・・ →続き アポロン「――そんなこんなで、今思い返せば、この高校三年間、貴様ら3人には迷惑かけられっぱなしだった… 理科の実験でヘルメスが悪戯に調合した『ネオ・BTB液』が爆発して走馬灯が見えたり。修学旅行で夜、旅館から連れだされたあげく、アレスのバカが道に迷って帰れなくなり、所持金もほとんど無く4人でラブホテルに泊まる羽目になったり―― 『すげ〜このベット、グルグル回るぞ〜!アポローン来てみろよ〜!アハハ、アハハ〜』、 『ヤバくね〜!?風呂場がガラス張りだぜ!キャー全部見えちゃ〜う!のび太さんのエッチー!!』、 『このアメニティって持って帰っていいんですかね。』。 ――何度思い返してもはらわたが煮えくり返るわあのゴミ虫どもが…ッ!!…クソッ…散々な学生時代だった…!!」 ヘルメス「――卒業式だっていうのに何辛気臭い顔してんですか。ホラ、さっさと貴方の制服の第3ボタンを寄こして下さい。」 アポロン「――第3ボタン?何に使うのだ、そんなもの?」 ヘルメス「『第一ボタンはライバルに、第二ボタンは恋人に、第三ボタンは親友に。』…常識でしょ?」 アポロン「ほう。そうなのか。では第3ボタンはヘルメス、お前に。」 ヘルメス「サンキュー親友!」 アポロン「――ディオニュソス!お前には第1ボタンだ。貰ってくれるな?私の最高のライバルとして。」 ディオニー「…フン、もちろんだぜ。」 アレス「…って事は……第2ボタンは俺にか…!?アポロン…お前、オレの事……」 アポロン「ふざけるな。第2ボタンは私自身にだ!!お前は第4ボタンでも持っていけ!」 ディオニー「あ、あっちでグループで写真撮影してくれるってさ!!俺たちも行こうぜ!!」 アレス「行く!行く!」 ヘルメス「僕らも行きましょう。アポロン」 アポロン「……」 ヘルメス「……どうしたんですか?」 アポロン「お前とは…よく話したよな。4つ離れた席だったのに…授業中も糸電話でよく話してた。」 ヘルメス「?ええ…そうですね。入学式の直後に作りましたもんね、糸電話。懐かしいですね。それが何か…?」 アポロン「…お前も知っての通り…私は卒業後、海外の大学へ行く。」 ヘルメス「…ええ」 アポロン「………そうしたら…もう…今までみたいにはお前と話せないよな。糸電話で届く距離だったのに…もう…」 ヘルメス「――アポロン、僕たちはもう大人になるんですよ。」 アポロン「……そうだな、もう、こんな子供じみた事は言ってられないな…」 ヘルメス「そうじゃなくて!!もう大人になるんだから、糸電話じゃなくて携帯電話を買って話せばいいことじゃないですか!!そうすれば例え地球の裏側でも話せます!!そうでしょう!?」 アポロン「……そうだな。そうだよな。……『ありがとう、友よ』。」 ヘルメス「…いつでもどこでも、僕はあなたの最高の親友ですよ。」 ディオニー「おーーい!!2人とも早く来なよー!!写真獲るってさ!!」 アポロン&ヘルメス「「今行く!」」 アレス「全員ピースな!ピース!!」 アポロン「そんなバカみたいな事できるか…!」 ヘルメス「みんな笑って!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・ 「……ンの君、アポローンの君、アポローンの君!起きて下さい!」 アポロン「……ん…?」 ヘルメス「こんな所で寝てるとカゼ引きますよ。せめて神殿の中で寝たらどうです。」 アポロン「…ん…神殿…?…ここはどこだ…?」 ヘルメス「どこって…パルナッソス山のふもとですよ。」 アポロン「あれ……あれ私、オックスフォード大学に留学したはずでは…?」 ヘルメス「あんた何寝ぼけてんですか。ここはパルナッソス山のデルフォイにあるあなたの神託所。あなたは光明神アポロン。分かります?」 アポロン「そんな…まさか…っ今までのは…全部夢…!?ウソだろ!?ヘルメス、さっきまで私と一緒にピースで卒業式の写真映ってただろ!?」 ヘルメス「はあ?」 アポロン「私立オリンポス学園の校歌、5番まで全部歌えるだろ!?ホラ、♪我ら〜の青春〜♪あぁ私立〜♪私立〜オリンポス〜学園〜♪」 ヘルメス「ずいぶん愉快な夢をご覧になっていたようですね。