藤村シシンぶろぐ


 

2010. 7. 11
      はなこ先生presents アポロン凌辱物語・「ディオニーと朝食を」
(コメント欄追記にヘルメス編)

※15禁程度のギリシャ神話ホモ漫画、兼、三文小説があります。 
※ディオニュソス×アポロン 
ふつうにアポロンが凌辱されてるのでご注意下さい。 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
 
――ディオニュソスの罠にまんまとはまり、やおい洞窟の奥深くに監禁されてしまった光明の神ことアポロン。 
そこで彼を待っていたのは……終わりのない凌辱の夜だった――。 
 
 
 
 
 
「――え…それで…?それで、その後アポロンはどうなっちゃうの…? 
 
そもそもディオニー
(※ディオニュソス)はなんで監禁なんか?二人は最後にどうなるの!?ってかアレスはなんで死んじゃってるの!?何がどうなってんのこの話!!?」 
 
はなこ「…それを今から私とお前で考えるんだよ!!アポロン凌辱ストーリーを…!!」 
 
・・・・・・・・・・・・・・・ 
 
――そんなわけで、前回の黒川座談会の後に黒川さんと一悶着ありまして、 
 
黒川「だから、結局アポロンを凌辱するというのは具体的にどういう事なんですか?
次の日記でぜひ具体案を提示して頂きたい。つまり――実際にアポロンを凌辱してほしい。」 
 
 
――というリクエストを頂きましたので…… 
ああ、いいぜ…その挑戦…受けて立つ!! 
ただし、はなこさんも道連れだ!! 
 
…ということで、最近、「Garden of Delights」のそらのはなこさんとよく話させてもらってるアポロン凌辱話を!! 
今ここでまとめさせて頂きたい!! 
私の心を最高に熱くさせた、あの凌辱話を…!!
 
 
さあ、良く見ておけ、黒川!! 
「アポロンを凌辱する」とはこういう事だ――!!
 
 
―平成の大文豪・はなこ先生presents― 
アポロン凌辱物語・「ディオニーと朝食を」
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
 
――冷たい石の壁。 
岩肌を滑り落ちる水滴の音。 
そして粗末なベッド。 
 
これが今のアポロンの世界の全てだった。 
 
アポロン(もう何日経ったか、何回夜が来たのかも分からない…何度あいつに抱かれたのかも…) 
 
―― 
 
はなこ「出たよ。やおいテンプレ。『何度あいつに抱かれたのかも…』この文章、監禁モノの小説で何度見た事か…」 
 
「『形式美』と言ってほしい。…とにかく、アポロンがやおい洞窟の中で目を覚ます所から物語は始まる――。」 
 
―― 
 
ディオニー『…やっと起きたか。』 
 
アポロン『…ディオニュソス…貴様…!』 
 
―― 
 
私「…アポロンはなんて言う?ここから出してくれ、って何度も言うはずだよね?」 
 
はなこ「言うよ!出してくれって、帰るって…だけど、そう言うたびにディオニーの加虐心に火を付けるんだ…」 
 
―― 
 
アポロン『ここから出せ!帰る!』 
 
ディオニー『お前の帰る場所なんて…もうどこにもないんだよっ…!』 
 
アポロン『よせ…!私に、触るなあっ』 
 
――― 
 
 
私「…待って。でも、ディオニュソスがひどい事するのは夜だけの方が良くないか?朝になると一転、アポロンに一切触れてこないし、ものすごい優しいんだ。ディオニュソス。」 
 
はなこ「何それ…どういう事!?」 
 
 
――― 
ディオニー『ほら、起きろよ。朝食だ。』 
 
アポロン『……ふざけるな…!貴様が用意した物など誰が食べるものか…!』 
 
ディオニー『毒なんか入ってないぜ。食べないと身が持たないぞ。ほら、起きるのが辛いなら俺が食べさせてやるから…』 
 
アポロン『…よせっ!私に、触るな…!』 
 
ディオニー『…ごめん…。…朝食、ここに置いておくから。ちゃんと食べろよ。』 
 
―― 
 
 
はなこ
「凌辱紳士・ディオニュソス…!!! 
 
