エペメリス・シシナス・フジムラス


 

2009. 12. 30
      【完結編:黒川のお歳暮来襲'09】黒川への屈辱的罰ゲーム決定!!
〜【序章:私のお年玉攻撃'10】

※「中編」の日記の続きです。 
 
私「…さて、と。あなた…最初に何て言ってましたっけ…?
『もし僕が負けたら』…?」 
 
黒川『…っ…「罰として…どんなことでもいたします」……っふ、藤村さん…!僕はそうは言いましたがっ、ですが…っ』 
 
「言い訳は地獄で聞く。さあ、どうしてくれようか…!!」 
 
黒川
『…ああ、どうか藤村さん…いや、偉大なる冥妃ペルセポネー様!!哀れなるコロニスを救ったように、どうか私めにもお慈悲を!』 
 
 
この者の首をはねよ!!! 
 
私「――と言いたいところだが、
それでは甘い…!!お前にとって死よりも屈辱的な罰が他にあるはずだ…!!」 
 
黒川『…ああっ…こんな…こんな馬鹿な…!!本当なら今その玉座で高笑いをしているのは僕のはずだった…!!僕の作戦は完璧だったのに…!ああぁあああ〜〜〜ッ
何故だーーー!!どこで間違えたんだぁああーーーっ!!』 
 
『ウワーーーッハハハハ!!!!さあどんな屈辱を貴様に与えてやろうかぁああーーーッ!!』 
 
【完結編:黒川のお歳暮来襲'09】 
黒川への屈辱的罰ゲーム決定!! 
〜【序章:私のお年玉攻撃'10】!!
 
 
…そんなわけで、黒川への罰を考えている間、 
冥土の土産に教えてやることにした。私の勝因を!! 
この戦いの直前に星彦さんから「双子座流星群」を知らせるメールが入ったことを。 
そしてはなこ&色居から黒川打倒の特訓を受けていたことを! 
 
黒川『…そんな…!ずるい…!!そんなのフェアじゃありません!!』 
 
私「なんですって!?」 
 
黒川『こんなの一対一のサシの戦いと言えるんですか!?貴女には助けてくれる友人がいる!!ですが僕は一人です!!たった独りで誰も助けてくれないじゃないですか…!!』 
 
私「…そんな…
黒川さんにもいるでしょ?汚ねえハトの使い魔とか。暗黒大魔導師様とか。あと、毒キノコ吉田とか?」 
 
『誰ですか!?知りませんよそんな連中!!……僕が友達全然居ないのはご存じでしょ!?「おい、なんか黒川が仲間に入りたそうにしてるけど、無視な」って言われて続けて四半世紀!!知ってるでしょうが! 
 
…ああもうっ…自分で言ってて泣きたくなってきました…!』
 
 
 
ちょっと涙声になった黒川に今度は私が慌てつつ、 
 
私「……その、でも、私は?友達ですよね?」 
 
黒川『…っ藤村さんは…友達というより…なんというか…、トックリバチアオムシみたいな関係です…。』 
 
…どういう関係!? 
突然の
「ファーブル昆虫記」引用にさすがの私も驚きを隠せないわ!!えらい所から引っ張ってきたなお前!!
 
 
 
黒川『…グスッ
、僕がアオムシで、藤村さんが…トックリバチなんです…グスッ、』 
 
私「…ちょっと、そんな半ベソかかれると私もどうしていいか…。じゃあ、私がその、生きたままのアオムシを巣穴にたくさん詰め込んで備蓄しておくトックリバチだとして、」 
 
黒川『…違うんです…っ、トックリバチは、そのアオムシを生きたまま食い破るんですッ、グスーッ!』 
 
…どうでもいいよトックリバチの生態は!! 
 
 
私「…その…すみません。私、黒川さんのこと友達だと思ってて…でも、私がトックリバチだったら本当にすみません。」 
 
黒川
『!!違う!そうじゃないんです!!謝らなければいけないのは僕なんです!!僕は、ただアオムシみたいな存在で…でも、ずっと、藤村さんのトックリバチになりたいと思ってるんです!!』 
 
 
エ!?私がトックリバチでお前もトックリバチで、じゃあ誰がアオムシなの!!? 
トックリバチは何匹いるの!? 
群れで行動してるの!?
 
 
私「ちょ、ちょっと待って!5分ほど、
「ファーブル昆虫記」を再読する時間を私に下さい。今家にあるので。そしたらゆっくりトックリバチとアオムシの生態について議論しましょう!…えーっと、トックリバチって何章でしたっけ?」 
 
そこからファーブル昆虫記を久々に読んで、黒川と激しい議論を交わした結果。 
…黒川が言いたいのは、こういう事だったらしい。 
 
「負けたら僕はアオムシ以下。友達なんて言えない。」 
(…ごめん、やっぱり良く理解できませんでした…!本当に何がトックリバチなの?) 
 
