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土曜日から昨日までたまたま私は休みだったので、地震後はじめての出勤でした。いつもは車で通勤しているのですが、バスでも通えるところにあるので、今日はバス通勤することに。バスの本数が少なくなっていることも道が混雑していて時間通りに来れない可能性があることも知っていたので、職場には昨日の時点であらかじめ連絡を入れておきました。予想していたとおり、バスは遅れがでている様子。待っているあいだ、少し前に並んでいた50代くらいのおじさんが携帯で話しているのが聞こえてきました。 「あ、オレだけど」 「そうそう、バスが遅れててさ」 「バス会社に電話かけて文句言ってやったよ(笑)」 「うちがいつも入れてるガソリンスタンド分かる?」 「あそこで渋滞になってるらしくて、まだ来ないって」 「そういうことだからヨロシク」 すみません…暴言吐きます。エラそうに!バスが時間通りに来なくてイライラする気持ちは分からないでもないけど、バス会社の人だって渋滞にハマりたくてハマってるわけじゃない。ツラい思いしている人、困っている人はたくさんいるのに。どこの誰か知らないけど、こんなに大変なことが起きているときに確認ならともかくバス会社に文句の電話をかけるなんて。英雄気取りで笑いながら電話で話していることもムカツク。 自分のことしか考えられない人がいることを悲しく思います。 無事にバスに乗れたあと、すぐそばにいた40歳くらいの女性が電話で話していました。どうやらバスの遅れで遅刻してしまうことを報告しているようでした。電話の相手の声がバカでかく聞こえてきてしまったのですが、女性に対して文句を言っているのが分かりました。信じられない気持ちで思わず耳を疑いました。 テレビのニュースやラジオ、ネットの情報からはどちらかというと今自分がおかれている立場に文句を言うより、被災地の方々を激励する声が多いように感じていました。現実はそうでもないのかもしれません。しかも怒りの矛先が弱い立場の人たちに向けられているのが悲しいです。もしかしたら、たまたまそういう場面に出くわしてしまっただけかもしれませんが、朝から暗い気持ちに。 今日は図書館内で散らばった本の整備作業。書架の上のほうには本が落ちにくいように地震対策シートが入っていたのですが、さらに範囲を広げることに。本もできるだけ棚の奥に入れるようにしました。昨日出勤していた方たちが半分以上片づけていてくれていたので、今日の作業は予定よりも早く終了。 帰りは車で来ていたスタッフさんが家まで送ってくれました。最悪歩いて帰る覚悟だったので感謝です! |
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