…つまりこういう事か!?午前中はアポロンが起きた時から衣服を整えたり食料を食わしたりして、淡々と身の回りの世話をし!夜はそば粉のごとくアポロンをこねくり回すと!!そういう事か!!!?」
 
 
私「そう!!夜、アポロンが意識ある時は服を切り裂いたり髪の毛をぐちゃぐちゃにしたり、凌辱の限りを尽くすんだけど、アポロンが気絶した後はもうすっごい優しい!」 
 
はなこ「アポロンの乱れた髪を洗って、とかして、奇麗にして、新しい月桂冠をかぶせる!と!」 
 
―― 
アポロン(……髪…。昨日、あれだけ乱されたのに、きれいになっている…。月桂冠も…。……私が気を失った後に、こいつが…?) 
 
ディオニー『…ん?どうした?どっか痛むのか?』 
 
アポロン『…優しいふりなんかするな…!どうせ夜には私を苦しめるくせに!』 
――  
 
はなこ「私思ったんだけど、アポロンって医術の神じゃん?だから夜に付けられた体の傷とか跡とか、翌朝には綺麗に消えちゃうって設定どう…?」 
 
「お前…その設定…神だろ…!!!『医術の神』というワードを完全に勘違いしてるけど、でも神!!!」 
 
はなこ「だから余計にディオニーはアポロンの体に跡付けてひどい事したくなっちゃうんだよね!!」 
 
私「噛みついて跡残したりだろ!??」 
 
―― 
 
アポロン『…痛…ッ!お前…!噛みつくな…ッ!!』 
 
ディオニー『フン、どうせこれだけ跡付けても朝にはなくなってんだろ?』 
―― 
 
はなこ
「だけど!!翌朝跡は消えても、痛みはちょっと残るんだよ!!」 
 
私「でもディオニーは跡残らない→痛みも残らないと思っててそれを知らなかったんだよな!?」 
 
はなこ「ディオニーが『起きろ』とか言って腕をひっぱったら『痛…ッ』!」 
 
私「それあれだよね?強く引っ張るんじゃなくて、軽くよね?ディオニー的には軽く引っ張ったつもりなのに、『痛…っ』なんだよね?」 
 
―― 
 
ディオニー『…ほら、アポロン、起きろ。朝だぞ。』 
 
アポロン『!痛っ…!』 
 
ディオニー『え?』 
 
アポロン『痛い!離せ…!』 
 
ディオニー『……軽く引張ってるだけだろ…?何で…。…ここ、昨日、俺が噛みついたとこ、か…?…でも、朝には傷は治ってるんだろ…?』 
 
アポロン『傷は消えても、痛みは残る。分かったら離せ。…痛むから…』 
 
ディオニー『……嘘…つけ……』 
 
アポロン『…なぜそんな顔をするんだ?お前が付けたんだろ?』 
 
―― 
 
私「…ディオニーが昼間アポロンに触れようとしないのは、この事がトラウマになってるからじゃないかな。また触って痛がられるのが怖い、自分が付けた傷の名残を見るのが辛い。」 
 
 
はなこ「おまえ何?神?神なの??なんでそこまで完璧に組み立てられるの?やおいタクティクスを?」 
 
 
私「でも、じゃあなんでディオニュソスはアポロンを凌辱するんだろうね?」 
 
はなこ「きっときっかけは些細な事なんだ」 
 
「太陽の光の中でアポロンが歌ってる、とか、もうそんな事だけで闇の中に生きるディオニュソスには十分すぎる理由――!」 
 
―― 
 
 
―― 
 
「本当は大好きで仕方ないんだよ!!アポロンの歌も!アポロン自身も…!すげえ苦しいんだよ!!」 
 
はなこ「だからディオニー的には、その光の中のアポロンをなんとか自分のものにできたら、この苦しみは治まる、って思ってんだよ!!」 
 
私「だけど結局、手に入れても苦しみは終わらないんだ…!」 
 
 
はなこ「そう、それでね、ある時、いつものようにアポロンに朝食を持っていくんだけど、聞いちゃうんだよ。」 
 
「…何を!?」 
 
――― 
 
――アポロンをこの洞窟に閉じ込めてから何度目かの朝が訪れる。 
と言っても、太陽光の差しこまないこの場所では、 
アポロンにとって「朝」を知る術は、 
自分が彼に持っていく朝食だけだった。 
 
彼の時間感覚まで支配している、という暗い征服感にひたりながら、 
ディオニュソスは朝食を手にアポロンの部屋へと向かう。 
 
いつもと変わらない日常だった――アポロンはまだ寝ているだろう。 
何回か声をかけ、肩をゆすり、目を覚ました彼に小言を言われながら、朝食一つとらせるのにも苦労させられる。 
そんな変わらない日常のはずだった――が、今日は違った。 
 