 
 
私「…とにかく、黒川さんは友達というものを深く考えすぎなんですよ…」 
 
黒川『…だから、僕は地を這うアオムシなんです…!どうしたらいいのか分かりません…!!』 
 
私「…じゃあ…前から思ってたんですけど、まずは
その敬語をやめてもらえないでしょうか。」 
 
もう一年も友達付き合いしてるんですから、タメ語で話してほしいというか…、 
黒川さんのが先輩だからそっちが崩してくれないと、 
私も崩せないというか… 
 
黒川『…でも、怖くてなかなか…』 
 
私「…分かりました。じゃあ、さっきの『罰』の話ですが…もし、私が
『今後、敬語をやめてタメ語で話せ』という命令をしたら、従ってくれますか?」 
 
黒川『!!…あなたは、なんという優しい方なのですか…せっかくの命令を、僕のために使おうというのですか…!?』 
 
私「…きつくないですか?」 
 
黒川『…僕は…「どんな命令にも必ず従う」と誓いました!!ですので、あなたがそう命令してくれるなら、絶対に従います……う…ッ本当に、目に涙が浮かんできました…!!』 
 
 
……じゃあ、その涙がポロリとあふれる一言を 
今から言ってあげよう。 
感動ではなく恐怖でな…!! 
 
「…では命令しよう!!お前は私の命令なら靴の裏でも喜んで舐めると言った!!じゃあその言葉どおり、なめてもらおう!! 
 
ただし、舐めるのは私の靴じゃない!!
 
 
「お前には『ディオニュソスの精液』を舐めてもらう!!」 
 
 
黒川
『はあ!!??ちょ、ちょっと待って下さい…敬語の話はどこ行っちゃったの…というかディオニュソスの精液!!?何それ!?』 
 
私「…私も黒川さんにお歳暮を渡します。言ったでしょ?
『ディオニュソス関係のもの』を贈るって!!」 
 
そう、私は最初から黒川さんに『ディオニュソスの精液』を 
食べさせるつもりだった! 
 
私「でも、どうやってなめさせるかが問題だったんですよね…でも、あなたが私も命令を聞いてくれるとのことで手間が省けました。」 
 
黒川『え!?ちょっと待って…精液!!?何ですか!!?なめさせるって…僕に!!?どうやって!!?』 
 
大丈夫、ちょっとくわえるだけで済みますから。 
なに、あの程度の太さをぶちこむぐらいで 
そんな怖がることはない。
 
 
 
黒川『…ちょ、ちょっと待って…!!混乱してます…!!え!?まずその
「精液」っていうのは何の暗喩なんですか…!?』 
 
私「そんなこと今教えるわけないでしょう。」 
 
黒川『…じゃ、さっきの敬語の話はどこ行っちゃったんですか…!?
タメ語を話す勇気を僕にくれるんじゃないんですか…!?』 
 
「調子に乗るなこの汚ねえ負け犬風情が!!貴っ様をコテンパンにのすこの千載一遇のチャンスを!私がみすみす逃すとでも思うのかッ!ペッ!! 
 
黒川
『ギャァアアアアーーー!!!藤ッ村ぁあああ゛あ゛ーーーー!!貴様はやっぱりトックリバチーーッ!!僕というアオムシを巣にパンパンに詰め込むトックリバチぎゃァぁああ――!!!』 
 
『アーーーッハハハハハハさあ悔しがれ悔しがれこのクソ虫が!!』 
 
黒川『ガアア〜〜ーー!!!許さん絶ッッ対に許さんトックリバチふじむるぁぁああーーーッ』
 
 
…貴様という名のアオムシを出口のない巣に閉じ込めて 
内側から食い破ってやるわ… 
クリスマスを楽しみにしているんだな…!!
 
 
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
そんなわけで、ここからは私のターン!! 
あのみじめなアオムシを完全に滅ぼすべく、
12月19日。 
私はお歳暮を直接渡そうと、黒川さんに電話した。 
 
私「…もしもし?黒川さん?私からのお歳暮、直接渡したいんだけど…来週、渋谷あたりで会えません?」 
 
黒川『フッ、残念だったね、トックリバチよ。僕はすでに安全圏…そう、
愛媛の実家にいる!!』 
 
「な、なんだって――!?」 
 
ってまだ後期の授業終わってなくねえ!!? 
どんだけ早い帰省だよ!!?
 
 
私「貴様…尻尾をまいて逃げ出したなァーーッ!!」 
 
黒川
『戦略的撤退と言ってもらおう。藤村さんがディオニュソスで来るなら、当然ディオニュソスの誕生日のあるクリスマスあたりは最も危険。今年はクリスマス関係のものには一切近づかずにやり過ごす!!まあ、毎年そうですが!』 
 
私「…いつ帰る!?」 
 
黒川『…年明けたらすぐに帰ります、じゃなくて、帰る。』 
 
よろしい、じゃあハッピーニューイヤー虐殺だ。 
楽しみにしていろ、ディオニュソスの精液が何なのかを!!
 