現実だと分からせるためにほっぺたを引きちぎって差し上げましょうか…」 アポロン「…いや、分かった。夢だという事は良く分かった。だが頼む、お前の第3ボタンを私にくれないか!?夢の中でお前に貰いそこなったのだ!」 ヘルメス「第3ボタンも何も…僕の服にボタンは一つも付いていないのですが…。どうしてそんな物を?」 アポロン「第3ボタンは親友の証らしい。だからだ。」 ヘルメス「――親友の証なら、あなたと最初に会った時に差し上げたじゃないですか……あなたが今手に持ってるその竪琴。それじゃダメなんですか?」 アポロン「!!…いや、そうだ。そうだった。…第3ボタンよりも、ずっとこっちの方がいい。」 ヘルメス「そうでしょうとも。」 アポロン「…『ありがとう、友よ。』」 ヘルメス「フン…。いつでもどこでも、僕はあなたの最高の親友ですよ。」 アポロン「…ああ…そうだな。本当にそうだ…」 ♪ポロロ〜〜ン アポロン「♪我ら〜の青春〜♪あぁ私立〜♪私立〜オリンポス〜学園〜♪」 ヘルメス「ちょっと、僕があげた竪琴で変な歌歌わないで下さいよ!――」
〜FIN〜 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ――そんなわけで、前回の流れからの黒川の「青春したい」という言葉に対する私の答えはこれだ…!! 「私立オリンポス学園!ギリシャ神話で青春しようぜ!!」。 アポロンやヘルメスが青春全開で学生生活エンジョイしてたら、黒川の魂も成仏するのではないか!! そう思ってのギリシャ神話学園パラレルだったのですが…!! …8月27日にはアップする予定が、9月4日という…。 これが『走れメロス』だったら、黒川セリヌンティウスはとっくに処刑されちゃってるよ…。 だけど私、走ったわ!!黒川セリヌンテウィスの屍を弔うために走ったわ!!時速4キロで!! ――ということで、遅くなって本当に申し訳ありませんでした。 ピタゴラスとか、第三ボタンとか、いくつか黒川に向けたギミックもありますが、 普通に見て下さってる方にも楽しんで頂けたら幸いです。 ちなみに私は女子高でしたが、そこで謳歌した青春と言えば…。 修学旅行先の長崎ハウステンボスのホテルの中、みんなでコッソリ持って来たプレステで「アンジェリ−ク」をやりながら、 「ちょっと!早くジュリアス様落としてよ!」、「何いってんの!オスカー様が先よ!」、「あんたさっさとコントローラー寄こしなさいよ!」 ――つってる現場を見回りに来た先生に見られた。 というのが一番の「青春」だったかと思います。 あとは、この日記でも何度か名前を出させてもらってる 高校時代からの悪友・エクスカリブー(以下、カリブー)との話。 ダンスの時間に「グループで1分間、創作ダンスを踊る。」という課題が出され、 カリブー「創作ダンスとかどうすりゃいいのよ…。もう『最初の30秒間、棒立ち』っていう振付けで良くね?で、後半でテキトーに手足バタバタさせてさ。」 私「うん、それに『静と動』ってタイトルつければ適当にやっつけられるだろ。」 カリブー「天才じゃね…!?1分のダンスを実質30秒で済ませられる上、そのタイトルのおかげで手抜きには見えない…。むしろ芸術…!」 私「よし、この作戦で行こう!」 ――結果、そりゃあ先生にはこっぴどく怒られましたけど! 『お前ら何30秒もボーッとしてんだ?』っつって。 後は、家庭科の創作料理の時間に闇鍋やったり、 化学の実験中にボヤ騒ぎになったり、 休み時間にクラスの半分くらいの人数で大貧民やったり! 色々学園パラレルについて補足したいこともありますが、今日はこれからその「エクスカリブー」と飲みに行く予定なのでこのへんで!! 高校時代の話で大いに盛り上がりたいと思います!! 最後に、黒川さん本当にお待たせしてすみませんでした。 しかも「とっておきの「青春」を貴様にお見舞いしてやるわ!!」つってといて別に大したものでも無く申し訳ありません! 少しでも楽しんでもらえれば幸いです! そして、もし27日に待っていて下さった方々もいらっしゃったら遅くなって申し訳ありませんでした。 拍手ありがとうございます! コメントもありがとうございました!お返事少々お待ち下さい!