ディオニー『アポロン、起きろ。朝食を…』 
 
――アポロンは眠ってはいなかった。 
薄暗い部屋の中、ベッドに腰かけ、岩壁をぼんやりと見つめている。 
こちらに気づかなかったのか、とディオニュソスがもう一度口を開きかけたその時、 
 
アポロン『……ムーン・リバー、1マイルよりも広き河 
     私はいつか おまえを颯爽と渡ろう…』 
 
 
――彼は歌っていた。 
 
 
アポロン『…その昔私に夢を与え、今は胸を締め付ける 
 
     お前が流れゆく所に、私も流れつこう…』 
 
 
薄暗い部屋の中、視線は遠く、表情もなく、とめどなくあふれる涙をそのままに、彼は歌っていた。 
 
ディオニー『……っ』 
 
 
何もかも変えたはずだったった。 
 
最後に彼が歌った時―― 
あの強い日差しの中、輝かんばかりの微笑みで、竪琴を語りびいたあの時とは。 
 
だが、暗い洞窟の中に閉じ込めても、毎晩その声を枯らしても、どれだけあの唇を汚しても、 
 
彼の歌は――あの時とは何も変わっていなかった。 
 
アポロン『二人は流れ流れ 世界へと離れゆく 
     見るべきものは多々あれど 
      
     同じ虹のほとりで 
     すぐそこにあるやも知れぬ虹のほとりで、 
 
     いつか再び巡り会おう 
     私の親愛なる友よ…』 
    
 
歌のリズムのごとくゆっくりと、アポロンの瞳がこちらを振り返る。 
そこに映っているのは自分ではないと、ディオニュソスは悟った。 
だが、 
 
ディオニュソス『…遅くなったな。朝食だ。』 
 
 
なんら変わらない日常を装って、ディオニュソスはアポロンのもとに向かった。 
 
ここで彼に供する最後の朝食を手に。 
 
 
その昔私に夢を与え、今は胸を締め付ける 
お前が流れゆく所に、私も流れつこう… 
 
「Breakfast with Diony」 
 
ディオニーと朝食を 
 
―E N D―
 
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
泣いた…。 
ディオニュソスと一緒に…私も泣いた…!!
 
 
「はなこお前…ッ!!!!お前ぇぇぇーーーっ!!なんだよそれ!!?なんなんだよそれええええーーーっお前、ノーベル文学賞とノーベル平和賞は当然もらってんだろうなーーっ!!?」 
 
はなこ
「ディオニーがいくら凌辱しても!!アポロンは汚せないのよ!!アポロンは永遠に散らぬ華、砕けぬ陶器、そして溶けぬ雪!」 
 
 
「アポロン…輝きを失わないただ一つの掃除機…!!」 
 
 
 
あああ…っッ本当に感動した!!! 
やばい!!なんだこれ…! 
だけど、あれ……? 
 
「ところで、アレスはなんで死んだんだっけ?」 
 
いや、多分アレスはアポロンを助けようとやおい洞窟に殴りこみに来たのよ!! 
だけど、ディオニーが仕掛けた罠にことごとくハマっちゃったんだよね!! 
岩がゴロゴロ追いかけてくるヤツとか、天井が下がってくるやつとか、落とし穴の中に無数の針が生えててガイコツが引っ掛かってるやつとか!! 
 
アレスはそのうちのどれかに引っ掛かってお亡くなりになったと… 
 
私+はなこ「「完全に無駄死にだな。」」 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
 
そんな訳で、はなこさんと話させてもらったアポロン凌辱物語の一つ、「ディオニーと朝食を」でした! 
 
ああ!今これを書いてる時の私はすっげえ楽しいんですけど、 
これを明日起きた時読み直した私は多分羞恥で死ぬな。 
アポロンなんでこんなにしおらしいんだ…って話だ…。
 
 
そして!私が本当に漫画に書かせてもらいたかったのは、ディオニーがアポロンの腕を引張って「痛…っ」の所と、最後のムーン・リバーの所だったんだ!! 
 
だけど、この二つのエピソードは私にとって
萌えの向こう側なんだよ!! 
もう良すぎて全然描けないんだよ!!はなこふざけるな!!!
 
 
本当に、「これすげえ」ってエピソードとか発想はほとんどはなこさんが言ってくれたんだ…!!とにかく、「やおい洞窟」、「お前の王子さまなら死んじゃったぜ」、「凌辱紳士」、「やおいタクティクス」、「嘘…つけ…」、このあたりの神ワードは全てはなこさんが編み出したワード!! 
 
