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「おくりびと」のノベライズ本を読んだばかり。今日テレビで映画をやっているのを知ってあまりのタイミングにびっくり。本を読むまでは“アカデミー賞を受賞した映画”ぐらいにしか思っていなかったのに、ノベライズを読んだあとは、もしかしたらすばらしい映画かもしれないと思うようになっていました。映画は途中から気づいたので、最初のほうで出てくるはずのモっくんがオムツ姿で遺体役のモデルをするシーンや、納棺の過程で女性にしか見えないオカマちゃんだったということに気づいたときのシーンを見逃したのが残念。話はノベライズで読んで感動したのでもちろんですが、映画のほうも途中から見たかぎりですが、キャスト・映像ともに良かったと思います。 「おくりびと」は納棺師という仕事に抵抗を感じていた主人公が少しずつ仕事に誇りを持つようになっていく過程を映画化した作品。チェロ奏者としてようやくオーケストラで演奏できるようになった矢先、楽団がスポンサーの都合で解散。自分の才能にも限界を感じていた主人公が妻とともに何年も帰っていなかった郷里の山形に帰るところからはじまります。私が納棺師という仕事をはじめて知るきっかけとなった作品です。もし自分が死んだら、大切な家族や大切な人が亡くなってしまったら「おくりびと」に出てくるような納棺師さんにお願いしたいと思いました。 |
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