１週間前の今日、朝４時４０分だった。
母が息を引き取ったのは。
３月２０日の３：１０に乙女座で満月入りした月は
４：０９に地球のもっとも近いところを通過する。
母が息を引き取った本当の時間は、その時間を少し過ぎた辺りではないかと思う。
私達が駆けつけた時には蘇生処置をされていたので。
月の力が母を連れて行ったのだろうか・・・。
私の生まれた星座である乙女座で満月入りしたのもなんだか不思議だ。
あっという間の１週間だった。
ようやく昨日あたりから、生前の母とあの白い骨が同じ母なんだと
頭の中で理解できてきたように思う。
頭の浅い部分では解っている事実が、奥の方では理解できない・・・。
そんなズレた感覚が、ようやく１週間経って揃って来た。
しまちゃん（姉）はたくましい。
後悔が無いほど母を看てきたからだろう。
涙もあまり見せず、積もった用事に奔走している。
「でも片付け始めたら思い出してしんみりするかも〜」なんて言っていたけど
大丈夫、しまちゃんは私の様にいつまでも振り返ったりしない。
春になると、またたくさんの種を植えるだろう。
野菜や花の種を。
母を看続けた３年間に植えていた種よりもっと多くの種を。
落ち着いたら２人で温泉にでも行こうと言っている。
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