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黒川です。 貴女…馬鹿じゃないですか…。涙で前が見えないんですけど…。これ相当時間かかったでしょう。第三ボタンやピュタゴラスもそうなのですけど、これ凄まじいメタ小説じゃないですか。
冒頭の廊下の会話、藤村さんとお会いした時の会話の変形ですし、最後のアポロンとヘルメスの会話――あの、僕は自惚れてるのではなければ――この小説、アポロンは僕…ですよね?
アポロンは僕ですよね…! それに何より感動しました。まさかアポロンを僕に…!
ありがとうございます!僕青春できました!というよりもっと大切な物を頂きました。
ああ、『ありがとう、友よ!』
..9/4 15:37(Sat)
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か、勘違いしないでよねっ!!何が「アポロンは僕ですよね」だ!!アポロンはアポロンだよ!!ふんっ! でもこの日記のアポロンに限り、 アポロン=黒川だと勘違いする事を許してもいい。
――そんなわけで遅くなってすみません。ご存知の通り、ちょっと立て込んでおりました…。度々お待たせしてすみません。
良ければ、先日の座談会の後夜祭でもします?猥談や青春の話を?
私、色んな人に「高校時代、エロ本をどこに隠したか」を聞くのが好きなんだけど…。 というのも、エロ本の隠し場所って、その人の性格とか戦略とかが出るじゃないですか。「窓の外の壁に吊るしておく」とか、「土に埋めておく」とか、お前何なんだそのタクティクス?っていう!
さて、黒川さんは高校時代、エロ本をどこに隠してた? ちなみに私は、「木を隠すなら森の中」作戦でそこらへんに堂々とホモ小説ころがしてました。 ..9/7 16:31(Tue)
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僕は部屋に大きい金庫があるので、『家畜人ヤプー』や『城の中のイギリス人』等は全部その中に入れてましたよ。 まあ今でもそうなんですけど…。
あの。ちなみに「ホモ小説」って何なのですか。 イメージが湧かないので具体的な書名を挙げて頂きたい。
そんな事より貴女の文章について感想を述べたいのですが、僕が思うに至上の物語とは、出だしの第一声と、優れたる伏線によって決まると思うのです。 貴女の文章はいつだって出だしは素晴らしいし、伏線は複雑に絡み合ってまるで一反の織物を編み上げているようです。僕は常々感心しているのですが、一つだけ聞かせて欲しい――これらの技法における貴女の師はどなたなのですか? ..9/8 1:06(Wed)
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「エロ本を金庫に入れる」――愚かなり黒川巧。 思春期の男子において、「鍵のかかる場所にエロ本を隠す」は最もやってはいけない愚行なのだ!!
なぜなら、金庫があるという時点で、「僕は親には見られたくないエッチな物をこの中に隠し持っています!」と暗に表明しているも同然!!
お前は「鍵がかかるから見られる事は絶対にない」と思っているかもしれないが……極めて愚管!愚の骨頂!! お前も人の子なのだな、黒川巧よ…。
で、あの〜ホモ小説、というのは……具体的な書名を挙げてもイメージ沸かないと思うけど、 その〜『愛しの v テディ・ボーイ』とか、『優等生は反町君がお好き』とかだよ!! 私がお好きなのはよ!!
そして、私の文章を褒めてくれてありがとう。 でも、こう、身内に公開の場所で褒められるのは恥ずかしいので、ぜひ二人きりの時に言って頂けるとありがたい…でも本当にありがとう。
そうですね、私はずっと「歴史の演出」について研究しているので、 そういう演出の師といえば、ペリクレスやアレクサンドロスや、アウグストゥスが思いつきます。
最も恐るべき演出は、舞台の上ではなく、現実の中で起こっているもの。 最も偉大な演出家は、劇ではなく歴史を変えるもの。
――これで答えになってる? ..9/8 2:53(Wed)
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愚かなのは貴女の方でしょう。 健全な男子高校生が性的な物に興味を示さない方が問題ではないですか。 むしろ「母上ご安心下さい。貴女の息子は健全に性的なものに興味を持っております。」と表明するために金庫に本を入れていたと言っても過言ではない。
下手に隠そうとするからガサを入れられて大変な事になるのです。 堂々と金庫――これがべストに決まってます。 番号施錠なので鍵の隠し場所にも困りません。
そのホモ小説とやらには興味があります。 「テディ・ボーイ」とは何なのか、「反町君」とやらが何者なのか気にかかる所です。 良ければ今度貸して下さい。
最も偉大な哲学は、机上の方法論ではなく実践された哲学だと思いますが、それは史学でも同じことが言えるわけですね。 しかし史学科の貴女の考え方は、哲学科の僕とは相容れないものがあります。僕はどんな優れた演出よりも本質が優先されるべきだと。 ソクラテスが裁判でアポロンの名前を出したのは、彼の演出ではなく本質だったと思いたいのです。 ..9/8 3:28(Wed)
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何が「健全な男子高生」だ!?「プレイボーイ」とか読んでるまっとうな男子に謝れお前!! 君の母上も、まさかその金庫の中に『家畜人ヤプー』とか『異形の遊戯。』が入ってるとは思わないだろう!