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
 
 
【黒川からもらったプラネタリウムを眺めつつ、今年の総括】
 
 
……そんなわけで、今年中に黒川を消すことはできませんでしたが、 
今年最後の勝負を勝ち星で飾ることができて本当に良かったです。 
 
でもよく考えたら、一見ハーデス勝負に見せかけたいつも通りのアポロン勝負だった気がします。 
まさかオリオン座の流星の話で来るなんて…!そんなの、すげーデッカイ神話の辞典の
「コロニス」の項目にちょっと載ってるか載ってないか、ってくらいじゃないでしょうか。少なくとも、「ハーデス」の項目には絶対に載っていない…! 
私の頭の中でも、
「ハーデス&ペルセポネーのラブラブ神話」というよりは、「さすがアポロン先輩…パネェッス」神話のカテゴリーに入っていました。 
 
そして、黒川が突然
トックリバチの話を引用しだしたのは理由があります。 
というのも、お互い「ファーブル昆虫記」が大好きだからです。 
私は、ファーブル先生自身の人生に本っ当に憧れています!! 
 
  ”――私は日が昇ってからすぐその蜂の巣の観察を始めた。だが残念ながら、 
  日が落ちるまでしか見ていられなかった。” 
 
…ってじゃあ12時間見てたのかよ!!?日中まるまるボーっと蜂の巣眺めてたのかこの男…!?どんだけ虫好きなんだよ!! 
 
  ”――私は人生80年、ずっと虫たちを眺めてきた。だがまだ見足りない。 
  生まれ変わっても私は虫たちを見ていたい。” 
 
…ファーブル先生は多分生まれ変わったら虫になってると思いますが、 
ああ、この情熱!虫に対する愛!!本当に、私もこんなふうに神話と向き合っていきたい!! 
 
  
  ”――ファーブルが死んだ時、弔うように蜂たちが周りに寄って来た。 
  蜂たちこそ、ファーブルが最も愛した昆虫だった。” 
 
…こんな死に方してみたい!! 
本当に、ファーブル先生みたいに生きたい!私も!!ファーブルが人生をかけて昆虫を愛したように、私も神話を愛したい!!
 
 
だだ一つ黒川が勘違いしてたのは…私は虫は嫌いです。 
私は、虫が好きなファーブル先生が好きなんだよ!! 
だからトックリバチとか言われても分からなかったんだよ!! 
…一方の黒川は男の子だし、昆虫とか大好きなので、 
 
 
黒川『…トックリバチすごいですよ!!巣の形見たことあります?本当にトックリの形なんですよ!芸術ですよね!で、その巣の中に何が入ってると思います?−−
アオムシ!!アオムシがパンパンに入っている!!この奇抜さ!トックリ蜂ヤバい!!』 
 
…昔、トックリバチについてここまで熱弁していたので、 
私をトックリバチに例えてくれたのは、まあ、褒め言葉の一種だったのかな…と今になって感じています。 
 
 
…年内最後の日記だというのに虫の話ばっか!!すみません!! 
私も黒川もファーブルの話になったら熱い!!止まんない!!
 
 
 
最後に、今年のサイトの総括も。 
今年もサイトをやれてとっても楽しい一年でした!! 
でもなんだか日記しか更新してなかった気がします(笑)。 
色々やりかけの事もあってすみません。 
 
こう、私が一番憧れるサイトの形というのは、見てる方が
「更新されてないかな〜」と毎日楽しみにして、ひとたび更新があると、いったんパソコンから離れ、自分の一番お気に入りの紅茶を淹れて、それを飲みながら更新分を楽しむ、そして翌日は友達と「あのサイト見た?」という話で盛り上がる… 
 
…そんなサイトが私の理想です! 
なので、来年からもそんなサイトに一歩でも近づけるように頑張りたいと思います。 
 
…と、一瞬いい事書きかけましたが、来年一番に書くことはおそらく
ディオニュソスの精液の話!!年明け早々黒川のハッピーニューイヤー虐殺で幕上げたるわ!! 
 
 
 
ここまで読んで下さってどうもありがとうございました! 
それでは、どうぞ良いお年を!!  
 

友人から藤村様のサイトを教えて頂き早くも2カ月弱。
「更新されてないかな〜」とほぼ毎日楽しみにして、ひとたび更新があると珈琲ですが淹れて楽しみ教えてくれた友人と翌日学校にてサイトの話で盛り上っています。まだ知識不足のものですが…サイト藤村様のサイトと出合い神話が更に好きになりました(ディオニュソス様が好きですww)今年もよろしくお願いいたします!!
※返信不要
まきじゅん ..1/4 14:25(Mon)

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★よく出てくる宿敵「黒川君」については
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2009. 12. 30 【完結編:黒川のお歳暮来襲'0....
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2009. 12. 26 【前編:黒川のお歳暮来襲'09....
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2009. 12. 12 アポロンが全裸で私の帰りを待....

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