あと元ネタの「ティファニーで朝食を」にかけて「ムーン・リバー」歌わせるとかさ!! 
本当にふざけるな!!神!!!ってかんじでした。 
 
 
はなこさん、本当にありがとう!!勝手に漫画にしてごめん…!そしてせっかくのいい台詞や文章を三文小説に仕立ててごめんね…!!真面目な小説書いたの初めてだから努力したんだけどまじゴミだった。ほんとごめん。また一緒に話させてね!! 
 
あ、あとディオニーがアポロンにワインを浴びせたり突っ込んだりしてひどい凌辱を加える夜の部の描写は、都合によりカットしました(笑)。 
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
 
ところで、そろそろお盆も近いという事で、くだんの黒川さんから 
「冥界のハーデス様の死者神託の儀礼を一緒にやらないか」、と。 
そう持ちかけられたんですけど、 
 
その儀式っていうのが、「新月から次の新月までの29日間、太陽光を一切浴びてはならない」ってやつで……そんなのまんまやおい洞窟じゃねーかよ!!!「もう何日経ったか、何回夜が来たのかも分からない…」じゃねえかよ!!無理に決まってんだろ!! 
 
ということでお断りしたんですけど、「そこを何とか。」と。 
絶対イヤです。 
 
 
情報によると、明日7月12日がちょうど新月とのことで、 
 
明日から29日間、一切更新がなかったりしたら、「ああ、アイツやおい洞窟に閉じ込められたな…」ってわけだぜ…。 
 
太陽光を一切浴びずに一カ月…それって可能なんでしょうか…。 
夜は出歩いてオッケーなんですけど。 
 
あと、その間ずっと、牛乳とはちみつと豆しか食べちゃダメなんだ…。食物繊維とビタミンCは?って話だろ。 
でもディオニュソスが介抱してくれるなら…やおい洞窟行くよ!! 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
拍手のお返事等々遅れてて申し訳ありません!少々お待ちを!! 
  
 

<「ディオニーと朝食を」補足>

この日記を書いた直後に星彦さんと話したネタ

・アレスはアポロンを助けにやおい洞窟に殴りこみに来てる。むしろ、アポロンが閉じ込められてる部屋の前までは来た。が、その時にはディオニーの罠にはまって半死半生状態。

しかも、「お前の王子様なら死んじゃったぜ」のコマの扉の向こうにはアレスがいた。

が、傷だらけで声も出せないアレス。
アポロンもアレスが扉一枚隔てたすぐそこに来ているとは気づかない。

ディオニーは扉を閉めると同時に、独占欲丸出しな顔でにやりとアレスを一瞥する。


――ほんとみんなどうしたんだよ!!!?完成度高すぎだろ…!!



・ちなみに、どうしてアポロンが素直に凌辱されているかというと、ヘルメスが人質にとられてるから。

が、真の黒幕はヘルメス自身。

アポロンがディオニーに抱かれてる様もドアの陰から無言で見ている。


ヘルメスとしては、アポロンが凌辱されてるのは辛いけど、同時に苦しめてやりたい、とも思う葛藤がある。

だけど、ディオニーに抱かれてる時のアポロンが、

アポロン「ヘルメスは…?ヘルメスは無事なのか…?」

って言うと、さすがのヘルメスも我を忘れて飛び出しそうになる。アポロンに駆け寄って抱きしめたい、と思うも、ディオニーに眼で制される…「お前にそんな事する権利ないだろ?」と。

ほんとすごいわ…
..7/11 9:25(Sun)

<続き>
・最終的にディオニーは洞窟からアポロンを逃がしたかどでヘルメスに消される。

・アポロンも、「自分はヘルメスを守るために凌辱された」という矜持があるから、それを覆されたら壊れてしまうだろう、とヘルメスは思う反面、その最後の一撃を与えられる自分の立場に酔いしれる。

「アポロンは自分の事を信頼している、その僕に、ディオニュソスに抱かれている姿を見られていたと知ったら…どうなるのか」

・アレスはディオニーに殺され、ディオニーはヘルメスに殺され、ヘルメスはアポロンに殺される。

「アポロンは誰の物にもならない、だけど、僕は少なくとも永遠にアポロンに残る醜い傷になれる。」


残されたアポロンはただ一人、竪琴を奏でるのみ・・・
・・・・・・・・

――カンヌ賞総ナメの耽美映画が完成した。
..7/11 11:40(Sun)