何、ホモ小説読みたいの!? じゃあ私にもその金庫の中で一番ヤバイやつ貸して!!
そういえば高校時代に、修学旅行にホモ小説持ってってみんなで一文づつ朗読、とかやったわ…!!やる?そういうの?そういう青春してみる?
史学科と哲学科の軋轢の話は今度ゆっくりしよう。 でも私も、どんな「演出」も「本質」の前では膝を折るべきだと思うし、 本質無き演出は唾棄すべきものだと思う。 ..9/8 6:51(Wed)
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あの。前々から思っていたのですが。 藤村さんのご出身は凄まじいお嬢様学校と記憶しています。すれ違う時の挨拶は「ご機嫌麗しゅうございます」、運動会も文化祭も完全チケット制で男はまず入れない、お琴と日本舞踊が必須だとか何とか…。
ハウステンボスで「アンジェリーク」をやる、とか皆でホモ小説を読む、とか僕から見るともの凄く女子っぽいというか、お嬢様っぽい青春ですし、貴女自身にも箱入りのお嬢様の印象を持っているのですけど。
――それで今金庫の中を見てきたのですが、 とてもそのような方に貸せる代物は無いのですが…。
僕が吐きそうになったレベルの猟奇・官能小説の中で、かろうじてお貸しできそうな物は、 『狼の太陽』、『隣の家の少女』、『恋空』くらいです。
朗読合戦もいいのですが、貴女が書いていた缶蹴りをやってみたいです。あれ戦略や駆け引きがあって面白そうですね。実際にヘルメスのようにホウ酸団子を撒くのはありなんですか? ..9/8 8:01(Wed)
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ちょ!おま…最後からニ段落目の文章…!!
>僕が吐きそうになったレベルの猟奇・官能小説の中で、かろうじてお貸しできそうな物は、 『狼の太陽』、『隣の家の少女』、『恋空』くらいです。
お前『恋空』読んだのかよ!!?(笑)しかも「僕が吐きそうになったレベルの猟奇・官能小説」にカテゴライズするこのセンス…!!ヒ―!ダメだごめん腹痛い…!!
いや、ごめん、そりゃあ、黒川さんにはあの本は無理だよ!! すまん、ちょっと腹抱えて笑ってて文章打てねえ…!もう一度投稿する!しばし待て! ..9/8 8:21(Wed)
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いや恋空でもいいんだけど、黒川さん、漫画家だと永井豪とか好きだよね? 永井豪のエロ漫画貸して下さい。
いや私の女子高全然お嬢様じゃないよ(笑)。↑に書いてた話はだいたい合ってるけど、だって「黒魔術同好会」とかあったよ。 (ちなみに、日記で名前を挙げたエクスカリブーさんは黒魔術同好会の人です。いつも黒い服をオシャレに着てて黒川さんと似てます。私はあのタイプの人が好きです。)
缶蹴りやろうよやろうよ!! ホウ酸団子は多分NGだけど、缶蹴りって大人になってからやった方が面白いよ。 大人の財力にモノ言わせて、自販機で缶ジュース大量に買ってきて缶の周りに立てて、鬼の度肝をぬいたり!
私がよく史学科の面々とやったのは、「歴史上の人物なりきり缶蹴り」。
鬼は隠れてる人を見つけたら名前を大声で叫ばなきゃいけないから、わざと「マルクス・アウレリウス・アントニヌス」とか長い名前にすんだよ!!