度々失礼いたします。黒川です。
貴女の絵と文がベルベットのように高貴で滑らかなのでアポロンが凌辱されていても夢のように美しいですね。藤村さんの演出でなら喩えアポロンを『家畜人ヤプー』として描いても受け入れられると思います。ぜひ描いて下さい。

ディオニュソスとアポロンの組み合わせはニーチェ的な哲学の要素も含んでいるかのようで考えさせられました。狂気を認識するのは理性、と申しますか。

藤村さんは「古代ギリシア人はディオニュソスには感情移入するのに、アポロンにはしない。何故なのか。」と仰っていましたが、僕は答えが分かったような気がします――貴女はアポロンを語る時、いつもこの最後の絵のディオニュソスのような表情をします。

そして改めて説得させて頂きます。ハデスの祭儀をやりましょう。
ハデスが好きなんでしょう?なぜやらないんですか。あの本を読まれてハデスの祭儀に興味を惹かれないのなら、貴女はハデス好きではない。
..7/11 21:09(Sun)

黒川>「アポロンを『家畜人ヤプー』に」と……お前は…そう言ったのか…?
それはつまり、アポロンにヒューマン・アニマル・ロールプレイとか、ポゼッションプレイをしろと?そういう事…??

お前…ド変態じゃねえかよ…!!


でも正直、ディアポだったら行けると思う!!っていうか正直ヒューマン・アニマル・RPははなこさんとの会話ですでに上がってんだ!!(まあ普通にギリシャ神話の中にもあるし)
ありがとう!やってみるよ!!(ただし私の嗜好の問題上、スカトロとか猟奇系は絶対に無理ですすまん)
..7/12 8:40(Mon)

そうそう、黒川さんがやりたがってる「ハーデス様の祭儀」の事なのですが。もちろん、お中元でもらった『古代ギリシア・ローマのネクロマンシー』(つなビィ参照)の祭儀の章読んだんですけど…最初の祭文のところ、

『我ら湖のほとりに住まう種族。ヘルメスを讃えよ、我らの祖先として』

――これハーデスじゃなくてヘルメスの祭儀じゃね?
それに「ヘルメスが祖先」ってこれどういう意味?神様に対して「祖先」っていう言葉をギリシャ人が使うの!?

そしてその後の英文がさらに意味不明なんだけど!

「Hermes, you who escort the dead forth,
you to whose lot Philippides has fallen,
and eye of black-robed night.」

これはどういう意味なの!!!訳して!!!!

「ヘルメス、汝は死者を彼岸へと導く者。
死したるフィリッピデスと黒衣をまとった夜の瞳は、
汝、ヘルメスの分け前。」

…直訳するとこうなんじゃないかと思うけど、この「黒衣をまとった夜の瞳」って…もしかしてヘルメスの目の色の事を言ってるの!?
ヘルメスの目の色が黒い夜色なのこれ!?

ちょっと!!ヘルメスの外見について書かれた史料を初めて見たからすごい興奮してるんだけど!!!!

しかもさ、この表現、やおい小説でありそうじゃね!!?

『ヘルメスは黒衣をまとった夜の瞳で、アポロンを肢体を見つめた――』

アポロン「ヘルメス…やめろ、そんな目で私を見るな…」


じゃね!!!??
すっげ興奮してんだけど!!!
黒衣の夜の瞳のヘルメス最高だろ!!!!

それともこれは他の物の暗喩かなにかなの!!!?何なの!!!?

ちょっと待って、他にも聞きたい事たくさんあるから続きはTELで!!
今日新月なんでしょ?じゃあヘルメスナイトやろうよヘルメスナイト!!ハーデス様はいいから!!
..7/12 8:41(Mon)

――ごめん…違うわ。ヘルメスの眼の色じゃねえこれ。ごめん先走った!!

今ギリシャ語の原文読みかえしてたんだけど、これ「目」が単数形じゃん!!ヘルメスの目だったら複数形になるはずだから、これはヘルメスのじゃない!!

「目」が単数形で「夜」ないし「昼」にかかってる時は…ただの詩的表現…!!だから『「夜のそのもの」がヘルメスの所有物』…!!まちがえたーー!!やおい欲に目がくらんでギリシャ語を読み違えた…!!
は、恥ずかしいーーー!!!!!

何が

アポロン
「ヘルメス…やめろ、そんな目で私を見るな…」

だよ私!!!死んじゃえばいいじゃん!!!!