そんなのもう正面から缶に向かっていっても勝てるよ!! で、「おのれ、マルクス…卑怯な…!!」つってる鬼もマリー・アントワネット・ド・フランス。
そんなのに「トート・ヘルメス・メルクリウス=トリスメギストス」なんかで参加したらお前ヒーローになれるぞ!! ..9/8 10:25(Wed)
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え。ですが永井豪はそんなに猟奇的・官能的ではないと思うのですけど…。 本当にいいのでしたら色々お貸ししますが――女性の鑑賞に耐えうる物が一切無いので心苦しいです。
僕は缶蹴りやった事がないのですが、それはとても楽しそうですね。 それを変形させて「神話なりきり缶蹴り」やれますよね。 藤村さんは「アポロン=デリウス・フォイボス」で参加して下さい。 僕は「ハデス=アイドネウス・スコティウス」で行きます。 ..9/8 18:18(Wed)
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こっちだって男性の鑑賞に耐えうるホモ小説なんか一切ないよ。だいたい砂漠でハーレムしてるか学園でハーレムしてるかのどっちかなんですから!
いや、だから私は切断系じゃない限りは基本的に大丈夫なので、ご心配めされず一番ヤバいやつ持ってきてくれ。
――黒川さん、缶蹴りやった事ないんですか!? 愛媛県立みかん高校では休み時間にやらなかったんですか?
そして「ギリシャ神話なりきり缶蹴り」面白そうですね!!
ただ一つ疑問が……どうして私がアポロンで黒川さんがハーデス様?その心は? ..9/8 18:26(Wed)
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この一カ月ほど考えに考えて導き出した結論――貴女がアポロンだとしたら、僕はハデスを目指して生きていく事にします。
『アポロンは永遠に不変。だがハデスは誕生と破壊。 「アポロン」の意味は「純粋さ」、だがプルートの名は「多様さ」。 「デリオス」の異名は「明瞭さ」、だが「アイドネウス」は「目に見えない」。 「フォイボス」は「輝ける」、だが「スコティウス」は「暗闇の」。
片方の神には「詩神」と「記憶」が付き添うが、 もう片方には「沈黙」と「忘却」がつき従う。
片や監視者にして摘発者、 だがもう一方は「闇夜とうろんな眠りの主」。』
――プルタルコス。 ..9/8 20:06(Wed)
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「諸人は言う、『ハデスは一切の寛容さも情けも持たぬ厳粛なる神』。 しかし、そのハデスでさえも、唯一エロスだけには膝を屈する。
――自分の本分を忘れ、恋人たちを憐れむ。 冥界の王も、愛の前では不屈でも無慈悲な神でもない。」
――プルタルコス。
こういうハーデス様を目指して行くということか?黒川巧よ? ..9/9 19:59(Thu)
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貴女、その文を訳すのに丸一日かかったわけではないですよね?
く…まさかプルタルコス返しをされるとは思っておりませんでした…しかもその文章…僕の負けのようです!やはりどうもプルタルコスは好きませんね――アポロンの神官だとしても!
そんなハデスになりたいんじゃありません。もっと非情で冷徹なハデスです! ..9/9 21:44(Thu)
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――お前自分からプルタルコスを振っておいて、逆ギレのうえ降伏宣言とはどういう事だ、ハーデース=スコティウスよ。
しかし、この夏休みは本当にずっと黒川さんと話してたな…。 こんなに毎日友達と話してる、って、高校時代に戻ったみたいだった。本当に楽しかったよ…!!
もっともっと黒川さんと話していたいわ…黒川さんの金庫の中のエロ本ラインナップの話、アポロンを凌辱する話、カラスの死体を畑に吊るす話、しまなみ海道をアポロンとディオニュソスで駈ける話……!
黒川さんの話ももっと聞きたかった! 大の男をチビらせたという「古代ギリシャの怖い話・黒川エディション」の話、アミュクライのアポロンの玉座に座った話。山ほど聞きたかったわー!!
それとやりたい事もいっぱいあった…!一晩中ゲームしたり、缶蹴りしたり、猥談したりだ…!!
また話してくれるかい? ..9/11 23:34(Sat)
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いいえ話しません!話しませんよ! 僕は貴女と話すよりもっと大事な事を為さねばならない――
貴女は僕が失った月桂樹を再び与えてくれましたね。 ですので僕も貴女の11月の誕生日には、「『貴女が失くした大切なもの』を再び貴女の手元に戻す」。
――覚えていろ! 貴女と話す事は誰でも出来る、だが僕は僕にしかできない事を為す。
『デルフォイで神託を下す主なるアポロンは、 あらわに語る事も隠すこともしない。 ただしるしを示すのみ。』
――ヘラクレイトス! ..9/11 23:54(Sat)
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――貴様はピタゴラス信者だろ? ならアポロンの神託について語る時は、
『アポロンの神託とは何か。それはテトラテュクス。 ハルモニアのうちに声うるわしきセイレーン達は住まうなり。』
――ピタゴラス。
…こっちを引用したらどうだ!!
ええ、黒川さんの意見には全く同感です。少し敵となれ合いすぎました。愛だの恋だの下らないおしゃべりはここまでだ!!
『私が失ったものを再び私の手に』。――これは楽しみなテロ予告…!燃えてきたわ!!意味する所はさっぱり分からないが、「最近私が失ったもの」には一つしか心当たりがない…!!「友達」だ!!
「いっつも珍奇なギリシャ語が書かれたTシャツを着ていた私の友達」が、3カ月ほど前に愛媛の実家に帰ってしまったんだ。 ものすごい喪失感だった…今でも本当に寂しいよ!
だから、その友達が私の手に戻ってくる事を期待する!
帰ってこい、黒川さん!! ..9/12 23:54(Sun)
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ■まとめ■
そんなわけで、一応ここで「真夏の黒川座談会」は一区切りさせて頂きます!
ここまで読んで下さった方、本当にどうもありがとうございました。このような内輪の会話で申し訳ありません。「お前らいつまで話してるんだ」という感じで…もう黒川さんとのおしゃべりが楽しすぎてダラダラとやってしまいました…。 読んで下さった方も、私と同じく少しでも楽しんで頂けていればとても嬉しく思います。
お見苦しい点など多々あったかと思いますが、お付き合い下さってどうもありがとうございました! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後に私信になりますが、黒川さん、本当にどうもありがとう!!黒川さんにも楽しんでもらえてたら嬉しい!そして「いいえ話しません!話しませんよ!」なんて言わずに、また話してくれたら嬉しいな! ..9/13 0:08(Mon)
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馬鹿な!何を勝手にまとめているのか!
僕がヘラクレイトスの言葉を引いたのは彼が「ハデス」とあだ名されていたからです!あえてピタゴラスは引用しなかったんですよ!ピタゴラスのあだ名は「アポロン」でしょう!
だいたい貴女が引用した文章、ピタゴラス自身の言葉じゃないですよ!――ああもう…僕の方が圧倒的に勝っている!勝っているはずなのに何なのですこの敗北感!
それに、そのようなあおり方をされたら誕生日に適当な物を差し上げられないじゃないですか。
あの。僕は……ああいや、後で電話で話す事にします。 どうせ「勝手な事言ってごめんねごめんね黒川さん」という電話をまたかけてくるんでしょ? その電話を待つとして――僕も非常に楽しかったです。楽しかったに決まってるでしょう。何度も言わせないで下さい。
楽しい夏休みをありがとう。我がアンテラステスよ! ..9/13 0:28(Mon)
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アレっ!?ピタゴラスじゃなかった!?(笑)ごめん!!(笑) すまん、私、ピタゴラス知識が黒川さんから授かったものしか無いので、また今度いろいろ教えてよね!!
君だって私が電話かけたら「すみません、黒川です、すみません、僕、僕……変な事書きましたよね…すみません。」って答えるんだろーが!!
……ところで、黒川さんが前からよく私の事を「アンテラステス」って呼びますけど…これどういう意味なんだろうな、って思ってたんだが…。今、やっと分かったわ。 「同じものを愛するライバル」の事か!!
じゃあ誕生日、最高に楽しみにしているよ!黒川さん!……我がアンテラステスよ!! ..9/13 0:47(Mon)
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藤村シシン古代ギリシャ・ギリシャ神話研究家。 高校で出会ったアニメ『聖闘士星矢』がきっかけでこの道へ。東京女子大学大学院(西洋史学専攻)修了。
◆著書『古代ギリシャのリアル』(実業之日本社)。◆ NHKカルチャー講座講師。◆2020年オリンピック採火式NHK生中継内、古代ギリシャ語同時翻訳。 ◆平成28年 東京国立博物館『特別展・古代ギリシャ』公式応援サポーター。 ◆UBIソフト『アサシンクリード・オデッセイ』公式コラボ ◆古代ギリシャナイト主催。 など。
お仕事のご依頼: euermo★gmail.com (*をアットマークに変えて送って下さい)
書籍『古代ギリシャのリアル』発売中。
★よく出てくる宿敵「黒川君」については →【黒川wiki】をご参照下さい。
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