くっそ今、画面の向こうであきれ返った顔してる黒川が見えました。やめろ…そんな目で私を見るな!!
..7/12 9:39(Mon)

黒川です。死ぬほど笑わせて頂きました。人生で一番笑いました。

 『ヘルメスは黒衣をまとった夜の瞳で、アポロンを肢体を見つめた――
  アポロン「ヘルメス…やめろ、そんな目で私を見るな…」』

僕を笑い殺す気ですか。何なんですかこれ。涙出てきた(笑)アポロンを凌辱する事で頭がいっぱいで普段では考えられないようなミスをしたものですね!
単数形の「目」が「黒衣をまとった」というエピテトンを伴って「夜」にかかる――基本じゃないですか。どうしてしまったんですか藤村さん!
それに夜を所有しているヘルメスの方がより「かっこいい」のでは?例えば、

 「ヘルメスは黒衣を纏った夜を従え、光明の神の御許に音もなく舞い降りた。」

というような物では駄目なのですか?
..7/12 18:35(Mon)

ここに書いていいものなのか悩んでいますが・・こんばんは。
日記のクオリティの高さに絶句しました。
「萌え」の極みだと思います!

余談ですが
今日現在、一日太陽光を浴びず、水しか飲んでない状況なので
ちょっとガクブルしています。
..7/12 19:00(Mon)

黒川>…ってかなんで黒川さんもアポロン凌辱物語に参加してくれてんの!!!?ホントどうしちゃったのみんな!!!?
アポロンのもとに音もなく舞い降りるヘルメス…最高だろ…!!!黒衣をまとった夜を、さらに身にまとうヘルメス…!ぱっねえええ!!

それでアポロンを凌辱するんだろ!?アポロンに屈辱のポゼッションプレイをするんだろ!!?

なんかさなんかさ、ディオニーはアポロンにヒューマン・アニマル・ロールプレイすんの!!
でもヘルメスは絶対ポゼッションプレイなんだよ!!!
分かるだろこの違い!!!?ディオニーとヘルメスの違い分かるだろ!!?


茉里さん>こんな文章の下で申し訳ないのですが(笑)、コメントありがとうございます!もちろん、書き込み嬉しいです!お気を使わせてしまってすみません。
日記楽しんで頂けてなによりです!!私自身も最高に楽しんで書かしてもらったので、萌えて下さってすごく嬉しく思っております。ありがとうございます。
冥界の祭儀ですが…その状態を今から29日続けないとハーデス様はやってこないので大丈夫だと思います!(笑)
..7/12 19:43(Mon)

普通に楽しく拝見させて頂いてたのですが
日記の書き込みが高次元過ぎて・・・.
頭が良い人は難しい文章しか書か無いのに
「黒川さんにBL書いて欲しい」と思いました
是非シシンさんとはなこサンと黒川サンで萌えの極みを!!
..7/13 19:48(Tue)



藤村シシン
古代ギリシャ・ギリシャ神話研究家。
高校で出会ったアニメ『聖闘士星矢』がきっかけでこの道へ。東京女子大学大学院(西洋史学専攻)修了。

◆著書『古代ギリシャのリアル』(実業之日本社)。◆ NHKカルチャー講座講師。◆2020年オリンピック採火式NHK生中継内、古代ギリシャ語同時翻訳。 ◆平成28年 東京国立博物館『特別展・古代ギリシャ』公式応援サポーター。 ◆UBIソフト『アサシンクリード・オデッセイ』公式コラボ ◆古代ギリシャナイト主催。 など。

お仕事のご依頼 euermo★gmail.com
(*をアットマークに変えて送って下さい)


書籍『古代ギリシャのリアル』発売中。




★よく出てくる宿敵「黒川君」については
【黒川wiki】をご参照下さい。



各種リンク

twitter
(基本的にここにいます)


「藤村一味」まとめ
(古代ギリシャ、
呪術ナイトなどのトゥギャッターまとめ)


古代ギリシャナイト
歌って踊って喋って祭儀する、古代ギリシャ総合エンターテイメントです

twilog
(ツイッターのログ)

(ピクシブ)


私のサイト(ギリシャ神話の創作とか)

2010. 7. 18 【後編】続・はなこ先生presen....
2010. 7. 17 【前篇】続・はなこ先生presen....
2010. 7. 11 はなこ先生presents アポロン....

2010年 7月
SunMonTueWedThu FriSat
- - - - 1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31





| 携帯用 | | RSS | | 検索・カテゴリー | | Home |

++ Powered By 21style ++